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国王陛下
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「ぬわ!」
僅かに少年ぽさの残る声で後ろで飛び退いたのは、お洒落無精髭が妹たちにブーイングを浴びる父、ジェレマイヤ・ヘムズワース国王だ。
陰で「あの髭キモい」「キスしてくるの止めてほしいよね」と言われているのを父上は知らない。
だが、あの髭を剃り尽くしてしまうと、王の威厳が欠片もない童顔が露になるのだ。それはそれで宰相であるウォリック・ネルソンが渋い顔をする。
ネルソン宰相曰く、第一印象は出会って3秒で決まります!らしい。
つまり見た目ね。
伯父上はあんなに男性フェロモンが溢れる見た目なのに、父上は驚くほどの童顔だ。喉を見ても、ほんのちょびっとした喉仏しか出てないから声に子供っぽさがある。
普通の貴族ならまだしも国王だからね。
童顔ってだけで、王としての素質を色眼鏡で見てくる輩がいるから厄介なんだよ。
父上の童顔を手放しで喜んでいるのは、父上至上主義の母上くらいかな。
無精髭の年齢不詳顔でもラブ。髭を剃り尽くした童顔でもラブ。
童顔がチャーミングだと言って憚らない。年がら年中、いちゃいちゃ目の毒夫婦なんだよ。
子供の見てないところでしてよ…マジで。
ちなみに、俺は王家の色である銀髪と藍色の瞳を継いでるけど、凛と涼やかな目元は母上似なんだよ。あとは伯父上に似てる。伯父上というか、前国王のおじいちゃん似かな。
つまり、良いとこどりのイケメンだ。
ナルシストじゃないよ?事実なだけ。
で、5人弟妹の中、誰が一番父上にそっくりかといえば、末弟の第三王子のマーシャル。マーシャルは父上をじろじろ見ては、達観したように「僕の20年かぁ…」と呟いていた。今はいろいろ吹っ切って、父上路線に舵を切り、己の容姿を生かして周囲を誑かしていると聞く。
マーシャルは見た目は父上だけど、中身は母上なんだよね…。
お兄ちゃんとして、どうにかしたいところです。
今日も今日とて悩みの尽きない俺は、ため息を嚥下しつつ父上へと歩む。
「父上。どうされました?」
「リロイか!」
父上がほっと胸を撫でおろした。
見れば、父上の足元に目玉焼きサイズの鳥の糞が落ちている。明らかな流れ弾だね。
それにしても避けたのか。すごいな!
まさか、毎度鳥の糞を被弾する俺がダメなのか…?
「父上、まさかお一人で出歩いているんですか?護衛はどうされました」
「息抜きだ」
からからと笑う顔を見ると、伯父上とよく似ている。
血筋かな?
物事を深く考えないのって。
「リロイ、聞いたぞ。自分の力で将来の伴侶を探しているそうだね」
「え?」
ばっとと後ろを振り返れば、ジョゼフとマットが瞬時に目を逸らした。
おのれ…密偵め!
「兄上に感化されたのかな?」
伯父上の影響ではないです。歴代の魔法使いたちの最期の言葉が心に突き刺さっただけです。
「将来、どうなるのかは分かりませんが、家族が持てればと思っています」
「父として、僕も協力は惜しまないよ」
「いえ、お構いなく」
間髪入れずに反射で言ってしまった。
父上がしょんぼりしている…。無精髭はあってもベースが童顔。しょんぼり顔がエグいな!
父上ラブの母上が見たら、問答無用で俺が叱られる顔つきだ。
「あの、父上。伯父上を見習って、私も自分自身の力で伴侶を見つけられたらと思っているのです。父上の紹介には、どうしても強制力が生じてしまいます。普通の王子の婚約なら構わないのでしょうが、私は難ありの王子ですから」
少しだけ悲愴感を滲ませて苦笑すると、父上は藍色の双眸を丸々と見開いた。
「リロイ…」と呟いた声は震えていて、その目からぽろりと零れた涙に俺たちはドン引いた。
「いや…あの、父上?どうしました?情緒不安定ですか?また寝不足ですか?不眠は感情面が不安定になると聞きますよ?」
「リロイ…すまないな…。苦労をかけてばかりで…。なぜお前が第一子だったのか……不憫で…ぶびんで…」
ぐずぐずぐと洟を啜りだした父上に、ジョゼフがささっとハンカチを献上する。
出来る男だ。
「父上。私でなければ誰なら良いと言うのです。妹のディヴィヤですか?」
ディヴィヤは第二子で、しっかり者の長女である。
「ぢがう…!」
ブビー、と父上は豪快にハンカチで鼻を噛む。
すると、すかさず2枚目のハンカチがジョゼフの手により父上に渡された。
すげぇなお前!
さらに落ちてきた鳥の糞は、マットが差した傘でガードされた。
なんなの?
うちの子たち、優秀!
「父上。私は妹や弟を守れて自分を誇らしく思っております。伯父上を手本に、人生を楽しもうと舵きりをしている最中なのですよ」
いや、そこまで伯父上にリスペクトはないけどね。
伯父上大好きの、ブラコンを拗らせてる父上には、伯父上ヨイショが効果覿面なのだ。
実際、伯父上を手本と言ったところで、父上が嬉しそうにはにかんだ。
国王の威厳なさすぎよ?
5人の子持ちとは思えない童顔具合はいかに?下手すると、俺と兄弟でいけそうな顔貌なんだが…。息子としてモヤっとする。
「ぐず……兄上は…楽しんだもの勝ち、とよく言われていたからな…ぐすん…そうか。リロイが……兄上を目指すか……」
え?
目指すとか一言も言ってないよ?
「い…いつの間に…こんなに大きくなったんだ…!」
ズビー!と再び鼻を噛む父上。
ジョゼフは3枚目のハンカチをスタンバっている。
次々に出てくるハンカチに安心しているのか、涙腺がバカになっているのか、嗚咽をこぼして泣き続ける父上。たま~に、鼻声が「子供だと思ってたのに」とか「立派になった」とか言ってるっぽい。
こんなに涙もろくて外交は平気?
他国に侮られていない?
どうよ、この涙と鼻水のぐちゃぐちゃ顔。よそ様に見せちゃダメでしょ?
世話係…もとい、執事はどこよ?
泣いている父上を置き去りにできるはずもなく、只管、我慢の時間だ。定期で落ちてくる鳥の糞は、難なくマットが傘で防いでくれるので問題はない。
父上、早く泣き止んで~、と手持ち無沙汰で佇んでいると、ぞわわっと悪寒が走った。
きょろきょろ周囲を探って、目が合ったのは侍女たちを引き連れた母上だ。
父上の1つ上、36才とは思えぬ美貌は、父上以上に子持ちとは思えない。母上のような女性を美魔女というらしい。
まぁ…魔女ってところには同意する。
だって、超絶怖いもん。
見てよ、あの険のある目つき!深い紫水晶の双眸が、今から俺を殺すぜって言ってるよ?俺、息子よ?そんな息子に殺意向けるって何事?
それを現実たらしめるのは、母上の握った扇子だ。今にも折れそうに、ミシミシと不穏な音と共に歪曲している。
「リロイ」
地を這うような声に、ジョゼフとマットが静かに背筋を伸ばした。
楚々とした足取りなのに、どすん…どすん…と地面を踏みしめる幻聴が聞こえてくる…。
「よもや陛下を泣かせているのではないでしょうね?」
「あ…いえ…。父上が勝手に泣き出しまして…どうしたものかと……」
ごにょごにょ…。
母上は父上ラブなのだ。
優先順位は、全てにおいて父上だ。
そう、我が子より父上だ。
「ロ、ローズ…。すまない…ね。涙もろくて」
ぐずぐず、ぐずぐず。
鼻を鳴らしながらの笑みが、母上にクリティカルヒットしたらしい。鬼の形相の母上の顔が、瞬時に和らいだ。頬を染め、「まぁまぁ、ジェレミー」とゲボ吐きそうなくらい猫なで声だ。
マット曰く、これが世にいう”母性本能くすぐり”という技らしい。
「ジェレミー。このような場所で泣いてはいけません。慰める者がいないでしょう?」
すすす、と母上が歩み寄り、ジョゼフから真新しいハンカチを受け取ると、父上の目元を優しく拭う。
「ジェレミー」
ちゅ、と母上が父上のおでこにキスした。
え?外で何やってんの?
父上ははにかみ、「ローズ…」と母上のおでこにキスを返す。
イチャイチャ、イチャイチャ。
親のキスの応酬を見せられる俺…。
止めてくれよ!
居たたまれなくなるからね!
「息子の前で乳繰り合うなよ」
ぼそ、と零れた呟きは、地獄耳の母上には丸聞こえだったらしい。
歪みきった扇子によって、俺は問答無用に張り倒された…。
僅かに少年ぽさの残る声で後ろで飛び退いたのは、お洒落無精髭が妹たちにブーイングを浴びる父、ジェレマイヤ・ヘムズワース国王だ。
陰で「あの髭キモい」「キスしてくるの止めてほしいよね」と言われているのを父上は知らない。
だが、あの髭を剃り尽くしてしまうと、王の威厳が欠片もない童顔が露になるのだ。それはそれで宰相であるウォリック・ネルソンが渋い顔をする。
ネルソン宰相曰く、第一印象は出会って3秒で決まります!らしい。
つまり見た目ね。
伯父上はあんなに男性フェロモンが溢れる見た目なのに、父上は驚くほどの童顔だ。喉を見ても、ほんのちょびっとした喉仏しか出てないから声に子供っぽさがある。
普通の貴族ならまだしも国王だからね。
童顔ってだけで、王としての素質を色眼鏡で見てくる輩がいるから厄介なんだよ。
父上の童顔を手放しで喜んでいるのは、父上至上主義の母上くらいかな。
無精髭の年齢不詳顔でもラブ。髭を剃り尽くした童顔でもラブ。
童顔がチャーミングだと言って憚らない。年がら年中、いちゃいちゃ目の毒夫婦なんだよ。
子供の見てないところでしてよ…マジで。
ちなみに、俺は王家の色である銀髪と藍色の瞳を継いでるけど、凛と涼やかな目元は母上似なんだよ。あとは伯父上に似てる。伯父上というか、前国王のおじいちゃん似かな。
つまり、良いとこどりのイケメンだ。
ナルシストじゃないよ?事実なだけ。
で、5人弟妹の中、誰が一番父上にそっくりかといえば、末弟の第三王子のマーシャル。マーシャルは父上をじろじろ見ては、達観したように「僕の20年かぁ…」と呟いていた。今はいろいろ吹っ切って、父上路線に舵を切り、己の容姿を生かして周囲を誑かしていると聞く。
マーシャルは見た目は父上だけど、中身は母上なんだよね…。
お兄ちゃんとして、どうにかしたいところです。
今日も今日とて悩みの尽きない俺は、ため息を嚥下しつつ父上へと歩む。
「父上。どうされました?」
「リロイか!」
父上がほっと胸を撫でおろした。
見れば、父上の足元に目玉焼きサイズの鳥の糞が落ちている。明らかな流れ弾だね。
それにしても避けたのか。すごいな!
まさか、毎度鳥の糞を被弾する俺がダメなのか…?
「父上、まさかお一人で出歩いているんですか?護衛はどうされました」
「息抜きだ」
からからと笑う顔を見ると、伯父上とよく似ている。
血筋かな?
物事を深く考えないのって。
「リロイ、聞いたぞ。自分の力で将来の伴侶を探しているそうだね」
「え?」
ばっとと後ろを振り返れば、ジョゼフとマットが瞬時に目を逸らした。
おのれ…密偵め!
「兄上に感化されたのかな?」
伯父上の影響ではないです。歴代の魔法使いたちの最期の言葉が心に突き刺さっただけです。
「将来、どうなるのかは分かりませんが、家族が持てればと思っています」
「父として、僕も協力は惜しまないよ」
「いえ、お構いなく」
間髪入れずに反射で言ってしまった。
父上がしょんぼりしている…。無精髭はあってもベースが童顔。しょんぼり顔がエグいな!
父上ラブの母上が見たら、問答無用で俺が叱られる顔つきだ。
「あの、父上。伯父上を見習って、私も自分自身の力で伴侶を見つけられたらと思っているのです。父上の紹介には、どうしても強制力が生じてしまいます。普通の王子の婚約なら構わないのでしょうが、私は難ありの王子ですから」
少しだけ悲愴感を滲ませて苦笑すると、父上は藍色の双眸を丸々と見開いた。
「リロイ…」と呟いた声は震えていて、その目からぽろりと零れた涙に俺たちはドン引いた。
「いや…あの、父上?どうしました?情緒不安定ですか?また寝不足ですか?不眠は感情面が不安定になると聞きますよ?」
「リロイ…すまないな…。苦労をかけてばかりで…。なぜお前が第一子だったのか……不憫で…ぶびんで…」
ぐずぐずぐと洟を啜りだした父上に、ジョゼフがささっとハンカチを献上する。
出来る男だ。
「父上。私でなければ誰なら良いと言うのです。妹のディヴィヤですか?」
ディヴィヤは第二子で、しっかり者の長女である。
「ぢがう…!」
ブビー、と父上は豪快にハンカチで鼻を噛む。
すると、すかさず2枚目のハンカチがジョゼフの手により父上に渡された。
すげぇなお前!
さらに落ちてきた鳥の糞は、マットが差した傘でガードされた。
なんなの?
うちの子たち、優秀!
「父上。私は妹や弟を守れて自分を誇らしく思っております。伯父上を手本に、人生を楽しもうと舵きりをしている最中なのですよ」
いや、そこまで伯父上にリスペクトはないけどね。
伯父上大好きの、ブラコンを拗らせてる父上には、伯父上ヨイショが効果覿面なのだ。
実際、伯父上を手本と言ったところで、父上が嬉しそうにはにかんだ。
国王の威厳なさすぎよ?
5人の子持ちとは思えない童顔具合はいかに?下手すると、俺と兄弟でいけそうな顔貌なんだが…。息子としてモヤっとする。
「ぐず……兄上は…楽しんだもの勝ち、とよく言われていたからな…ぐすん…そうか。リロイが……兄上を目指すか……」
え?
目指すとか一言も言ってないよ?
「い…いつの間に…こんなに大きくなったんだ…!」
ズビー!と再び鼻を噛む父上。
ジョゼフは3枚目のハンカチをスタンバっている。
次々に出てくるハンカチに安心しているのか、涙腺がバカになっているのか、嗚咽をこぼして泣き続ける父上。たま~に、鼻声が「子供だと思ってたのに」とか「立派になった」とか言ってるっぽい。
こんなに涙もろくて外交は平気?
他国に侮られていない?
どうよ、この涙と鼻水のぐちゃぐちゃ顔。よそ様に見せちゃダメでしょ?
世話係…もとい、執事はどこよ?
泣いている父上を置き去りにできるはずもなく、只管、我慢の時間だ。定期で落ちてくる鳥の糞は、難なくマットが傘で防いでくれるので問題はない。
父上、早く泣き止んで~、と手持ち無沙汰で佇んでいると、ぞわわっと悪寒が走った。
きょろきょろ周囲を探って、目が合ったのは侍女たちを引き連れた母上だ。
父上の1つ上、36才とは思えぬ美貌は、父上以上に子持ちとは思えない。母上のような女性を美魔女というらしい。
まぁ…魔女ってところには同意する。
だって、超絶怖いもん。
見てよ、あの険のある目つき!深い紫水晶の双眸が、今から俺を殺すぜって言ってるよ?俺、息子よ?そんな息子に殺意向けるって何事?
それを現実たらしめるのは、母上の握った扇子だ。今にも折れそうに、ミシミシと不穏な音と共に歪曲している。
「リロイ」
地を這うような声に、ジョゼフとマットが静かに背筋を伸ばした。
楚々とした足取りなのに、どすん…どすん…と地面を踏みしめる幻聴が聞こえてくる…。
「よもや陛下を泣かせているのではないでしょうね?」
「あ…いえ…。父上が勝手に泣き出しまして…どうしたものかと……」
ごにょごにょ…。
母上は父上ラブなのだ。
優先順位は、全てにおいて父上だ。
そう、我が子より父上だ。
「ロ、ローズ…。すまない…ね。涙もろくて」
ぐずぐず、ぐずぐず。
鼻を鳴らしながらの笑みが、母上にクリティカルヒットしたらしい。鬼の形相の母上の顔が、瞬時に和らいだ。頬を染め、「まぁまぁ、ジェレミー」とゲボ吐きそうなくらい猫なで声だ。
マット曰く、これが世にいう”母性本能くすぐり”という技らしい。
「ジェレミー。このような場所で泣いてはいけません。慰める者がいないでしょう?」
すすす、と母上が歩み寄り、ジョゼフから真新しいハンカチを受け取ると、父上の目元を優しく拭う。
「ジェレミー」
ちゅ、と母上が父上のおでこにキスした。
え?外で何やってんの?
父上ははにかみ、「ローズ…」と母上のおでこにキスを返す。
イチャイチャ、イチャイチャ。
親のキスの応酬を見せられる俺…。
止めてくれよ!
居たたまれなくなるからね!
「息子の前で乳繰り合うなよ」
ぼそ、と零れた呟きは、地獄耳の母上には丸聞こえだったらしい。
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