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第三章 塔
第十八話 武具
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「なにそのチート能力は……」
途中から言葉を無くしているようだ。
「【創造権能】も超絶チートだけど、【技能奪取】も十分チートじゃんか」
確かに、突っ込みを入れたくなる強さだ。わかる。だって、俺もそれチートだと思うもん。
「なるほど、これはこっち応援した方か良さげだな」
そして、彼はこう言った。
「僕の味方になれ」
命令しているように見えるが、お願いに近い口調だった。
「大丈夫……です。たぶん」
俺はこの世界で何にも属していないし、仲間は欲しかった。なので、ちょうどいい提案だなと思った。
「そっか。君ならそう言ってくれると思ってたよ」
笑顔で言いながら、空間に黒い穴を開ける。そこに手を突っ込み、沢山のものを取り出した。どっかの青い狸のようだ。
「今から君に沢山のアイテムをあげるよ。仲間の装備が貧相じゃ、こっちも困るからね」
まずは銀色と金色が混ざり合ったような色の剣だった。
「【金聖剣】エクスカリバーだ。この世界にある希少金属でできている。能力は魔眼で見ればわかる」
俺は早速、魔眼で見てみる。
【金聖剣】エクスカリバー
【製作者】アルフレッド
【評価】SS
【付与《エンチャント》】
【術式破壊】
【自動修復】
【形状変化】
〔長剣〕〔短剣〕〔細剣〕……Etc
【説明】【製作王】により創られた一品。多種多様な付与は見事の一言。また、使われている素材も対魔術性を持っていることから、対魔術戦闘に用いることができる。
えっ? なにこれ、強すぎない?
「防具は動きを阻害するから、護符ね」
【対物護符】
【対魔護符】
【守護護符】
三つ。だが、能力は格別だ。
それぞれ、瀕死になりそうな物理攻撃、魔術攻撃、全攻撃を代わりに受けるそうだ。製作者の込めた魔力量と純度によって受けれる回数は変動する。【異界勇者】として保有魔力量は多く、高純度なものが込められている。恐らく、数十回は防げるだろう。
売りに出したらこぞって買いにくるだろうなと俺は思う。いっそ、売ったらいくらになるだろうなんて考えてしまう。
もう、なんかさっきからチート性能なものばっかなんですけど……
「後は靴」
【風帝の靴】
【製作者】アルフレッド
【評価】A
【付与《エンチャント》】
【空中歩行】
【速度上昇】
【説明】【製作王】により創られた一品。過去に風を統べると言われていた帝【風帝】が生涯をかけて、作った靴を再現したもの。空中歩行は魔力を使うので注意。
付与だけ見てもわかるとおり、チートだ。
うわぁー、空が飛べちゃうね。やったー。
「後は便利なグッズだね」
【虚空庫之指輪《リング・オブ・アイテムボックス》】
【魔力増大之指輪《リング・オブ・マナアップ》】
【異界の智慧板《スマホ》】
うん。最後のにめちゃくちゃ突っ込みをいれてやりたい。
異世界に来てもスマホを貰えちゃった。でも、これって電話とかできるのか?
「スマホの能力としては低いかもしれないけど、電話とかできるから安心してね」
なんか、仕組みはよくわからないが、一応聞いてみた。相互の魔力を強制的に使用し、同時に双方側の端末から空間属性の転送系統魔術を強制発動させる。で、音を拾って、その音を転送するらしい……。何やら凄いことをやっているのはわかるが、全く意味がわからない。
「このぐらいかな。今日はここで休んで、明日から町へ行ってみようか」
「うん。わかったよ」
もう、なんか疲れた。
ちなみに、用意された部屋のベッドがこれまた豪華だったっていうのも別の話。
途中から言葉を無くしているようだ。
「【創造権能】も超絶チートだけど、【技能奪取】も十分チートじゃんか」
確かに、突っ込みを入れたくなる強さだ。わかる。だって、俺もそれチートだと思うもん。
「なるほど、これはこっち応援した方か良さげだな」
そして、彼はこう言った。
「僕の味方になれ」
命令しているように見えるが、お願いに近い口調だった。
「大丈夫……です。たぶん」
俺はこの世界で何にも属していないし、仲間は欲しかった。なので、ちょうどいい提案だなと思った。
「そっか。君ならそう言ってくれると思ってたよ」
笑顔で言いながら、空間に黒い穴を開ける。そこに手を突っ込み、沢山のものを取り出した。どっかの青い狸のようだ。
「今から君に沢山のアイテムをあげるよ。仲間の装備が貧相じゃ、こっちも困るからね」
まずは銀色と金色が混ざり合ったような色の剣だった。
「【金聖剣】エクスカリバーだ。この世界にある希少金属でできている。能力は魔眼で見ればわかる」
俺は早速、魔眼で見てみる。
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【評価】SS
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【自動修復】
【形状変化】
〔長剣〕〔短剣〕〔細剣〕……Etc
【説明】【製作王】により創られた一品。多種多様な付与は見事の一言。また、使われている素材も対魔術性を持っていることから、対魔術戦闘に用いることができる。
えっ? なにこれ、強すぎない?
「防具は動きを阻害するから、護符ね」
【対物護符】
【対魔護符】
【守護護符】
三つ。だが、能力は格別だ。
それぞれ、瀕死になりそうな物理攻撃、魔術攻撃、全攻撃を代わりに受けるそうだ。製作者の込めた魔力量と純度によって受けれる回数は変動する。【異界勇者】として保有魔力量は多く、高純度なものが込められている。恐らく、数十回は防げるだろう。
売りに出したらこぞって買いにくるだろうなと俺は思う。いっそ、売ったらいくらになるだろうなんて考えてしまう。
もう、なんかさっきからチート性能なものばっかなんですけど……
「後は靴」
【風帝の靴】
【製作者】アルフレッド
【評価】A
【付与《エンチャント》】
【空中歩行】
【速度上昇】
【説明】【製作王】により創られた一品。過去に風を統べると言われていた帝【風帝】が生涯をかけて、作った靴を再現したもの。空中歩行は魔力を使うので注意。
付与だけ見てもわかるとおり、チートだ。
うわぁー、空が飛べちゃうね。やったー。
「後は便利なグッズだね」
【虚空庫之指輪《リング・オブ・アイテムボックス》】
【魔力増大之指輪《リング・オブ・マナアップ》】
【異界の智慧板《スマホ》】
うん。最後のにめちゃくちゃ突っ込みをいれてやりたい。
異世界に来てもスマホを貰えちゃった。でも、これって電話とかできるのか?
「スマホの能力としては低いかもしれないけど、電話とかできるから安心してね」
なんか、仕組みはよくわからないが、一応聞いてみた。相互の魔力を強制的に使用し、同時に双方側の端末から空間属性の転送系統魔術を強制発動させる。で、音を拾って、その音を転送するらしい……。何やら凄いことをやっているのはわかるが、全く意味がわからない。
「このぐらいかな。今日はここで休んで、明日から町へ行ってみようか」
「うん。わかったよ」
もう、なんか疲れた。
ちなみに、用意された部屋のベッドがこれまた豪華だったっていうのも別の話。
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