49 / 50
王国再興
第49話
しおりを挟む
「私にお任せくださーい!」
鬣犬人ギュートンがカぺルマンを囲む。
灰熊人ドリドルと一緒にペリシテの巨人を抑え込もうと動いた。
ギュートンに先を越されたが、この状況下では最適な選択といえる。
カぺルマンは今、「耳」が使えていないので動きが鈍い。
それより、今もっとも危険なのは怪物じみた3人の騎士。
ハイレゾとジェイドと一緒に3騎士と向かい合う。
だが、ハイレゾはともかくジェイドはそこまで戦闘に向いていない。
後方支援してもらうとして、ハイレゾとふたりで怪物級の3騎士と戦えるのか?
白騎士と赤騎士のひとりを自分が受け持つ。
自然とハイレゾはジェイドの支援を受けながら、もうひとりの赤騎士と相戦う。
余力があれば、ハイレゾの援護をしようと思ったが無理かもしれない。
白騎士の剣が目の前に迫る。
あぶない……ほんのわずかでも油断したら、棺の中に入れられてしまいそうだ。
直剣で弾いて、追撃に移る。
だが赤騎士の両手斧が自分の進路を塞がれた。
触れた武器や鎧を溶かす直剣に耐性がある?
白騎士が持つ青紫色に怪しく光る剣。
何度も直剣と刃を交えるが、溶けもせず、折れもしない。
一方で赤騎士は両手斧をうまく直剣と衝突しないようように立ち回っている。
剣の特性に気が付いているとしか思えない動き。
両者とも今一つ攻めきれない状況が続く。
あらためてシンバ将軍の凄さがわかった。
ふたりでも大変なのに3人も相手をしていたなんて……。
ハイレゾの方はかなり苦戦している。
無理もない。
大将カぺルマンや地下迷宮主黒腕ジルほどではないが、赤騎士は化け物。
勝てないと早々にわかって負けない戦い方に切り替えている。
ジェイドの方は握った右拳を赤騎士へ向けていて動かない。
左手は右手に添えられており、なにかを狙っているようにみえる。
奥の方にチラリと見えるのは大将カぺルマンと鬣犬人ギュートン。
指揮官補佐ドリトルとふたりで挑んでいる訳ではない。
ギュートンの部下数十人の鬣犬人がぐるりと大将を囲んでいる。
一人ひとりはけっして強いとは言えない鬣犬人兵。
だが、包囲が完成した途端、けっして抜け出せない無限の回廊に変わる。
相手が正面を向いたら退がり、背中を見せたら前に出る。
斬るもの、刺すもの、捌くもの……
行動をひとつ取っても数人が連係していて、まったく隙がない。
戦鼓を壊されてしまったが、銅鑼はまだ健在。
常に後ろで他の兵士が鳴らしている。
そのお陰で、カぺルマンの雷のような動きを失速させている。
圧倒的強者に対して、彼らは端から倒そうという気はさらさら無い。
ハイレゾ同様に時間を稼いでくれている。
膠着した状態がしばらく続いた。
どこかで均衡が崩れたら一気に片が付く……そんな熾烈な戦い。
ハイレゾが石につまづき、後ろへよろけた。
その瞬間、赤騎士とジェイドが同時に行動へ移した。
戦棍をハイレゾにめり込ませようと前に出る赤騎士。
その赤騎士に向けられているのはジェイドの右拳中指に嵌められた赤い指輪。
以前、地下迷宮で手に入れた用途不明の魔法具。
その指輪から黒い塊が発射されると、網のように広がり赤騎士を絡め取った。
ジェイドはすぐさま弓矢を手に取った。
爆発する粉をつけた鏃につけた矢を立て続けに放ち、赤騎士を幾度となく爆撃する。
ハイレゾは体勢を立て直すと、大斧を持った赤騎士へ真横から接近した。
大斧を持った赤騎士は忍び寄ってきた敵に気が付き、迎撃するべく身構える
赤騎士から受けていた重圧が減ると同時に自分に余力が生まれた。
白騎士の兜を下から切り上げて、怯ませ後退させる。
その隙にハイレゾへ意識が向いている赤騎士へ黒腕の籠手で金属球を飛ばした。
こめかみを撃ち抜いて一撃で赤騎士を倒す。
すぐさま白騎士を追撃しようと直剣を握り直した。──だが。
まただ……。
白騎士は昨日同様、発作が起きて頭を抱え始めた。
隙だらけだが、剣を振り下ろす気にはなれない。
斬り上げた兜が地面に落ちるとすごく懐かしい顔が姿を見せた。
銀髪、灰眼なので見間違えようがない。
幼少期に孤児院で一緒に育った親友、ユリアル……。
7歳の誕生日にキューロビア連邦に連れて行かれたきり8年ぶりの再会。
剣を地面に落としたまま頭を抱えうずくまっている。
「やむを得まい……」
「くそっ、逃がすか!?」
ジェイドの悔しがる言葉が聞こえた。
振り返ると黒い網に絡め取られていた赤騎士が網を切り裂き抜け出していた。
赤騎士は白騎士を捨て置いて、そのまま丘から崖下へと飛び降りた。
「ダメだ、待ってくれ!」
「あん? なぜだ?」
ハイレゾとジェイドが白騎士にトドメを刺そうとしたところを止めた。
ジェイドが不服そうな表情を露骨に示した。
だが、止めたのにはちゃんと理由がある。
「メイメイに……メイ皇女に頼まれたから」
笑う兵を連れてこいという話だったが、ユリアルでも構わないだろう。
ユリヤルの拘束をまわりの人に頼んで自分のすべきことをやる。
「残るはアンタひとりだ。レッドテラ帝国軍大将カぺルマン!」
「サオン殿……」
「自分に任せてもらえませんか?」
戦鼓に続き、銅鑼も鳴らしていた兵ごとやられてしまっていた。
もう少し白騎士赤騎士との戦闘が長引いていたら、こちらが危なかった。
戦場の掃除人、鬣犬人の包囲網を広げてもらい、輪の中に入って行く。
呆然と立ち尽くすドリドルに退がってもらい、ペリシテの巨人と対面した。
「降伏に応じるなら命までは奪わない」
「このクソ雑魚がっ!? 誰に向かって口を利いている!」
まあ、そうなるか……。
横へ唾を吐き捨てる敵軍大将に直剣を向ける。
「雑魚かどうか、試してみなよ?」
「テメーを捻り潰して、他の連中もぶっ殺す!」
目の前の怪物はその言葉通り、敵軍を壊滅できるほどの実力を備えている。
だけど、自分がいる。
もう好き勝手にはさせない。
鬣犬人ギュートンがカぺルマンを囲む。
灰熊人ドリドルと一緒にペリシテの巨人を抑え込もうと動いた。
ギュートンに先を越されたが、この状況下では最適な選択といえる。
カぺルマンは今、「耳」が使えていないので動きが鈍い。
それより、今もっとも危険なのは怪物じみた3人の騎士。
ハイレゾとジェイドと一緒に3騎士と向かい合う。
だが、ハイレゾはともかくジェイドはそこまで戦闘に向いていない。
後方支援してもらうとして、ハイレゾとふたりで怪物級の3騎士と戦えるのか?
白騎士と赤騎士のひとりを自分が受け持つ。
自然とハイレゾはジェイドの支援を受けながら、もうひとりの赤騎士と相戦う。
余力があれば、ハイレゾの援護をしようと思ったが無理かもしれない。
白騎士の剣が目の前に迫る。
あぶない……ほんのわずかでも油断したら、棺の中に入れられてしまいそうだ。
直剣で弾いて、追撃に移る。
だが赤騎士の両手斧が自分の進路を塞がれた。
触れた武器や鎧を溶かす直剣に耐性がある?
白騎士が持つ青紫色に怪しく光る剣。
何度も直剣と刃を交えるが、溶けもせず、折れもしない。
一方で赤騎士は両手斧をうまく直剣と衝突しないようように立ち回っている。
剣の特性に気が付いているとしか思えない動き。
両者とも今一つ攻めきれない状況が続く。
あらためてシンバ将軍の凄さがわかった。
ふたりでも大変なのに3人も相手をしていたなんて……。
ハイレゾの方はかなり苦戦している。
無理もない。
大将カぺルマンや地下迷宮主黒腕ジルほどではないが、赤騎士は化け物。
勝てないと早々にわかって負けない戦い方に切り替えている。
ジェイドの方は握った右拳を赤騎士へ向けていて動かない。
左手は右手に添えられており、なにかを狙っているようにみえる。
奥の方にチラリと見えるのは大将カぺルマンと鬣犬人ギュートン。
指揮官補佐ドリトルとふたりで挑んでいる訳ではない。
ギュートンの部下数十人の鬣犬人がぐるりと大将を囲んでいる。
一人ひとりはけっして強いとは言えない鬣犬人兵。
だが、包囲が完成した途端、けっして抜け出せない無限の回廊に変わる。
相手が正面を向いたら退がり、背中を見せたら前に出る。
斬るもの、刺すもの、捌くもの……
行動をひとつ取っても数人が連係していて、まったく隙がない。
戦鼓を壊されてしまったが、銅鑼はまだ健在。
常に後ろで他の兵士が鳴らしている。
そのお陰で、カぺルマンの雷のような動きを失速させている。
圧倒的強者に対して、彼らは端から倒そうという気はさらさら無い。
ハイレゾ同様に時間を稼いでくれている。
膠着した状態がしばらく続いた。
どこかで均衡が崩れたら一気に片が付く……そんな熾烈な戦い。
ハイレゾが石につまづき、後ろへよろけた。
その瞬間、赤騎士とジェイドが同時に行動へ移した。
戦棍をハイレゾにめり込ませようと前に出る赤騎士。
その赤騎士に向けられているのはジェイドの右拳中指に嵌められた赤い指輪。
以前、地下迷宮で手に入れた用途不明の魔法具。
その指輪から黒い塊が発射されると、網のように広がり赤騎士を絡め取った。
ジェイドはすぐさま弓矢を手に取った。
爆発する粉をつけた鏃につけた矢を立て続けに放ち、赤騎士を幾度となく爆撃する。
ハイレゾは体勢を立て直すと、大斧を持った赤騎士へ真横から接近した。
大斧を持った赤騎士は忍び寄ってきた敵に気が付き、迎撃するべく身構える
赤騎士から受けていた重圧が減ると同時に自分に余力が生まれた。
白騎士の兜を下から切り上げて、怯ませ後退させる。
その隙にハイレゾへ意識が向いている赤騎士へ黒腕の籠手で金属球を飛ばした。
こめかみを撃ち抜いて一撃で赤騎士を倒す。
すぐさま白騎士を追撃しようと直剣を握り直した。──だが。
まただ……。
白騎士は昨日同様、発作が起きて頭を抱え始めた。
隙だらけだが、剣を振り下ろす気にはなれない。
斬り上げた兜が地面に落ちるとすごく懐かしい顔が姿を見せた。
銀髪、灰眼なので見間違えようがない。
幼少期に孤児院で一緒に育った親友、ユリアル……。
7歳の誕生日にキューロビア連邦に連れて行かれたきり8年ぶりの再会。
剣を地面に落としたまま頭を抱えうずくまっている。
「やむを得まい……」
「くそっ、逃がすか!?」
ジェイドの悔しがる言葉が聞こえた。
振り返ると黒い網に絡め取られていた赤騎士が網を切り裂き抜け出していた。
赤騎士は白騎士を捨て置いて、そのまま丘から崖下へと飛び降りた。
「ダメだ、待ってくれ!」
「あん? なぜだ?」
ハイレゾとジェイドが白騎士にトドメを刺そうとしたところを止めた。
ジェイドが不服そうな表情を露骨に示した。
だが、止めたのにはちゃんと理由がある。
「メイメイに……メイ皇女に頼まれたから」
笑う兵を連れてこいという話だったが、ユリアルでも構わないだろう。
ユリヤルの拘束をまわりの人に頼んで自分のすべきことをやる。
「残るはアンタひとりだ。レッドテラ帝国軍大将カぺルマン!」
「サオン殿……」
「自分に任せてもらえませんか?」
戦鼓に続き、銅鑼も鳴らしていた兵ごとやられてしまっていた。
もう少し白騎士赤騎士との戦闘が長引いていたら、こちらが危なかった。
戦場の掃除人、鬣犬人の包囲網を広げてもらい、輪の中に入って行く。
呆然と立ち尽くすドリドルに退がってもらい、ペリシテの巨人と対面した。
「降伏に応じるなら命までは奪わない」
「このクソ雑魚がっ!? 誰に向かって口を利いている!」
まあ、そうなるか……。
横へ唾を吐き捨てる敵軍大将に直剣を向ける。
「雑魚かどうか、試してみなよ?」
「テメーを捻り潰して、他の連中もぶっ殺す!」
目の前の怪物はその言葉通り、敵軍を壊滅できるほどの実力を備えている。
だけど、自分がいる。
もう好き勝手にはさせない。
31
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
おっチャンの異世界日記。ピンクに御用心。異世界へのキッカケは、パンツでした。
カヨワイさつき
ファンタジー
ごくごく普通のとあるおっチャン。
ごく普通のはずだった日常に
突如終わりを告げたおっチャン。
原因が、朝の通勤時に目の前にいた
ミニスカートの女性だった。女性の
ピンク色のナニかに気をとられてしまった。
女性を助けたおっチャンは車にはねられてしまった。
次に気がつくと、大きな岩の影にいた。
そこから見えた景色は、戦いの場だった。
ごくごく普通だったはずのおっチャン、
異世界であたふたしながらも、活躍予定の物語です。
過去の自身の作品、人見知りの作品の
登場人物も、ちょっと登場。
たくさんの方々に感謝します。
ありがとうございます。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる