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戦雲急告
第15話
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「私が右翼の指揮を?」
「もちろん、じゃなきゃ連合軍の体にならんのでな」
カルテア王女の質問にシンバ将軍が答える。
中央軍はシンバ将軍。
左翼は、巨獣兵団団長の獣人族獣種巨象人ゴード。
そして右翼がキサ王国王女カルテア。
中央が5,000人、左翼が3,000人くらい。
そして右翼はジューヴォ共和国から指揮官補佐が派遣された。
鬣犬人のギュートン。腕は立つようだが……。
「こーの、ギュートンにお任せくださぁ~い!」
すごく軽い感じ。
「帝国の禿鷹共など私が蹴散らしてみせましょー!」
誇らしげに胸を叩いてみせるが、「ゲホゲホッ」と咳き込んでいる。
──この人、ホントに大丈夫なのか?
3つの隊に分かれた。
右翼はフェン・ロー平原手前にある丘の上に布陣を敷く。
天幕の中で自己紹介を終えて、作戦会議へ移る。
「では状況を説明します」
もうひとりの指揮官補佐である護衛騎士ダンヴィルが口を開いた。
「敵国はフェン・ロ―平原を挟んで、森の中に陣取っています」
六脚の大きな卓に広げた地図を指し棒で、重要な場所を示していく。
「まず、膝下程度の広く浅い川が平原を横断しています」
フェン・ロー平原のちょうど中央。
右から左にかけて少し奥へと流れている。
「斥候からの情報では、連合軍とほぼ互角の1万程度の規模です」
現在、森の中に潜んでいるが、旗が挙がっている。
そのため、おおよその位置は把握できているという。
「旗の位置から向こうも軍を3つに分けていると思われます」
地図に6個の駒を並べる。
左翼のゴード軍と右翼カルテア軍は中央へ寄りつつ前進して渡河する。
中央のシンバ将軍は、柔軟に対応するべく後発で動く予定だという。
「ここでどちらかの『エサ』に喰いつきます」
どちらでもいい、と話すダンヴィルの話に耳を傾ける。
全体での作戦はここまでしか指示されなかった。
後は臨機応変に対応するよう仰せつかっている。
だが、「おそらくは」とダンヴィルが説明を続けた。
「兵の割り振りは、こちらと大きく変わらないはず」
中央を少し厚くして、左右に均等に割る。
つまり、ジューヴォ・キサ連合軍とほぼ同じ陣容になると語る。
「左右が先に渡河する。それはつまり」
敵中央の軍がこちらの左右どちらかに向かうのは予想はついている。
その後、シンバ将軍は、相手の動きに合わせ、兵を動かすだろう、と。
先に渡河する方はどうしても時間的不利が生じてしまう。
渡河中、動きの鈍いこちらに対して敵軍は後から動いても先手が取れる。
だが、それを見越して、シンバ将軍は手を打ったのだろうという。
後の先のさらに後で動くことで、不利な条件を無かったことにする。
基本的な戦術はシンバ将軍から指示されていたので知っている。
だが、説明された以上に将軍の意図を深く理解している。
やはり、ダンヴィルはカルテア王女にとって、頼りになると思う。
それに比べて自分は……。
ゲイドル火山の噴火により、共和国は西側の脅威が取り払われた。
その功績により、50人を率いる小隊長に任命された。
他の小隊長から歓迎してもらえる雰囲気ではなかった。
心当たりは多少、というかすごくある。
この3ヵ月の間、側近でもないのに頻繁に王女の館に出入りしていた。
おそらくそれが嫉妬される原因だと思われる。
でも、しょうがない。
王女が事あるごとに自分を呼び出していたから……。
ただ、これは時間を掛ければ解決できると思っている。
実績を積み重ねて徐々に認めてもらうよう努力する。
いつか自分も騎士ダンヴィルのように王女の役に立てることを信じて。
「よお! サオン、どうした暗い顔して?」
斥候隊隊長ジェイド。
彼らが敵の兵数を正確に調べてくれたお陰で、綿密な作戦を練ることができた。
斥候部隊は、戦況によって再度出番が回ってくる可能性がある。
物見に備えて、3つに分けてそれぞれの軍の後方へ組み込まれている。
「いや、別に何でも……」
「柄にもなく気負うんじゃねぇ!」
傍からだと、そんなに緊張して見えるのか?
自分自身では全然、わからなかった……。
「大丈夫、大丈夫……大丈夫?」
「いいから人の話しを聞けって! この!?」
中指を握って、パチン、と指で額を弾かれた。
額を押さえながらジェイドの話を無理やり聞かされた。
「いいか?」
自分は緊張なんかしない。敵なんて怖くない。
などと自分を追い込んだら余計に緊張するもんだとジェイドは話す。
それで死んだら、いい笑いものだと鼻を鳴らす。
要は、どうするのが「最善」なのかを常に必死に考えろと言われた。
必死に考え事をしていたら、恐怖や緊張なんて感じる暇もない。
そうか。
今は小隊長の身。
50人の兵の命を預かっている。
指揮する立場の人間が一瞬でも迷ったり、判断を違えたら大変なことになる。
決断することを恐れてはいけない。
戦場の時間はけっして止まってくれない。
それどころか、誰かが無理やり時計の針を早めているようにさえ感じる。
「ジェイド、いいところに来たわね」
「これはカルテア様」
「挨拶は結構よ、それより急ぎでお願いしたいことがあるの」
「はっ、なんなりとお申しつけください」
いつもの無作法な雰囲気が消えたジェイドを見て驚く。
カルテア王女にだけは端然とした態度で騎士らしく振る舞う。
もしかして騎士だったりする?
世にも珍妙な疑問を抱くことになったが、些末なことだった。
カルテア王女がジェイドへ頼んだ用件。
それが戦況を大きく左右するとは、この時は思いも寄らなかった。
【フェン・ロ―平原の戦い(戦況図)】
「もちろん、じゃなきゃ連合軍の体にならんのでな」
カルテア王女の質問にシンバ将軍が答える。
中央軍はシンバ将軍。
左翼は、巨獣兵団団長の獣人族獣種巨象人ゴード。
そして右翼がキサ王国王女カルテア。
中央が5,000人、左翼が3,000人くらい。
そして右翼はジューヴォ共和国から指揮官補佐が派遣された。
鬣犬人のギュートン。腕は立つようだが……。
「こーの、ギュートンにお任せくださぁ~い!」
すごく軽い感じ。
「帝国の禿鷹共など私が蹴散らしてみせましょー!」
誇らしげに胸を叩いてみせるが、「ゲホゲホッ」と咳き込んでいる。
──この人、ホントに大丈夫なのか?
3つの隊に分かれた。
右翼はフェン・ロー平原手前にある丘の上に布陣を敷く。
天幕の中で自己紹介を終えて、作戦会議へ移る。
「では状況を説明します」
もうひとりの指揮官補佐である護衛騎士ダンヴィルが口を開いた。
「敵国はフェン・ロ―平原を挟んで、森の中に陣取っています」
六脚の大きな卓に広げた地図を指し棒で、重要な場所を示していく。
「まず、膝下程度の広く浅い川が平原を横断しています」
フェン・ロー平原のちょうど中央。
右から左にかけて少し奥へと流れている。
「斥候からの情報では、連合軍とほぼ互角の1万程度の規模です」
現在、森の中に潜んでいるが、旗が挙がっている。
そのため、おおよその位置は把握できているという。
「旗の位置から向こうも軍を3つに分けていると思われます」
地図に6個の駒を並べる。
左翼のゴード軍と右翼カルテア軍は中央へ寄りつつ前進して渡河する。
中央のシンバ将軍は、柔軟に対応するべく後発で動く予定だという。
「ここでどちらかの『エサ』に喰いつきます」
どちらでもいい、と話すダンヴィルの話に耳を傾ける。
全体での作戦はここまでしか指示されなかった。
後は臨機応変に対応するよう仰せつかっている。
だが、「おそらくは」とダンヴィルが説明を続けた。
「兵の割り振りは、こちらと大きく変わらないはず」
中央を少し厚くして、左右に均等に割る。
つまり、ジューヴォ・キサ連合軍とほぼ同じ陣容になると語る。
「左右が先に渡河する。それはつまり」
敵中央の軍がこちらの左右どちらかに向かうのは予想はついている。
その後、シンバ将軍は、相手の動きに合わせ、兵を動かすだろう、と。
先に渡河する方はどうしても時間的不利が生じてしまう。
渡河中、動きの鈍いこちらに対して敵軍は後から動いても先手が取れる。
だが、それを見越して、シンバ将軍は手を打ったのだろうという。
後の先のさらに後で動くことで、不利な条件を無かったことにする。
基本的な戦術はシンバ将軍から指示されていたので知っている。
だが、説明された以上に将軍の意図を深く理解している。
やはり、ダンヴィルはカルテア王女にとって、頼りになると思う。
それに比べて自分は……。
ゲイドル火山の噴火により、共和国は西側の脅威が取り払われた。
その功績により、50人を率いる小隊長に任命された。
他の小隊長から歓迎してもらえる雰囲気ではなかった。
心当たりは多少、というかすごくある。
この3ヵ月の間、側近でもないのに頻繁に王女の館に出入りしていた。
おそらくそれが嫉妬される原因だと思われる。
でも、しょうがない。
王女が事あるごとに自分を呼び出していたから……。
ただ、これは時間を掛ければ解決できると思っている。
実績を積み重ねて徐々に認めてもらうよう努力する。
いつか自分も騎士ダンヴィルのように王女の役に立てることを信じて。
「よお! サオン、どうした暗い顔して?」
斥候隊隊長ジェイド。
彼らが敵の兵数を正確に調べてくれたお陰で、綿密な作戦を練ることができた。
斥候部隊は、戦況によって再度出番が回ってくる可能性がある。
物見に備えて、3つに分けてそれぞれの軍の後方へ組み込まれている。
「いや、別に何でも……」
「柄にもなく気負うんじゃねぇ!」
傍からだと、そんなに緊張して見えるのか?
自分自身では全然、わからなかった……。
「大丈夫、大丈夫……大丈夫?」
「いいから人の話しを聞けって! この!?」
中指を握って、パチン、と指で額を弾かれた。
額を押さえながらジェイドの話を無理やり聞かされた。
「いいか?」
自分は緊張なんかしない。敵なんて怖くない。
などと自分を追い込んだら余計に緊張するもんだとジェイドは話す。
それで死んだら、いい笑いものだと鼻を鳴らす。
要は、どうするのが「最善」なのかを常に必死に考えろと言われた。
必死に考え事をしていたら、恐怖や緊張なんて感じる暇もない。
そうか。
今は小隊長の身。
50人の兵の命を預かっている。
指揮する立場の人間が一瞬でも迷ったり、判断を違えたら大変なことになる。
決断することを恐れてはいけない。
戦場の時間はけっして止まってくれない。
それどころか、誰かが無理やり時計の針を早めているようにさえ感じる。
「ジェイド、いいところに来たわね」
「これはカルテア様」
「挨拶は結構よ、それより急ぎでお願いしたいことがあるの」
「はっ、なんなりとお申しつけください」
いつもの無作法な雰囲気が消えたジェイドを見て驚く。
カルテア王女にだけは端然とした態度で騎士らしく振る舞う。
もしかして騎士だったりする?
世にも珍妙な疑問を抱くことになったが、些末なことだった。
カルテア王女がジェイドへ頼んだ用件。
それが戦況を大きく左右するとは、この時は思いも寄らなかった。
【フェン・ロ―平原の戦い(戦況図)】
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