創世の槍使い

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「おはよ」

「おっはー」

着替えてジュリと食堂に行くと、いつも座る食堂の隅に予想してた３人が既に揃っていた。

「お、来た来た。おっせーぞ」

「おはようございます。ナズナ、ジュリ」

順番に言葉使いが荒いのがシンラで、丁寧なのがレン。

「おはよう・・・」

そして、いつも無口なのがライ。

私とジュリを合わせたこの5人で三番隊の隊員全部。

流石アマユキの三つある部隊の中で一番人数が少ない隊なだけあるよね。

まぁ、良くいえば少数精鋭(嘘ではない)。

悪くいえば、というか実際に言われてるのであれば変人部隊。

・・・うん、まぁ全員ワケありでこの隊に来てるんだから、変人なのは仕方ない。

それに小さい頃から一緒に育ってるから、仲もいいしチームワークもある。

それに何より小さい頃から局長から直々に鍛えられてるから、他の隊より能力はずは抜けて高い自信がある。

ぼんやりしていたらシンラが口を開いた。

「そう言えばナズナ、隊長が呼んでたぞ」

「げ、サイカが？」

シンラが言った名前に反応して、思わず嫌そうな顔をしてしまう。

そう言えば、サイカもこの三番隊の一員だった。

普段一緒に任務に出たりしないから、頭から抜けていた。

というか、サイカは三番隊で一番古株の私を育てた張本人。

歳はたいして離れてないけど、時々口うるさいとこがあるから、サイカからの呼び出しはあんまり好きじゃない。

「なんかやらかしたかな」

「さあな。まぁ、飯食ったら行ってこい」

「はーい」