『警察』

篠崎俊樹

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第15話。

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 署へと連行された組員たちは、取調べを受ける。賭場開帳は、実際、事実上、恐ろしい。スロットマシーンは、回転し続ける。群雄組の組員たちは、賭博をして回るのが、趣味なのだ。半島は近い。ここからだと、飛行機でも、船でも、ほんの二時間か、三時間足らずで行ける。カジノはずっと、回り続けていた。スロットマシーンは、回転し続ける。ずっと、新宿署の刑事たちは、見張り続ける。日下部も、奥菜も、ゆっくりと、見張り続けている。実際、ヤクザというのは、恐ろしいのだ。全部、資金源が半島へと行き、そこで処理される。怖いと思った。実際、新宿署での取調べでも、暴力団関係者は、吐かない。
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