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圏ガクの夏休み!!
最後の罰ゲーム
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少しでも女の子と一緒にいたい! とか言い出した山センたちに付き合って、何も考えず響先生の娘さんが運転するバスに乗ってしまったのだが、道中で再びトラウマが上書きされた。まさか山道をのぼるバスがドリフトするとは思わなかった。
本当に一体何なんだ。この山に入ると運転の荒い何かが降りてくるのか。絶対に私有地だからって許されるレベルではないと思う。だが、抗議なんて出来る余裕などオレらにはない。必死でシートにしがみつき、一秒でも早く学校にたどり着く事を祈った。
地獄のような道中を走り抜けたバスが学校に到着すると、平然と乗りこなした山センたち上級生以外は、逃げるようにバスから転がり出る。
オレは先輩の手を借りて下りたのだが、その時恐いモノ見たさで運転席をチラ見してしまう。すると、オレの視線に気付いた響先生の娘さんは「お疲れ様でした」とちょっといい匂いと一緒にニッコリ微笑んだ。
荒ぶる何かが抜けた娘さんの姿は、悔しいくらい魅力的で、先輩が隣に居るというのに、なんかちょっとドキドキしてしまった。
オレらのバスから十五分以上遅れて、担任を含む教師全員と賢い奴らを乗せたバスが帰校すると、食堂に集まれと号令がかかった。
「明日の昼からは食堂で飯が出る。それまでは缶詰だ。各自、最後の缶詰を持って行け」
酒臭い息を吐きながら、担任が缶詰の箱を机に投げ置いた。カランカランという虚しい音に一同はウンザリした声を上げる。たらふく肉にありつけた連中はいいが、食い溜め出来ていないオレや先輩は辛い。
「晩飯は部屋でラーメンでも食うか」
あの味を知っているのだろう、手を伸ばして缶詰を取った先輩だったが、苦笑いでそう言った。オレはちょっと緊張しながら「うん」と頷き、迫る昨日のリベンジに向けて行動を開始する。
バーベキューの煙で散々燻された為、教師が先導して早めの風呂が始まった。他の連中がいる中でケツは洗えないので、腹が痛いと小吉さんたちに断り、入浴の時間をずらす。
律儀に缶詰の箱を潰したり、お茶を沸かしたり、食堂で雑用をこなす先輩に見つからないよう、こっそり中の様子を窺うと、迎えの車が来るのを待っているのか、担任と響先生の娘さんが見合い状態で何か話しているようだった。
そこにお茶缶を持って行く先輩がちょっと面白い。娘さんの隣には、父親の役に嵌まっているパン屋のおっさんがいるので、本当に見合いのようだ。何を話しているのか盗み聞きするのも楽しそうだったが、車庫が無人だと確認出来たので、オレは急いで旧館を出る。
車庫に忍び込み、シートの下に隠した戦利品を無事回収。ポケットにマヨネーズをねじ込みシャツで飛び出た部分を隠した。
万が一、誰かに見つかって騒ぎになるのは避けたい。(マヨネーズも立派な違反品なので、見つかれば没収対象だ)オレは旧館には戻らず、校舎へと向かった。怪しまれないよう、急いで旧館に戻りたかったので、割と全速力で走っていたのだが、校舎で何故か矢野君とバッタリ出くわしてしまった。
「矢野君、風呂入ってたんじゃないの?」
誰もいないと思っていたので、動揺が少し声に乗ってしまう。けれど、矢野君は気にするふうもなく「先にやる事があってな」と素っ気なく言うと、オレが来た方へ、車庫へと走って行ってしまった。
オレら一年だけでなく、二年にとっても、今日はこの夏最後の下山だったのだ。闇市絡みの何かをバスに忍ばせたのかもしれない。
あまり深入りしないのが身の為と、オレは頭を切り換え先輩の部屋を目指した。
食料と一緒に置いていると、当然の顔をして酒の肴を漁りに来る山センたちに見つかってしまう可能性が高い。自分たちの私物が詰まっているスポーツバッグも何度か漁られた事があるので却下だ。
「ここなら見つからないだろう。ここに食い物があるとは誰も思わない」
オレは筆記具がしまわれている机の引き出しに目を付けた。中身はマジックやペンばかりだ。それらに紛れさせ、一目では分からないよう細工して、今宵ローションとして活躍するマヨネーズを隠す。
準備が足りないと、今日リベンジするのに乗り気じゃあない様子だったが、これさえあれば問題は解決だ。やらないとは言わせねぇ。
今日こそ、必ず先輩のちんこを銜え込んでみせる!
鼻息荒く、本日のメインイベントへのやる気を漲らせ、オレは旧館に戻った。
腹が膨れたら眠くなるのは当然で、入浴を終えた残留一年共は自室に戻ったのか、旧館は人気が殆どなかった。
「先輩、まだ食堂にいるかな」
迎えの車が来たらしく、響先生の娘さんとパン屋のおっさんは既に姿が見えず、食堂には担任と残留していた教師が顔を揃えて、少し早めの晩酌を始めている。
教師に軽く挨拶をして厨房へ向かうと、ケーキの形をしたアイスを調理台の上に置き、何やら思案中の先輩を発見した。難しい顔で何をやっているんだと聞けば、先輩は「アイスの切り分け方で悩んでいるんだ」と答えた。
「山本たちの分も用意しようかなって思ったんだが、同じ大きさに切るの難しくてな。不公平な大きさになっちまって、ちょっと困ってる」
もう既に包丁を入れた後だったらしく、見れば確かにサイズがバラバラ、ついでにキレイな見た目もグチャグチャになったアイスがあった。
先輩って心遣いは細やかなのに、ありえないくらい不器用なんだよな。サイズがバラバラと言ったが、溶け始めているアイスは等分なんて関係なく、一つの塊にしか見えなくなっているのだが、そこは全く気にしないという豪快さもアンバランスだ。
「人数分スプーン用意して、一緒に持ってけばいいだろ」
どれだけ悩もうとアイスは元には戻らない。オレは先輩からアイスを取り上げ、箱に戻して冷凍庫に放り込んだ。
「セイシュンに一番大きい所をやりたかったんだ」
先輩が握っていた包丁を洗っていると、ションボリした声が聞こえてきて、ちょっと笑った。不公平な大きさになって困ってたくせに……先輩はオレにとことん甘い。自然とニヤニヤしてしまう顔を隠しながら、高まる期待を抑えきれず先輩に風呂を勧める。
「んー、まだ少し早いから、もうちょっと待つよ」
「なんで? 多分、他の奴らもう終わってるよ」
そう言いながらも、矢野君はまだかもしれないと考えていると、先輩は照れ臭そうに笑って見せた。
「誰も来ない時間帯まで待つよ。昨日みたいに風呂場で正座はしたくないから、何をするって訳でもないけど……一緒に入ろう」
先輩から風呂に誘ってくれたっ! なんて進歩だ!
先輩がオレを受け入れてくれている実感に感動で泣きそうになるが、オレはそれらをまとめてグッと飲み込み、突き放すように「断る!」と全力でぶった切った。
「そうか、ん……そうだよな。すまん」
理由も聞かず、すんなり納得してくれたのはありがたいが、悲しそうな顔で「じゃあ先に入ってくる」なんて背中を向けられてしまうと、罪悪感でいっぱいになってしまうじゃあないか。
掘られる方には色々とやっときたい事があるんだ! なんて、女々しい言い訳はしたくないが、このまま放置も出来ず、浴場へ向かう先輩の後を追って廊下に出る。
「先輩、ちょっと待って」
廊下は変わらず無人。瞬時にそれを確認し、振り向いた先輩へ思い切り飛び付いた。
「変な誤解すんなよ。別に先輩と一緒に風呂入るの嫌だから断ったんじゃないからな」
当然のように抱きかかえてくれる先輩と至近距離で見つめ合う。そして、チュッとその口先に不意打ちを食らわせてやった。
「お前……こんな廊下のど真ん中で。誰かに見られたらどうするんだ?」
「即行で怒鳴り散らして、頭突き食らわせたように偽装する」
万全の対策を披露して「どうだ」とばかりに笑って見せれば「念の為だ」と結構強めに額をぶつけられ思わず呻いてしまった。
「大丈夫だって、ちゃんと確認したし。最悪見られてたとしても、そいつの記憶が飛ぶくらい殴れば安心だろ」
「お前も立派な圏ガクの生徒になっちまったなぁ」
先輩が笑ってくれたので、ヒョイと飛び降り解放してやる。
「見られた相手が先生だったらどうするんだ。お前は霧夜先生でも殴る気か?」
見られなかったからいいじゃん。ま、でも……仮に見られたのが教師だったら、見て見ぬ振りしてくれんじゃねーの? 大人なんだし、うちの学校には交際を禁止する校則ないって寮長も言ってたし。
「図太いんだか繊細なんだか、よく分からん奴だな、セイシュンは」
図太いらしいオレではあるが、人目があるかもしれない場所でおっぱじめようとは思えない。一秒でも早く二人きりになりたくて、先輩の背中を押して浴場へ連行する。
「何か用事でもあるのか? やる事があるなら俺も手伝うぞ」
一緒に風呂に入らない理由が気になるらしく、先輩は押し込まれる前に振り返り聞いてきた。
「手伝いは必要ない、すぐ終わるから。先輩が上がったらオレも風呂入るし……だから、その、いつもの場所で待っててよ」
今日こそは憂いなく先輩にケツを向けるのだ。抵抗がないと言えば嘘になるが、先輩の顔の上に跨がれるくらいケツの穴を洗い倒す。メラメラと燃えるやる気を悟られぬよう、真面目な表情を作って、浴場前のベンチに腰掛けた。
本当に一体何なんだ。この山に入ると運転の荒い何かが降りてくるのか。絶対に私有地だからって許されるレベルではないと思う。だが、抗議なんて出来る余裕などオレらにはない。必死でシートにしがみつき、一秒でも早く学校にたどり着く事を祈った。
地獄のような道中を走り抜けたバスが学校に到着すると、平然と乗りこなした山センたち上級生以外は、逃げるようにバスから転がり出る。
オレは先輩の手を借りて下りたのだが、その時恐いモノ見たさで運転席をチラ見してしまう。すると、オレの視線に気付いた響先生の娘さんは「お疲れ様でした」とちょっといい匂いと一緒にニッコリ微笑んだ。
荒ぶる何かが抜けた娘さんの姿は、悔しいくらい魅力的で、先輩が隣に居るというのに、なんかちょっとドキドキしてしまった。
オレらのバスから十五分以上遅れて、担任を含む教師全員と賢い奴らを乗せたバスが帰校すると、食堂に集まれと号令がかかった。
「明日の昼からは食堂で飯が出る。それまでは缶詰だ。各自、最後の缶詰を持って行け」
酒臭い息を吐きながら、担任が缶詰の箱を机に投げ置いた。カランカランという虚しい音に一同はウンザリした声を上げる。たらふく肉にありつけた連中はいいが、食い溜め出来ていないオレや先輩は辛い。
「晩飯は部屋でラーメンでも食うか」
あの味を知っているのだろう、手を伸ばして缶詰を取った先輩だったが、苦笑いでそう言った。オレはちょっと緊張しながら「うん」と頷き、迫る昨日のリベンジに向けて行動を開始する。
バーベキューの煙で散々燻された為、教師が先導して早めの風呂が始まった。他の連中がいる中でケツは洗えないので、腹が痛いと小吉さんたちに断り、入浴の時間をずらす。
律儀に缶詰の箱を潰したり、お茶を沸かしたり、食堂で雑用をこなす先輩に見つからないよう、こっそり中の様子を窺うと、迎えの車が来るのを待っているのか、担任と響先生の娘さんが見合い状態で何か話しているようだった。
そこにお茶缶を持って行く先輩がちょっと面白い。娘さんの隣には、父親の役に嵌まっているパン屋のおっさんがいるので、本当に見合いのようだ。何を話しているのか盗み聞きするのも楽しそうだったが、車庫が無人だと確認出来たので、オレは急いで旧館を出る。
車庫に忍び込み、シートの下に隠した戦利品を無事回収。ポケットにマヨネーズをねじ込みシャツで飛び出た部分を隠した。
万が一、誰かに見つかって騒ぎになるのは避けたい。(マヨネーズも立派な違反品なので、見つかれば没収対象だ)オレは旧館には戻らず、校舎へと向かった。怪しまれないよう、急いで旧館に戻りたかったので、割と全速力で走っていたのだが、校舎で何故か矢野君とバッタリ出くわしてしまった。
「矢野君、風呂入ってたんじゃないの?」
誰もいないと思っていたので、動揺が少し声に乗ってしまう。けれど、矢野君は気にするふうもなく「先にやる事があってな」と素っ気なく言うと、オレが来た方へ、車庫へと走って行ってしまった。
オレら一年だけでなく、二年にとっても、今日はこの夏最後の下山だったのだ。闇市絡みの何かをバスに忍ばせたのかもしれない。
あまり深入りしないのが身の為と、オレは頭を切り換え先輩の部屋を目指した。
食料と一緒に置いていると、当然の顔をして酒の肴を漁りに来る山センたちに見つかってしまう可能性が高い。自分たちの私物が詰まっているスポーツバッグも何度か漁られた事があるので却下だ。
「ここなら見つからないだろう。ここに食い物があるとは誰も思わない」
オレは筆記具がしまわれている机の引き出しに目を付けた。中身はマジックやペンばかりだ。それらに紛れさせ、一目では分からないよう細工して、今宵ローションとして活躍するマヨネーズを隠す。
準備が足りないと、今日リベンジするのに乗り気じゃあない様子だったが、これさえあれば問題は解決だ。やらないとは言わせねぇ。
今日こそ、必ず先輩のちんこを銜え込んでみせる!
鼻息荒く、本日のメインイベントへのやる気を漲らせ、オレは旧館に戻った。
腹が膨れたら眠くなるのは当然で、入浴を終えた残留一年共は自室に戻ったのか、旧館は人気が殆どなかった。
「先輩、まだ食堂にいるかな」
迎えの車が来たらしく、響先生の娘さんとパン屋のおっさんは既に姿が見えず、食堂には担任と残留していた教師が顔を揃えて、少し早めの晩酌を始めている。
教師に軽く挨拶をして厨房へ向かうと、ケーキの形をしたアイスを調理台の上に置き、何やら思案中の先輩を発見した。難しい顔で何をやっているんだと聞けば、先輩は「アイスの切り分け方で悩んでいるんだ」と答えた。
「山本たちの分も用意しようかなって思ったんだが、同じ大きさに切るの難しくてな。不公平な大きさになっちまって、ちょっと困ってる」
もう既に包丁を入れた後だったらしく、見れば確かにサイズがバラバラ、ついでにキレイな見た目もグチャグチャになったアイスがあった。
先輩って心遣いは細やかなのに、ありえないくらい不器用なんだよな。サイズがバラバラと言ったが、溶け始めているアイスは等分なんて関係なく、一つの塊にしか見えなくなっているのだが、そこは全く気にしないという豪快さもアンバランスだ。
「人数分スプーン用意して、一緒に持ってけばいいだろ」
どれだけ悩もうとアイスは元には戻らない。オレは先輩からアイスを取り上げ、箱に戻して冷凍庫に放り込んだ。
「セイシュンに一番大きい所をやりたかったんだ」
先輩が握っていた包丁を洗っていると、ションボリした声が聞こえてきて、ちょっと笑った。不公平な大きさになって困ってたくせに……先輩はオレにとことん甘い。自然とニヤニヤしてしまう顔を隠しながら、高まる期待を抑えきれず先輩に風呂を勧める。
「んー、まだ少し早いから、もうちょっと待つよ」
「なんで? 多分、他の奴らもう終わってるよ」
そう言いながらも、矢野君はまだかもしれないと考えていると、先輩は照れ臭そうに笑って見せた。
「誰も来ない時間帯まで待つよ。昨日みたいに風呂場で正座はしたくないから、何をするって訳でもないけど……一緒に入ろう」
先輩から風呂に誘ってくれたっ! なんて進歩だ!
先輩がオレを受け入れてくれている実感に感動で泣きそうになるが、オレはそれらをまとめてグッと飲み込み、突き放すように「断る!」と全力でぶった切った。
「そうか、ん……そうだよな。すまん」
理由も聞かず、すんなり納得してくれたのはありがたいが、悲しそうな顔で「じゃあ先に入ってくる」なんて背中を向けられてしまうと、罪悪感でいっぱいになってしまうじゃあないか。
掘られる方には色々とやっときたい事があるんだ! なんて、女々しい言い訳はしたくないが、このまま放置も出来ず、浴場へ向かう先輩の後を追って廊下に出る。
「先輩、ちょっと待って」
廊下は変わらず無人。瞬時にそれを確認し、振り向いた先輩へ思い切り飛び付いた。
「変な誤解すんなよ。別に先輩と一緒に風呂入るの嫌だから断ったんじゃないからな」
当然のように抱きかかえてくれる先輩と至近距離で見つめ合う。そして、チュッとその口先に不意打ちを食らわせてやった。
「お前……こんな廊下のど真ん中で。誰かに見られたらどうするんだ?」
「即行で怒鳴り散らして、頭突き食らわせたように偽装する」
万全の対策を披露して「どうだ」とばかりに笑って見せれば「念の為だ」と結構強めに額をぶつけられ思わず呻いてしまった。
「大丈夫だって、ちゃんと確認したし。最悪見られてたとしても、そいつの記憶が飛ぶくらい殴れば安心だろ」
「お前も立派な圏ガクの生徒になっちまったなぁ」
先輩が笑ってくれたので、ヒョイと飛び降り解放してやる。
「見られた相手が先生だったらどうするんだ。お前は霧夜先生でも殴る気か?」
見られなかったからいいじゃん。ま、でも……仮に見られたのが教師だったら、見て見ぬ振りしてくれんじゃねーの? 大人なんだし、うちの学校には交際を禁止する校則ないって寮長も言ってたし。
「図太いんだか繊細なんだか、よく分からん奴だな、セイシュンは」
図太いらしいオレではあるが、人目があるかもしれない場所でおっぱじめようとは思えない。一秒でも早く二人きりになりたくて、先輩の背中を押して浴場へ連行する。
「何か用事でもあるのか? やる事があるなら俺も手伝うぞ」
一緒に風呂に入らない理由が気になるらしく、先輩は押し込まれる前に振り返り聞いてきた。
「手伝いは必要ない、すぐ終わるから。先輩が上がったらオレも風呂入るし……だから、その、いつもの場所で待っててよ」
今日こそは憂いなく先輩にケツを向けるのだ。抵抗がないと言えば嘘になるが、先輩の顔の上に跨がれるくらいケツの穴を洗い倒す。メラメラと燃えるやる気を悟られぬよう、真面目な表情を作って、浴場前のベンチに腰掛けた。
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