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圏ガクの夏休み
屈辱
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先輩の部屋が守れるなら……オレは、本当にやれるのか? その答えは出てしまう。
オレにこの人数相手に立ち回れる程の力はない。やるしかないんだ。自分に言い聞かせ、約束通り部屋の中を空にしてくれた香月に視線を向ける。
「覚悟は決まったか? どうする、手伝ってやろうか」
オレの代わりに咥えてくれるなら素直に頷いてやるんだが、口ではなく手なら必要ない。吐き捨てるように不要だと伝え、今からオレに急所をさらけ出す役を押しつけられた奴らに向き直った。
「お前が尻振ってる奴を頭に思い浮かべてやってみろよ。さっきまで一人でやってたんだろ?」
馴れ馴れしく肩を組んできた香月は、ベッタリと気色の悪い汗に濡れた顎を突き出すように、再び耳元で呟きやがった。半ば言い当てられ、カッと頭に血が昇る。その勢いのまま香月に掴み掛からなかったのは、オレが一瞬で冷静さを取り戻したからではなかった。目の前に立った奴の靴底がオレの肩にめり込み、咄嗟に身動きが取れなかったのだ。
「勝手に話進めてんじゃねーぞ、香月。先に春日野にやられた分をこいつに返す。愉しむのは、その後だ」
オレの上に乗る気かと思うくらい、踵に体重をかけてくる歯抜けは、同じく負傷している連中の賛同を得て香月と対峙した。どうやら、口を便所代わりにされる前にリンチという、実に分かりやすい状況が濃厚になってきた。いつものオレなら逃げ出すチャンスだと思う所なのだろうが、先輩の部屋の事がある今のオレには絶望的な状況だった。
「そりゃ確かに、な。お前らの気が晴れないってのはもっともだ。夷川ー、謝罪の気持ちはちゃんと態度に表さないと伝わらないぜ」
香月はいきなり髪を掴み無理矢理オレを仰け反らせた。
「『僕の躾の出来ていない駄犬がご迷惑をかけました。お詫びに皆さんのちんぽをしゃぶって気持ちよくなって頂くご奉仕を僕にさせて下さい』って、ちゃんとお願いした方がいいんじゃないか」
ゲラゲラと笑う声が、逃げ場のないオレに降ってくる。囲まれている状況に対する恐怖ではない震えが、体の芯に吸い込まれるように消えた。奥歯を砕けるほど噛みしめ、オレに足を乗っけたままの奴を見上げる。
一言一句違わず、香月の用意した台詞を読み上げてやる。屈辱のせいで声が上ずったせいか、実にそれらしく聞こえたらしい。歯抜け共が態度を一変させ、どうやらリンチは先送りになるようだった。
「お望み通り、くれてやるよ」
オレの肩から足を下ろした歯抜けは、オレに一歩近づくと、グッと股間を突き出すように人の顔へと向けてきた。耳元でニヤニヤと笑っていた香月は「よかったな」とオレの肩を勢いよく叩き、立ち上がると数歩後ろへ下がった。ギャラリーの一部になった香月の視線を背中に感じながら、オレは目の前の阿呆へと視線を固定する。
怒りを通り越して笑い出しそうになる自分を押さえ込み、歯抜けのベルトに手を伸ばす。バックルが指に触れると、体の中に渦巻いていた感情が一気に爆発するのが分かった。
先輩ごめん。やっぱオレには無理だ。
歯抜けのベルトを引き抜き、その端を掴むと、都合良く攻撃力の高そうなデザインのバックルを思い切り背後に、不快な蒸気を垂れ流す香月に向かって叩き込む。手応えが軽いというか、妙だ。
「はは、そうだよ……やっぱりさぁ、そうこないとなぁ」
妙な手応えの原因は、香月にベルトを掴まれていたせいだった。オレがそうするだろうと予想していたのか、軽く擦ったらしい額から血を滲ませながらも香月は嗤っている。
不意打ちしたつもりが、一瞬怯んでしまったのはオレの方だった。グンとベルトを引っ張られ、オレは手を離すのが一拍遅れ、勢いよく香月に突っ込んでしまう。間抜けにも程がある。なんとか持ちこたえようと踏ん張るが、それだけで精一杯になってしまい無防備な体を香月の前に晒してしまった。
「従順な『振り』をする夷川なんて、誰も望んでないんだよ」
首にベルトが巻かれる。咄嗟に指をベルトと首の間に食い込ませたが、容赦なく首を締め上げられ、ロクな抵抗も出来ず、冷静さを微塵も感じさせない異様な香月を目の当たりにした。
「ヒロトが見たいのは、てめぇがヒィヒィ泣きながら許しを請う姿なんだよ。罵声まき散らしながら、何人にケツ掘られたら従順になるか、まずはお前の根性試してやるよ」
頭が真っ白になりかけた寸前でベルトが緩まった。オレはその場で崩れ落ち、無様に咳き込むが、今度はシャツの襟ぐりを掴まれ、強引に先輩の部屋へと引きずり込まれる。
「なんだ準備いいじゃないか、夷川。お望み通り、ここで犯してやるよ」
投げ出されたのは、さっきまでオレが寝ていた布団の上だった。
自分の汗をたっぷり吸い湿った布団に、受け身も取れずに倒れ込むと、顔面から突っ伏したせいで鼻と頬を強く打ち、ただでさえぼやけた思考が更に揺れる。足らない頭を必死で回し、なんとか逃げようと思い、布団の上を這って床へと手を伸ばすが、そんな事をしても逃げられないのは明らかだった。
背中を思い切り踏み付けられ、自分の口から情けない呻き声が漏れる。腕を強引に捻り上げられ、オレが思わず盛大に声を上げてしまうと、周りの奴らのテンションが一気に上がった。頭をガツンと一発蹴られ、そのまま口を割るようにグリグリと靴底を押しつけられる。
「おい、そいつの顔汚すなよ。サンドバッグにすんのは一通り済んでからだ。顔が分からなきゃ意味ねぇだろ」
口の中が切れたのか、唇が切れたのか、舌に広がる血の味に耐えながら歯を食いしばる。
「ちゃんとカメラ回せよ。最初から全部な」
オレの腕を背後に回しベルトで締め上げる香月は、部屋に入りきらない廊下にあぶれている外の連中にも聞こえるくらいの大声を張り上げた。部屋の中のテンションが廊下にも伝わっているのか、外もざわついているようで、香月の声に返事はない。チッと舌打ちが聞こえると、また髪を掴まれオレは仰け反った。
「お前の駄犬共にも見せてやるよ。飼い主が掘られながら喘いでる所をさぁ」
鼻から何かが垂れたので鼻水かと思ったら、鼻血まで出ていた。ポタポタと布団に落ちる真っ赤な染みをされるがまま見ていたら「あぁーそれから……」と、背中に乗る香月が心底愉快そうな声を吐いた。
「場所を提供してもらうんだ。この部屋に住んでる奴にも見せてやらないとなぁ……なぁ、夷川」
香月の声で、現実逃避なのか、ぼんやりしていた思考が一気に現実に引き戻される。この部屋の鍵を手渡してくれた先輩の姿が頭に浮かび、オレの体は完全に息を吹き返した。香月の拘束を逃れるべく形振り構わず足掻く。
「そうだよ、最初から諦めんなよ。ただ堪え忍ぶ画なんて面白くねーだろ? 最高に悶える悪態を吐いてくれよぉー夷川ぁ! ヒロトが爆笑出来る犯されっぷり見せてくれよ! なぁ!」
壊れたように哄笑する香月の下から抜け出す。自力ではなく、香月が勝手に立ち上がっただけなのだが、転がされたままでは身動きが取れない。腕を後ろで縛られつつ、なんとか膝立ちにまでなったのだが、再び香月の手で頭を叩きつけられ、無様に自分の血が染みこんだ布団に埋められる。
「おい、カメラまだか。早く持って来いよ。夷川が待ちきれないらしいぜ」
不快な笑い声が耳を塞ぐ勢いで聞こえてくる。そこに逃げる隙間がないか冷静に探っている自分が居る。この状況、どう考えてもオレに勝ち目はない。けれど、このまま諦めるという選択肢はオレの中になかった。
先輩がしてくれた心配を杞憂にする。今、自分の中にあるのは、本当にそれだけだった。
変な焦りも諦めもなくなったせいか、オレは香月たちよりも先に、廊下に溢れた連中の様子がおかしい事に気付いた。部屋の中に充満する気色の悪い雰囲気とは別物の、圏ガクに来てから日常と化した喧騒。それが何を意味するのか分からないが、今のオレにはどんな状況であろうと利用しない手はない。と言うより、利用しないと手がない。
隙を見つけて、外に飛び出す。そこからは、とにかく騒いでる奴らに紛れ一時退却して、体勢を立て直す。
必死で起き上がろうとしたせいで、腹に何発か追加で蹴りを食らい、またも無様に布団に突っ伏してしまった。歯を食いしばって、何とか体を起こそうとしていると、タイミング悪く香月も異変に気付いたらしく、オレの頭を布団に押しつけると廊下に向かって怒鳴りつけた。
「いつまで遊んでる気だ。とっととカメラ持って来い!」
香月の怒声は、室内の異様な雰囲気に水を差し、他の連中が一瞬気まずそうに口を閉じた。その空気に割って入ったのは、何かが床に叩きつけられ派手に壊れ散らばる音だった。
オレにこの人数相手に立ち回れる程の力はない。やるしかないんだ。自分に言い聞かせ、約束通り部屋の中を空にしてくれた香月に視線を向ける。
「覚悟は決まったか? どうする、手伝ってやろうか」
オレの代わりに咥えてくれるなら素直に頷いてやるんだが、口ではなく手なら必要ない。吐き捨てるように不要だと伝え、今からオレに急所をさらけ出す役を押しつけられた奴らに向き直った。
「お前が尻振ってる奴を頭に思い浮かべてやってみろよ。さっきまで一人でやってたんだろ?」
馴れ馴れしく肩を組んできた香月は、ベッタリと気色の悪い汗に濡れた顎を突き出すように、再び耳元で呟きやがった。半ば言い当てられ、カッと頭に血が昇る。その勢いのまま香月に掴み掛からなかったのは、オレが一瞬で冷静さを取り戻したからではなかった。目の前に立った奴の靴底がオレの肩にめり込み、咄嗟に身動きが取れなかったのだ。
「勝手に話進めてんじゃねーぞ、香月。先に春日野にやられた分をこいつに返す。愉しむのは、その後だ」
オレの上に乗る気かと思うくらい、踵に体重をかけてくる歯抜けは、同じく負傷している連中の賛同を得て香月と対峙した。どうやら、口を便所代わりにされる前にリンチという、実に分かりやすい状況が濃厚になってきた。いつものオレなら逃げ出すチャンスだと思う所なのだろうが、先輩の部屋の事がある今のオレには絶望的な状況だった。
「そりゃ確かに、な。お前らの気が晴れないってのはもっともだ。夷川ー、謝罪の気持ちはちゃんと態度に表さないと伝わらないぜ」
香月はいきなり髪を掴み無理矢理オレを仰け反らせた。
「『僕の躾の出来ていない駄犬がご迷惑をかけました。お詫びに皆さんのちんぽをしゃぶって気持ちよくなって頂くご奉仕を僕にさせて下さい』って、ちゃんとお願いした方がいいんじゃないか」
ゲラゲラと笑う声が、逃げ場のないオレに降ってくる。囲まれている状況に対する恐怖ではない震えが、体の芯に吸い込まれるように消えた。奥歯を砕けるほど噛みしめ、オレに足を乗っけたままの奴を見上げる。
一言一句違わず、香月の用意した台詞を読み上げてやる。屈辱のせいで声が上ずったせいか、実にそれらしく聞こえたらしい。歯抜け共が態度を一変させ、どうやらリンチは先送りになるようだった。
「お望み通り、くれてやるよ」
オレの肩から足を下ろした歯抜けは、オレに一歩近づくと、グッと股間を突き出すように人の顔へと向けてきた。耳元でニヤニヤと笑っていた香月は「よかったな」とオレの肩を勢いよく叩き、立ち上がると数歩後ろへ下がった。ギャラリーの一部になった香月の視線を背中に感じながら、オレは目の前の阿呆へと視線を固定する。
怒りを通り越して笑い出しそうになる自分を押さえ込み、歯抜けのベルトに手を伸ばす。バックルが指に触れると、体の中に渦巻いていた感情が一気に爆発するのが分かった。
先輩ごめん。やっぱオレには無理だ。
歯抜けのベルトを引き抜き、その端を掴むと、都合良く攻撃力の高そうなデザインのバックルを思い切り背後に、不快な蒸気を垂れ流す香月に向かって叩き込む。手応えが軽いというか、妙だ。
「はは、そうだよ……やっぱりさぁ、そうこないとなぁ」
妙な手応えの原因は、香月にベルトを掴まれていたせいだった。オレがそうするだろうと予想していたのか、軽く擦ったらしい額から血を滲ませながらも香月は嗤っている。
不意打ちしたつもりが、一瞬怯んでしまったのはオレの方だった。グンとベルトを引っ張られ、オレは手を離すのが一拍遅れ、勢いよく香月に突っ込んでしまう。間抜けにも程がある。なんとか持ちこたえようと踏ん張るが、それだけで精一杯になってしまい無防備な体を香月の前に晒してしまった。
「従順な『振り』をする夷川なんて、誰も望んでないんだよ」
首にベルトが巻かれる。咄嗟に指をベルトと首の間に食い込ませたが、容赦なく首を締め上げられ、ロクな抵抗も出来ず、冷静さを微塵も感じさせない異様な香月を目の当たりにした。
「ヒロトが見たいのは、てめぇがヒィヒィ泣きながら許しを請う姿なんだよ。罵声まき散らしながら、何人にケツ掘られたら従順になるか、まずはお前の根性試してやるよ」
頭が真っ白になりかけた寸前でベルトが緩まった。オレはその場で崩れ落ち、無様に咳き込むが、今度はシャツの襟ぐりを掴まれ、強引に先輩の部屋へと引きずり込まれる。
「なんだ準備いいじゃないか、夷川。お望み通り、ここで犯してやるよ」
投げ出されたのは、さっきまでオレが寝ていた布団の上だった。
自分の汗をたっぷり吸い湿った布団に、受け身も取れずに倒れ込むと、顔面から突っ伏したせいで鼻と頬を強く打ち、ただでさえぼやけた思考が更に揺れる。足らない頭を必死で回し、なんとか逃げようと思い、布団の上を這って床へと手を伸ばすが、そんな事をしても逃げられないのは明らかだった。
背中を思い切り踏み付けられ、自分の口から情けない呻き声が漏れる。腕を強引に捻り上げられ、オレが思わず盛大に声を上げてしまうと、周りの奴らのテンションが一気に上がった。頭をガツンと一発蹴られ、そのまま口を割るようにグリグリと靴底を押しつけられる。
「おい、そいつの顔汚すなよ。サンドバッグにすんのは一通り済んでからだ。顔が分からなきゃ意味ねぇだろ」
口の中が切れたのか、唇が切れたのか、舌に広がる血の味に耐えながら歯を食いしばる。
「ちゃんとカメラ回せよ。最初から全部な」
オレの腕を背後に回しベルトで締め上げる香月は、部屋に入りきらない廊下にあぶれている外の連中にも聞こえるくらいの大声を張り上げた。部屋の中のテンションが廊下にも伝わっているのか、外もざわついているようで、香月の声に返事はない。チッと舌打ちが聞こえると、また髪を掴まれオレは仰け反った。
「お前の駄犬共にも見せてやるよ。飼い主が掘られながら喘いでる所をさぁ」
鼻から何かが垂れたので鼻水かと思ったら、鼻血まで出ていた。ポタポタと布団に落ちる真っ赤な染みをされるがまま見ていたら「あぁーそれから……」と、背中に乗る香月が心底愉快そうな声を吐いた。
「場所を提供してもらうんだ。この部屋に住んでる奴にも見せてやらないとなぁ……なぁ、夷川」
香月の声で、現実逃避なのか、ぼんやりしていた思考が一気に現実に引き戻される。この部屋の鍵を手渡してくれた先輩の姿が頭に浮かび、オレの体は完全に息を吹き返した。香月の拘束を逃れるべく形振り構わず足掻く。
「そうだよ、最初から諦めんなよ。ただ堪え忍ぶ画なんて面白くねーだろ? 最高に悶える悪態を吐いてくれよぉー夷川ぁ! ヒロトが爆笑出来る犯されっぷり見せてくれよ! なぁ!」
壊れたように哄笑する香月の下から抜け出す。自力ではなく、香月が勝手に立ち上がっただけなのだが、転がされたままでは身動きが取れない。腕を後ろで縛られつつ、なんとか膝立ちにまでなったのだが、再び香月の手で頭を叩きつけられ、無様に自分の血が染みこんだ布団に埋められる。
「おい、カメラまだか。早く持って来いよ。夷川が待ちきれないらしいぜ」
不快な笑い声が耳を塞ぐ勢いで聞こえてくる。そこに逃げる隙間がないか冷静に探っている自分が居る。この状況、どう考えてもオレに勝ち目はない。けれど、このまま諦めるという選択肢はオレの中になかった。
先輩がしてくれた心配を杞憂にする。今、自分の中にあるのは、本当にそれだけだった。
変な焦りも諦めもなくなったせいか、オレは香月たちよりも先に、廊下に溢れた連中の様子がおかしい事に気付いた。部屋の中に充満する気色の悪い雰囲気とは別物の、圏ガクに来てから日常と化した喧騒。それが何を意味するのか分からないが、今のオレにはどんな状況であろうと利用しない手はない。と言うより、利用しないと手がない。
隙を見つけて、外に飛び出す。そこからは、とにかく騒いでる奴らに紛れ一時退却して、体勢を立て直す。
必死で起き上がろうとしたせいで、腹に何発か追加で蹴りを食らい、またも無様に布団に突っ伏してしまった。歯を食いしばって、何とか体を起こそうとしていると、タイミング悪く香月も異変に気付いたらしく、オレの頭を布団に押しつけると廊下に向かって怒鳴りつけた。
「いつまで遊んでる気だ。とっととカメラ持って来い!」
香月の怒声は、室内の異様な雰囲気に水を差し、他の連中が一瞬気まずそうに口を閉じた。その空気に割って入ったのは、何かが床に叩きつけられ派手に壊れ散らばる音だった。
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