圏ガク!!

はなッぱち

文字の大きさ
325 / 411
蜜月

手からこぼれるほどの望み

しおりを挟む
 手のひら一つで、先輩の興奮を左右出来る状況に、オレの頭も良い具合に煮えたぎってくる。ちんこは変わらず萎えたままなのに、セックスしている時のような興奮で体温が上がる。さっきまでは、抵抗があったのに自然と亀頭に舌を這わしてしまう。苦いような、しょっぱいような味が舌に広がる。そのまま喉の奥まで入れようとしたが、先輩に額を押さえられてしまう。

「なんで……口でされるの、いや?」

「いやじゃ、ないけどな。それは、今度って……言っただろ。今日は、セイシュンの手で、思い切り気持ちよく、なりたい……から」

 途切れ途切れの言葉は、先輩の余裕のなさだろうか。

 オレの手を先輩が握る。もちろん、自分のちんこも一緒に。

「先輩、ちょっと強すぎない? 大丈夫?」

 ぎゅっと痛いくらいの力で握られ、痛くないのかと不安になる力加減で手を動かし始めたので、思わず声をかけてしまった。大丈夫という意味なのか、目を瞑ったまま先輩は小さく頷く。掠れるような声で「大丈夫」と言ってくれるが、先輩の呼吸が上がっていく度に手の中のちんこが大きく脈打ち、理屈は分からないが腰が落ち着かなくなってくる。

「セイシュン……イキ、そうッ……」

 限界を知らせる声が聞こえた時、先輩はオレの手のひらでちんこを包み込んだ。ローションや先走りで塗れた手のひらに、ドクッドクッと熱いモノが吐き出される。出し切ったのか、痛いくらい握られていた手がゆっくり離された。オレも手のひらのモノをこぼさないよう手を離す。

「うわっ、すげぇ量」

 どろりとした先輩の精液を見て、思わず声が出た。軽く指先で弄ぼうとしたが、それより先に先輩の手が伸びてきた。恥ずかしくて早く始末したいのかなと、ちょっと意地悪してやろうかと一瞬思ったのだが、何故かオレは再び先輩のちんこを握っていた。

「え?」

 驚きと戸惑いで間抜けな声が出る。さっき出したばかりだと言うのに、先輩のちんこはもう復活していた。というか、さっき見た手のひらのザーメンは幻だったのかと本気で思ってしまうくらい既にガチガチで、またぞろ先輩の手が希望通りの強さで握れと要求してくる。けれど、幻ではない。どろりとした感触は健在で、手のひらは現在進行形でエライ事になっていた。

「今日は……ご褒美だから、もうちょっと付き合ってくれないか」

 とろけたような目で先輩が強請ってくる。断れるはずもなく、ビビりながらも「いいよ」と答えた。嬉しそうな顔を見せた先輩は、オレの承諾を聞くと再びオレの手を握り、手コキを再開し始めた。

「………………」

 自分の手のひらを確認して、改めて絶句する。先輩の精液でどろっどろになっている。ティッシュを手渡されたので拭おうとするが、一枚ではもちろん足りず、その必要量にも絶句する。

「すまん、調子に乗りすぎたな。セイシュン、手を洗いに行こう」

 自分のザーメンでどろどろになったちんこを拭い、照れ臭そうに笑う先輩。この先輩、一度目を終えてからおかわりを所望した訳だが、それだけに止まらず、その後もおかわりをした。トータル何回だ? 三回、いや待て……放心したオレに気付かず、最後の一回とか言って追加してたので四回か……なんと先輩は四回も射精した。

 こういうのをなんと呼ぶのだろう。精力魔神? 絶倫? とにかく、この手コキによってオレの常識はぶっ壊された。てか、こいつは暢気の皮を被ったちんこの化身なのか? あ、分かったぞ! 先輩も山センみたいにちんこの筋トレとかしているに違いない! なんでだ!

「先輩! なんでこんな、その、すごいんだよ!」

 ちんこでダンベル上げて何になるんだと思ったが、鍛えられたちんこがここまで違うなんて予想外だ。手を洗いながら叫ぶと、先に洗い終わったらしい先輩が冷えた手でオレの口を押さえてくる。

「真山が勉強してるから、静かにな……で、何がすごいんだ?」

 それどころではないオレに代わって、先輩がオレの手を洗ってくれる。氷のような冷たさが、先輩のちんこの熱さを洗い流していく。

「先輩、四回も射精した」

「うん、すまん。一教科しか満点取れてないのに欲張りすぎたな」

 噛み合わない返事をする暢気に視線をやると、困ったように笑い、持ってきていたタオルで冷えた手を包んでくれる。いつもの先輩だ。それに気が付きようやくオレは肩から力が抜けた。目の前にいるのは、精力お化けではなく、オレの好きな先輩なのだ。

「先輩はいつも、あれくらい出すの?」

 部屋に戻り、オレはズバリ聞いてみた。ただの興味本位じゃあない。今後を左右する大事な問題だ。オレの真剣さを感じ取ってくれたのか、先輩は決まり悪そうな顔をしながらも、布団の上でちゃんと向き合って座ってくれた。

「いつも……ではないな。普段は軽く済ませてる。一度抜けば十分だからな」

「でも、本当は何度もしたいって思ってる?」

「いや、セイシュンとする一回で十分満足してるぞ」

 真顔で嘘を吐かれた。本音を言えと黙って睨む。すると、困ったように笑って先輩は付け足した。

「さっきは本当に調子に乗っちまったんだ。反省してる」

「別に反省なんてしなくていいよ。反省はオレがするべきだろ。今まで何も知らずに一人で爆睡してた訳だし」
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

春を拒む【完結】

璃々丸
BL
 日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。 「ケイト君を解放してあげてください!」  大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。  ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。  環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』  そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。  オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。 不定期更新になります。   

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます

夏ノ宮萄玄
BL
 オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。  ――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。  懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。  義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...