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第八章 クリスタルレイクの戦い
8-3 生き方① ……マクシミリアン
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風が凍てついていく。
十字架旗と黒竜旗が前進する。ハベルハイム率いる教会遠征軍と帝国軍第三軍団、総勢一万近くの歩兵戦列が、真正面からぶつかり合う。
火と鉄が交錯する。野戦砲が撃ち鳴らされ、マスケット銃が火を吹く。転がる鉄球が、弾丸の雨が、甲冑ごと人体を抉り、兵士の群れを削っていく。
喊声が、悲鳴が、断末魔が、冬の風を震わす。
止むことを知らぬ軍靴と鼓笛が、火と鉄の雨を踏破する。隙間なき長槍の槍衾が肉壁となり、その狭間に死が積み上がっていく。
我慢比べだが、正面切っての会戦では、基本的な戦い方である。
まず、ゆっくりと互いの戦力を計り、出方を窺う。適宜状況に対応し、均衡を作り出す。しかるのち、決定機を探り、突破口を穿つ。ボルボ平原のような一方的な強襲ではないため、相応の犠牲は出るが、その犠牲も計算できるので、安定している。
風に舞う粉雪が、血を帯びていく。死が、流血が、クリスタルレイク西岸を戦場の色に染めていく。
ぶつかり合う肉壁の側面で、馬群の波が寄せては返す。マクシミリアン麾下の黒騎兵千騎と、ハベルハイムの騎兵隊千騎が、ぶつかり合う。
はためく軍旗が、撃ち鳴らされる拳銃が、斬り下ろされるサーベルが交錯するたび、粉雪が渦巻き、血を帯びる。血霧が濃くなるにつれ、殺意の奔流は凍てつき、その切れ味を増していく。
だが、俺は生きている──風に舞う血を浴びるたび、マクシミリアンの心は震えた。
モリオン兜の眉庇から、返り血が滴る。焼かれた騎士が、騎士を焼く炎が、マクシミリアン自身が描き変えたストロムブラード家の紋章が、戦場の血に燃え上がる。
戦場の最前線でしか味わえない、血の陶酔──生か死か、勝利か敗北か、栄光か没落か──しかし、完全に酔ってはいない。酔えば、見えるものも見えなくなる。見失えば、戦場に落ちる。落ちれば、死ぬ。
マクシミリアンは酔い覚ましに一人射殺すると、硝煙の中を窺った。
総指揮官ヴァレンシュタインの命令か、それとも独断かは不明だが、ハベルハイムは早々に勝負を仕掛けてきていた。
敵は、マクシミリアン率いる帝国軍騎兵の数が少ないと見るや、予備兵力を投入し、歩兵戦列に圧力をかけてきた。
敵ながら、良い判断だった。まず、乗馬歩兵として援護に回っている黒騎兵二千騎を、歩兵戦列に釘づけにする。絶えず圧力をかけることで、軍の核である歩兵隊が突破される可能性を煽り、あわよくば、予備隊も釣り出す。予備の歩兵隊が出ても、前衛部隊が崩れていなければ、ただ後ろから固まっただけの形になる。結果、軍団の後方は、手薄になる。
そして、主力の歩兵の身動きが取れなくなったところで、側面の騎兵隊を崩す。予備隊の極彩色の馬賊が出てくる可能性も、折り込み済みだろう。こちらの態勢が整う前に、兵力差と勢いで押し潰す。そして側面から後方に回り込み、歩兵の背後を脅かす。あとは切り崩し、瓦解させる。
基本的な戦術である。
小細工はない。派手な一撃も、驚くような奇策もない。伝承に語られる、〈神の奇跡〉のような場違いな魔法も当然ない。ただ、軍の教本通りの、古典的なやり方である。しかし、それを愚直に遂行できる軍隊というのは、決して多くはない。
ハベルハイムは、やはり難敵だった。弾丸公の異名から、猪突猛進な男と勘違いされがちだが、決してそんなことはない。確実に戦況を読み、兵を動かしている。
幸い、第三軍団の本営は動いていない。キャモラン軍団長はともかく、指揮を執るエイモット幕僚長は冷静である。敵の勢いに乗せられ、浮き足立ったりはしない。現状は、予備隊を動かさずとも耐えられると踏んでいる。当然、黒騎兵も対処できる余力はある。
マクシミリアンにとっても、慣れた状況である。優勢な、ましてや、ボルボ平原のような一方的な戦いの方が、経験としては少ない。
簡単に潰れると思うなよ──マクシミリアンがほんの少しの苛立ちを覚えたそのときだった。凍てついた風をかき消すほどの、燃えるような冬の風が、どこからか吹きつけた。
白煙の向こう側に、月盾の軍旗が翻る。
神を讃える雄叫びが、殺意に満ちた咆哮が、凍てつく風を震わす。燃える月盾の紋章が、現れたと同時に戦場を支配する。
独立遊撃部隊である月盾騎士団の行動は、想定していなかったわけではない──しかし、なぜ今ここに? この状況で……。
一瞬、何か恨みでも買ったかと思ったが、すぐにどうでもよくなった。
その圧倒的な殺意の前に、辻褄合わせは不要である──奴らは、本気でこちらを殺しに来ている。
ならば、押し返し、殺す。
戦場が、血で血を洗う様相を呈し始める。月盾騎士団の鬨の声に呼応し、教会遠征軍の攻勢が激しくなる。
深海の玉座の軍旗を掲げた騎兵隊も、動き出している。およそ千騎。恐らくは、ハベルハイム自身が率いる精鋭であろう。明らかに、月盾騎士団と連携している。
「アーランドンソン、イエロッテの両隊を今すぐ呼び戻せ!」
すぐに、伝令が駆け出す。三千騎が揃えばいなすことも可能だが、千騎だけでは、相手が騎士団でなくても防げない。
「歩兵隊もかなり圧を受けているはず。すぐにこちらに動けるとは思えません。仮に間に合ったとしても、態勢を整える前に突破されます」
幕僚の誰もが同じ意見だった。もちろん、マクシミリアンも同じことを予想している。
「予備隊を……。極彩色の馬賊を動かしましょう! 今ならまだ間に合います! あいつらなら……」
狼狽える部下のその一言に、幕僚たちが縋るような視線を向けてくる。
そうだ。あいつらなら、オッリたちが来れば、押し返せる── 理屈はわかる。しかし部下たちの視線は、マクシミリアンの感情を逆撫でした。
「貴様、それでも黒騎兵の一員か!? 俺が見込み、共に戦ってきた男か!?」
情けないことを口走った部下を、マクシミリアンは怒鳴りつけていた。
これは、つまらぬ感情論に過ぎない──だが、俺たちは黒騎兵だ。
黒騎兵はいわゆる汎用騎兵であり、帝国軍内では便利屋扱いに近い。特筆する取り柄があるわけでもなく、騎士集団のように潤沢な資金力を誇るわけでもなければ、極彩色の馬賊のような激烈な強さがあるわけではない。ただ、馬車馬のように酷使される駒に過ぎない。
だが、強くないからこそ、誇りさえ薄汚れているからこそ、劣り足りぬことを知っている。だからこそ、俺たちは粘り強い。たとえ落馬し、血と泥と煤に塗れようとも、踏み止まり戦える。
「我らだけでは兵力が足りません! せめて本営に指示を仰ぎましょう……!」
「極彩色の馬賊は温存する! まだ勝負のときではない! ここは俺たちで押し止める!」
その命令が、全てだった。
「わかりました。ですが、犠牲は覚悟して下さいよ」
幕僚たちはすぐに従った。だが、その眼には悲壮感があった。
「安心しろ! 相手は誇り高い騎士様方だ! いたぶって嬲り殺しにするようなことはまぁないだろ?」
我ながら、つまらない冗談だった。
部下たちを前に、マクシミリアンは笑った。痩せ我慢でも、面白かったからでもない。ただ、笑顔を見せることしかできなかった。
ハベルハイムの二千騎、そして三千騎はいるであろう月盾騎士団の人馬が、一塊となって押し寄せてくる。
対して、こちらは千騎足らず。アーランドンソン、イエロッテの二千騎が間に合ったとして、防衛態勢を整える時間はほとんどない。
部下たちの犠牲を、己の命を顧みれば、なりふり構わず極彩色の馬賊を動員してしまえばいい。そうすれば、少なくとも負けはしない。
しかし今は、つまらぬ意地が勝った。勝負の分かれ目ではないとか、勝利のための切り札だとか、そんなものは後付けでしかない。
冷静ではない。もしかすると、血に酔っているのかもしれない。それでも──。
「敵の数に臆するな! 相手が誰だろうと、斬れば血を流し、撃てば死ぬ! やることはいつもと同じだ!」
凍てつく風が吹き荒れる。
血染めのサーベルの切先が、押し寄せる〈教会〉の十字架旗を、月盾騎士団の月盾の軍旗を指し示す。
「殺せ! 皆殺しだ!」
かつて叫んだ、己の生き様──『天も、地も、人も、全てに仇なし、悉くを焼き尽くす』──しかしそれは、虚勢である。
俺は強くはない。いくらもがいても、英雄になれぬことも理解している。それでも、その惨めさを知るからこそ、マクシミリアンは風に抗い、そして駆け出した。
十字架旗と黒竜旗が前進する。ハベルハイム率いる教会遠征軍と帝国軍第三軍団、総勢一万近くの歩兵戦列が、真正面からぶつかり合う。
火と鉄が交錯する。野戦砲が撃ち鳴らされ、マスケット銃が火を吹く。転がる鉄球が、弾丸の雨が、甲冑ごと人体を抉り、兵士の群れを削っていく。
喊声が、悲鳴が、断末魔が、冬の風を震わす。
止むことを知らぬ軍靴と鼓笛が、火と鉄の雨を踏破する。隙間なき長槍の槍衾が肉壁となり、その狭間に死が積み上がっていく。
我慢比べだが、正面切っての会戦では、基本的な戦い方である。
まず、ゆっくりと互いの戦力を計り、出方を窺う。適宜状況に対応し、均衡を作り出す。しかるのち、決定機を探り、突破口を穿つ。ボルボ平原のような一方的な強襲ではないため、相応の犠牲は出るが、その犠牲も計算できるので、安定している。
風に舞う粉雪が、血を帯びていく。死が、流血が、クリスタルレイク西岸を戦場の色に染めていく。
ぶつかり合う肉壁の側面で、馬群の波が寄せては返す。マクシミリアン麾下の黒騎兵千騎と、ハベルハイムの騎兵隊千騎が、ぶつかり合う。
はためく軍旗が、撃ち鳴らされる拳銃が、斬り下ろされるサーベルが交錯するたび、粉雪が渦巻き、血を帯びる。血霧が濃くなるにつれ、殺意の奔流は凍てつき、その切れ味を増していく。
だが、俺は生きている──風に舞う血を浴びるたび、マクシミリアンの心は震えた。
モリオン兜の眉庇から、返り血が滴る。焼かれた騎士が、騎士を焼く炎が、マクシミリアン自身が描き変えたストロムブラード家の紋章が、戦場の血に燃え上がる。
戦場の最前線でしか味わえない、血の陶酔──生か死か、勝利か敗北か、栄光か没落か──しかし、完全に酔ってはいない。酔えば、見えるものも見えなくなる。見失えば、戦場に落ちる。落ちれば、死ぬ。
マクシミリアンは酔い覚ましに一人射殺すると、硝煙の中を窺った。
総指揮官ヴァレンシュタインの命令か、それとも独断かは不明だが、ハベルハイムは早々に勝負を仕掛けてきていた。
敵は、マクシミリアン率いる帝国軍騎兵の数が少ないと見るや、予備兵力を投入し、歩兵戦列に圧力をかけてきた。
敵ながら、良い判断だった。まず、乗馬歩兵として援護に回っている黒騎兵二千騎を、歩兵戦列に釘づけにする。絶えず圧力をかけることで、軍の核である歩兵隊が突破される可能性を煽り、あわよくば、予備隊も釣り出す。予備の歩兵隊が出ても、前衛部隊が崩れていなければ、ただ後ろから固まっただけの形になる。結果、軍団の後方は、手薄になる。
そして、主力の歩兵の身動きが取れなくなったところで、側面の騎兵隊を崩す。予備隊の極彩色の馬賊が出てくる可能性も、折り込み済みだろう。こちらの態勢が整う前に、兵力差と勢いで押し潰す。そして側面から後方に回り込み、歩兵の背後を脅かす。あとは切り崩し、瓦解させる。
基本的な戦術である。
小細工はない。派手な一撃も、驚くような奇策もない。伝承に語られる、〈神の奇跡〉のような場違いな魔法も当然ない。ただ、軍の教本通りの、古典的なやり方である。しかし、それを愚直に遂行できる軍隊というのは、決して多くはない。
ハベルハイムは、やはり難敵だった。弾丸公の異名から、猪突猛進な男と勘違いされがちだが、決してそんなことはない。確実に戦況を読み、兵を動かしている。
幸い、第三軍団の本営は動いていない。キャモラン軍団長はともかく、指揮を執るエイモット幕僚長は冷静である。敵の勢いに乗せられ、浮き足立ったりはしない。現状は、予備隊を動かさずとも耐えられると踏んでいる。当然、黒騎兵も対処できる余力はある。
マクシミリアンにとっても、慣れた状況である。優勢な、ましてや、ボルボ平原のような一方的な戦いの方が、経験としては少ない。
簡単に潰れると思うなよ──マクシミリアンがほんの少しの苛立ちを覚えたそのときだった。凍てついた風をかき消すほどの、燃えるような冬の風が、どこからか吹きつけた。
白煙の向こう側に、月盾の軍旗が翻る。
神を讃える雄叫びが、殺意に満ちた咆哮が、凍てつく風を震わす。燃える月盾の紋章が、現れたと同時に戦場を支配する。
独立遊撃部隊である月盾騎士団の行動は、想定していなかったわけではない──しかし、なぜ今ここに? この状況で……。
一瞬、何か恨みでも買ったかと思ったが、すぐにどうでもよくなった。
その圧倒的な殺意の前に、辻褄合わせは不要である──奴らは、本気でこちらを殺しに来ている。
ならば、押し返し、殺す。
戦場が、血で血を洗う様相を呈し始める。月盾騎士団の鬨の声に呼応し、教会遠征軍の攻勢が激しくなる。
深海の玉座の軍旗を掲げた騎兵隊も、動き出している。およそ千騎。恐らくは、ハベルハイム自身が率いる精鋭であろう。明らかに、月盾騎士団と連携している。
「アーランドンソン、イエロッテの両隊を今すぐ呼び戻せ!」
すぐに、伝令が駆け出す。三千騎が揃えばいなすことも可能だが、千騎だけでは、相手が騎士団でなくても防げない。
「歩兵隊もかなり圧を受けているはず。すぐにこちらに動けるとは思えません。仮に間に合ったとしても、態勢を整える前に突破されます」
幕僚の誰もが同じ意見だった。もちろん、マクシミリアンも同じことを予想している。
「予備隊を……。極彩色の馬賊を動かしましょう! 今ならまだ間に合います! あいつらなら……」
狼狽える部下のその一言に、幕僚たちが縋るような視線を向けてくる。
そうだ。あいつらなら、オッリたちが来れば、押し返せる── 理屈はわかる。しかし部下たちの視線は、マクシミリアンの感情を逆撫でした。
「貴様、それでも黒騎兵の一員か!? 俺が見込み、共に戦ってきた男か!?」
情けないことを口走った部下を、マクシミリアンは怒鳴りつけていた。
これは、つまらぬ感情論に過ぎない──だが、俺たちは黒騎兵だ。
黒騎兵はいわゆる汎用騎兵であり、帝国軍内では便利屋扱いに近い。特筆する取り柄があるわけでもなく、騎士集団のように潤沢な資金力を誇るわけでもなければ、極彩色の馬賊のような激烈な強さがあるわけではない。ただ、馬車馬のように酷使される駒に過ぎない。
だが、強くないからこそ、誇りさえ薄汚れているからこそ、劣り足りぬことを知っている。だからこそ、俺たちは粘り強い。たとえ落馬し、血と泥と煤に塗れようとも、踏み止まり戦える。
「我らだけでは兵力が足りません! せめて本営に指示を仰ぎましょう……!」
「極彩色の馬賊は温存する! まだ勝負のときではない! ここは俺たちで押し止める!」
その命令が、全てだった。
「わかりました。ですが、犠牲は覚悟して下さいよ」
幕僚たちはすぐに従った。だが、その眼には悲壮感があった。
「安心しろ! 相手は誇り高い騎士様方だ! いたぶって嬲り殺しにするようなことはまぁないだろ?」
我ながら、つまらない冗談だった。
部下たちを前に、マクシミリアンは笑った。痩せ我慢でも、面白かったからでもない。ただ、笑顔を見せることしかできなかった。
ハベルハイムの二千騎、そして三千騎はいるであろう月盾騎士団の人馬が、一塊となって押し寄せてくる。
対して、こちらは千騎足らず。アーランドンソン、イエロッテの二千騎が間に合ったとして、防衛態勢を整える時間はほとんどない。
部下たちの犠牲を、己の命を顧みれば、なりふり構わず極彩色の馬賊を動員してしまえばいい。そうすれば、少なくとも負けはしない。
しかし今は、つまらぬ意地が勝った。勝負の分かれ目ではないとか、勝利のための切り札だとか、そんなものは後付けでしかない。
冷静ではない。もしかすると、血に酔っているのかもしれない。それでも──。
「敵の数に臆するな! 相手が誰だろうと、斬れば血を流し、撃てば死ぬ! やることはいつもと同じだ!」
凍てつく風が吹き荒れる。
血染めのサーベルの切先が、押し寄せる〈教会〉の十字架旗を、月盾騎士団の月盾の軍旗を指し示す。
「殺せ! 皆殺しだ!」
かつて叫んだ、己の生き様──『天も、地も、人も、全てに仇なし、悉くを焼き尽くす』──しかしそれは、虚勢である。
俺は強くはない。いくらもがいても、英雄になれぬことも理解している。それでも、その惨めさを知るからこそ、マクシミリアンは風に抗い、そして駆け出した。
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