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第三章 戦火の幕間
3-5 ある男の騎士道 ……アンダース
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色のない北の朝陽に、枯れた森が白む。
ボルボ平原での敗戦から一夜が明けた。
北陵街道から王の回廊へと至る道中、アンダースは麾下の部隊とともに森に潜み、ある村の様子を窺っていた。
「よかったんで? 葬式に顔出さなくて?」
地図を片手に、森の向こうの村を窺いながら、下級将校のルクレールが訊ねてくる。ロートリンゲン家の騎士を示す月盾の徽章こそしているものの、将校らしからぬ安物の革鎧を着た姿は、ほとんど雑兵に近い。
「司祭どものしみったれた弔辞をくどくどと聞かされるんだぞ。辛気臭くてやってられるか」
「そんなこと言って、また兄君にどやされますよ」
「代理は出してる。文句を言われる筋合いなんてない。それに今は、呑気に死体の埋葬なんかするより、重要なことがあるだろう」
「へぇ? 本気でヨハン元帥を探す気で? さすがの閣下も、ボロ負けして不安になっちゃいました?」
軽口ばかり叩く中年男にいちいち答えるのが面倒になり、アンダースは溜息をついて会話を切った。
「まぁ俺らは気楽なんで、別にいいんですけど。……全く、〈教会五大家〉筆頭の御子息が、どーしてこんな不良少年に育っちまったんだか」
相変わらずヘラヘラと笑うルクレールの横で、アンダースは騎兵帽の被りを直した。しかし、中々いい位置に決まらなかった。
日の出とともに、村に人影が現れ始める。
〈帝国〉領への〈第六聖女遠征〉が始まって以来、人の営みが残る集落というのは珍しかった。教会遠征軍の進軍路となった北陵街道と王の回廊はほとんど焦土化されていたが、両街道を結ぶこの地域は、恐らくは帝国軍の移動を見越して、意図的に残されていたと思われる。
昨日のボルボ平原での会戦は察知しているのであろう。村の男たちは棍棒や鎌を手に武装している。しかし所詮は民草、大した相手には見えない。
しばらくして、斥候に出ていた部下が戻ってくる。周囲に敵軍はおらず、村も容易に襲える規模との報せだった。
それを聞くと、アンダースは即座に攻撃の命令を発した。
隠れていた月盾の騎士たちが、木々を隙間を抜け、村の中に攻め入る。突然の襲撃に、村人たちは喚き叫び、瞬く間に恐慌状態に陥る。
アンダースも馬腹を蹴り、刺剣を抜いた。
赤ん坊を抱え逃げ惑う母親を、馬上から突き刺す。赤銅の刺剣が母親の喉元を貫き、赤ん坊を血に染める。
棍棒を手に向かってくる男を、歯輪式拳銃で射殺する。手元で火花が散り、倒れた男が雪原に血溜まりを作る。
騎士団の襲撃が激しさを増す中、ルクレールが報告に戻ってくる。
「閣下。食糧庫にヨハン元帥がいないか探しに行ったら、それよりもいい物がありましたよ」
いかにもわざとらしく口元を吊り上げながら、ルクレールが鶏を担いでくる。
村の食糧庫には、越冬用の食料、飼料、家畜が蓄えられていた。とはいえ小さな村のため、五千名の月盾騎士団全員に行き渡る量はないが、少なくともアンダースの部隊はしばらく補給の心配をしなくてもいい。
「よくやった。帝国軍に先んじて物資を確保できたのは僥倖だ」
「負け戦から休まず働いてんですから、今日は宴会でもさせて下さいよ」
ルクレールの軽口は、粗野でがさつではあるが、率直で歯切れが良かった。この男は、上級将校の同僚だったウィッチャーズと同じく、卑賎の身の元傭兵だが、しかしアンダースは気に入っていた。士官の大多数を占める有力貴族の門弟よりも、アンダースは身分の貴賤に関わらず、自身が取り上げた部下を信頼していた。
騎士たちによる一方的な殺戮は、続いている。
激しさを増すその様を見ているのは、楽しかった。
部下たちは、生き生きとしていた。まるで、ボルボ平原の負けを払拭するように、帝国領民を襲撃している。
北陵街道から王の回廊に至る道中、両軍の行軍路上にある以上、遅かれ早かれこの村は焼かれていた。北部を再教化するなどと大層な御託を並べても、祖国防衛などと大法螺を吹いても、結局やることは同じである。
これこそが、戦争の本来あるべき姿である。
騎士道など、欺瞞だ──戦い、殺し、奪い、犯す──騎士道は、それらを正当化するための虚言でしかない。
ロートリンゲン家の血脈を示す、金色の髪と青い瞳。家宝たる古めかしい直剣を佩いた、月盾の長──朝靄に、父ヨハンの影をまとった兄の姿が浮かぶ。
兄ミカエルは、あらゆる面で自分よりも優秀だった。だが、それだけだった。家のため、国家のため、民衆のためと、馬鹿の一つ覚えのように粉骨砕身しようとする様は、模範たる高貴な騎士そのものであったし、何よりも社会的には正しかったが、しかし愚かしかった。
それでも、兄のことは尊敬していたし、嫌いではなかった。立場に相応しい人間であろうと努力する姿は、素直に称賛に値する。時折垣間見える横顔は、悩み、迷い、苦しむ、普通の男である。ただ、鉄の修道騎士と称される父の面影を感じさせる兄だけは、どうしても受け入れられなかった。
アンダースはまた騎兵帽の被りを直した。なぜか浮かんだ兄の影は、中々消えなかった。
いい位置に決まらない帽子に苛立っていると、殺戮と略奪の片隅から、祈りの声が聞こえてきた。
祈りの声のする物置の扉を開けると、若い村娘が一人、十字架のペンダントを手に祈っていた。
その姿に虫唾が走り、アンダースはその女を滅多刺しにした。女は信じられないといった顔で絶命した。
アンダースは、靴底で十字架のペンダントを踏み躙った。
神への祈りで戦いに勝てるなら、誰も苦労はしない。神への信仰心で戦いに勝てるなら、そもそも教会遠征軍はボルボ平原で敗北していない。
神など、確固たる武力の前では、無力な塵芥に過ぎない。それなのに、そんな簡単なことさえ理解していない連中が、世の中にはのさばっている。
神に祈るだけで救われると思っている、馬鹿な民草。偉そうに御託を並べ祈るばかりで何もしない、無能な聖職者ども。己の正義が絶対と妄信する、思考放棄した騎士連中。そんな馬鹿と無能と思考放棄に祭り上げられた、〈教会七聖女〉という愚か者の偶像。
〈教会〉の団結の象徴であり、かつては〈神の奇跡〉と称される大魔法で、万の軍をも屠ったとされる女ども。
しかしその実態は、ただのお飾りである。秘匿された大魔法が使えるどころか、その信仰心さえ無力なことなどは、誰の目にも明らかである。にも関わらず、何の力もない聖女どもは、人々に慕われ、愛され、畏れられている。
第六聖女セレン──家柄も能力もないあんな平民出身の小娘が、なぜ遠征の名を冠するのか。教会遠征軍総帥というだけで何もしていないのに、なぜ媚びへつらわなければならないのか。〈教会七聖女〉というだけで、なぜ守らねばならないのか。
兄を追って騎士となり、月盾騎士団に入団したアンダースは、ある年齢までは、正しくあろうと努力した。しかし、〈教会〉という国家に、大陸の社会に蔓延る正しさという無知蒙昧な愚かしさは、全く受け入れられなかった。
それゆえに、当然その努力は、誰からも認められはしなかった。父も兄も、多くの者は道を違えていると呆れるばかりで、アンダースの考えに耳を傾けることすらしなかった。
俺は誰からも見放されている。期待もされていない。求められさえしない。ただ、正しくないというだけで──ならば、俺は一体何なのだ?
俺は騎士だ。紛うことなき、月盾の騎士なのだ──アンダースは泣き叫び逃げる領民の背中に拳銃を向け、引き金を引いた。
喧しい悲鳴はすぐに消えた。銃声の余韻に消える断末魔は、ただただ心地よかった。
樹氷の木々が、銃火の硝煙に白む。
「いい朝だ」
殺戮と略奪に明け暮れる月盾の騎士たちを見ながら、アンダースは独り呟いた。それは偽らざる本音だった。
ボルボ平原での敗戦から一夜が明けた。
北陵街道から王の回廊へと至る道中、アンダースは麾下の部隊とともに森に潜み、ある村の様子を窺っていた。
「よかったんで? 葬式に顔出さなくて?」
地図を片手に、森の向こうの村を窺いながら、下級将校のルクレールが訊ねてくる。ロートリンゲン家の騎士を示す月盾の徽章こそしているものの、将校らしからぬ安物の革鎧を着た姿は、ほとんど雑兵に近い。
「司祭どものしみったれた弔辞をくどくどと聞かされるんだぞ。辛気臭くてやってられるか」
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「まぁ俺らは気楽なんで、別にいいんですけど。……全く、〈教会五大家〉筆頭の御子息が、どーしてこんな不良少年に育っちまったんだか」
相変わらずヘラヘラと笑うルクレールの横で、アンダースは騎兵帽の被りを直した。しかし、中々いい位置に決まらなかった。
日の出とともに、村に人影が現れ始める。
〈帝国〉領への〈第六聖女遠征〉が始まって以来、人の営みが残る集落というのは珍しかった。教会遠征軍の進軍路となった北陵街道と王の回廊はほとんど焦土化されていたが、両街道を結ぶこの地域は、恐らくは帝国軍の移動を見越して、意図的に残されていたと思われる。
昨日のボルボ平原での会戦は察知しているのであろう。村の男たちは棍棒や鎌を手に武装している。しかし所詮は民草、大した相手には見えない。
しばらくして、斥候に出ていた部下が戻ってくる。周囲に敵軍はおらず、村も容易に襲える規模との報せだった。
それを聞くと、アンダースは即座に攻撃の命令を発した。
隠れていた月盾の騎士たちが、木々を隙間を抜け、村の中に攻め入る。突然の襲撃に、村人たちは喚き叫び、瞬く間に恐慌状態に陥る。
アンダースも馬腹を蹴り、刺剣を抜いた。
赤ん坊を抱え逃げ惑う母親を、馬上から突き刺す。赤銅の刺剣が母親の喉元を貫き、赤ん坊を血に染める。
棍棒を手に向かってくる男を、歯輪式拳銃で射殺する。手元で火花が散り、倒れた男が雪原に血溜まりを作る。
騎士団の襲撃が激しさを増す中、ルクレールが報告に戻ってくる。
「閣下。食糧庫にヨハン元帥がいないか探しに行ったら、それよりもいい物がありましたよ」
いかにもわざとらしく口元を吊り上げながら、ルクレールが鶏を担いでくる。
村の食糧庫には、越冬用の食料、飼料、家畜が蓄えられていた。とはいえ小さな村のため、五千名の月盾騎士団全員に行き渡る量はないが、少なくともアンダースの部隊はしばらく補給の心配をしなくてもいい。
「よくやった。帝国軍に先んじて物資を確保できたのは僥倖だ」
「負け戦から休まず働いてんですから、今日は宴会でもさせて下さいよ」
ルクレールの軽口は、粗野でがさつではあるが、率直で歯切れが良かった。この男は、上級将校の同僚だったウィッチャーズと同じく、卑賎の身の元傭兵だが、しかしアンダースは気に入っていた。士官の大多数を占める有力貴族の門弟よりも、アンダースは身分の貴賤に関わらず、自身が取り上げた部下を信頼していた。
騎士たちによる一方的な殺戮は、続いている。
激しさを増すその様を見ているのは、楽しかった。
部下たちは、生き生きとしていた。まるで、ボルボ平原の負けを払拭するように、帝国領民を襲撃している。
北陵街道から王の回廊に至る道中、両軍の行軍路上にある以上、遅かれ早かれこの村は焼かれていた。北部を再教化するなどと大層な御託を並べても、祖国防衛などと大法螺を吹いても、結局やることは同じである。
これこそが、戦争の本来あるべき姿である。
騎士道など、欺瞞だ──戦い、殺し、奪い、犯す──騎士道は、それらを正当化するための虚言でしかない。
ロートリンゲン家の血脈を示す、金色の髪と青い瞳。家宝たる古めかしい直剣を佩いた、月盾の長──朝靄に、父ヨハンの影をまとった兄の姿が浮かぶ。
兄ミカエルは、あらゆる面で自分よりも優秀だった。だが、それだけだった。家のため、国家のため、民衆のためと、馬鹿の一つ覚えのように粉骨砕身しようとする様は、模範たる高貴な騎士そのものであったし、何よりも社会的には正しかったが、しかし愚かしかった。
それでも、兄のことは尊敬していたし、嫌いではなかった。立場に相応しい人間であろうと努力する姿は、素直に称賛に値する。時折垣間見える横顔は、悩み、迷い、苦しむ、普通の男である。ただ、鉄の修道騎士と称される父の面影を感じさせる兄だけは、どうしても受け入れられなかった。
アンダースはまた騎兵帽の被りを直した。なぜか浮かんだ兄の影は、中々消えなかった。
いい位置に決まらない帽子に苛立っていると、殺戮と略奪の片隅から、祈りの声が聞こえてきた。
祈りの声のする物置の扉を開けると、若い村娘が一人、十字架のペンダントを手に祈っていた。
その姿に虫唾が走り、アンダースはその女を滅多刺しにした。女は信じられないといった顔で絶命した。
アンダースは、靴底で十字架のペンダントを踏み躙った。
神への祈りで戦いに勝てるなら、誰も苦労はしない。神への信仰心で戦いに勝てるなら、そもそも教会遠征軍はボルボ平原で敗北していない。
神など、確固たる武力の前では、無力な塵芥に過ぎない。それなのに、そんな簡単なことさえ理解していない連中が、世の中にはのさばっている。
神に祈るだけで救われると思っている、馬鹿な民草。偉そうに御託を並べ祈るばかりで何もしない、無能な聖職者ども。己の正義が絶対と妄信する、思考放棄した騎士連中。そんな馬鹿と無能と思考放棄に祭り上げられた、〈教会七聖女〉という愚か者の偶像。
〈教会〉の団結の象徴であり、かつては〈神の奇跡〉と称される大魔法で、万の軍をも屠ったとされる女ども。
しかしその実態は、ただのお飾りである。秘匿された大魔法が使えるどころか、その信仰心さえ無力なことなどは、誰の目にも明らかである。にも関わらず、何の力もない聖女どもは、人々に慕われ、愛され、畏れられている。
第六聖女セレン──家柄も能力もないあんな平民出身の小娘が、なぜ遠征の名を冠するのか。教会遠征軍総帥というだけで何もしていないのに、なぜ媚びへつらわなければならないのか。〈教会七聖女〉というだけで、なぜ守らねばならないのか。
兄を追って騎士となり、月盾騎士団に入団したアンダースは、ある年齢までは、正しくあろうと努力した。しかし、〈教会〉という国家に、大陸の社会に蔓延る正しさという無知蒙昧な愚かしさは、全く受け入れられなかった。
それゆえに、当然その努力は、誰からも認められはしなかった。父も兄も、多くの者は道を違えていると呆れるばかりで、アンダースの考えに耳を傾けることすらしなかった。
俺は誰からも見放されている。期待もされていない。求められさえしない。ただ、正しくないというだけで──ならば、俺は一体何なのだ?
俺は騎士だ。紛うことなき、月盾の騎士なのだ──アンダースは泣き叫び逃げる領民の背中に拳銃を向け、引き金を引いた。
喧しい悲鳴はすぐに消えた。銃声の余韻に消える断末魔は、ただただ心地よかった。
樹氷の木々が、銃火の硝煙に白む。
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