恋するハンマーフリューゲル

高校三年の講習会で聴いた、ピアノの演奏と、ピアノの伴奏。そこに知らず居合わせたふたりは音大に入学後、同じ門下で勉強をしている。山岡みそらは声楽専攻、三谷夕季はピアノ専攻として。

同じ演奏に魅入られた二人の目の前にあるのは、それぞれの練習や伴奏合わせといった学校生活だけではない。その先にある就職、そして、その中にあってどう生きるか。音楽と天秤にかけれるのか。
けれど、もし、一人ではないのなら。音楽とともに、誰かと生きていけるのなら――

----------

■山岡みそら
声楽専攻(木村門下)、ソプラノ。
副科ピアノは羽田門下。

■三谷夕季
ピアノ専攻(羽田門下)。みそらと同学年。
先輩である江藤颯太、林香織の伴奏を担当。

■江藤颯太
管楽器専攻(トロンボーン、山本門下)。
副科ピアノは羽田門下。
みそら、三谷より一学年先輩。

■羽田葉子
ピアノ専攻の非常勤講師。
三谷夕季の担当講師。講義では伴奏法も担当。

■林香織
声楽専攻(木村門下)、ソプラノ。
みそら、三谷より二学年先輩。

■木村利光
声楽専攻の非常勤講師。
みそら、香織の担当講師で現役バリトン歌手。

■諸田加奈子
ピアノ専攻。みそらの伴奏を担当。
みそら、三谷と同学年。

----------

第4回ライト文芸大賞に参加中です。
応援、また感想などいただけるとうれしいです。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,201 位 / 192,201件 ライト文芸 7,628 位 / 7,628件

あなたにおすすめの小説

色彩と律動

山本しお梨
ライト文芸
「――ますます音楽というのは、律動づけられた色彩と時間だと思うようになった」 大学最後の学内選抜演奏会、何を弾くか。三谷夕季は悩んでいた。 地元で開催されたコンサートをきっかけに、三谷はもう一度、みそらとともに地元を訪れる。 そこで見たもの、聞こえたもの、肌に触れたものは――。 ---------- 連載中の「恋するハンマーフリューゲル」の後日譚(番外編)です。 好きな曲や好きなシーンや好きな空気をぎゅうぎゅうにつめこんだ短編で、個人的にはお気に入りの一本なので供養を兼ねてアップします。 大きなネタバレはありませんので(主人公ふたりの関係性くらいで…)、こちらを読んで興味を持った方はぜひ本編もよしなにお願いします。 ---------- ■山岡みそら 声楽専攻四年(木村門下)、ソプラノ。 副科ピアノは羽田門下。 ■三谷夕季 ピアノ専攻四年(羽田門下)。 ■羽田葉子 ピアノ専攻の非常勤講師。 三谷夕季の担当講師。講義では伴奏法も担当。 ■三谷喜美子 三谷のおばあさん。 ■木村先生 声楽専攻の非常勤講師。 みそらの担当講師で現役バリトン歌手。 ■小野先生 ピアノ専攻教授。葉子の師匠。

くろぼし少年スポーツ団

紅葉
ライト文芸
甲子園で選抜高校野球を観戦した幸太は、自分も野球を始めることを決意する。勉強もスポーツも平凡な幸太は、甲子園を夢に見、かつて全国制覇を成したことで有名な地域の少年野球クラブに入る、幸太のチームメイトは親も子も個性的で……。

もしもしお時間いいですか?

ベアりんぐ
ライト文芸
 日常の中に漠然とした不安を抱えていた中学1年の智樹は、誰か知らない人との繋がりを求めて、深夜に知らない番号へと電話をしていた……そんな中、繋がった同い年の少女ハルと毎日通話をしていると、ハルがある提案をした……。  2人の繋がりの中にある感情を、1人の視点から紡いでいく物語の果てに、一体彼らは何をみるのか。彼らの想いはどこへ向かっていくのか。彼の数年間を、見えないレールに乗せて——。 ※こちらカクヨム、小説家になろう、Nola、PageMekuでも掲載しています。

花よめ物語2

小柴
ライト文芸
めでたく騎士ガウェインと恋仲になったアネット。結婚を認めてもらうためキャメロットへ向かうが、さまざまな困難が彼女を待ち受けていた。アーサー王物語を下地にしたお話です。☆『花よめ物語』続編・全10話

ある雪の日に…

こひな
ライト文芸
あの日……貴方がいなくなったあの日に、私は自分の道を歩き始めたのかもしれない…

鏡鑑の夏と、曼珠沙華

水無月彩椰
ライト文芸
文芸部員の雨宮彩織は、夏休みの終わり際、"夏"を探しに田舎へと帰省する。その先で再会したのは、かつての幼馴染であり、彼の初恋の相手──椎奈あやめだった。そこで彩織は、彼女に『自分の色を分ける』ことを決意する。昔とは少し違う夏休みのなかで、ただ夏だけを描き続けた幻想綺譚。どこか懐かしくて物悲しい、狂おしくも儚い夏物語。 『縁なしの紺青の空、ただ立ち昇るだけの入道雲、アスファルトに霞む夏陽炎、降り注ぐような蝉時雨──僕は存在しない虚像の夏に、焦がれている。』 【原案:春夏秋冬 廻】 【執筆:水無月 彩椰】

透明なぼくらは、雨の日に色づく

霖しのぐ
ライト文芸
『同じ運命に乗り合わせたふたりの恋』 ある病に冒されている主人公〈ぼく〉は、静かな白い部屋でひとり、『その時』を待つ暮らしをしていた。 ある雨の日のこと、どこからか聞こえてきた歌声に心を奪われた〈ぼく〉。その歌声の持ち主に出逢った時、運命が動き出す。 雨の日にしか会えない二人はしだいに心を通わせ、やがて結ばれる。束の間の幸せに身を焦がす二人だったが、しかし、終わりのときはすぐそこまで迫ってきていた。 ※以前公開していた、『雨の日に、出逢えた君と』の加筆改題版です。

零度

創研 アイン
ライト文芸
PN 之 歪んだ愛でしか愛しえない。大嫌いな君と、大好きなあなたの、マイナス温度の恋愛。 ※こちらは占いツクール様に「ゆうな」名義で投稿させていいただいている「零度」を新入生用に、大幅に加筆・修正をしたものです。よろしくお願いします。