52 / 94
48話 日米交渉2回目
しおりを挟む1941年11月1日
今年、7月上旬にハワイにてハル国務長官と三木特使との日米会談を行い、その場はハル四原則の確認のみの物別れ状態で終了した。
その後、何度か両大使を通じて電話会談等が実施されたものの、双方の主張に妥協点を見いだすことが出来ないことから、再び直接会談を開始する運びになり、再びハワイにて2回目の日米会談が行われることとなった。
~日米会談2回目開催日の1カ月前~
「中破総理。1回目の時にP-3Cを古めに偽装しましたが、アレは一応ターボプロップで可能な限り分からないように細工していたのですが、機体が滑らかなのでかなり注目を浴びていましたね。
「三木君、アレでも80年近く経った古い機体なんだけどな」
「さて、どうしますかね?」
「もう1、2回はこの機体を使うか。アメリア側の度肝を抜くのにジェット機を使いたいところだけど、ジェット機は真珠湾攻撃まで待つか」
「そうですね。折角燃料増槽したのでしばらく使うことにします。
それよりかなりキナ臭い状況なので機体を若干武装し、機体色を空軍使用に塗装し直してもらおうと思っています」
「そうだな、三木君を亡き者にしようと相手が画策する恐れがあるからな。
整備担当者に再塗装のついでに光学迷彩機能付ステルス塗装と電磁バリア機能装備を搭載するように改造し、RWS(リモートウェポンシステム)を搭載するように伝えておくから」
「総理の御配慮、有り難うございます。改装の件を宜しくお願いします」
~会談開催日のホノルル空港にて~
三木一行は、ホノルル空港に到着後、ハル長官の出迎えにより同空港施設にある会議場で会談が実施される予定であり、その場所に向かっていた。
ハル国務長官は、前回のドアノブ電気ショック&睡眠薬事案を引き起こして大統領に相当叱責を受けており、今度万一の事が日本側にあった場合はハル長官自身が戦争の引き金を引いた張本人になることは明白であった。
ルーズベルト大統領はアメリア側から戦争を仕掛けることは断じて許さず、あくまで日本側から暴発してくれることを期待していた。
「三木特使、こちらの会議室にお入り下さい」
三木一行はハル長官と一緒に会議室内に入室した。
玲美は室内に入った瞬間、違和感を感じて即座に透視能力を駆使した結果、会議室内の壁、床、天井裏側の至る処に爆弾が仕掛けられていることを発見してその結果を同行していた蘭子に知らせるとともに、P-3C改にパイロットと一緒に乗り込んできた玲美の支配下にある隠密ロイド達に武装モードで待機するようにテレパシーで連絡した。
蘭子は玲美の透視結果と次の行動を三木に耳打ちしていた。
「(玲美が建物に爆弾が仕掛けてあることを発見し、現在作動しないよう制御しています。
私は爆発の瞬間に三木さんと玲美を建物の外へ瞬間移動させます。
会議室の廊下側には、我が方のSP2名が付いています。
このSPは日本国内で素行不良の帝国兵を中破総理が手配して、2名をガブ姉様が忠実に護衛任務を遂行するように催眠術を掛けています。
この2人には申し訳無いですが、アメリアの悪行を世界中に知らしめるために犠牲になってもらいます。
因みにこのSP2名を務めている素行不良の帝国兵は、過去に殺人、強姦、暴行等数限りなく悪事に手を染めた連中のようで、本来は死刑予定で拘置中でした。
今回の任務遂行で恩赦により刑が軽減されることで任務に就いているみたいですが、名誉の殉職者として死亡してもらいましょう)」
「(了解、分かった!)」
「三木特使、秘書との打合せは終了しましたか?」
「済みません、お手間を取らせました。
さて、ハル長官。前回のフィリピンからの早期撤退の件はどうなりました?
我が日本はアメリアの要望に従って中国と和平し、昨年内に各国が駐在する租界の守備軍を除き、全軍撤退致しました。
アメリア側が日本に軍を撤退するように要求しながら、自分のところは関係ないと言うのは随分虫が良すぎる話じゃないですか。
是非、このあたりの良き回答をハル長官から直接聞きたいのですが、如何でしょうか?」
「うぐぐ、フィリピンはもう既に1946年に地元民に返還する予定でありコレは政府で決定した事項だ。今更変更など出来ぬ」
「分かりました。フィリピンの件は終了と致しましょう。
それでは、次にハル四原則の再確認ですが、『3』と『4』の件について、アメリア側は通商上の平等の原則を守っていませんよね。
我々、日本国はアメリアの要求に従って、中国から撤兵して勝介石と和平を実現した。
それにも関わらずアメリアは先頭を切って対日経済制裁を行っていますが、その対抗策として日本は中国と貿易交渉を勝手に始めざるを得ませんでした。
さらに欧州諸国にも働き掛けて日本側に正義があることを伝え、アメリア側が経済制裁を解除しないことを全世界に広めました。
そうしたところ、アメリアの卑怯で不正義な外圧は日本だけではなかったのです。
ヨーロッパ諸国でもアメリアからの卑怯で不正義な外圧を受けており、その圧力に抵抗しようと賛同した欧州諸国は、現在我が国と貿易交渉中です。
以上のことから孤立しつつあるのはアメリアです。
これでも禁輸措置を解除しないのはどういう理由ですか?」
「ああ、大統領の命令だからどうしても曲げられない」
「ほほう、それでは交渉決裂ですな。
それとも、始めからルーズベルト大統領は憎らしい日本を徹底的に叩き潰したいのでしょう。しかし、自分では絶対に戦争の引き金は引きたくない。
戦争の引き金を日本に引かせる画策をしているとしか思えませんね。
しかし、日本はその引き金を決して引きませんよ。
ハル長官。一つ確認したいのですが本当に石油を含めた禁輸措置は我が国への禁輸措置であると同時に、日本からアメリアに入る石油製品も禁輸するのですよね?」
「何を馬鹿な事を言っているのだ。日本から石油製品を輸入?そんな馬鹿な話は天地がひっくり返ってもあるわけないじゃないか」
「分かりました。もし我が国で新たな石油製品が製造されても、一切アメリアには輸出しないということで宜しいですね」
「何を先程から馬鹿な事を言っているのだ。我が国が日本から輸入するわけが無かろう」
「フフフ、貴男は本当に情報に疎いようですね」
「何?情報通の私に対して何を失礼な事を言うのか!」
「ハル長官、貴男が本国に対して隠し事が沢山ある気がするのですが」
「何を馬鹿な事を言っている。そんなモノは何も無い」
「そうですかな?それではこの写真はどうしたのですか?」
三木が懐から出した封筒をテーブル上に置き、封筒から写真を取り出した。
その写真には、某女優とハル長官との密会デートの状況と、しっかり2人のセックスシーンが写っているモノさえあった。
無論、デジタルカメラで撮影されたモノであったが時代考証からカラーをモノクロ化し、ネガフィルムをあえて作る作業が少々手間が掛かっていた。
「え?この写真は一体何?あ、あああ、コレは非常に不味いぞ」
「ハ・ル・長・官~!この写真は事実ですよね?某女優から性的関係があった旨の言質を事情聴取から判明していますし、ハル長官は確か結婚されて奥さんがいましたよね?アメリアでは一夫一妻制が原則でしたか?
コレは浮気ですか?それとも本気?不倫な関係はアメリア国内のマスコミは非常にうるさいのですよね。
このスキャンダル記事は、マスコミ連中が絶対食い付くでしょうね」
「み、三木特使、ココで少し待っていて下さい。大統領とこの件について話し合いをしますので少々お待ち下さい」
ハル長官は会議室を急いで出て三木一行を会議室に残して会議室の施錠を側近に命じて廊下側から施錠し、それを見ていた日本側SPは思考操作の効果により護衛任務を遂行しようと、施錠をしていた長官の側近に声を掛けたが側近達はSPを殺害するように命令されていたため、自動小銃で射殺された。
「ん?銃声だな。多分、廊下のSP2人は射殺されたな」
「三木さん、ココを爆発させるのに長官はスイッチを操作したみたいです。
玲美が爆発を抑えています。そのスキに瞬間移動で脱出しますので私の手を握って下さい」
「分かった、蘭子」
「玲美、用意は良い?私の手を握ったら爆発させてね」
「了解、蘭姉」
玲美が蘭子の手を握った瞬間に3人の姿が会議室から消えて、その次に爆炎が部屋中に一気に広がったかと思うと爆音が建物中に響き渡り、会議室の壁、天井、窓が全て吹き飛び、空港施設の建物の半分以上が瓦礫の山と化した。
「ファ、ファ、ファ、コレで全ての証拠が無くなったな」
「そういう筋書きでしたか、ハル長官」
爆発した空港施設の建物の外で笑い声を叫んでいたハル長官の背後から、三木特使と思える声が聞こえてきたため、まさかと思い顔面蒼白になりながらゆっくりと振り向くとそこには三木特使と秘書2人の姿があった。
「よ、よくぞご無事で。一体どうやって建物から脱出出来たのですか?」
「ウチの秘書は忍者の末裔で、勘と運動能力が抜群の脱出のプロです」
「そ、そうでしたか。ハハッ、本当に生きているのですね」
「ハル長官、まさかこの爆発は単なるガス爆発と言いませんよね。
少なくともこの空港施設の建物は新築のようですし、会議室のドアが施錠されておりそちらから出ることが出来なかったのですよ。
わざわざ我々をそこに閉じ込めるための施錠をしたとは思いたくはないのですが」
「そうだ、アンタらを亡き者にするために爆弾を仕掛けたんだ」
「おお、その言葉を待っていました。玲美君、しっかり録音出来たかね?」
「ハイ、三木特使。バッチリです」
「それとも、貴男の欲しいモノはコレでしたかな?」
三木は背広の内ポケットから写真が入った例の封筒を取り出した。
「いつ、すり替えたのだ?」
「返して欲しいですか?もし欲しいならアメリアは最低フィリピンとハワイを放棄することですね」
「そんなことは出来る訳ないだろう。こうなったら力づくでも奪ってやる」
ハルはそう言うと、持っていたピストルを三木に向けて撃とうして引き金を引いたが、玲美が機械操作能力で半径1km以内の敵側武器の部品を作動不良にしたため、ピストルが不発で弾丸を発射することが出来なかった。
「クソ-!このピストル不発だ。近衛兵、コイツら脱走者だ。全員射殺しろ!」
「「「了解!」」」
「全員、構え、撃て!」
近衛兵達は長官の命令により、三木一行を射殺しようとしたが、全ての小銃が不発であり、コレも玲美の能力で敵の銃を作動不良にしていた。
「あれ?何で弾丸が出ないんだ?」
「何やっているんだ、お前ら!弾丸が出ないなら銃剣があるだろう」
「分かりました。全員、銃剣取付、敵に掛かれ!」
1個小隊約50名の兵士が三木一行に襲い掛かるが、三木自身は幹部レンジャーで特殊部隊出身なので、並の兵士は全く歯が立たなかった。
さらに高田姉妹についても普通人の10倍以上の戦闘能力を有しており、兵士達がいくら襲い掛かっても次々と倒れて兵士の山が出来る程であった。
オマケにP-3C改に待機していた隠密ロイドは、サリエルに借り受けした戦闘用ロイドは1体で1個中隊約200名の兵士を約30秒で戦闘不能にしてしまう程の強者で、この2体が高田姉妹の戦闘に加わったことでモノの数秒間で戦闘が終わってしまった。
ハル長官は飛行機で待機しているパイロット2人に狙いを定め、長官直轄部隊である2個大隊約2000人が飛行機とパイロットの襲撃に向かった。
しかしパイロット2人は人間ではなく専門職ロイドで、そのパイロット達を守るのは2体のアーマードロイドであった。
因みにこのアーマードロイドは、隠密ロイド10体と戦闘した場合でも隠密ロイドが全く歯が立たない程の強者であった。
前回の会談中、玲美は自身の意識をハル長官の心に憑依させてその記憶や思考をトレースしていた。
玲美が読み取ったハル長官の意識は、大変危険なモノであり次回の会談は生命の危険があることを予測し、その結果は中破総理に報告済であった。
そこでミカエルから神の御業と呼ばれるアーマードロイド2体を借り受け、その2体を同行させて三木一行を護衛していたのである。
また万一パイロットロイド2体が破壊されたとしても、2人に代わるモノとして飛行機本体に操縦AIをインストールしているため、全く操縦パイロットが不在でも自動的に飛行機を飛ばすことが可能である他、さらに蘭子が三木に同行しているため瞬間移動で日本に脱出することが可能であった。
なお、アーマードロイドは約2m前後の身長がある大柄な兵士に見えるが、その大柄な身体に似合わず動きが超素早くとても人間の眼では追い付くことが不可能な程の俊敏さを備えていた。
そして力は100トン級重戦車を片手で振り回すことが出来るほど。
そのアーマードロイド2体に対峙した2000人の兵士達は、ロイドが飛行機内に備付の鉄杖を手に取り一振りほど振り回すと100人位の兵士が1回で再起不能か死亡状態で倒れ、モノの十数秒間で2個大隊の全員が地面に臥せっていた。
「ハル長官、この私達に対する一連の行為はアメリアが日本に対する宣戦布告だと受け取りますが、宜しいですね」
「クソ-!もう兵士はいないのか?彼奴らを倒すことが出来ないのか?」
「貴男の求めている写真は、この一連の戦闘行為を行ったことでアメリア各社のマスコミに流れるように既に手配しています。
明日以降の新聞紙面を期待して下さい。
なお、私達に対する一連の戦闘行為は映像記録して、世界各国にニュースとして配信致します」
「お前らイエローモンキーが、アメリアと戦って勝てるわけないじゃないか。
後から泣き付いても知らないぞ」
「さて戦って見なければ分かりませんよ?日本がアメリアに負けたらアメリアの犬になりましょう。
だが、アメリアが日本に負けたら国土の大部分を頂きましょうか」
「ゴラァ、三木!お前はふざけたこと言っているが、我がアメリアが建国以来負けた事が無いのが自慢なんだぞ!」
「そうですか、大統領に『首を洗って待っていろ』と伝えて下さい。
それではご機嫌よう。貴男のクビが繋がっていることを祈念しながら私達は帰国致します」
翌日、アメリア国内の新聞社各社の一面に『日本外交団殺害される?』等の記事が掲載され、二面には『国務長官が戦争の引き金を引く?』等の国務省の外交交渉が失敗した等の批判記事が載り、三面には『ハル長官、不倫疑惑?』等のスキャンダル記事が紙面全体を埋めるように掲載された。
そして翌々日の各新聞一面に『大統領、国務長官を更迭、即時罷免!』との記事が掲載されていた。
0
お気に入りに追加
101
あなたにおすすめの小説
烈火の大東亜
シャルリアちゃんねる
SF
現代に生きる男女2人の学生が、大東亜戦争[太平洋戦争]の開戦直後の日本にタイムスリップする。
2人はその世界で出会い、そして共に、日本の未来を変えようと決意し、
各海戦に参加し、活躍していく物語。その時代の日本そして世界はどうなるのかを描いた話。
史実を背景にした物語です。
本作はチャットノベル形式で書かせて頂きましたので、凝った小説らしさというより
漫画の様な読みやすさがあると思いますので是非楽しんでください。
それと、YOUTUBE動画作製を始めたことをお知らせします。
名前は シャリアちゃんねる です。
シャリアちゃんねる でぐぐってもらうと出てくると思います。
URLは https://www.youtube.com/channel/UC95-W7FV1iEDGNZsltw-hHQ/videos?view=0&sort=dd&shelf_id=0 です。
皆さん、結構ご存じかと思っていましたが、意外と知られていなかった、第一話の真珠湾攻撃の真実等がお勧めです。
良かったらこちらもご覧ください。
主に政治系歴史系の動画を、アップしています。
小説とYOUTUBEの両方を、ごひいきにして頂いたら嬉しく思います。
日は沈まず
ミリタリー好きの人
歴史・時代
1929年世界恐慌により大日本帝國も含め世界は大恐慌に陥る。これに対し大日本帝國は満州事変で満州を勢力圏に置き、積極的に工場や造船所などを建造し、経済再建と大幅な軍備拡張に成功する。そして1937年大日本帝國は志那事変をきっかけに戦争の道に走っていくことになる。当初、帝國軍は順調に進撃していたが、英米の援蔣ルートによる援助と和平の断念により戦争は泥沼化していくことになった。さらに1941年には英米とも戦争は避けられなくなっていた・・・あくまでも趣味の範囲での制作です。なので文章がおかしい場合もあります。
また参考資料も乏しいので設定がおかしい場合がありますがご了承ください。また、おかしな部分を次々に直していくので最初見た時から内容がかなり変わっている場合がありますので何か前の話と一致していないところがあった場合前の話を見直して見てください。おかしなところがあったら感想でお伝えしてもらえると幸いです。表紙は自作です。
タイムワープ艦隊2024
山本 双六
SF
太平洋を横断する日本機動部隊。この日本があるのは、大東亜(太平洋)戦争に勝利したことである。そんな日本が勝った理由は、ある機動部隊が来たことであるらしい。人呼んで「神の機動部隊」である。
この世界では、太平洋戦争で日本が勝った世界戦で書いています。(毎回、太平洋戦争系が日本ばかり勝っ世界線ですいません)逆ファイナルカウントダウンと考えてもらえればいいかと思います。只今、続編も同時並行で書いています!お楽しみに!
えっ俺が憧れの劉備玄徳の実の弟!兄上に天下を取らせるため尽力します。
揚惇命
SF
三国志の三英雄の1人劉備玄徳が大好きな高校生の劉義賢が劉備玄徳の墓を訪れるが、くまなく調べると何かの装置が作動し墓の中に落ちる。
辺りを見回すと奥に劉備玄徳愛用の双股剣があったので触れると謎の女性の『玄徳様の運命をお変えください』という言葉で光に包まれ目を覚ますとそこは後漢末期の涿郡涿県楼桑村だった。
目の前にいる兄だと名乗る劉備殿に困惑しながらも義勇兵を結成し、激動の時代を劉備殿の天下のために尽力する物語。
1章 黄巾の乱編 完結
2章 反董卓連合編 完結
3章 群雄割拠編 完結
4章 三国鼎立編 完結
5章 天下統一編 鋭意製作中
※二次創作ではありますが史実に忠実ではなくオリジナル戦記寄りとなってます。
数多くの武将が出るため、誰が話しているかわからなくなることを避けるために「」の前に名前を入れます。
読みにくい場合はコメントなどで教えてもらえるとありがたいです。
オリジナルキャラも登場します。
※小説家になろう様・カクヨム様でも掲載しています。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる