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実家へ帰ろう!
57:お墓参り/お父さんの給料は?
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お昼ご飯を食べた僕達は先祖のお墓参りをするために墓地へ向かった。
「お爺ちゃん、それにしても何でこんなところにお墓を建てたの?」
僕はずっと何故なのか分からなかったのでお爺ちゃんに聞いてみた。
「んー、おそらくだけど、元々本家のあった今優斗達の住んでいる場所は元々村だったらしいんだ。
それでもこの見た目だろう?周りから余りいい目で見られていなかったみたいでね、ある程度歳を取ったら本家は息子や孫に渡してここで余生を過ごしていたからって僕の父親は言っていたよ。」
「ひいお爺ちゃん・・・そういえば記憶に殆ど無いなぁ・・・」
「無理も無いよ、優希が小学2年生くらいの頃に亡くなったからね。」
「いくつだったの?」
「確か・・・100くらいだったかな?」
「結構長生きだったんだね。」
「いくら平均寿命の伸びてきた今とは言え98くらいまではピンピンしてたんだから本当恐ろしいものだよ。」
「でもそうやって考えると爺さんが35歳くらいの時に生まれたんだな父さんって。」
「僕は末っ子だったからね、まぁ兄弟もまだ普通に生きてはいるみたいだけど別の県に引っ越していったから会えるのは正月くらいなのが少し寂しいかな。」
「そういえば爺さんが亡くなったほぼ同時期に婆さんも亡くなったんだっけか。」
「そう、大体追っかけていくかのように数ヶ月以内に亡くなったよ。本当に仲の良い二人だったからね、あの世でもきっと仲良くしてくれているだろうさ。」
「なんか偶然にしても凄いね。」
「偶然・・・?あぁ!思い出した。
長生きしてる一族の人達は夫婦円満だったって話を父さんから聞いたっけ・・・」
お爺ちゃんは手をポンと叩きそう言った。
「夫婦円満?」
「そう、夫婦円満。
許嫁とか、お見合い結婚の場合あんまり仲が良くない場合もあったらしいけどその場合普通の人と変わらなかったとかなんとか。」
「なんでなの?」
「流石に分からないね、案外神様とかが見てるのかもね。」
「神様がこの夫婦てぇてぇとか言ってるの想像したんだけど、そのお陰で長生きしてたら流石に笑うぞ。」
「俗物的すぎない?そんな神様・・・」
「流石に無いだろうけど、そんな理由だったら面白いね。」
そんな話をしているとお墓へ到着したので
先祖のお墓の前で手を合わせた。
「さて、とりあえずやる事もやったし帰ろうか。」
「うん!」
「そうだな。」
お参りを済ませた僕達は再びお爺ちゃんの家へと帰っていった。
------
「さて、こっちに戻って来たのはいい。」
お爺ちゃんが椅子に座りながらそう言った。
「ぶっちゃけやる事なくない?」
「否定出来ん・・・」
「正直手を持て余していますねー」
「う、うん。」
「まぁオレも畑耕してなかったら大体優理とのんびりしてるからな。」
戻ってきた僕達を襲うのはまさかの暇だった。
「まぁ、いいか。ぶっちゃけ遊ぶものも無い訳じゃ無いからね。」
「仕方ないわな、言うてオレら老人だしな。」
「あっ、それならお爺ちゃん達もやった事あるゲームとかどう?」
僕はお爺ちゃん達に提案した。
「僕達でもやった事あるゲームか・・・そういえば押し入れに任◯堂W◯iがあった気がするね。」
「父さん、また懐かしい物を・・・」
「最近だとそれレトロゲー扱いされてるって知ってました?」
「えっ!?そうなの!?僕結構好きでやってたんだけど・・・」
「スーパーファ◯コンとかもはや骨董品だしなぁ。」
「ファミ◯ンに至っては化石みたいな物ですしね。」
「時代は変わるなぁ・・・」
「オレもW◯iよくやってたんだけど何、今何が最新機種なんだ?」
「P◯7とか、任◯堂だと4◯Sとか出たな。」
「3から4になってたの・・・しかもプレ◯テに至っては7なのか・・・」
「あの頃3でも技術の進歩感じてたんだけどなぁ、オレ達も歳を喰ったなぁ・・・」
「まぁ俺は一応配信者で食ってるからゲームとか一応買うんだけど2-3年に1回のペースで出てるからそりゃ追いつけなくもなるよなぁ。」
「配信者って何なんだい?」
「あー父さん知らなかったんだっけ、今俺Vtuberっていうのをやっててさ、動画サイトに動画を投稿したり、リアルタイムで、うーん生放送って言えば分かるか?をやってるんだよ。勿論ちゃんとした企業に所属してるから給料もしっかり貰ってるぞ。」
「へぇ、今はそんな仕事もあるんだね。」
「オレも聞いたことないな、どれくらい貰ってるんだい?」
「僕も気になる!」
「ん、そういえば優希も俺がVtuberやってるの知ったの昨日だったもんな。
とりあえず固定給で税金とかを抜いて大体30万、それにプラスで配信やってる時に投げられたスパチャのうち20%をボーナスとして支給されてる。更に会社の業績がよければ配信者の固定給の1ヶ月から2ヶ月分のボーナスが出る感じだな。会社が結構持っていってるイメージがあるけど結構還元や福利厚生が手厚いから社員として働いている人の評判は良いんだぞ。」
「結構貰ってるじゃないか。
そのボーナスって言うのは大体どれくらいなんだい?」
「月20万以上あるかどうかって感じだな。というかスパチャに関しては本当に読めないんだよ。投げる人は心配になるくらいに投げてくるから。」
「あっそれは分かるよお父さん、上限とか投げられると申し訳なさが出てきたりするよね。」
「そうそう、他の新人なんかは喜んで貰う奴も多いけど俺の場合は固定給でも結構な金額貰ってるし、住宅手当とかもあるからな。無理して投げないでいいぞって思ってしまうんだ。」
「僕も完全に同じ発想だよ、それにしても企業勢って結構手厚いんだね・・・」
「まぁ、売れに売れてる会社だからっていうのもあると思うけどな。」
「よく分からない世界だけど、仕事は楽しいのかい?」
「楽しいぞ、色んな人が自分を見て反応を返してくれるからな。やりがいがあるんだ。」
「良い仕事に出会えたじゃないか。」
「まぁ、あんまり人に喋っちゃいけない仕事だからここだけの話にしておいてくれると助かる。」
「それは仕方ないね、僕らだけで止めておくとするよ。」
その後皆でヒゲオパーティーで遊んだ。
意外とお爺ちゃんが強くてお父さんが焦ってた。
それ以上にお婆ちゃんが強くて1位の座はお婆ちゃんが独占していたけどね。
それで長い事ゲームを交代交代でやっていたら夜ご飯をお婆ちゃんが作ってくれたのでご飯を食べて僕達はお父さんの住んでる家に帰った。
次会うのはお正月かな?
「お爺ちゃん、それにしても何でこんなところにお墓を建てたの?」
僕はずっと何故なのか分からなかったのでお爺ちゃんに聞いてみた。
「んー、おそらくだけど、元々本家のあった今優斗達の住んでいる場所は元々村だったらしいんだ。
それでもこの見た目だろう?周りから余りいい目で見られていなかったみたいでね、ある程度歳を取ったら本家は息子や孫に渡してここで余生を過ごしていたからって僕の父親は言っていたよ。」
「ひいお爺ちゃん・・・そういえば記憶に殆ど無いなぁ・・・」
「無理も無いよ、優希が小学2年生くらいの頃に亡くなったからね。」
「いくつだったの?」
「確か・・・100くらいだったかな?」
「結構長生きだったんだね。」
「いくら平均寿命の伸びてきた今とは言え98くらいまではピンピンしてたんだから本当恐ろしいものだよ。」
「でもそうやって考えると爺さんが35歳くらいの時に生まれたんだな父さんって。」
「僕は末っ子だったからね、まぁ兄弟もまだ普通に生きてはいるみたいだけど別の県に引っ越していったから会えるのは正月くらいなのが少し寂しいかな。」
「そういえば爺さんが亡くなったほぼ同時期に婆さんも亡くなったんだっけか。」
「そう、大体追っかけていくかのように数ヶ月以内に亡くなったよ。本当に仲の良い二人だったからね、あの世でもきっと仲良くしてくれているだろうさ。」
「なんか偶然にしても凄いね。」
「偶然・・・?あぁ!思い出した。
長生きしてる一族の人達は夫婦円満だったって話を父さんから聞いたっけ・・・」
お爺ちゃんは手をポンと叩きそう言った。
「夫婦円満?」
「そう、夫婦円満。
許嫁とか、お見合い結婚の場合あんまり仲が良くない場合もあったらしいけどその場合普通の人と変わらなかったとかなんとか。」
「なんでなの?」
「流石に分からないね、案外神様とかが見てるのかもね。」
「神様がこの夫婦てぇてぇとか言ってるの想像したんだけど、そのお陰で長生きしてたら流石に笑うぞ。」
「俗物的すぎない?そんな神様・・・」
「流石に無いだろうけど、そんな理由だったら面白いね。」
そんな話をしているとお墓へ到着したので
先祖のお墓の前で手を合わせた。
「さて、とりあえずやる事もやったし帰ろうか。」
「うん!」
「そうだな。」
お参りを済ませた僕達は再びお爺ちゃんの家へと帰っていった。
------
「さて、こっちに戻って来たのはいい。」
お爺ちゃんが椅子に座りながらそう言った。
「ぶっちゃけやる事なくない?」
「否定出来ん・・・」
「正直手を持て余していますねー」
「う、うん。」
「まぁオレも畑耕してなかったら大体優理とのんびりしてるからな。」
戻ってきた僕達を襲うのはまさかの暇だった。
「まぁ、いいか。ぶっちゃけ遊ぶものも無い訳じゃ無いからね。」
「仕方ないわな、言うてオレら老人だしな。」
「あっ、それならお爺ちゃん達もやった事あるゲームとかどう?」
僕はお爺ちゃん達に提案した。
「僕達でもやった事あるゲームか・・・そういえば押し入れに任◯堂W◯iがあった気がするね。」
「父さん、また懐かしい物を・・・」
「最近だとそれレトロゲー扱いされてるって知ってました?」
「えっ!?そうなの!?僕結構好きでやってたんだけど・・・」
「スーパーファ◯コンとかもはや骨董品だしなぁ。」
「ファミ◯ンに至っては化石みたいな物ですしね。」
「時代は変わるなぁ・・・」
「オレもW◯iよくやってたんだけど何、今何が最新機種なんだ?」
「P◯7とか、任◯堂だと4◯Sとか出たな。」
「3から4になってたの・・・しかもプレ◯テに至っては7なのか・・・」
「あの頃3でも技術の進歩感じてたんだけどなぁ、オレ達も歳を喰ったなぁ・・・」
「まぁ俺は一応配信者で食ってるからゲームとか一応買うんだけど2-3年に1回のペースで出てるからそりゃ追いつけなくもなるよなぁ。」
「配信者って何なんだい?」
「あー父さん知らなかったんだっけ、今俺Vtuberっていうのをやっててさ、動画サイトに動画を投稿したり、リアルタイムで、うーん生放送って言えば分かるか?をやってるんだよ。勿論ちゃんとした企業に所属してるから給料もしっかり貰ってるぞ。」
「へぇ、今はそんな仕事もあるんだね。」
「オレも聞いたことないな、どれくらい貰ってるんだい?」
「僕も気になる!」
「ん、そういえば優希も俺がVtuberやってるの知ったの昨日だったもんな。
とりあえず固定給で税金とかを抜いて大体30万、それにプラスで配信やってる時に投げられたスパチャのうち20%をボーナスとして支給されてる。更に会社の業績がよければ配信者の固定給の1ヶ月から2ヶ月分のボーナスが出る感じだな。会社が結構持っていってるイメージがあるけど結構還元や福利厚生が手厚いから社員として働いている人の評判は良いんだぞ。」
「結構貰ってるじゃないか。
そのボーナスって言うのは大体どれくらいなんだい?」
「月20万以上あるかどうかって感じだな。というかスパチャに関しては本当に読めないんだよ。投げる人は心配になるくらいに投げてくるから。」
「あっそれは分かるよお父さん、上限とか投げられると申し訳なさが出てきたりするよね。」
「そうそう、他の新人なんかは喜んで貰う奴も多いけど俺の場合は固定給でも結構な金額貰ってるし、住宅手当とかもあるからな。無理して投げないでいいぞって思ってしまうんだ。」
「僕も完全に同じ発想だよ、それにしても企業勢って結構手厚いんだね・・・」
「まぁ、売れに売れてる会社だからっていうのもあると思うけどな。」
「よく分からない世界だけど、仕事は楽しいのかい?」
「楽しいぞ、色んな人が自分を見て反応を返してくれるからな。やりがいがあるんだ。」
「良い仕事に出会えたじゃないか。」
「まぁ、あんまり人に喋っちゃいけない仕事だからここだけの話にしておいてくれると助かる。」
「それは仕方ないね、僕らだけで止めておくとするよ。」
その後皆でヒゲオパーティーで遊んだ。
意外とお爺ちゃんが強くてお父さんが焦ってた。
それ以上にお婆ちゃんが強くて1位の座はお婆ちゃんが独占していたけどね。
それで長い事ゲームを交代交代でやっていたら夜ご飯をお婆ちゃんが作ってくれたのでご飯を食べて僕達はお父さんの住んでる家に帰った。
次会うのはお正月かな?
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