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第一章「チュートリアルダンジョン」
第十三話「第二層ボス戦」
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第二層のボス部屋の中へ入った僕は先にスキルの鼓舞と迅速を使用してボス部屋の中心に向かっていった。
その中心には少し大きなダンジョンウルフと取り巻きのダンジョンウルフが5匹こちらを見ながら佇んでいた。
中央の大きなダンジョンウルフに鑑定をしてみる事にした。
中に入っても近付きさえしなければ襲ってこないのは本当にありがたいね。
-------鑑定結果-------
ウォーウルフ
ダンジョンウルフの上位個体
戦闘能力自体はダンジョンウルフよりも少し高い程度だが、その統率力で群れでの狩を得意とする。
-------鑑定終了-------
どうやらダンジョンウルフの上位個体のようだ。
幸いにも戦闘能力はそこまで怖いレベルでは無さそうだから一気にウォーウルフを倒すのが定石かな?
僕は思い切り地面を蹴り一気に距離を詰める、のだけど。
風を切り裂く音が聞こえたと思ったらもう既にウォーウルフは真っ二つになっていた。
「いやだから迅速2倍の威力おかしいって!!!!!」
僕は叫んだ、全力で、すると僕の叫びでウルフが怯んだので一気に倒したよ。
慈悲はなかった。
ドロップ品に変わるまでボス部屋で待機すると、ウルフ達は光に包まれた。
(レベルアップしました。)
レベルも上がってくれたみたいだ。
今回のドロップは普通のウルフからは牙をウォーウルフからは大きな爪をドロップした。
そしてボス撃破報酬の宝箱も出てきた。
少しワクワクするね。
今回は宝箱は一番下の銅の宝箱をドロップしたみたいで、罠の類は仕掛けられていなかった。
中を開けてみるとその中には小さな小瓶が一つ入っていた。
ここなら鑑定してもよさそうだしこれだけ見てみよう。
-------鑑定結果-------
初級回復薬
ある程度の傷を癒せる回復薬で
錬金術師が作る事も出来る
病気には効かない。
-------鑑定終了-------
おぉ、よくあるポーションだ。
傷を治してくれるだけでも保険に使える回復薬はとても有り難いね。
思っていたよりも早くに第二層をクリアしたから僕はそのままアイテムを置きに部屋に戻ってから再び第三層へ向かう事にした。
ボス部屋から僕は下の階層へ進み魔方陣を起動させる。
ふわっとした浮遊感に襲われたので階段を戻ってみるとやはりそこは僕の部屋だった。
時間を確認してみるとまだ15時前だったので休憩してから三層の確認くらいは出来そうだね。
そういえば、自分の机の上に魔導書を置いてあったはずなのに何故か無い。
別の場所に置いたっけかな?
ずっとここかな?そこかな?と探したけど見つかる様子がない。
すると部屋に佳乃が入ってきた。
「あー、お兄ちゃん?話があるんだけど・・・」
申し訳無さそうな顔をしながら佳乃がこちらに来た。
「ん?話って?」
「そこにあった本何かなーって思ってね?読んじゃったんだけど、消えちゃったんだよね・・・まさか消えるなんて思わなくてごめんなさい。」
「まぁ別にいいよ、机の上に置いてあったら古い小説とかに見えちゃうよな。」
「うん、私もてっきりその類かと思って好奇心に負けちゃったんだよね。」
「隠さなかった僕にも問題あるしいいよ、ダンジョンのものこれから増えるだろうから次気をつけてよ?」
でも内心はちょっと悲しかったりするけど、大人だからね!我慢だよ!
最悪転職すればいいしね。
「うん!わかった!」
「はは、いつも返事だけはいいんだから。」
「まぁ、そう言わないでよぉ!それともう一つだけいい?」
「何?」
「悪いとは思ってるけど!私魔法の練習がしたいの!」
「まぁ僕も魔法がどんなのか気になるし付き合ってあげるよ。」
「念のため準備してきてね。」
「わかった!」
レベル上がれば付き添わなくても大丈夫だとは思うけど少しの間くらいいいかな。
その中心には少し大きなダンジョンウルフと取り巻きのダンジョンウルフが5匹こちらを見ながら佇んでいた。
中央の大きなダンジョンウルフに鑑定をしてみる事にした。
中に入っても近付きさえしなければ襲ってこないのは本当にありがたいね。
-------鑑定結果-------
ウォーウルフ
ダンジョンウルフの上位個体
戦闘能力自体はダンジョンウルフよりも少し高い程度だが、その統率力で群れでの狩を得意とする。
-------鑑定終了-------
どうやらダンジョンウルフの上位個体のようだ。
幸いにも戦闘能力はそこまで怖いレベルでは無さそうだから一気にウォーウルフを倒すのが定石かな?
僕は思い切り地面を蹴り一気に距離を詰める、のだけど。
風を切り裂く音が聞こえたと思ったらもう既にウォーウルフは真っ二つになっていた。
「いやだから迅速2倍の威力おかしいって!!!!!」
僕は叫んだ、全力で、すると僕の叫びでウルフが怯んだので一気に倒したよ。
慈悲はなかった。
ドロップ品に変わるまでボス部屋で待機すると、ウルフ達は光に包まれた。
(レベルアップしました。)
レベルも上がってくれたみたいだ。
今回のドロップは普通のウルフからは牙をウォーウルフからは大きな爪をドロップした。
そしてボス撃破報酬の宝箱も出てきた。
少しワクワクするね。
今回は宝箱は一番下の銅の宝箱をドロップしたみたいで、罠の類は仕掛けられていなかった。
中を開けてみるとその中には小さな小瓶が一つ入っていた。
ここなら鑑定してもよさそうだしこれだけ見てみよう。
-------鑑定結果-------
初級回復薬
ある程度の傷を癒せる回復薬で
錬金術師が作る事も出来る
病気には効かない。
-------鑑定終了-------
おぉ、よくあるポーションだ。
傷を治してくれるだけでも保険に使える回復薬はとても有り難いね。
思っていたよりも早くに第二層をクリアしたから僕はそのままアイテムを置きに部屋に戻ってから再び第三層へ向かう事にした。
ボス部屋から僕は下の階層へ進み魔方陣を起動させる。
ふわっとした浮遊感に襲われたので階段を戻ってみるとやはりそこは僕の部屋だった。
時間を確認してみるとまだ15時前だったので休憩してから三層の確認くらいは出来そうだね。
そういえば、自分の机の上に魔導書を置いてあったはずなのに何故か無い。
別の場所に置いたっけかな?
ずっとここかな?そこかな?と探したけど見つかる様子がない。
すると部屋に佳乃が入ってきた。
「あー、お兄ちゃん?話があるんだけど・・・」
申し訳無さそうな顔をしながら佳乃がこちらに来た。
「ん?話って?」
「そこにあった本何かなーって思ってね?読んじゃったんだけど、消えちゃったんだよね・・・まさか消えるなんて思わなくてごめんなさい。」
「まぁ別にいいよ、机の上に置いてあったら古い小説とかに見えちゃうよな。」
「うん、私もてっきりその類かと思って好奇心に負けちゃったんだよね。」
「隠さなかった僕にも問題あるしいいよ、ダンジョンのものこれから増えるだろうから次気をつけてよ?」
でも内心はちょっと悲しかったりするけど、大人だからね!我慢だよ!
最悪転職すればいいしね。
「うん!わかった!」
「はは、いつも返事だけはいいんだから。」
「まぁ、そう言わないでよぉ!それともう一つだけいい?」
「何?」
「悪いとは思ってるけど!私魔法の練習がしたいの!」
「まぁ僕も魔法がどんなのか気になるし付き合ってあげるよ。」
「念のため準備してきてね。」
「わかった!」
レベル上がれば付き添わなくても大丈夫だとは思うけど少しの間くらいいいかな。
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