2 / 101
はじめまして。
【01-00】アナザーワールド
しおりを挟む
二○××年、数多の物語に登場しつつも、多くの科学者に不可能だと言われていた、ある技術が実現された。
かねてより研究されていた仮想現実。
その技術が活用されている、個人用のメガネ型TVが大衆に普及し、若い世代の中には仮想現実に対して夢を見る者も少なくなっていた。
しかし、権威と言われている研究者の中には、VR技術に夢を見ているものが多かった。かつて自身が夢見た『仮想内のもう一つの世界』を実現させるために、何人もの研究者が己の知識を持ち寄り完成したのが、「仮想世界体験システム」と言われる新たな理論である。
それは、成熟したといわれ始めていたVR技術に、新たな波紋を広げた。それ以来、研究は加速する。
今では、過去には空想の産物でしかないとと言われていたVR技術を利用したネット上でのコミュニケーションは当たり前のものとなり、家に居ながらにして、サーバー内に作られた学校や企業に通うというのも珍しくなくなっていた。当然他国のサーバーに接続すれば、外国人とも簡単に会うことができる。
これにより、国家間の実質的な距離はなくなったも同然のものとなっていた。
国という垣根を超えたイベントが多くなり、オリンピックやワールドカップのようなイベントが開催されても、実地ではなくVR内に作られた観客席で、国籍関係なく酒を飲み談笑しながら観戦することも増えていた。そんな中、国連は新たなプロジェクトを公表した。
『セカンドワールドプロジェクト』
文字通りの意味である。
国連内の有力ないくつかの国家が連盟で企画したプロジェクト。
VR環境内に国連が運営するフィールドを作り、どの国からも接続できるようにする。そのなかでは、新たな規律が決められ、国家間の諍いの一切を排除されるという。究極のグローバリゼーションといってもいいだろう。
このプロジェクトが発表されたときは、不可能だと思われていた。当然だ。国家間の諍いを排除するなんてことができるわけがない。
だが、考えてみてほしい。VR内のプログラムされた規律は絶対である。違反すれば、プログラムによって、即座に国連に報告され、対処される。
完全な法治国家といってもいいのかもしれない。
法の番人は人でなく、機械。
その目を掻い潜るにはVR内の法を穴を見つけるしかない。だが、いくつもの国家の長年の歴史の中で培われた知識によって作られた法の穴を探すというのは不可能に近いだろう。
結果、このプロジェクトは成功を収めた。
その後、いくつものVR環境が作られる。
ファッションブランドは、セカンドワールド内でのアバターのカスタマイズ用にいくつもの服をデザインし、販売し、その中でも人気だったものは、現実でも発売されるようになった。
ファッションだけではない。
料理を出す店では、試食を。
家具を販売する店では、自社の製品の展示や、レイアウトの体験を。
いくつもの会社が、セカンドワールド内で疑似体験させることによって、現実でも商品を販売しようとしたのだ。各企業は出店費を、セカンドワールドを運営する国連の下部団体に払い、これをセカンドワールドの運営の費用に充てていた。
また、各国は、自身の国の素晴らしさを強調するためにいくつもの旅行ソフトを作り提供した。
あるソフトでは、秘境にある感動を得ることができ、あるソフトでは、まるで自分がその国に住んでいるかのような体験ができる。
国連の作成したソフトでは、世界中の人とスポーツができるというものもある。肉体的な制限にとらわれないそのソフトでは、すべての人が同じポテンシャルを持つことになり、結果、多くの戦術が生まれることになる。体を悪くしたために運動できない人達はもちろん、プロスポーツ選手やプロの監督の中にもそのソフトを使うことによって戦術眼を養おうとするものが出てくるほど注目をうけ、多くの人がそのソフトを利用する。そのすべてが、セカンドワールドを介することになる。
これによって、オリンピックやワールドカップといった現実での国際的な競技とは別に、VR内での競技が検討されることになる。
多くの研究者や学者がどのような競技にするか話し合った。VR上のことなので銃を使った疑似的な戦争を行うことも容易いが、競技としてはふさわしくないだろう。
国家間の競争ではあるが、国家間の争いを連想させてはいけないのだ。
肉体的な才能に左右されず、なおかつ、各国家の威信を示すことができるような競技を考えた。
そのときある島国の学者が言った「ゲームはどうだろう」と。
国連は、新たな発表をした。
国連の主導により新たに作られた国際的な競技大会の競技種目が発表されたのだ。その種目はゲーム。
ある島国では昔から言われていた、VRMMO。これは昨今では当たり前のものとなっていた。国連は新たに一つのVRMMOを作り、そのゲームの中で作られたキャラクターを使って競技をしようというのだ。
この報を受け、世界中のゲーマーは歓喜した。いままでゲームの世界的な大会というのは数えられないほど存在した。しかし、今回のこれは、それらとは全く違うといってもいいだろう。
今までのは、そのゲームの中での最強を決めるものだったのに対して、この大会は、オリンピックやワールドカップに並ぶ世界的な大会なのだ。すなわち、大会の勝者は世界一のゲーマーと言われるようになるかもしれない。
さらには、VR空間で行われる大会なので毎年開かれる予定になっている。自己顕示欲の強いゲーマーにはもってこいの大会になるだろう。
この発表から三年、国連は一つの型ともいえるゲームを各国に対して発表した。
一つのゲームを作るには少なすぎる期間である。これは、いくつもの世界的なゲームメーカーの共同で作られたからこその期間である。既存の人気作のシステムの一部を流用したことが大きな理由の一つである。
しかし、これで完成ではなかった。
国連より厳正に決められた基準の範囲内で各国はゲームに肉付けすることが可能であった。これによって、各国の国としての特色を出そうというものだった。といっても、大まかな設定は変わらない。複数のゲームのシステムを使っているため種族、職業だけでなく、レベル制とスキル制を採用することになったそのゲームは、自由度を高めるためにかなりのカスタマイズを可能としていたのだ。
そのため、各国が加えた設定は、基準の範囲内での、神話や自国の歴史上に存在した伝説の武器や、いくつかの種族・職業・スキルを作成した程度であったが、それでも膨大な数が追加されることになった。その追加されたものも、同じようなものは統合されたり、逆に明確な違いが作られたりと、ありとあらゆるカスタマイズを可能にするために思考錯誤がされた。
五年後、国連の発表からは八年の月日が流れていた。
新たに発表されたゲームは世界中に配布された。プレイは無料。
セカンドワールド内で出店できたように、ゲーム内でも企業が出店できることになっていた。セカンドワールドと同様にその利益で運営することになっている。ゲーム内では、実際に効果を持つアイテムとして販売することができるため、より効果が見込めると予想されていた。
プレイするのは無料である。この話題作をプレイしなかったものは少ないだろう。
セカンドワールドに接続するために個人の持つパーソナルID一つにつき、一キャラクターのみ作成できる。
多くの人がプレイし、驚愕した。莫大な資金が費やされたそのゲームは既存のゲームとは一線を画するものであったからだ。あるコメンテーターは、TVでこう語った。
「セカンドワールドが並行世界であるのなら、このゲームは異世界だ」
このコメントから、このゲーム『アナザーワールド』と呼ばれるようになった。
このゲームが各国に発表されてからの五年間に、ある島国では一つのプロジェクトが始動していた。五年後、アナザーワールドが世界に公表された後、その島国は、満を持して発表した。このゲームを用いた競技のために国は、一つの学校を作ることを。
『国立VR競技専門高等学校』
この物語は、 アナザーワールドの公表から三年経った四年目の春、このゲームの影響によって変化する世界で、ただゲームがしたいからという理由だけでこの高校に入学した一人の少年の物語である。
かねてより研究されていた仮想現実。
その技術が活用されている、個人用のメガネ型TVが大衆に普及し、若い世代の中には仮想現実に対して夢を見る者も少なくなっていた。
しかし、権威と言われている研究者の中には、VR技術に夢を見ているものが多かった。かつて自身が夢見た『仮想内のもう一つの世界』を実現させるために、何人もの研究者が己の知識を持ち寄り完成したのが、「仮想世界体験システム」と言われる新たな理論である。
それは、成熟したといわれ始めていたVR技術に、新たな波紋を広げた。それ以来、研究は加速する。
今では、過去には空想の産物でしかないとと言われていたVR技術を利用したネット上でのコミュニケーションは当たり前のものとなり、家に居ながらにして、サーバー内に作られた学校や企業に通うというのも珍しくなくなっていた。当然他国のサーバーに接続すれば、外国人とも簡単に会うことができる。
これにより、国家間の実質的な距離はなくなったも同然のものとなっていた。
国という垣根を超えたイベントが多くなり、オリンピックやワールドカップのようなイベントが開催されても、実地ではなくVR内に作られた観客席で、国籍関係なく酒を飲み談笑しながら観戦することも増えていた。そんな中、国連は新たなプロジェクトを公表した。
『セカンドワールドプロジェクト』
文字通りの意味である。
国連内の有力ないくつかの国家が連盟で企画したプロジェクト。
VR環境内に国連が運営するフィールドを作り、どの国からも接続できるようにする。そのなかでは、新たな規律が決められ、国家間の諍いの一切を排除されるという。究極のグローバリゼーションといってもいいだろう。
このプロジェクトが発表されたときは、不可能だと思われていた。当然だ。国家間の諍いを排除するなんてことができるわけがない。
だが、考えてみてほしい。VR内のプログラムされた規律は絶対である。違反すれば、プログラムによって、即座に国連に報告され、対処される。
完全な法治国家といってもいいのかもしれない。
法の番人は人でなく、機械。
その目を掻い潜るにはVR内の法を穴を見つけるしかない。だが、いくつもの国家の長年の歴史の中で培われた知識によって作られた法の穴を探すというのは不可能に近いだろう。
結果、このプロジェクトは成功を収めた。
その後、いくつものVR環境が作られる。
ファッションブランドは、セカンドワールド内でのアバターのカスタマイズ用にいくつもの服をデザインし、販売し、その中でも人気だったものは、現実でも発売されるようになった。
ファッションだけではない。
料理を出す店では、試食を。
家具を販売する店では、自社の製品の展示や、レイアウトの体験を。
いくつもの会社が、セカンドワールド内で疑似体験させることによって、現実でも商品を販売しようとしたのだ。各企業は出店費を、セカンドワールドを運営する国連の下部団体に払い、これをセカンドワールドの運営の費用に充てていた。
また、各国は、自身の国の素晴らしさを強調するためにいくつもの旅行ソフトを作り提供した。
あるソフトでは、秘境にある感動を得ることができ、あるソフトでは、まるで自分がその国に住んでいるかのような体験ができる。
国連の作成したソフトでは、世界中の人とスポーツができるというものもある。肉体的な制限にとらわれないそのソフトでは、すべての人が同じポテンシャルを持つことになり、結果、多くの戦術が生まれることになる。体を悪くしたために運動できない人達はもちろん、プロスポーツ選手やプロの監督の中にもそのソフトを使うことによって戦術眼を養おうとするものが出てくるほど注目をうけ、多くの人がそのソフトを利用する。そのすべてが、セカンドワールドを介することになる。
これによって、オリンピックやワールドカップといった現実での国際的な競技とは別に、VR内での競技が検討されることになる。
多くの研究者や学者がどのような競技にするか話し合った。VR上のことなので銃を使った疑似的な戦争を行うことも容易いが、競技としてはふさわしくないだろう。
国家間の競争ではあるが、国家間の争いを連想させてはいけないのだ。
肉体的な才能に左右されず、なおかつ、各国家の威信を示すことができるような競技を考えた。
そのときある島国の学者が言った「ゲームはどうだろう」と。
国連は、新たな発表をした。
国連の主導により新たに作られた国際的な競技大会の競技種目が発表されたのだ。その種目はゲーム。
ある島国では昔から言われていた、VRMMO。これは昨今では当たり前のものとなっていた。国連は新たに一つのVRMMOを作り、そのゲームの中で作られたキャラクターを使って競技をしようというのだ。
この報を受け、世界中のゲーマーは歓喜した。いままでゲームの世界的な大会というのは数えられないほど存在した。しかし、今回のこれは、それらとは全く違うといってもいいだろう。
今までのは、そのゲームの中での最強を決めるものだったのに対して、この大会は、オリンピックやワールドカップに並ぶ世界的な大会なのだ。すなわち、大会の勝者は世界一のゲーマーと言われるようになるかもしれない。
さらには、VR空間で行われる大会なので毎年開かれる予定になっている。自己顕示欲の強いゲーマーにはもってこいの大会になるだろう。
この発表から三年、国連は一つの型ともいえるゲームを各国に対して発表した。
一つのゲームを作るには少なすぎる期間である。これは、いくつもの世界的なゲームメーカーの共同で作られたからこその期間である。既存の人気作のシステムの一部を流用したことが大きな理由の一つである。
しかし、これで完成ではなかった。
国連より厳正に決められた基準の範囲内で各国はゲームに肉付けすることが可能であった。これによって、各国の国としての特色を出そうというものだった。といっても、大まかな設定は変わらない。複数のゲームのシステムを使っているため種族、職業だけでなく、レベル制とスキル制を採用することになったそのゲームは、自由度を高めるためにかなりのカスタマイズを可能としていたのだ。
そのため、各国が加えた設定は、基準の範囲内での、神話や自国の歴史上に存在した伝説の武器や、いくつかの種族・職業・スキルを作成した程度であったが、それでも膨大な数が追加されることになった。その追加されたものも、同じようなものは統合されたり、逆に明確な違いが作られたりと、ありとあらゆるカスタマイズを可能にするために思考錯誤がされた。
五年後、国連の発表からは八年の月日が流れていた。
新たに発表されたゲームは世界中に配布された。プレイは無料。
セカンドワールド内で出店できたように、ゲーム内でも企業が出店できることになっていた。セカンドワールドと同様にその利益で運営することになっている。ゲーム内では、実際に効果を持つアイテムとして販売することができるため、より効果が見込めると予想されていた。
プレイするのは無料である。この話題作をプレイしなかったものは少ないだろう。
セカンドワールドに接続するために個人の持つパーソナルID一つにつき、一キャラクターのみ作成できる。
多くの人がプレイし、驚愕した。莫大な資金が費やされたそのゲームは既存のゲームとは一線を画するものであったからだ。あるコメンテーターは、TVでこう語った。
「セカンドワールドが並行世界であるのなら、このゲームは異世界だ」
このコメントから、このゲーム『アナザーワールド』と呼ばれるようになった。
このゲームが各国に発表されてからの五年間に、ある島国では一つのプロジェクトが始動していた。五年後、アナザーワールドが世界に公表された後、その島国は、満を持して発表した。このゲームを用いた競技のために国は、一つの学校を作ることを。
『国立VR競技専門高等学校』
この物語は、 アナザーワールドの公表から三年経った四年目の春、このゲームの影響によって変化する世界で、ただゲームがしたいからという理由だけでこの高校に入学した一人の少年の物語である。
0
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
World of Fantasia
神代 コウ
ファンタジー
ゲームでファンタジーをするのではなく、人がファンタジーできる世界、それがWorld of Fantasia(ワールド オブ ファンタジア)通称WoF。
世界のアクティブユーザー数が3000万人を超える人気VR MMO RPG。
圧倒的な自由度と多彩なクラス、そして成長し続けるNPC達のAI技術。
そこにはまるでファンタジーの世界で、新たな人生を送っているかのような感覚にすらなる魅力がある。
現実の世界で迷い・躓き・無駄な時間を過ごしてきた慎(しん)はゲーム中、あるバグに遭遇し気絶してしまう。彼はゲームの世界と現実の世界を行き来できるようになっていた。
2つの世界を行き来できる人物を狙う者。現実の世界に現れるゲームのモンスター。
世界的人気作WoFに起きている問題を探る、ユーザー達のファンタジア、ここに開演。
空のない世界(裏)
石田氏
SF
働きながら書いてるので更新は不定期です。
〈8月の作者のどうでもいいコメント〉
『本格的な夏になりました。学校では夏休み、部活に励む学生、夏の催し夏祭り……ですが、楽しいことばかりではない夏でもある。山のようにある宿題、熱中症等健康悪化、夏休みのない大人。何が楽しくて、こんな暑い中祭りに行くんだと言いながら、祭りに行く自分。まぁ、色々あると思いますが、特に脱水には気をつけましょう。水分不足で、血液がどろどろになると、脳梗塞の原因になります。皆、熱中症だけじゃないんだよ。ってことで、今月も仕事しながら執筆頑張ります』
完全に趣味で書いてる小説です。
随時、概要の登場人物更新します。
※すいません、途中字数オーバーがありますが、御承知ください。(アルファポリス様更新前の上限一万字の時のことです)
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
春空VRオンライン ~島から出ない採取生産職ののんびり体験記~
滝川 海老郎
SF
新作のフルダイブVRMMOが発売になる。 最初の舞台は「チュートリ島」という小島で正式リリースまではこの島で過ごすことになっていた。
島で釣りをしたり、スライム狩りをしたり、探険したり、干物のアルバイトをしたり、宝探しトレジャーハントをしたり、のんびり、のほほんと、過ごしていく。
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる