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26 白日のもとに
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「屋敷で暮らしはじめて、きみがずっと苦しんでいることは気がついていた。きみは嘘に向いていない」
「……嘘に向いているひとなんて」
苦々しいアレックスの顔つきに、クレアの言葉は止まる。
「クレア……きみにひどい話をしなければならない」
もう一度アレックスはくちづけてくる。それはまるで勇気づけてくるようで、これから披露されるものがなんなのか、クレアは身構えなければならなくなった。
「アッカーソンには素行の悪い淫蕩な令嬢がいて、修道院に預けられた」
クレアを見つめる彼の目は優しい。
「きみを知って、その噂を疑った」
ひどい話がはじまっている。
「だから、調べた」
それは彼の目に暗さが増したことで、クレアは痛感していた。
「噂通りだとすれば、時間軸が合わない。修道院に預けられた――きみが淫蕩な振る舞いをしていたとされる時期、当の本人は修道院にいたことになる。なによりきみが幼すぎる」
「じゃあ、ただの噂話だった……?」
ひどいと思う反面、気持ちのどこかがほっとしている。無責任な噂ならは、誰も責めず、恨まずにすむ。
クレアはアレックスの暗い表情に思考が止まった。
「アレックス……なにか、あるの?」
「きみは自分が修道院に預けられた理由を?」
「……学ぶこともあるだろう、って……」
アレックスの張り詰めた表情に、ひどい話というのはこれからなのだ理解する。
クレアが背をのばすと、彼のくちびるが動きはじめた。
「先生に協力してもらった。あちこちの家に入って、色々な話ができるひとだから」
すこしいいづらそうに口ごもり、アレックスは意を決したようにクレアの目を正面から見た。
「前に先生に手紙を書いて……そのなかにお姉さん宛の手紙を入れてたね」
「ええ、その……あなたに知られずに手紙を出すには、それが一番いいかと思って」
「先生はその手紙を読んだんだ。そのことについて、きみに謝りたいといっていたよ」
同封した姉への手紙は、蝋で封がしてあったわけでもない。あの仕事の内容にふれていないか、他言していないか、フィスラー医師に確認されてもしかたがなかった。
「そして……すまない、僕も手紙に目を通した。きみは手紙のなかで。しきりに姉上に謝っていたね。姉上にばかり負担を強いた、と」
「そのとおりだもの、お姉さまにずっと迷惑を……」
「クレア、噂の出所は……きみの姉上なんだ」
その音を我が耳で聞いたのに、頭の理解が追いつかない。
「参加した夜会で、相談というかたちで友人に話したのが最初だったようだ」
「……嘘」
「嘘じゃない。彼女はすべてをきみに」
「嘘! お姉さまはそんな……」
それ以上の言葉は出なかった。
アレックスに抱きしめられると、涙がこみ上げてきた。クレアはそれをこらえる。いま泣いてもどうにもならない。
――ベリルが、なぜ。
恨むほど、クレアは姉と近しくないのだ。姉弟のなか、クレアはヘンリーとばかり一緒にいた。
「噂になっている内容は、すべて姉上のしたことだろうな」
――素行の悪い、淫蕩な令嬢。
「お姉さまがそんなことをするなんて……」
信じられない、なにかの間違いではないかと、どこかに明るいものがないかさがしてしまう。
「きみはご両親のご遺体を見たか?」
低いが切りつけるようなするどい声に、クレアの肩はびくりとする。
「……アレックス、なにを……?」
彼の顔を見ようと動きかけたクレアを、アレックスは強く抱きすくめた。
「アッカーソンに借金があったと? それは誰がいい出したことだ?」
言葉の意味がわからず、アレックスの腕のなかで身をふるわせる。
とても怖い。
予想だにしなかった怖いことばかりが、次々と目の前で披露されていっている。
奥歯を噛みしめ、思い出そうとしていた。
葬儀のときどうだっただろう、あの棺に両親が眠っているといわれただけで、顔さえ見ていない。落雷を受けた馬車も、すでに処分されていた――忌まわしいものを残しておきたくない、と姉の夫であるバーズリング子爵が片づけていたのだ。
「よく思い出してくれ、クレア。借金はほんとうにご両親のものか? その確認をしたのは誰だ?」
クレアは目を閉じ、アレックスの胸に身を投じた。
まぶたの裏で、ぐるぐると過去の光景が浮かんでは消え、まわりはじめている。
アレックスからもたらされた情報は、すべてクレアの心を切りつけるようなものだった――両親と暮らした屋敷はいまは手入れもされず放置され、遺された装飾品や調度は大半が処分されている。いくつか持っていた土地や工房は解体されていた。祖父は書物――ひいては紙を作製する工房を、ワインをこよなく愛した両親は良質なブドウをつくる農家を支援していた。支援のあげく組合まででき、よいものが後世に遺るように、と尽力していたのだ。
それらは跡形もないという。
「た、たしかめないと……お姉さまに、そんな……そんなひどいことが……」
弱々しい声はクレア自身のものだ。その弱さは、そのままクレアの立場の弱さ、権力のなさと一緒だ。
確かめて、それでどうなるのか。
なにも――できない。
それでも、確かめて知らなければならない。
「流れたアッカーソンの蔵書のなかに、日記が混ざっていたんだ。ほかの蔵書に紛れてわからないような装丁になっていた」
「日記……?」
「きみのお父上のものだ」
「お父さまの……?」
無意識のうちに、クレアは腰を上げかけていた。
父の肉筆がある。それはいまのクレアにとって僥倖だった。
「最初のほうに、いたずらっこの娘と息子が日記だとわかると読もうとするだろうから、と書いてあった。だから興味のなさそうな本のなかに紛れこませると」
「お父さまの日記はどこに? 無事だったんでしょう?」
父の文字にふれたい。クレアは部屋を見回し、それから見上げたアレックスの顔はどこか暗かった。
「……日記のなかに、なぜきみたちが修道院に預けられたか、その内容があった」
彼の声にはいたわりがあり、その手はクレアを支えようと力がこめられている。なのに、聞かされた言葉にクレアの血の気が引いていった。
姉弟が修道院に預けられていた時間――それは放埒な長女の後始末をするためのものだったのだ。
クレアが気づいていなかっただけで、当時のアーガイル家は荒れていた。奔放なベリルの後始末を両親はし、だが姉はおとなしくなったように見せて、べつの行動をはじめていた。
自分の将来のために動いたのだ。
――すべてを、修道院に預けられたクレアになすりつけていった。
そのころのアッカーソン家内部のことを、クレアはまったく知らない。修道院にいたクレアが次に家に戻ったときには、すべて変わってしまっていたのだ。
両親は亡く、資産もなく、結局頼れるものもなくなった。
市内で働いていた間に、姉がなにをしていたかもわからないのだ。
「私、お姉さまに……話を聞きに……」
「クレア」
「だって、なにか……なにか誤解が生じるようなことが続いたのかもしれない。お父さまの日記に書いてあったからって、なにもかもお姉さまが……そ、そんなこと……っ」
「クレア、かわいそうに」
涙がこぼれると、止まらなくなった。
「こんなこと……っ」
アレックスの胸でクレアはひとしきり泣いた。泣いても救われる気がしない。突きつけられたものはあまりにも大きかった。
それでもベリルと話をしなければならない。胸に苦しみの炎を吐く傷ができている。姉が不道徳な人間であったとしても、なにがあったのかクレアは知らなければならない。
こすってひりひりと痛む目元に、アレックスのくちびるが押し当てられた。
「クレア……」
慎重な彼の声に、クレアの頭で警鐘が鳴る。とっさに彼の服をつかんでいた。
きみにひどい話をしなければならない、そうアレックスは話した――まだ、終わっていないのか。
「アレックス、まさか……まだ、ほかにも」
「すまない、クレア。最悪の話を」
いや、と拒否したいが、これは逃げてはならないことだった。
「まだ報じられていないが……一昨日、きみの姉上が……バーズリング子爵夫妻が亡くなった」
「……嘘に向いているひとなんて」
苦々しいアレックスの顔つきに、クレアの言葉は止まる。
「クレア……きみにひどい話をしなければならない」
もう一度アレックスはくちづけてくる。それはまるで勇気づけてくるようで、これから披露されるものがなんなのか、クレアは身構えなければならなくなった。
「アッカーソンには素行の悪い淫蕩な令嬢がいて、修道院に預けられた」
クレアを見つめる彼の目は優しい。
「きみを知って、その噂を疑った」
ひどい話がはじまっている。
「だから、調べた」
それは彼の目に暗さが増したことで、クレアは痛感していた。
「噂通りだとすれば、時間軸が合わない。修道院に預けられた――きみが淫蕩な振る舞いをしていたとされる時期、当の本人は修道院にいたことになる。なによりきみが幼すぎる」
「じゃあ、ただの噂話だった……?」
ひどいと思う反面、気持ちのどこかがほっとしている。無責任な噂ならは、誰も責めず、恨まずにすむ。
クレアはアレックスの暗い表情に思考が止まった。
「アレックス……なにか、あるの?」
「きみは自分が修道院に預けられた理由を?」
「……学ぶこともあるだろう、って……」
アレックスの張り詰めた表情に、ひどい話というのはこれからなのだ理解する。
クレアが背をのばすと、彼のくちびるが動きはじめた。
「先生に協力してもらった。あちこちの家に入って、色々な話ができるひとだから」
すこしいいづらそうに口ごもり、アレックスは意を決したようにクレアの目を正面から見た。
「前に先生に手紙を書いて……そのなかにお姉さん宛の手紙を入れてたね」
「ええ、その……あなたに知られずに手紙を出すには、それが一番いいかと思って」
「先生はその手紙を読んだんだ。そのことについて、きみに謝りたいといっていたよ」
同封した姉への手紙は、蝋で封がしてあったわけでもない。あの仕事の内容にふれていないか、他言していないか、フィスラー医師に確認されてもしかたがなかった。
「そして……すまない、僕も手紙に目を通した。きみは手紙のなかで。しきりに姉上に謝っていたね。姉上にばかり負担を強いた、と」
「そのとおりだもの、お姉さまにずっと迷惑を……」
「クレア、噂の出所は……きみの姉上なんだ」
その音を我が耳で聞いたのに、頭の理解が追いつかない。
「参加した夜会で、相談というかたちで友人に話したのが最初だったようだ」
「……嘘」
「嘘じゃない。彼女はすべてをきみに」
「嘘! お姉さまはそんな……」
それ以上の言葉は出なかった。
アレックスに抱きしめられると、涙がこみ上げてきた。クレアはそれをこらえる。いま泣いてもどうにもならない。
――ベリルが、なぜ。
恨むほど、クレアは姉と近しくないのだ。姉弟のなか、クレアはヘンリーとばかり一緒にいた。
「噂になっている内容は、すべて姉上のしたことだろうな」
――素行の悪い、淫蕩な令嬢。
「お姉さまがそんなことをするなんて……」
信じられない、なにかの間違いではないかと、どこかに明るいものがないかさがしてしまう。
「きみはご両親のご遺体を見たか?」
低いが切りつけるようなするどい声に、クレアの肩はびくりとする。
「……アレックス、なにを……?」
彼の顔を見ようと動きかけたクレアを、アレックスは強く抱きすくめた。
「アッカーソンに借金があったと? それは誰がいい出したことだ?」
言葉の意味がわからず、アレックスの腕のなかで身をふるわせる。
とても怖い。
予想だにしなかった怖いことばかりが、次々と目の前で披露されていっている。
奥歯を噛みしめ、思い出そうとしていた。
葬儀のときどうだっただろう、あの棺に両親が眠っているといわれただけで、顔さえ見ていない。落雷を受けた馬車も、すでに処分されていた――忌まわしいものを残しておきたくない、と姉の夫であるバーズリング子爵が片づけていたのだ。
「よく思い出してくれ、クレア。借金はほんとうにご両親のものか? その確認をしたのは誰だ?」
クレアは目を閉じ、アレックスの胸に身を投じた。
まぶたの裏で、ぐるぐると過去の光景が浮かんでは消え、まわりはじめている。
アレックスからもたらされた情報は、すべてクレアの心を切りつけるようなものだった――両親と暮らした屋敷はいまは手入れもされず放置され、遺された装飾品や調度は大半が処分されている。いくつか持っていた土地や工房は解体されていた。祖父は書物――ひいては紙を作製する工房を、ワインをこよなく愛した両親は良質なブドウをつくる農家を支援していた。支援のあげく組合まででき、よいものが後世に遺るように、と尽力していたのだ。
それらは跡形もないという。
「た、たしかめないと……お姉さまに、そんな……そんなひどいことが……」
弱々しい声はクレア自身のものだ。その弱さは、そのままクレアの立場の弱さ、権力のなさと一緒だ。
確かめて、それでどうなるのか。
なにも――できない。
それでも、確かめて知らなければならない。
「流れたアッカーソンの蔵書のなかに、日記が混ざっていたんだ。ほかの蔵書に紛れてわからないような装丁になっていた」
「日記……?」
「きみのお父上のものだ」
「お父さまの……?」
無意識のうちに、クレアは腰を上げかけていた。
父の肉筆がある。それはいまのクレアにとって僥倖だった。
「最初のほうに、いたずらっこの娘と息子が日記だとわかると読もうとするだろうから、と書いてあった。だから興味のなさそうな本のなかに紛れこませると」
「お父さまの日記はどこに? 無事だったんでしょう?」
父の文字にふれたい。クレアは部屋を見回し、それから見上げたアレックスの顔はどこか暗かった。
「……日記のなかに、なぜきみたちが修道院に預けられたか、その内容があった」
彼の声にはいたわりがあり、その手はクレアを支えようと力がこめられている。なのに、聞かされた言葉にクレアの血の気が引いていった。
姉弟が修道院に預けられていた時間――それは放埒な長女の後始末をするためのものだったのだ。
クレアが気づいていなかっただけで、当時のアーガイル家は荒れていた。奔放なベリルの後始末を両親はし、だが姉はおとなしくなったように見せて、べつの行動をはじめていた。
自分の将来のために動いたのだ。
――すべてを、修道院に預けられたクレアになすりつけていった。
そのころのアッカーソン家内部のことを、クレアはまったく知らない。修道院にいたクレアが次に家に戻ったときには、すべて変わってしまっていたのだ。
両親は亡く、資産もなく、結局頼れるものもなくなった。
市内で働いていた間に、姉がなにをしていたかもわからないのだ。
「私、お姉さまに……話を聞きに……」
「クレア」
「だって、なにか……なにか誤解が生じるようなことが続いたのかもしれない。お父さまの日記に書いてあったからって、なにもかもお姉さまが……そ、そんなこと……っ」
「クレア、かわいそうに」
涙がこぼれると、止まらなくなった。
「こんなこと……っ」
アレックスの胸でクレアはひとしきり泣いた。泣いても救われる気がしない。突きつけられたものはあまりにも大きかった。
それでもベリルと話をしなければならない。胸に苦しみの炎を吐く傷ができている。姉が不道徳な人間であったとしても、なにがあったのかクレアは知らなければならない。
こすってひりひりと痛む目元に、アレックスのくちびるが押し当てられた。
「クレア……」
慎重な彼の声に、クレアの頭で警鐘が鳴る。とっさに彼の服をつかんでいた。
きみにひどい話をしなければならない、そうアレックスは話した――まだ、終わっていないのか。
「アレックス、まさか……まだ、ほかにも」
「すまない、クレア。最悪の話を」
いや、と拒否したいが、これは逃げてはならないことだった。
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