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その後の私たち
勇者と悪役令息の父
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「その日は朝から大嵐で、お父様も領地から帰ってこられないような酷い天候だったの。でも運良くお父様の状況を聞いた何処ぞの大貴族様がご自分もご子息がそろそろ生まれるし、他人事とは思えないと、豪華な馬車にご一緒させてくださって、なんとか死にそうな私の元に辿り着く事が出来たの。お母様はね、お父様が来てくれたお陰で頑張れたの。そうして貴方が生まれた瞬間、あれだけの大嵐だっだ外が晴天になって虹が指したのよ」
「凄い偶然だね」
「いいえ、偶然なんかじゃないわ。貴方の誕生は世界が祝福していたのよ、クーラッジュ」
何度目か分からない、母の螺子が何個もぶっとんだ話を適当に受け流した。母はおとぎ話のヒロインに憧れるフシがあって、私も2人の兄も辟易している。
貧乏貴族の末娘は、なんとか同じ男爵位の貧乏貴族と結婚出来た事で修道院行きを免れたが、おとぎ話と英雄譚への逃避が止められなかった。
そんな妄想を父は可愛いと愛でていたからなおさら悪い。
平民よりも貧しい暮らしに嫌気が指していた長男・次男・私の3人はそんな夫婦を冷めた目で見ていた。
長男に生まれてしまった、兄のベネディクションはこの家に長男として生まれてしまったことを不運として諦めて、貧しい領地を少しでもなんとかしようと領地視察をして領地収入を増やそうと幼い頃から努力をしていた。
次男のスプロンディデは、爵位が継げない事もありさっさと家に見切りをつけて学問に勤しみ宮廷で働くようになった。
これでも素晴らしい孝行息子だと思う。でも母の希望の道には進んでいたなかった。
兄がこういった進路に進んだ結果、母は残った最後の息子である私、クーラッジュ・グロワは『勇者』であると、物心ついた時から懇々と言い聞かせた。
私はそんなのはどうでも良かった。だから母の言いつけは聞かず、平民の子達と木登りしたり川で泳いだりしていた。
爵位が継げない私は成人すれば平民になるのだから問題ないのだ。
ある日、そんな私の日常を知った母がヒステリックに叫び始めた。
「クーラッジュ!クーラッジュっ!!貴方はそんな立ち位置ではないのよ?私が貴方を生む時に女神様からの啓示を受けたのよ。『今からそなたが生むのはこの世を救う、救国の勇者である』って。だからそんな普通の子達と一緒に居てはいけないのよ」
時折私の側に寄ってくる、空気中に浮いている存在も母の言葉にウンウンと頷いている。
勇者?英雄?
私はこの国を一体何から救えば良いのだろう。名家、グランメション家の侯爵様の敏腕によってこの国は周辺の国に比べて平和そのものなのだ。
貧しいのに加えてそんな不思議ちゃんな母が居る家庭環境だったので、その事を知っている近い家柄の同級生は私を避けるようになった。
話しかけてくれるのはベグマン公爵令嬢と、あと、グランメション侯爵令息だ。
グランメション侯爵令息は雪のように真っ白な肌に、空のように真っ青な瞳、そして磨き上げた瑪瑙のような小さな唇という容姿であった。それは母からしつこくしぶとく読み聞かされた童話やら騎士道物語に出てくるお姫様そのものだ。だから私は『もし私が本当に英雄なのだとしたらヒロインは彼しか有り得ない』と直感した。
皆に陰口を叩かれる学校生活の中でグランメション侯爵令息は、僕の身なりを見てもそれを影で嘲るような事はしない。しっかりと目の前で『クーラッジュ、そんな見窄らしい格好で僕の目に留まるな』と私の格好がふさわしくない事を教えて下さる。『そんな剣の振り方、目障りだから向こうへ行け』と仰って専属教師を付けられなかった私に正しい剣の振り方を教えて下さったり、『ああ、君はこんな高級品は初めて見るのかな?良ければあげるよ』と言ってグロワ家では到底口にする事が出来ないショコラをくださったりしていた。
なんてお優しいんだろう
当初、私はグランメション様の慈悲の心に自分が感動して胸を熱くしているのだと思っていた。しかし、年齢が上がるにつれ徐々に自分の鼓動が早くなるのは感動ではなく興奮で、それがお優しさに対して湧き上がるのではなくグランメション様が私に向ける視線や他の方には見せない厳しいお顔を見ると体が熱くなるのだと分かった。
どなたに対しても社交的な態度を崩されない方が、私にだけ、本来の表情を見せて下さる。それは、グランメション様の側近と言われているガスピアージェ子爵令息やグラン伯爵令息にも向けないお顔を私にだけ見せているという優越感でもあった。
あの美しいお顔を私だけに崩されると思うと胸が苦しくなってくる。
いつか1時間程、ただ見つめていただく事ができたら天にも昇る気持ちになるだろう。
◆◆◆◆◆◆
そんな気持ちを抱えたまま過ごしていたある日、私の重い思いを向けるグランメション様がなんか古の魔王に取り込まれたと言われた。私でもお役に立てるなら、とあまりお役には立てなかったけども、生まれて初めて会ったエルフの方やドワーフの方が言うには私は母が言った通り勇者らしい事が分かった。
母に教えてやればそれこそ狂喜乱舞しただろうが、私はそれを教えてやるつもりはなかった。
魔王は既に消滅してしまったし、エルフの方もドワーフの方も郷に帰られた。
そんな中で、たとえ私が本当に勇者だったとしても何が出来ると言うのだ。なにも出来やしない。
私はその件をそっと自分の中に留めて置こうと思っていると、律儀なグランメション侯爵家から呼び出しがかかった。
初めてお会いする侯爵に緊張していると、侯爵はおもむろに口を開かれた。
「この度の件では、息子の為に命の危険をも顧みず大儀であった。しかし、グロワの息子か…これも縁なのだなぁ」
「私と侯爵様は初めてお会い…」
「ああ、会うのは初めてだ。しかし、お前が生まれる際にお前の父と馬車で同席してな」
侯爵はそう仰って微笑まれた。
それから本題を切り出される。
「そなたの働きに対して金銭で返せるとは思えないが、せめてもの気持ちとしてパ・ビアン伯爵領を送りたいと思っているのだが、どうだろう?」
「はっ、伯爵領!?」
私の家はしがない男爵家で、いきなり二階級も上がってしまうなんてどうして良いか分からない。しかもこの話をきいた母は、これまで以上に頭を花畑にしてしまうだろう。
そんな事になればなんとか押さえていたベネディクション兄様でも母を取り押さえられなくなってしまうに違いない。
「不足か?」
「とっ、とんでもございません。私には身に余る光栄と言いますか、どうしようもできません。侯爵様は既に私の家の状況をご存知でしょうが、ここでそのような法外な報償を頂いてしまうのは私として喜びもありますが困ると言いますか……」
「ーーつまり?」
「大変有り難いお話ですがお断りいたします」
「ほう?確かにそなたの家の事を考えると表立って当家から褒美を貰うのもおかしな話だ。目立たぬように金貨や鉱山等にした方が良いか?なにか要望があれば言ってくれ」
金貨、鉱山。きっとそれを貰えば一生働かなくても良いくらいなのだろう。
でもそれは冒険者になれば、僕の今の実力なら数年で手に入れられる。それよりも、侯爵様からでなければ頂けないもの…あるじゃないか!
「無礼を承知でお願いします。グランメション侯爵令息ーーシニフェ様に私の頭を撫でていただきたいです」
「よしよし、金貨100枚だな……は?」
「金貨はいりません。グランメション様に私の頭をよしよしと撫でていただき、褒めていただきたいのです。……もう一つ欲を言えば、私も『シニフェ様』とお呼びさせていただきたいです」
侯爵の表情が固まっている。さすがに私の身分でお名前呼びは失礼だったか。
「あのぅ…」
「……うん、わかった。そなたは当家にとって恩人であり、恩人の要望であれば断るワケにはいかん。シーたん、いやシニフェが目覚めたらそうするように伝えよう」
「ありがとうございます!!」
人生で最も綺麗なお辞儀をして私は自分の家に帰った。
「凄い偶然だね」
「いいえ、偶然なんかじゃないわ。貴方の誕生は世界が祝福していたのよ、クーラッジュ」
何度目か分からない、母の螺子が何個もぶっとんだ話を適当に受け流した。母はおとぎ話のヒロインに憧れるフシがあって、私も2人の兄も辟易している。
貧乏貴族の末娘は、なんとか同じ男爵位の貧乏貴族と結婚出来た事で修道院行きを免れたが、おとぎ話と英雄譚への逃避が止められなかった。
そんな妄想を父は可愛いと愛でていたからなおさら悪い。
平民よりも貧しい暮らしに嫌気が指していた長男・次男・私の3人はそんな夫婦を冷めた目で見ていた。
長男に生まれてしまった、兄のベネディクションはこの家に長男として生まれてしまったことを不運として諦めて、貧しい領地を少しでもなんとかしようと領地視察をして領地収入を増やそうと幼い頃から努力をしていた。
次男のスプロンディデは、爵位が継げない事もありさっさと家に見切りをつけて学問に勤しみ宮廷で働くようになった。
これでも素晴らしい孝行息子だと思う。でも母の希望の道には進んでいたなかった。
兄がこういった進路に進んだ結果、母は残った最後の息子である私、クーラッジュ・グロワは『勇者』であると、物心ついた時から懇々と言い聞かせた。
私はそんなのはどうでも良かった。だから母の言いつけは聞かず、平民の子達と木登りしたり川で泳いだりしていた。
爵位が継げない私は成人すれば平民になるのだから問題ないのだ。
ある日、そんな私の日常を知った母がヒステリックに叫び始めた。
「クーラッジュ!クーラッジュっ!!貴方はそんな立ち位置ではないのよ?私が貴方を生む時に女神様からの啓示を受けたのよ。『今からそなたが生むのはこの世を救う、救国の勇者である』って。だからそんな普通の子達と一緒に居てはいけないのよ」
時折私の側に寄ってくる、空気中に浮いている存在も母の言葉にウンウンと頷いている。
勇者?英雄?
私はこの国を一体何から救えば良いのだろう。名家、グランメション家の侯爵様の敏腕によってこの国は周辺の国に比べて平和そのものなのだ。
貧しいのに加えてそんな不思議ちゃんな母が居る家庭環境だったので、その事を知っている近い家柄の同級生は私を避けるようになった。
話しかけてくれるのはベグマン公爵令嬢と、あと、グランメション侯爵令息だ。
グランメション侯爵令息は雪のように真っ白な肌に、空のように真っ青な瞳、そして磨き上げた瑪瑙のような小さな唇という容姿であった。それは母からしつこくしぶとく読み聞かされた童話やら騎士道物語に出てくるお姫様そのものだ。だから私は『もし私が本当に英雄なのだとしたらヒロインは彼しか有り得ない』と直感した。
皆に陰口を叩かれる学校生活の中でグランメション侯爵令息は、僕の身なりを見てもそれを影で嘲るような事はしない。しっかりと目の前で『クーラッジュ、そんな見窄らしい格好で僕の目に留まるな』と私の格好がふさわしくない事を教えて下さる。『そんな剣の振り方、目障りだから向こうへ行け』と仰って専属教師を付けられなかった私に正しい剣の振り方を教えて下さったり、『ああ、君はこんな高級品は初めて見るのかな?良ければあげるよ』と言ってグロワ家では到底口にする事が出来ないショコラをくださったりしていた。
なんてお優しいんだろう
当初、私はグランメション様の慈悲の心に自分が感動して胸を熱くしているのだと思っていた。しかし、年齢が上がるにつれ徐々に自分の鼓動が早くなるのは感動ではなく興奮で、それがお優しさに対して湧き上がるのではなくグランメション様が私に向ける視線や他の方には見せない厳しいお顔を見ると体が熱くなるのだと分かった。
どなたに対しても社交的な態度を崩されない方が、私にだけ、本来の表情を見せて下さる。それは、グランメション様の側近と言われているガスピアージェ子爵令息やグラン伯爵令息にも向けないお顔を私にだけ見せているという優越感でもあった。
あの美しいお顔を私だけに崩されると思うと胸が苦しくなってくる。
いつか1時間程、ただ見つめていただく事ができたら天にも昇る気持ちになるだろう。
◆◆◆◆◆◆
そんな気持ちを抱えたまま過ごしていたある日、私の重い思いを向けるグランメション様がなんか古の魔王に取り込まれたと言われた。私でもお役に立てるなら、とあまりお役には立てなかったけども、生まれて初めて会ったエルフの方やドワーフの方が言うには私は母が言った通り勇者らしい事が分かった。
母に教えてやればそれこそ狂喜乱舞しただろうが、私はそれを教えてやるつもりはなかった。
魔王は既に消滅してしまったし、エルフの方もドワーフの方も郷に帰られた。
そんな中で、たとえ私が本当に勇者だったとしても何が出来ると言うのだ。なにも出来やしない。
私はその件をそっと自分の中に留めて置こうと思っていると、律儀なグランメション侯爵家から呼び出しがかかった。
初めてお会いする侯爵に緊張していると、侯爵はおもむろに口を開かれた。
「この度の件では、息子の為に命の危険をも顧みず大儀であった。しかし、グロワの息子か…これも縁なのだなぁ」
「私と侯爵様は初めてお会い…」
「ああ、会うのは初めてだ。しかし、お前が生まれる際にお前の父と馬車で同席してな」
侯爵はそう仰って微笑まれた。
それから本題を切り出される。
「そなたの働きに対して金銭で返せるとは思えないが、せめてもの気持ちとしてパ・ビアン伯爵領を送りたいと思っているのだが、どうだろう?」
「はっ、伯爵領!?」
私の家はしがない男爵家で、いきなり二階級も上がってしまうなんてどうして良いか分からない。しかもこの話をきいた母は、これまで以上に頭を花畑にしてしまうだろう。
そんな事になればなんとか押さえていたベネディクション兄様でも母を取り押さえられなくなってしまうに違いない。
「不足か?」
「とっ、とんでもございません。私には身に余る光栄と言いますか、どうしようもできません。侯爵様は既に私の家の状況をご存知でしょうが、ここでそのような法外な報償を頂いてしまうのは私として喜びもありますが困ると言いますか……」
「ーーつまり?」
「大変有り難いお話ですがお断りいたします」
「ほう?確かにそなたの家の事を考えると表立って当家から褒美を貰うのもおかしな話だ。目立たぬように金貨や鉱山等にした方が良いか?なにか要望があれば言ってくれ」
金貨、鉱山。きっとそれを貰えば一生働かなくても良いくらいなのだろう。
でもそれは冒険者になれば、僕の今の実力なら数年で手に入れられる。それよりも、侯爵様からでなければ頂けないもの…あるじゃないか!
「無礼を承知でお願いします。グランメション侯爵令息ーーシニフェ様に私の頭を撫でていただきたいです」
「よしよし、金貨100枚だな……は?」
「金貨はいりません。グランメション様に私の頭をよしよしと撫でていただき、褒めていただきたいのです。……もう一つ欲を言えば、私も『シニフェ様』とお呼びさせていただきたいです」
侯爵の表情が固まっている。さすがに私の身分でお名前呼びは失礼だったか。
「あのぅ…」
「……うん、わかった。そなたは当家にとって恩人であり、恩人の要望であれば断るワケにはいかん。シーたん、いやシニフェが目覚めたらそうするように伝えよう」
「ありがとうございます!!」
人生で最も綺麗なお辞儀をして私は自分の家に帰った。
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