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36. 行きて来たりて
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ひいばあの話は終わった。
終わった。 だが……。
「そんな……あんまりだよ……世良さんは……一体、何のために……」
当の世良さんはうつむき、その瞳は虚無を見つめている。 まるで脱け殻になってしまったかのようだ。
ひいばあも心配そうに見つめているが、その表情は悲しみに満ちている。
世良さんは戦鳥の戦士として、アスレアと共に帝国打倒の戦いに身を投じた。
ラウの国の復活という圧政に苦しむ人々や、後に国王となる人物の夢。 その夢を叶える為に命を懸けて……。
「……私があちらの世界を去るとき」
「世良さん?」
もの凄く久々にその声を聞いた気がする。 だが、時計を見るとキアの話から一時間も経っていない。
「彼は言ってくれたわ、より良い国を創ると。 皆が笑顔で暮らせる国にすると……私に約束してくれたの」
「ツッ……!」
とてもまともには聞いていられない。
約束は破られた。 国の消滅が厄災がらみならまだ分かるが、誰あろうアスレア王自身の判断が招いた結果なのだ。
これは……裏切りでは無いだろうか。
王妃もまた、その子の出自が疑われており分断を招いた要因の一つになっている。
最早どのような言葉で持って、この沈みきった空気を切り替えれば良いのか全く検討もつかなくなった時、静寂を打ち破る人物が現れる。
「ただいま」
玄関から聞こえてくるのはおにいの声だ。 何時もなら着替える為に直ぐに二階に上がるのだが、あの騒動の後だから休憩しているひいばあや世良さんの様子を伺いにリビングに来ると思う。
「ただいま。 みんな大丈夫だった? ん、あれ……?」
案の定リビングに来たおにいだが、色々と感じる所があると思う。
「どうしたの? なんかあった? それに、あの女の人は……誰なの?」
私達の暗い雰囲気や知らない女性が居る事等、おにいも中々情報を処理しきれないと思うので、要点をかいつまんで説明する。
「……そうか、あの女性は異世界から来た戦鳥の使い手なのか。 それで、あのキアとか言う人のもたらした情報が如月さんにとって良いものでは無かったと……」
おにいには一先ずこの程度の情報で納得して貰った。 これ以上世良さんに負担をかける事は出来ない。
そして、要点を聞くだけ聞いたおにいはキアに挨拶をする。
「こんにちは、初めまして。 山代淳平です」
おにいは深深と頭を下げると、キアも一礼して名を名乗る。 だが……。
「あー……何言ってるか全然分かんない。 多分自己紹介なんだろうけど」
話は当然通じる事は無いのだが、一応言葉が分かるよう準備はしてきた事を告げる。
私達の話を他所にキアは再び話を始める。 それに対してひいばあは対応するが、彼女の様子に変化が見られる。
「ダン!」と机を叩いて立ち上がり世良さんを指差す。 大きな声を張り上げるのだが、それこそ傷心の世良さんに少しは気を使って欲しいと思うのだが、一体何を話しているのか……。
「うわっ、何だろ急に」
おにいはキアの変貌振りに驚いているが、私は何となく話の内容が分かって来た。
「まあ、異世界から来たのはいいとしてあのキアって人はいつ帰るんだ? ぼちぼち母さんも帰ってきて夕飯の支度が始まると思うけど、ご飯を食べて帰るのかな?」
「……還れないんだよ」
「ええっ!」
そう、おにいの疑問は最もであり、恐らく今ひいばあとキアが言い争いのように話している内容は正にそれだろう。 キアは還る事が出来ない。 この世界とあちらの世界は、来る事が出来ても還る事が出来なという一方通行状態なのだ。
だが、これに対してキアは世良さんが何故あちらに転移したのかと言っているのだろうが、その言い分は確かにそうだ。 そうなのだが、こちらに転移の間、もとい転移装置があったとしてもある問題が浮上する。
それがどんな物なのか全く分からない。 それに転移装置なる物は、厳重に秘匿されていると考えるべきだ。 場所としては大まかに分かる。 世良さんが行方不明になった別荘の周辺だ。 それは分かっているのだが、簡単に見つかるとは到底思えない。 そもそも、あるかどうかも分からない物を厄災をほったらかしにて探し回るのは余りにも現実的な話ではないのだ。
キアの話も一通り終わったようだが、その顔は憤りに満ちており到底納得出来ていないように見える。
それを見ているおにいは複雑そうな様子だが、ひいばあにキアの帰還について話ていたのではないかと問いかけると案の定そうだった。 しかし、またここでキアから以外な情報がもたらされる。
「本来なら、私達と接触しようとしていたのは別の戦鳥の戦士なのだと言っているわ」
「そうだったの!? 他にも戦鳥の使い手がいるんだ」
キアは二つに分かれた国の内、側室との間に生まれた王子の勢力に加わっている戦鳥の戦士なのだ。
こちらに来た目的、それはこちらの世界に居るひいばあや世良さんを自分の陣営に引き込み、長きに渡る内戦に終止符を打つ為。
そして目的を達成するべく、潜入工作によってラウ城の最深部にある転移の間を使いこちらに来る機会を虎視眈々と狙っていた。
この世界に世良さんやひいばあは居るというのも、敵陣営、すなわち王妃との間に生まれた王子の勢力から入手した極秘情報なのだという。
キアがここに居るのは見事敵を出し抜いたからに他ならないのだが、この作戦はキア単独では成し得なかったであろうし、協力者の犠牲あっての事かもしれない。 それに、本来こちらに来る筈だった人物がこのまま諦めるとは思えないのだが、こちらの世界に来る算段であれば当然帰還の手段も確保している事になる。
一体それが何なのか。 もしかしたら、隠された転移装置の場所を知っているのかもしれないが、いずれにしても現状では憶測の域を出ない。
取り合えずキアが何者で、どのような目的でこちらに来たのかは分かった。 分かった所で、世良さんはつぶやくようにキアに対して何かを言い放つ、それを聞いたキアは何か反論するような口調で世良さんに返している。
「どうしたの?」
「……戦鳥の力を人同士の争いに使う事を咎めたのよ。 でも初めに使い出したのは相手方だと言っているわ」
「そんな! 戦鳥の力をそんな事に使うなんて」
「それだけでは無いわ……厄災もまた正規軍に組みするかのようにキアの陣営を攻撃するからより自体は深刻なのよ」
「……」
城に居を構えるが故に正規軍を名乗り、敵対する勢力を反乱軍と呼ぶ。 だがそれは、厄災の介入によりかつての帝国と反乱軍の戦いの様相を再現する事となっていた。
終わった。 だが……。
「そんな……あんまりだよ……世良さんは……一体、何のために……」
当の世良さんはうつむき、その瞳は虚無を見つめている。 まるで脱け殻になってしまったかのようだ。
ひいばあも心配そうに見つめているが、その表情は悲しみに満ちている。
世良さんは戦鳥の戦士として、アスレアと共に帝国打倒の戦いに身を投じた。
ラウの国の復活という圧政に苦しむ人々や、後に国王となる人物の夢。 その夢を叶える為に命を懸けて……。
「……私があちらの世界を去るとき」
「世良さん?」
もの凄く久々にその声を聞いた気がする。 だが、時計を見るとキアの話から一時間も経っていない。
「彼は言ってくれたわ、より良い国を創ると。 皆が笑顔で暮らせる国にすると……私に約束してくれたの」
「ツッ……!」
とてもまともには聞いていられない。
約束は破られた。 国の消滅が厄災がらみならまだ分かるが、誰あろうアスレア王自身の判断が招いた結果なのだ。
これは……裏切りでは無いだろうか。
王妃もまた、その子の出自が疑われており分断を招いた要因の一つになっている。
最早どのような言葉で持って、この沈みきった空気を切り替えれば良いのか全く検討もつかなくなった時、静寂を打ち破る人物が現れる。
「ただいま」
玄関から聞こえてくるのはおにいの声だ。 何時もなら着替える為に直ぐに二階に上がるのだが、あの騒動の後だから休憩しているひいばあや世良さんの様子を伺いにリビングに来ると思う。
「ただいま。 みんな大丈夫だった? ん、あれ……?」
案の定リビングに来たおにいだが、色々と感じる所があると思う。
「どうしたの? なんかあった? それに、あの女の人は……誰なの?」
私達の暗い雰囲気や知らない女性が居る事等、おにいも中々情報を処理しきれないと思うので、要点をかいつまんで説明する。
「……そうか、あの女性は異世界から来た戦鳥の使い手なのか。 それで、あのキアとか言う人のもたらした情報が如月さんにとって良いものでは無かったと……」
おにいには一先ずこの程度の情報で納得して貰った。 これ以上世良さんに負担をかける事は出来ない。
そして、要点を聞くだけ聞いたおにいはキアに挨拶をする。
「こんにちは、初めまして。 山代淳平です」
おにいは深深と頭を下げると、キアも一礼して名を名乗る。 だが……。
「あー……何言ってるか全然分かんない。 多分自己紹介なんだろうけど」
話は当然通じる事は無いのだが、一応言葉が分かるよう準備はしてきた事を告げる。
私達の話を他所にキアは再び話を始める。 それに対してひいばあは対応するが、彼女の様子に変化が見られる。
「ダン!」と机を叩いて立ち上がり世良さんを指差す。 大きな声を張り上げるのだが、それこそ傷心の世良さんに少しは気を使って欲しいと思うのだが、一体何を話しているのか……。
「うわっ、何だろ急に」
おにいはキアの変貌振りに驚いているが、私は何となく話の内容が分かって来た。
「まあ、異世界から来たのはいいとしてあのキアって人はいつ帰るんだ? ぼちぼち母さんも帰ってきて夕飯の支度が始まると思うけど、ご飯を食べて帰るのかな?」
「……還れないんだよ」
「ええっ!」
そう、おにいの疑問は最もであり、恐らく今ひいばあとキアが言い争いのように話している内容は正にそれだろう。 キアは還る事が出来ない。 この世界とあちらの世界は、来る事が出来ても還る事が出来なという一方通行状態なのだ。
だが、これに対してキアは世良さんが何故あちらに転移したのかと言っているのだろうが、その言い分は確かにそうだ。 そうなのだが、こちらに転移の間、もとい転移装置があったとしてもある問題が浮上する。
それがどんな物なのか全く分からない。 それに転移装置なる物は、厳重に秘匿されていると考えるべきだ。 場所としては大まかに分かる。 世良さんが行方不明になった別荘の周辺だ。 それは分かっているのだが、簡単に見つかるとは到底思えない。 そもそも、あるかどうかも分からない物を厄災をほったらかしにて探し回るのは余りにも現実的な話ではないのだ。
キアの話も一通り終わったようだが、その顔は憤りに満ちており到底納得出来ていないように見える。
それを見ているおにいは複雑そうな様子だが、ひいばあにキアの帰還について話ていたのではないかと問いかけると案の定そうだった。 しかし、またここでキアから以外な情報がもたらされる。
「本来なら、私達と接触しようとしていたのは別の戦鳥の戦士なのだと言っているわ」
「そうだったの!? 他にも戦鳥の使い手がいるんだ」
キアは二つに分かれた国の内、側室との間に生まれた王子の勢力に加わっている戦鳥の戦士なのだ。
こちらに来た目的、それはこちらの世界に居るひいばあや世良さんを自分の陣営に引き込み、長きに渡る内戦に終止符を打つ為。
そして目的を達成するべく、潜入工作によってラウ城の最深部にある転移の間を使いこちらに来る機会を虎視眈々と狙っていた。
この世界に世良さんやひいばあは居るというのも、敵陣営、すなわち王妃との間に生まれた王子の勢力から入手した極秘情報なのだという。
キアがここに居るのは見事敵を出し抜いたからに他ならないのだが、この作戦はキア単独では成し得なかったであろうし、協力者の犠牲あっての事かもしれない。 それに、本来こちらに来る筈だった人物がこのまま諦めるとは思えないのだが、こちらの世界に来る算段であれば当然帰還の手段も確保している事になる。
一体それが何なのか。 もしかしたら、隠された転移装置の場所を知っているのかもしれないが、いずれにしても現状では憶測の域を出ない。
取り合えずキアが何者で、どのような目的でこちらに来たのかは分かった。 分かった所で、世良さんはつぶやくようにキアに対して何かを言い放つ、それを聞いたキアは何か反論するような口調で世良さんに返している。
「どうしたの?」
「……戦鳥の力を人同士の争いに使う事を咎めたのよ。 でも初めに使い出したのは相手方だと言っているわ」
「そんな! 戦鳥の力をそんな事に使うなんて」
「それだけでは無いわ……厄災もまた正規軍に組みするかのようにキアの陣営を攻撃するからより自体は深刻なのよ」
「……」
城に居を構えるが故に正規軍を名乗り、敵対する勢力を反乱軍と呼ぶ。 だがそれは、厄災の介入によりかつての帝国と反乱軍の戦いの様相を再現する事となっていた。
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