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34. 目を覆い、耳を塞ぎたくなる程の真実
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ひいばあと世良さんと私は赤髪のシャイア族の少女と向き合うように座る。 何だか面接のようになっているなと思ってしまったが、そんな事を考えるのは不謹慎だろうか。
少女は何かを喋っている。 一通り喋り終えると深深と頭を下げるが多分先程の事を詫びているのだろう。
現にひいばあと世良さんの厳しかった表情が少し和らぐ、溜飲が下がったようだ。
しかし、世良さんは少女に対して何か言っている。 言葉は分からない、が……お小言の一つでも言いたくなると言うものだ。
だが、それに対して少女は反論?しているのだろうか。
(……言葉が分からないのは不便だなぁ)
「ねぇ、何を話してるの?」
「潜入工作?」
「……せんにゅう? 何それ」
聞けば長期に渡る敵陣での潜入工作の為、水浴びもままにならなかったのであのような状態になったそうだ。
そう言われるとあの忍者のような姿もうなずける。
敵陣での潜入工作とは何なのか気になるのだが、ひいばあは別の事が気になるようで話し出す。
「んー、何だろ? 耳のあれ、イヤリングがどうかしたのかな?」
少女は耳たぶに沿うような形の銀細工のイヤリングを付けているのだが、そのイヤリングを触りやや困った顔をしている。 一体何なのか聞いてみると思いもよらない答えがかえってきた。
「あのイヤリングには通訳の魔法がかけられているのよ。 でも、転移の影響なのか壊れてしまったと言っているわ」
「えーっ! そうだったの?」
彼女は何の考えも無しに転移したわけではなかった。 言葉が通じないのは想定の内だった訳だが、まさかこのようなアクシデントに見舞われるとは思ってもみなかっただろう。
最も言葉が通じてもあの身なりでは不審者扱いには間違いない無いのだが……。
とにかく各々名乗りを上げないとこれ以上は話を進めにくい。
ひいばあと世良さんが自己紹介するが、ひいばあの身の上など聞いたらきっとびっくりするだろう。
さあ、少女のリアクションは驚き……とはちょっと違う。 何だろうか、感動と言った方が良いかもしれないのだが、感極まっているようにも見える。
目を輝かせている間にも何かを話すのだが、それを聞いてひいばあや世良さんが驚きと困惑の表情になる。
「なに? どうしたの?」
「……私達の事を知っている?」
「え!」
「戦いの神……」
「たたかいのかみ?」
「世良の事をそう呼んでいるわ。 それに、私が王女であることをしっている」
「ええ! ウソでしょ?」
「それだけでは無いわ。 彼女は世良の居た時代より更に百年後の人物……」
「……!」
余りの衝撃に言葉も出ない。 ひいばあと世良さん程では無いにせよ、またも時代に開きがあるのだ。 これが何を意味するのか。
しかし、謎は深まるばかりだ。 彼女は一体何者なのか。 何故世良さんだけで無く、ひいばあの事まで知っているのか……。
少女は話を続けているが、一通り話すと一礼する。 これはもしかしたら自己紹介なのだろうか?
何となく聞き取れたのはキアの単語だ。
「もしかして、名前を言ったの? 何て名前?」
「キア、と言うそうよ」
キア、これがあの少女の名だ。 しかし、苗字はどうなるのだろう?
何処の出身で誰と血縁にあるのか、どのような仕事をしているのか、これらが苗字に当たるのだが世良さんは何処と無く懐かしいような顔でキアと名乗る少女に語りかけている。
キアは何か質問に答えているようだが、それを聞き世良さんはやや困惑気味の表情だ。
「世良さん?」
「一体どういう事?」
ひいばあに説明してもらうのだがシャイア族は世良さんの居た時代、帝国の支配に反発した一大勢力であり反乱軍内でも中心になっていた。
時の有力貴族にはその活動を全面的に支援していた人たちもおり。 何と、キアはその貴族の子孫にあたるそうだ。
そういった経緯もあり世良さんは懐かしんでいたのだが、キアの家はとある理由によって没落してしまったと言う。 その理由とは……。
「内戦?」
「え? どういうこと?」
言葉が分からない為にいちいち聞かなければならない事にもどかしさを感じつつもひいばあに尋ねると、何でも国で内戦が起こったとの事だ。 百年後ともなれば流石にアスレア王は既にこの世には居ないだろう。
そして、一抹の不安がよぎる。
世良さんはアスレア王亡き後の国がどうなったのか問いただしているようだ。 しかし、キアはいかにも言いにくそうな、話すのをためらうような表情と仕草で中々話そうとはしない。
悩んだ表情の末、やがて決意したのかキアは話し出す。
ためらいを捨ててキアが言い放った言葉。
それを聞いた直後ーー
その場は凍りついた……。
この凍てついた空間で言葉の分からぬ私だけが自由に動く事が出来る。
だが、かろうじて私にも聞き取れた単語がある。
その単語とはーー
ラウ……
二人は未だに時間が止まったかのように微動だにしない。 だが、ひいばあは割りと直ぐに凍りついた時から解放される。
だが、世良さんは目を見開き未だ止まった時に囚われている。
「世良!」
心配そうに見つめるひいばあの呼びかけに答える事はない。 そんな世良さんを見てキアはまた気まずい表情になるのだが、それでも淡々と話を続ける。
彼女が話しを進める度に世良さんの表示は見る見る曇っていく。 ひいばあは話に耳を傾けつつも常に世良さんを心配そうに見つめている。 私はそれをただ傍観することしか出来ないのだが、言葉の分からないなりにも察することが出来る事が一つだけある。
(ラウの国に何かがあったんだ……まさか厄災が!? それともアスレア王の身になにかが?)
キアが全て語り終えたのは話し始めてからどれ位経ってからだったろうか。 とても長く感じられたようにも思うが、実際には五分以上ではあっても十分は掛かってはいないだろう。
話が終わり沈黙が暫し支配するが、やがて世良さんは振り絞るようにして声を発する。
「……ごめんなさい、少し席を外すわ」
「世良! 羽音、悪いけど後は頼むわよ」
ひいばあは世良さんに連れ添って席を離れるが、私はその言葉に動揺してしまう。
「え? ええ、そんな! 私、言葉が分からないよ……」
キアと二人その場に残されてしまうが、後を頼むと言われても無茶振りも過ぎると思ってしまう。
言葉の通じない人物と居るのはかなり気まずく感じてしまうのだが、急に彼女は何か言葉を発する。
「え? なに? 私になにか言ってるの? いや、悪いけど言葉が通じないんだってば」
言葉が分からない事を身振り手振りで伝えてみる。 するとキアの態度に変化がある。
「ふーやれ、やれ」と言った様子で「じゃあもういい」と言った風だ。
「あーっ、何それ? 何かやな感じ」
キアの態度も気になるが一体何を言っているのだろうか? そうこう考えている内に彼女は席を立つ。
勝手な行動は困るのだが、何処へ行こうというのか。 後を追い、言葉は通じないだろうなと思いつつも席に戻るように促す。
そうこうしている内にも縁側を通り抜けて、キアは裏庭に出てしまう。 よもや戦鳥で何処かに行こうという訳でも無いだろうが、意図するところが分からないので不安になってしまう。
「ちょっと! サンダルくらい履いてよ。 もう、席に戻ってってば」
キアは聞く耳持たずといった感じで庭の隅に立つのだが、思いもよらない行動に出る。
「うん? ちょ、ちょつと! 何脱いでんの! ああ、分かった分かった、こっちだってば!」
パンツを勢いよく下ろし下着に手を掛けた時、私はようやく何がしたいのか理解出来たので、急いでトイレに案内する。
「使い方分かる? ここで下着を下ろしてこうやって座って用を足すの!」
恥ずかしいと思いつつ使い方を教えるが、知っているのか我慢の限界が来ているのか、こくこく頷いて急いでトイレに入る。
言葉が通じないのは本当に不便だと感じるが、慌てて用を足した後の事を説明していないのに気づいた。
「しまった! ウォシュレットの使い方……ちゃんと拭いて出てこれるかなぁ」
もうなるようにしかならないのだが、一息つくとひいばあと世良さんは洗面台にいる事に気づいた。
恐る恐る様子を伺うのだが、そこで見たものとは……声にならない声で嗚咽を漏らす世良さんとその傍らで悲しげな表情で寄り添うひいばあーー
キアは二人に何を告げたのだろうか……あちらで一体何が起こったというのか。
私が内容を知ることが出来るのは、世良さんが落ち着いてからになるだろう。 その時どのような、目を覆い耳を塞ぎたくなるような真実が待ち受けているのだろうか。
少女は何かを喋っている。 一通り喋り終えると深深と頭を下げるが多分先程の事を詫びているのだろう。
現にひいばあと世良さんの厳しかった表情が少し和らぐ、溜飲が下がったようだ。
しかし、世良さんは少女に対して何か言っている。 言葉は分からない、が……お小言の一つでも言いたくなると言うものだ。
だが、それに対して少女は反論?しているのだろうか。
(……言葉が分からないのは不便だなぁ)
「ねぇ、何を話してるの?」
「潜入工作?」
「……せんにゅう? 何それ」
聞けば長期に渡る敵陣での潜入工作の為、水浴びもままにならなかったのであのような状態になったそうだ。
そう言われるとあの忍者のような姿もうなずける。
敵陣での潜入工作とは何なのか気になるのだが、ひいばあは別の事が気になるようで話し出す。
「んー、何だろ? 耳のあれ、イヤリングがどうかしたのかな?」
少女は耳たぶに沿うような形の銀細工のイヤリングを付けているのだが、そのイヤリングを触りやや困った顔をしている。 一体何なのか聞いてみると思いもよらない答えがかえってきた。
「あのイヤリングには通訳の魔法がかけられているのよ。 でも、転移の影響なのか壊れてしまったと言っているわ」
「えーっ! そうだったの?」
彼女は何の考えも無しに転移したわけではなかった。 言葉が通じないのは想定の内だった訳だが、まさかこのようなアクシデントに見舞われるとは思ってもみなかっただろう。
最も言葉が通じてもあの身なりでは不審者扱いには間違いない無いのだが……。
とにかく各々名乗りを上げないとこれ以上は話を進めにくい。
ひいばあと世良さんが自己紹介するが、ひいばあの身の上など聞いたらきっとびっくりするだろう。
さあ、少女のリアクションは驚き……とはちょっと違う。 何だろうか、感動と言った方が良いかもしれないのだが、感極まっているようにも見える。
目を輝かせている間にも何かを話すのだが、それを聞いてひいばあや世良さんが驚きと困惑の表情になる。
「なに? どうしたの?」
「……私達の事を知っている?」
「え!」
「戦いの神……」
「たたかいのかみ?」
「世良の事をそう呼んでいるわ。 それに、私が王女であることをしっている」
「ええ! ウソでしょ?」
「それだけでは無いわ。 彼女は世良の居た時代より更に百年後の人物……」
「……!」
余りの衝撃に言葉も出ない。 ひいばあと世良さん程では無いにせよ、またも時代に開きがあるのだ。 これが何を意味するのか。
しかし、謎は深まるばかりだ。 彼女は一体何者なのか。 何故世良さんだけで無く、ひいばあの事まで知っているのか……。
少女は話を続けているが、一通り話すと一礼する。 これはもしかしたら自己紹介なのだろうか?
何となく聞き取れたのはキアの単語だ。
「もしかして、名前を言ったの? 何て名前?」
「キア、と言うそうよ」
キア、これがあの少女の名だ。 しかし、苗字はどうなるのだろう?
何処の出身で誰と血縁にあるのか、どのような仕事をしているのか、これらが苗字に当たるのだが世良さんは何処と無く懐かしいような顔でキアと名乗る少女に語りかけている。
キアは何か質問に答えているようだが、それを聞き世良さんはやや困惑気味の表情だ。
「世良さん?」
「一体どういう事?」
ひいばあに説明してもらうのだがシャイア族は世良さんの居た時代、帝国の支配に反発した一大勢力であり反乱軍内でも中心になっていた。
時の有力貴族にはその活動を全面的に支援していた人たちもおり。 何と、キアはその貴族の子孫にあたるそうだ。
そういった経緯もあり世良さんは懐かしんでいたのだが、キアの家はとある理由によって没落してしまったと言う。 その理由とは……。
「内戦?」
「え? どういうこと?」
言葉が分からない為にいちいち聞かなければならない事にもどかしさを感じつつもひいばあに尋ねると、何でも国で内戦が起こったとの事だ。 百年後ともなれば流石にアスレア王は既にこの世には居ないだろう。
そして、一抹の不安がよぎる。
世良さんはアスレア王亡き後の国がどうなったのか問いただしているようだ。 しかし、キアはいかにも言いにくそうな、話すのをためらうような表情と仕草で中々話そうとはしない。
悩んだ表情の末、やがて決意したのかキアは話し出す。
ためらいを捨ててキアが言い放った言葉。
それを聞いた直後ーー
その場は凍りついた……。
この凍てついた空間で言葉の分からぬ私だけが自由に動く事が出来る。
だが、かろうじて私にも聞き取れた単語がある。
その単語とはーー
ラウ……
二人は未だに時間が止まったかのように微動だにしない。 だが、ひいばあは割りと直ぐに凍りついた時から解放される。
だが、世良さんは目を見開き未だ止まった時に囚われている。
「世良!」
心配そうに見つめるひいばあの呼びかけに答える事はない。 そんな世良さんを見てキアはまた気まずい表情になるのだが、それでも淡々と話を続ける。
彼女が話しを進める度に世良さんの表示は見る見る曇っていく。 ひいばあは話に耳を傾けつつも常に世良さんを心配そうに見つめている。 私はそれをただ傍観することしか出来ないのだが、言葉の分からないなりにも察することが出来る事が一つだけある。
(ラウの国に何かがあったんだ……まさか厄災が!? それともアスレア王の身になにかが?)
キアが全て語り終えたのは話し始めてからどれ位経ってからだったろうか。 とても長く感じられたようにも思うが、実際には五分以上ではあっても十分は掛かってはいないだろう。
話が終わり沈黙が暫し支配するが、やがて世良さんは振り絞るようにして声を発する。
「……ごめんなさい、少し席を外すわ」
「世良! 羽音、悪いけど後は頼むわよ」
ひいばあは世良さんに連れ添って席を離れるが、私はその言葉に動揺してしまう。
「え? ええ、そんな! 私、言葉が分からないよ……」
キアと二人その場に残されてしまうが、後を頼むと言われても無茶振りも過ぎると思ってしまう。
言葉の通じない人物と居るのはかなり気まずく感じてしまうのだが、急に彼女は何か言葉を発する。
「え? なに? 私になにか言ってるの? いや、悪いけど言葉が通じないんだってば」
言葉が分からない事を身振り手振りで伝えてみる。 するとキアの態度に変化がある。
「ふーやれ、やれ」と言った様子で「じゃあもういい」と言った風だ。
「あーっ、何それ? 何かやな感じ」
キアの態度も気になるが一体何を言っているのだろうか? そうこう考えている内に彼女は席を立つ。
勝手な行動は困るのだが、何処へ行こうというのか。 後を追い、言葉は通じないだろうなと思いつつも席に戻るように促す。
そうこうしている内にも縁側を通り抜けて、キアは裏庭に出てしまう。 よもや戦鳥で何処かに行こうという訳でも無いだろうが、意図するところが分からないので不安になってしまう。
「ちょっと! サンダルくらい履いてよ。 もう、席に戻ってってば」
キアは聞く耳持たずといった感じで庭の隅に立つのだが、思いもよらない行動に出る。
「うん? ちょ、ちょつと! 何脱いでんの! ああ、分かった分かった、こっちだってば!」
パンツを勢いよく下ろし下着に手を掛けた時、私はようやく何がしたいのか理解出来たので、急いでトイレに案内する。
「使い方分かる? ここで下着を下ろしてこうやって座って用を足すの!」
恥ずかしいと思いつつ使い方を教えるが、知っているのか我慢の限界が来ているのか、こくこく頷いて急いでトイレに入る。
言葉が通じないのは本当に不便だと感じるが、慌てて用を足した後の事を説明していないのに気づいた。
「しまった! ウォシュレットの使い方……ちゃんと拭いて出てこれるかなぁ」
もうなるようにしかならないのだが、一息つくとひいばあと世良さんは洗面台にいる事に気づいた。
恐る恐る様子を伺うのだが、そこで見たものとは……声にならない声で嗚咽を漏らす世良さんとその傍らで悲しげな表情で寄り添うひいばあーー
キアは二人に何を告げたのだろうか……あちらで一体何が起こったというのか。
私が内容を知ることが出来るのは、世良さんが落ち着いてからになるだろう。 その時どのような、目を覆い耳を塞ぎたくなるような真実が待ち受けているのだろうか。
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