香しきファンタジー、汝の名はなろうなり

異世界で一儲け

　私は間もなく天寿を迎えます……。

　美少女たちに囲まれて、旅立つのです。
　そう……囲まれているだけ……ナニする事も無くこのまま終わってしまうのデス。

　死んだらまた神様の所へやってきました。
　なので、猛抗議します。　謝罪と賠償をよこせ！　そう言うと神様、何かチッみたいな顔をしました。
　何なのでしょう、元はと言えば自分のせいなのに反省が足りません。

　まあ、取り敢えず気を取り直して、次の世界の事を学びます。

　次の世界は貨幣制度が発達しており、様々な貨幣が流通しているそうです。
　ですが……木や石の貨幣？　青銅にプラチナ??
　え？　何でそんな貨幣が必要なん？
　そう言った疑問をよそに、転生は始まりました。

　イヤな予感しかしなかったのですが、転生してしまいました。
　辺りを見渡すと……砂漠です。　荒涼とした砂漠が無限に広がっています。

　山もハゲ山。　草木一本生えていません。　これは……世紀末か何かかな？
　何となく歩いていると村があったのですが、居るのは老人ばかり……。　朽ち果てて行くのを待つばかりのこの村の村長さんぽい人に話を聞きます。
　何でも様々な種類の貨幣を造る際、金属の精錬に大量の木々を切り倒してしまいこのような状態になってしまったとの事。
　そりゃ……そうなるわな。　てか、だれも気付かなかったの？　バカなの？　アホなの？

　茫然としていると、何やら土煙が舞いモヒカンに肩パットにトゲトゲのある人達が、バイクに乗ってやってきます。
　えー……。　ここでの役割って世紀末救世主!?

　 と、彼の受難は続きますが、それは置いといて通貨や貨幣の設定はかなりメンドクサイです。
　経済の話にもなってくるので出来れば触れずに済ませたいところですが、上手くすればスルーする事はいくらでも出来るでしょう。
　因みに筆者は、キャッスシュレス決済が浸透しているという設定にします。

　懲りたい人は好きにして良いと思いますが、自己責任でお願いします。

　長くなってしまいましたが、今回はここまでです。