49 / 240
第1章
49
しおりを挟む
今日は社会科見学の日だ。
引率はもちろんウネフォレト先生、そして何とエロー校長先生もだ。
普段校長と話すことなんかないから少し楽しみだ。
そして騎士団から五人ほど護衛についてくれるらしい。えらく待遇がいいのは普通なのか、それともアレックスちゃんがいるからか。
「さあみなさん。今日は第三城壁の内側を歩いて一周しますよ。途中で色んな発見をすることでしょう。気になることもあるでしょう。
そんな時は、近くの先生や騎士団のお兄さんにドンドン聞きましょうね。
もちろん私に聞いてもいいですよ。
では、二列に並んで列を乱さないように歩きましょうね。」
エロー校長は見た目に反して優しさが滲み出る話し方をする。
列を乱さず質問をする……どうやったらいいんだ。近寄るのを待てってことかな。
さあ出発だ。
二列なので私の隣はアレックスちゃんだ。
誰が決めたのか、偶然か。
進路は北、第一目標は教会だ。
教会と言えば、
「ねえねえアレックスちゃん、『祝福』って知ってる?』
「もちろん知っているわ。カースが知らないなんて珍しいわね。例えばよくあるのが、『ヴィルーダ様の祝福』ね。
大抵二歳参りの時に貰えるわ。これを貰えると病気にかかりにくくなると言われているわね。
そのせいか平民の子たちは貰いやすいみたいね。私達は魔力が高いからそうそう病気なんてしないものね。」
そうなのか。母上に質問した記憶はあるが、答えてもらった記憶がない。
スルーされたんだったかな?
魔力が高いと病気をしないことも知らなかった。確かにおたふく風邪や水疱瘡、風疹など、何もかかってない。風邪をひいたことすらない。当たり前だから誰も教えてくれないのか。
「へぇーすごいんだね。他にどんな祝福があるの?」
「たくさんあるわね。私も全部知ってるわけじゃないけど。出世する人、長生きする平民は何らかの祝福を授かってると思えばいいわ。
神様は多過ぎて言えないから興味があったら図書室とかで読んでみたら?」
「あー図書室あったよね。行ったことがなかったよ。今度一緒に行こうよ。」
「なっ、一緒にイクですって!? この破廉恥カース!」
「はれんち? って何? 前も聞いた気がするよ。図書室行かないの?」
だから六歳のガキの発想じゃないだろ!
どんだけだよ! これも上級貴族の嗜みなのかよ!
「そ、そうよね、図書室よね。もちろん行くわよ。」
「ところで、どこかで聞いた気がするんだけど、かなや=さぬはらって神様はいる?」
「いや、聞いたことない……わね。サヌハーラ? サンサーラ? なら聞いたことがある気もしないでもないわ。」
どうせあいつは下っ端だろうしな。
もしあいつが神様の端くれだったら私の頭の中のしょぼい教科書は祝福の一種とも言える。
そろそろ先頭が教会を通過しつつある。
あっ! 校長先生だ!
「エロ校長先生! 質問です!」
「こらこらマーティン君、私はエロー校長だよ。間違えてはいけないよ。」
「ごめんなさい。慌ててしまって。
校長先生、質問です! クタナツで一番強い男は誰ですか?」
父上の名が挙がることを期待した質問だ。
「ほう、男の子らしい質問だね。強そうな男は大体友達なんだが、困ったな。難しい質問だよ。
例えば君の父上、マーティン卿と生き残ることを勝ちとする勝負をすれば私は勝てない。
逆に校庭など閉所から出てはいけないルールがあれば私が勝つ。
さらに魔法を禁止にすれば君の母上にすら私は勝てる。
そこで考えてみようか。どんな状況で強い男を知りたいかな?」
すごい、とても真摯に受け止めてくれた。
さすが校長。しかも父上より強いのかよ。
「では、魔法なしで、校庭ぐらいの広さで素手だったら誰ですか?」
「えぇ? 素手かい? これまた困ったな。
私だと言いたいんだが、素手には自信がないのだよ。
おそらくだが、組合長のドノバンかな。
彼は殴る蹴るも強いがそれ以外に妙な技を使うものだから素手でも油断ができないのだよ。」
「すごい! 妙な技って気になります! 殴る蹴る以外ってことは投げたり極めたりですか?」
そもそも空手や柔道なんかないし、まさか素手で戦う習慣があるとも思わなかった。
「ほほう、よく知っているね。えらい!
そうなんだよ。蹴ったと思ったら転んでいるし、殴ったと思ったら関節が外れてるし。
あいつに素手で近づいたらいけないよ。」
「はい! ありがとうございました!」
組合長のドノバンか。やっぱりこんな所でトップを張る人間はすごいんだな。
「ちょっとカース! 自分だけエロー校長に質問するなんてずるいわ! 私だって聞きたいことがあったのに!」
「何を聞きたかったの?」
「っ、内緒よ! 淑女の秘密を探るなんてだめな男ね!」
そんな秘密を公衆の面前で質問しようとしてたのか。
そもそも六歳は淑女なのか? サンドラちゃんは淑女だが。
こうして何事もなく騎士さんに質問したり前後の友達とおしゃべりしたりと楽しく歩いた一日だった。
ギルド前では冒険者のおじさん達が怖い顔で手を振ってくれた。治療院の前では優しそうなお姉さんがにこやかにこちらを見ていた。
もうすぐクタナツに冬が来る。
引率はもちろんウネフォレト先生、そして何とエロー校長先生もだ。
普段校長と話すことなんかないから少し楽しみだ。
そして騎士団から五人ほど護衛についてくれるらしい。えらく待遇がいいのは普通なのか、それともアレックスちゃんがいるからか。
「さあみなさん。今日は第三城壁の内側を歩いて一周しますよ。途中で色んな発見をすることでしょう。気になることもあるでしょう。
そんな時は、近くの先生や騎士団のお兄さんにドンドン聞きましょうね。
もちろん私に聞いてもいいですよ。
では、二列に並んで列を乱さないように歩きましょうね。」
エロー校長は見た目に反して優しさが滲み出る話し方をする。
列を乱さず質問をする……どうやったらいいんだ。近寄るのを待てってことかな。
さあ出発だ。
二列なので私の隣はアレックスちゃんだ。
誰が決めたのか、偶然か。
進路は北、第一目標は教会だ。
教会と言えば、
「ねえねえアレックスちゃん、『祝福』って知ってる?』
「もちろん知っているわ。カースが知らないなんて珍しいわね。例えばよくあるのが、『ヴィルーダ様の祝福』ね。
大抵二歳参りの時に貰えるわ。これを貰えると病気にかかりにくくなると言われているわね。
そのせいか平民の子たちは貰いやすいみたいね。私達は魔力が高いからそうそう病気なんてしないものね。」
そうなのか。母上に質問した記憶はあるが、答えてもらった記憶がない。
スルーされたんだったかな?
魔力が高いと病気をしないことも知らなかった。確かにおたふく風邪や水疱瘡、風疹など、何もかかってない。風邪をひいたことすらない。当たり前だから誰も教えてくれないのか。
「へぇーすごいんだね。他にどんな祝福があるの?」
「たくさんあるわね。私も全部知ってるわけじゃないけど。出世する人、長生きする平民は何らかの祝福を授かってると思えばいいわ。
神様は多過ぎて言えないから興味があったら図書室とかで読んでみたら?」
「あー図書室あったよね。行ったことがなかったよ。今度一緒に行こうよ。」
「なっ、一緒にイクですって!? この破廉恥カース!」
「はれんち? って何? 前も聞いた気がするよ。図書室行かないの?」
だから六歳のガキの発想じゃないだろ!
どんだけだよ! これも上級貴族の嗜みなのかよ!
「そ、そうよね、図書室よね。もちろん行くわよ。」
「ところで、どこかで聞いた気がするんだけど、かなや=さぬはらって神様はいる?」
「いや、聞いたことない……わね。サヌハーラ? サンサーラ? なら聞いたことがある気もしないでもないわ。」
どうせあいつは下っ端だろうしな。
もしあいつが神様の端くれだったら私の頭の中のしょぼい教科書は祝福の一種とも言える。
そろそろ先頭が教会を通過しつつある。
あっ! 校長先生だ!
「エロ校長先生! 質問です!」
「こらこらマーティン君、私はエロー校長だよ。間違えてはいけないよ。」
「ごめんなさい。慌ててしまって。
校長先生、質問です! クタナツで一番強い男は誰ですか?」
父上の名が挙がることを期待した質問だ。
「ほう、男の子らしい質問だね。強そうな男は大体友達なんだが、困ったな。難しい質問だよ。
例えば君の父上、マーティン卿と生き残ることを勝ちとする勝負をすれば私は勝てない。
逆に校庭など閉所から出てはいけないルールがあれば私が勝つ。
さらに魔法を禁止にすれば君の母上にすら私は勝てる。
そこで考えてみようか。どんな状況で強い男を知りたいかな?」
すごい、とても真摯に受け止めてくれた。
さすが校長。しかも父上より強いのかよ。
「では、魔法なしで、校庭ぐらいの広さで素手だったら誰ですか?」
「えぇ? 素手かい? これまた困ったな。
私だと言いたいんだが、素手には自信がないのだよ。
おそらくだが、組合長のドノバンかな。
彼は殴る蹴るも強いがそれ以外に妙な技を使うものだから素手でも油断ができないのだよ。」
「すごい! 妙な技って気になります! 殴る蹴る以外ってことは投げたり極めたりですか?」
そもそも空手や柔道なんかないし、まさか素手で戦う習慣があるとも思わなかった。
「ほほう、よく知っているね。えらい!
そうなんだよ。蹴ったと思ったら転んでいるし、殴ったと思ったら関節が外れてるし。
あいつに素手で近づいたらいけないよ。」
「はい! ありがとうございました!」
組合長のドノバンか。やっぱりこんな所でトップを張る人間はすごいんだな。
「ちょっとカース! 自分だけエロー校長に質問するなんてずるいわ! 私だって聞きたいことがあったのに!」
「何を聞きたかったの?」
「っ、内緒よ! 淑女の秘密を探るなんてだめな男ね!」
そんな秘密を公衆の面前で質問しようとしてたのか。
そもそも六歳は淑女なのか? サンドラちゃんは淑女だが。
こうして何事もなく騎士さんに質問したり前後の友達とおしゃべりしたりと楽しく歩いた一日だった。
ギルド前では冒険者のおじさん達が怖い顔で手を振ってくれた。治療院の前では優しそうなお姉さんがにこやかにこちらを見ていた。
もうすぐクタナツに冬が来る。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ブラック企業「勇者パーティ」をクビになったら、魔王四天王が嫁になりました。~転職先はホワイト企業な魔王軍〜
歩く、歩く。
ファンタジー
※第12回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。応援ありがとうございました!
勇者に裏切られ、剣士ディックは魔王軍に捕まった。
勇者パーティで劣悪な環境にて酷使された挙句、勇者の保身のために切り捨てられたのだ。
そんな彼の前に現れたのは、亡き母に瓜二つの魔王四天王、炎を操るサキュバス、シラヌイだった。
ディックは母親から深い愛情を受けて育った男である。彼にとって母親は全てであり、一目見た時からシラヌイに母親の影を重ねていた。
シラヌイは愛情を知らないサキュバスである。落ちこぼれ淫魔だった彼女は、死に物狂いの努力によって四天王になったが、反動で自分を傷つける事でしか存在を示せなくなっていた。
スカウトを受け魔王軍に入ったディックは、シラヌイの副官として働く事に。
魔王軍は人間関係良好、福利厚生の整ったホワイトであり、ディックは暖かく迎えられた。
そんな中で彼に支えられ、少しずつ愛情を知るシラヌイ。やがて2人は種族を超えた恋人同士になる。
ただ、一つ問題があるとすれば……
サキュバスなのに、シラヌイは手を触れただけでも狼狽える、ウブな恋愛初心者である事だった。
連載状況
【第一部】いちゃいちゃラブコメ編 完結
【第二部】結ばれる恋人編 完結
【第三部】二人の休息編 完結
【第四部】愛のエルフと力のドラゴン編 完結
【第五部】魔女の監獄編 完結
【第六部】最終章 完結
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる