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性に奔放な世界だと思ってたけどやり過ぎると刺されそうなよかん

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 当然のことながら、リーゼと緑もさっさとフィーオウに帰ってしまった。

 2人を見送って、さっきと同じ席でテーブルに突っ伏す。

 なんか寂しい。

 ちょっと心が弱ってるんだろうか。

「ご~しゅ~じ~ん~さ~まあ」

 背中にもにゅっとした感触。うん。気持ちいい。

 正直、こいつが残ってくれて助かった。精神的に。

「どうした?」

 背中に張り付いたメイアをそのままに身体を起こす。

 が、うまく俺の首にしがみついて、離れようとしない。

「お昼の続きですよぉ。ベッドいきましょお? それともここでがいいですかあ?」

 うああ、耳はやめろお。ぞくぞくするだらあ。

「いや、仕事しろよ。見回りとかするんだろ?」

「いいですよお、そんなの」

 よくねえよ。首筋舐めんな。あ、やば、気持ちいいなこれ。

「うわあ、さっき仕事してる凛々しい姿みて見直したばっかりなのに」

「ええ~、見直しててくださいよう。今日は特別なんですう」

「なんだよ、特別って」

「んん~」

 首筋から唇が離れて悩むように唸る。

「ん?」

 するっと動くメイアの身体。俺の太股を跨ぐように座ると、正面から向き合う。

「隊長に言っちゃだめですよお?」

 ぐっと近づいてくるメイアの顔。

「ん、わかった。言わない」

 さっき、もっと凄いことやったのに、こういうのはドキドキすんだよな。

「あのですね、フィーオウの兵士って、何をしてでも生き延びろって決まりみたいなのがあるんですよお」

「ああ、言ってたな、そんなこと」

 泥を啜ってでも、だっけか。リーゼ犯す時に聞いた気がする。

「でも隊長って、ご主人様に死ねって言ったんです」

「それは、そういう意味じゃないだろ」

 リサの決意というか、俺との信頼というか。うまく言えないけど。

「それはわかってますよお。わかってるんですけど、でも、う~ん、だから嫌だったんです」

 だから嫌だったときたか。やっぱり俺って魅了とかの能力がついてるんじゃないだろうか。

 それとも、こっちの人の性欲が男性的なだけ?

「わたしは今日、ご主人様と会ったばっかりなのに、もういなくなっちゃうような話してて」

 俺の左手を取って、自分の胸に押し当てるメイア。

 ふにっと手が沈み込むような感触。反射的に乳首を捜してしまう。

「さみしいですよお、ご主人さまぁ」

 大きな目、潤んだ瞳、薄く開いた唇。ダメだ、勃起してきた。

 あと、乳首見つからないな。

「媚びすぎだろ、お前」

「そりゃ媚びますよお。してほしいんですからぁ、んっ」

 あ、乳首あった、出てきた。そうだこいつ陥没乳首だった。

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