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TPOに合わせるといっても限度がある
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門を通る列にならんでどれくらいたったか。
太陽も随分傾いて、あと1時間もすれば空が赤く染まるだろう。
最初は感動した20mはありそうな城壁も、流石に見飽きてきた。
てか、待つのはいいんだけど女の臭いにむせそう。
ほんとに女しかいないんだよ。
しかも若い美人ばっかり。
少し前に出したとはいえ、回復するには十分な時間が経ってるし悶々として辛い。
エルダのおっぱい揉みたい。
「次、こちらへ!」
ようやく順番が回ってきた。
小柄で可愛らしい兵士から声がかかる。
小柄だけど、おっぱいは大きい。
いいな、この娘。
「くろーさん。」
振り返ると、馬上から2人がじとりと睨みつけていた。
怖い。
「話した通りに。」
「ああ、わかった。」
検問の兵士の前へと馬を引いていく。
「馬から降りてもらえますか。」
ロリ巨乳兵士の声。
「失礼した。」
そう答えたエルダが颯爽と馬から降りる。
「メル、手を。」
「はい。」
エルダの手を取り、ふわりと飛び降りるメル。
俺は馬の首元に寄り添い、ロリ巨乳兵士へ向かう2人に道を開ける。
「馬から降りることに気が回らず失礼した。手続きを頼むよ。」
いや、お前誰だよ。
いま、この場にいる全員が混乱していた。
そりゃそうだろう。
小汚い格好の2人が完璧な所作を見せて進み出たのだから。
「あ、あの、許可証はっ!」
健気にも職務を全うするロリ巨乳兵士。
「すまないが許可証も身元を証明するものも用意することができない。こういった場合、審査を受けることになると聞いているのだが…、頼めるだろうか?」
やだ、エルダさん超イケメン。
「は、はい!お待ちください!」
顔を赤くして詰め所へ駆け込むロリ巨乳兵士。
いや、すげえよエルダ。
作戦通りとはいえ、ここまでとは思わなかった。
自由都市フィーオウ。
貴族ではなく、ギルドによって運営される交易都市。
戦乱に巻き込まれにくい立地から正規兵の数は少なく、多くの部分をギルドの民兵に頼っている。
そのため、外部から入る人間に非常に厳しい。
当然、俺達のような身元不明の人間なんて問題外だ。
だから、メルとエルダはひとつの作戦を立てた。
ある程度の地位にある人物を引っ張り出し、自分たちの正体を察させた上で穏便に許可を出させる。
何者かを察してしまえば見捨てることはできない。
だが、何者かを知って許可すれば外交問題。
だから、知らずに受け入れましたと言える余地を残す。
そう、言わば忖度。
今の情勢からすれば、間違いなく成功するだろうとのことだが本当に大丈夫か、これ。
あと話したくないって言ってたけど、ほんっとに隠す気ないよなお前ら。
「お待たせしました!こちらへお願いします!」
案内された詰め所の奥まった部屋。
ロリ巨乳兵士がノックし声をかける。
「隊長!お連れしました!」
「入りなさい。」
中から低い、張りのある女の声。
扉が開き、エルダ、メル、俺の順番で中へ入る。
石造りの殺風景な部屋。
部屋の中央に4脚の椅子と机が置いてあるが、とても応接用には見えない。
たんなる取調室だ。
しかし…、でかいな。
中に立っていたのは軍服を着た女。
身長は恐らく180cmは超えている。
俺より少し低いくらいか。
後に流した黒く長い髪。
微笑んでいるようにも見える少し細い目。
俺と目が合うと、僅かにその目が見開かれる。
いや、それより何より胸!
顔よりでかくないかあれ!
一応、かっこつけたいから視線が胸に行かないように必死でこらえる。
「こんな場所に通して申し訳ありません。私はアグリッサ・メロー。このフィーオウで兵のまとめ役をやっている者です。」
太陽も随分傾いて、あと1時間もすれば空が赤く染まるだろう。
最初は感動した20mはありそうな城壁も、流石に見飽きてきた。
てか、待つのはいいんだけど女の臭いにむせそう。
ほんとに女しかいないんだよ。
しかも若い美人ばっかり。
少し前に出したとはいえ、回復するには十分な時間が経ってるし悶々として辛い。
エルダのおっぱい揉みたい。
「次、こちらへ!」
ようやく順番が回ってきた。
小柄で可愛らしい兵士から声がかかる。
小柄だけど、おっぱいは大きい。
いいな、この娘。
「くろーさん。」
振り返ると、馬上から2人がじとりと睨みつけていた。
怖い。
「話した通りに。」
「ああ、わかった。」
検問の兵士の前へと馬を引いていく。
「馬から降りてもらえますか。」
ロリ巨乳兵士の声。
「失礼した。」
そう答えたエルダが颯爽と馬から降りる。
「メル、手を。」
「はい。」
エルダの手を取り、ふわりと飛び降りるメル。
俺は馬の首元に寄り添い、ロリ巨乳兵士へ向かう2人に道を開ける。
「馬から降りることに気が回らず失礼した。手続きを頼むよ。」
いや、お前誰だよ。
いま、この場にいる全員が混乱していた。
そりゃそうだろう。
小汚い格好の2人が完璧な所作を見せて進み出たのだから。
「あ、あの、許可証はっ!」
健気にも職務を全うするロリ巨乳兵士。
「すまないが許可証も身元を証明するものも用意することができない。こういった場合、審査を受けることになると聞いているのだが…、頼めるだろうか?」
やだ、エルダさん超イケメン。
「は、はい!お待ちください!」
顔を赤くして詰め所へ駆け込むロリ巨乳兵士。
いや、すげえよエルダ。
作戦通りとはいえ、ここまでとは思わなかった。
自由都市フィーオウ。
貴族ではなく、ギルドによって運営される交易都市。
戦乱に巻き込まれにくい立地から正規兵の数は少なく、多くの部分をギルドの民兵に頼っている。
そのため、外部から入る人間に非常に厳しい。
当然、俺達のような身元不明の人間なんて問題外だ。
だから、メルとエルダはひとつの作戦を立てた。
ある程度の地位にある人物を引っ張り出し、自分たちの正体を察させた上で穏便に許可を出させる。
何者かを察してしまえば見捨てることはできない。
だが、何者かを知って許可すれば外交問題。
だから、知らずに受け入れましたと言える余地を残す。
そう、言わば忖度。
今の情勢からすれば、間違いなく成功するだろうとのことだが本当に大丈夫か、これ。
あと話したくないって言ってたけど、ほんっとに隠す気ないよなお前ら。
「お待たせしました!こちらへお願いします!」
案内された詰め所の奥まった部屋。
ロリ巨乳兵士がノックし声をかける。
「隊長!お連れしました!」
「入りなさい。」
中から低い、張りのある女の声。
扉が開き、エルダ、メル、俺の順番で中へ入る。
石造りの殺風景な部屋。
部屋の中央に4脚の椅子と机が置いてあるが、とても応接用には見えない。
たんなる取調室だ。
しかし…、でかいな。
中に立っていたのは軍服を着た女。
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後に流した黒く長い髪。
微笑んでいるようにも見える少し細い目。
俺と目が合うと、僅かにその目が見開かれる。
いや、それより何より胸!
顔よりでかくないかあれ!
一応、かっこつけたいから視線が胸に行かないように必死でこらえる。
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