傷痕~想い出に変わるまで~
あの人との未来を手放したのはもうずっと前。
私たちは確かに愛し合っていたはずなのに
いつの頃からか
視線の先にあるものが違い始めた。
だからさよなら。
私の愛した人。
今もまだ私は
あなたと過ごした幸せだった日々と
あなたを傷付け裏切られた日の
悲しみの狭間でさまよっている。
篠宮 瑞希は32歳バツイチ独身。
勝山 光との
5年間の結婚生活に終止符を打って5年。
同じくバツイチ独身の同期
門倉 凌平 32歳。
3年間の結婚生活に終止符を打って3年。
なぜ離婚したのか。
あの時どうすれば離婚を回避できたのか。
『禊』と称して
後悔と反省を繰り返す二人に
本当の幸せは訪れるのか?
~その傷痕が癒える頃には
すべてが想い出に変わっているだろう~
私たちは確かに愛し合っていたはずなのに
いつの頃からか
視線の先にあるものが違い始めた。
だからさよなら。
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良かった~(*≧з≦)
素敵な作品ありがとうございました(^∇^)
ぴろりん様
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけたのならとても嬉しいです(*^^*)
バツイチの三人をメインに据えるという異色の設定にまず惹かれ、彼らがどこへ向かうのかが気になり一気に読んでしまいました。
結婚幻想あるあるに鋭く切り込みながら、恋や情とともに人間の強さと弱さを巧みに描き出している作品だと思います。
視点が瑞希に固定されているのもいいですね。それでいて光と門倉の心模様もしっかりと伝わってきますし、三者三様の悲哀が物語を効果的に盛り上げていると感じました。独特な余韻も素敵です☆
生津直 様
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけたようでとても嬉しいです。
ヒロインを含む主要な登場人物の3人がバツイチという設定は、私にとって初めての挑戦でした。ヒロインたちの気の向くままに書いたので、私自分がどんな思いで書いたのかはあまりよく覚えていませんが、作品としてはとても気に入っているので、2年ちょっと前に書いたものを手直しして公開しました。
執筆後2年以上が経過してから改めてこの作品と向き合って思ったことは、
人が人を好きになることや愛する人に愛されること、パートナーと求め合い支え合えることは決して簡単なことではなく、今ある幸せやありふれた日常が明日も絶対に続くとは限らないから、そばにいて想いを伝え合える今を大事にしたいなと、そんなところです。
自分で書いた作品であるにも関わらず、とても客観的な感想みたいなお返事になってしまい、すみません。
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