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第百八十七話 王女と講談【後編】
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いよいよ商人の娘との婚儀も近づいたある日の夜、男の家の戸を叩く音が聞こえた。こんな夜更けに誰かと思い、戸を開けると一人の騎士が立っていた。騎士は主が貴方の笛の音を聞きたくて、お迎えに来たと話した。こんな夜中に失礼な貴族がいるものだと、男は腹を立て追い帰そうとした。すると騎士は胸元からズシリと重たい袋を取り出し、頭を下げる。その袋の中を確認すると、金貨がギッシリと詰まっていた。
男は騎士と一緒に馬車に乗り、主の家に向かう。屋敷に着くと夜だというのに、広間は爛々と光が灯り朝のように思えた。その部屋の奥から主が従者を従え現れ、男にお礼を述べた。その主は絶世の美女だと言っても過言ではない、うら若き女性であった。男は依頼された笛を、その大広間で吹く。笛の腕はますます磨きが掛かっており、その家の主はおろか、メイドや従者たちもその音色の虜となった。男は数時間笛を吹き続け、騎士に送られ家に帰る。男は布団の上で主の姿を思い出し、なかなか寝付くことが出来なかった。
翌日も男の家に騎士が現れ、金貨の詰まった袋を手渡した。男は何も言わずに、演奏をするため馬車に乗り込んだ。そんな事が三、四日続いた後、演奏の終わりに主から、酌を受けるように求められた。男は気をよくして、主と酒を酌み交わし、気持ち良く家に帰る。
その次の日も主から勧められるまま、明け方近くまでお酒を飲み、やがて主と寝床を共にする関係になっていた。主の身体は柔らかく、今まで抱いた女とは別格の抱き心地がする。男は主の身体にのめり込み、招かれても笛を吹くことは無くなった。ただ主の身体を欲するままに……。
婚儀が差し迫ったにも関わらず、男が商人の娘に会いに来ることが無くなっていた。不思議に思った娘は、下男に男の家を見てきて貰うようにお願いをする。下男は男の家を監視するが、一向に部屋からは出てこなかった。辺りが暗くなり下男がうつらうつらと船を漕ぎ出したとき、馬車の足音が聞こえ、慌てて目を覚ます。下男はその馬車を見て息を飲んだ――馬車から降りてきたのは、甲冑を着けた骸骨であった。その骸骨は男と一者に馬車に乗り込む。下男はその馬車を後ろから追いかけていく。馬車が到着した先はなんと、地面が焼け焦げ、朽ち果てた屋敷跡であった。しかも男の周りには、青白い鬼火がゆらゆらと踊り、男は一人で楽しそうに言葉を吐いていた。下男は思わず、男に声を掛けそうになったが止まった。そうして一目散に商人の屋敷に逃げ帰った。
下男は自分が見たことを娘に伝えた。最初は馬鹿なことを言っていると、一笑に付したが、下男の真剣に話す姿を見て、これは嘘ではないと信じた。娘は直ぐにその事を父親に相談すると、驚いた父親はあるつてを使い、一人の魔法使いを呼んだ。
魔法使いは、笛吹き男の行動を調べ始めた。その結果、このままだと男は数日の内に死ぬと結論づけた。商人は慌てて、魔法使いを連れて男の元を訪れた。そうして男が、亡者に取り憑かれていることを話すと、男は信じられないとばかりに大きな声で笑う。
結局、商人の説得に応じた。今日一日は迎えが来ても、風邪だと偽って断ることを約束させられる。その日の夜、いつものようにお迎えが来たが、その誘いを断った。騎士はじろりと男を睨んだが、そうかと一言言い残し帰って行く。男は魔法使いと帰っていく馬車の後について行った。馬車が止まった先を見て、男は声を上げそうになる――
そこには、勝手知ったる屋敷ではなく、焼け焦げた屋敷の跡であった。しかも馬車から騎士が降りると、騎士の周りには青白い鬼火が沢山まとわりついていた。
家に戻った男はそれでも信じられないと、魔法使いに話す。すると魔法使いは懐から鏡を取り出し男に見せた。男はそれを見て悲鳴を上げる――
男の顔は痩せこけ、黒髪の中に沢山の白髪が交じっており、自分の顔ではないと思った。
魔法使いは、この亡霊は自分の手には負えないので、師匠を呼びに行くので二三日待つように言われた。しかしこのまま男が、亡霊と会えば命がなくなるので、男の全身に魔法文字を書き綴り亡霊対策を施した。そうして男に一片の楽譜を手渡した。亡霊が迎えに来たら決して喋らず、笛を吹き続ければ亡霊に見つかることはない。決して喋るな、喋ればそこで命が取られると教えられた。男はもう頷く事しか出来なかった。
その夜も男の家に騎士が訪れる。ただいつもと一つ違うことは、男は家の中で無心に笛を吹いていることだった。騎士は男の名を何度読んでも、男が現れないのを不審に思い、部屋に入ってきた。扉には鍵が閉まっているのに……。騎士は部屋の中を動き回って男を捜すが、男は一向に見つからなかった。しかし男は骸骨姿の騎士を見ながら笛を吹き続けていた。骸骨騎士が諦めて家を去ったものの、あまりの恐ろしさに空が白むまで、男は笛を吹き続けた。
二日目の夜も同じように、骸骨騎士が現れ男を捜す。昨日の夜と違ったことは、そこにいるのは分かっているぞと叫びながら、男の周りを回りをぐるぐると回り続けていた。二日を過ぎても、魔法使いは戻ってこなかったので、男は心底疲れ始める……。
三日目の夜、骸骨騎士は家に訪れなかった。ただし騎士の主が鬼の形相をしながら、部屋の中に居た。主は何度も男の名を呼ぶ。男はそれに応えまいと、一生懸命に笛を吹き鳴らす。笛を奏でれば、奏でるほど主の姿は異形に変わり、あの美しい主の面影は何処にもなかった。主は何度も何度も男の名を呼び、お慕い申しています……私に姿を見せて下さいと懇願する。そうして主はぴたりと自分の正面にたち、貴方様がここにいるのは分かっています。そう言って骨のように痩せ細った指で、男の全身を撫で回す。男は身体を這うように触られる度に、笛の音を止めそうになった。それでも笛を吹くことを止めなかった。
男は笛を吹きながら、空が明けるのを願う……主が突然叫んだ。あらここにいらっしゃったのね。そう言って男の指に手を掛けた。なんとその手に書かれていた、魔法の文字が汗で流れ落ちていた。その指を主は千切れんばかりに握ってくる。男はあまりの痛さに悲鳴を上げた。ああ悲しや、声はすれど貴方様のお身体は見えない。そう言って指を握りながら、主はしくしくと啜り泣く。男はそんな姿を見ても恐怖にしか思えなかった。暫くの間、主は泣き続けこの指だけで我慢しましょう……そう小さく呟いた。万力に締められたような痛さが男の指に走った。男は大きな声でうめき声を上げ続けた――
この指を失えば、貴方様が奏でる笛の音を二度と聞くことが出来ない。そう主は男に静かに語る。それまで指が千切れるほど痛かったが、次第にその痛さが無くなっていく。主は笛を私のために吹いて下さいと言い、男の指をそっと離して頭を下げてきた。男は呆然としながら、主を見つめた。そうして一番得意な曲を吹き始める。
男の部屋に美しい笛の音が広がって行く。すると異形の姿をした主の顔が徐々に、あの美しかった主の顔に変わる。さらに笛を吹き続けると、その主の顔が、自分が殺めようとした女の顔に変わった。男は笛を吹きながら涙が止まらなかった。異形に成り果ててでも、自分を追いかけた彼女の心に触れて……
女は男の名前を呼びながら、薄く、靄のように消えていく。部屋の窓からうっすらと、朝の光が差し込んできていた。主は涙を見せずただ男を見つめながら、にこやかに笑っている。男は笛を吹くのを止めて、主を抱きしめたく思う。しかしそれは主に対して冒涜だと知っていた。男はいつまでも、いつまでも笛を吹き続けていた。
その後、笛吹きの名人は子供を残さず、妻を娶ることは一度も無かった。ただ笛を一心不乱に吹くことだけを心に誓って、その生涯を終えた――
男は騎士と一緒に馬車に乗り、主の家に向かう。屋敷に着くと夜だというのに、広間は爛々と光が灯り朝のように思えた。その部屋の奥から主が従者を従え現れ、男にお礼を述べた。その主は絶世の美女だと言っても過言ではない、うら若き女性であった。男は依頼された笛を、その大広間で吹く。笛の腕はますます磨きが掛かっており、その家の主はおろか、メイドや従者たちもその音色の虜となった。男は数時間笛を吹き続け、騎士に送られ家に帰る。男は布団の上で主の姿を思い出し、なかなか寝付くことが出来なかった。
翌日も男の家に騎士が現れ、金貨の詰まった袋を手渡した。男は何も言わずに、演奏をするため馬車に乗り込んだ。そんな事が三、四日続いた後、演奏の終わりに主から、酌を受けるように求められた。男は気をよくして、主と酒を酌み交わし、気持ち良く家に帰る。
その次の日も主から勧められるまま、明け方近くまでお酒を飲み、やがて主と寝床を共にする関係になっていた。主の身体は柔らかく、今まで抱いた女とは別格の抱き心地がする。男は主の身体にのめり込み、招かれても笛を吹くことは無くなった。ただ主の身体を欲するままに……。
婚儀が差し迫ったにも関わらず、男が商人の娘に会いに来ることが無くなっていた。不思議に思った娘は、下男に男の家を見てきて貰うようにお願いをする。下男は男の家を監視するが、一向に部屋からは出てこなかった。辺りが暗くなり下男がうつらうつらと船を漕ぎ出したとき、馬車の足音が聞こえ、慌てて目を覚ます。下男はその馬車を見て息を飲んだ――馬車から降りてきたのは、甲冑を着けた骸骨であった。その骸骨は男と一者に馬車に乗り込む。下男はその馬車を後ろから追いかけていく。馬車が到着した先はなんと、地面が焼け焦げ、朽ち果てた屋敷跡であった。しかも男の周りには、青白い鬼火がゆらゆらと踊り、男は一人で楽しそうに言葉を吐いていた。下男は思わず、男に声を掛けそうになったが止まった。そうして一目散に商人の屋敷に逃げ帰った。
下男は自分が見たことを娘に伝えた。最初は馬鹿なことを言っていると、一笑に付したが、下男の真剣に話す姿を見て、これは嘘ではないと信じた。娘は直ぐにその事を父親に相談すると、驚いた父親はあるつてを使い、一人の魔法使いを呼んだ。
魔法使いは、笛吹き男の行動を調べ始めた。その結果、このままだと男は数日の内に死ぬと結論づけた。商人は慌てて、魔法使いを連れて男の元を訪れた。そうして男が、亡者に取り憑かれていることを話すと、男は信じられないとばかりに大きな声で笑う。
結局、商人の説得に応じた。今日一日は迎えが来ても、風邪だと偽って断ることを約束させられる。その日の夜、いつものようにお迎えが来たが、その誘いを断った。騎士はじろりと男を睨んだが、そうかと一言言い残し帰って行く。男は魔法使いと帰っていく馬車の後について行った。馬車が止まった先を見て、男は声を上げそうになる――
そこには、勝手知ったる屋敷ではなく、焼け焦げた屋敷の跡であった。しかも馬車から騎士が降りると、騎士の周りには青白い鬼火が沢山まとわりついていた。
家に戻った男はそれでも信じられないと、魔法使いに話す。すると魔法使いは懐から鏡を取り出し男に見せた。男はそれを見て悲鳴を上げる――
男の顔は痩せこけ、黒髪の中に沢山の白髪が交じっており、自分の顔ではないと思った。
魔法使いは、この亡霊は自分の手には負えないので、師匠を呼びに行くので二三日待つように言われた。しかしこのまま男が、亡霊と会えば命がなくなるので、男の全身に魔法文字を書き綴り亡霊対策を施した。そうして男に一片の楽譜を手渡した。亡霊が迎えに来たら決して喋らず、笛を吹き続ければ亡霊に見つかることはない。決して喋るな、喋ればそこで命が取られると教えられた。男はもう頷く事しか出来なかった。
その夜も男の家に騎士が訪れる。ただいつもと一つ違うことは、男は家の中で無心に笛を吹いていることだった。騎士は男の名を何度読んでも、男が現れないのを不審に思い、部屋に入ってきた。扉には鍵が閉まっているのに……。騎士は部屋の中を動き回って男を捜すが、男は一向に見つからなかった。しかし男は骸骨姿の騎士を見ながら笛を吹き続けていた。骸骨騎士が諦めて家を去ったものの、あまりの恐ろしさに空が白むまで、男は笛を吹き続けた。
二日目の夜も同じように、骸骨騎士が現れ男を捜す。昨日の夜と違ったことは、そこにいるのは分かっているぞと叫びながら、男の周りを回りをぐるぐると回り続けていた。二日を過ぎても、魔法使いは戻ってこなかったので、男は心底疲れ始める……。
三日目の夜、骸骨騎士は家に訪れなかった。ただし騎士の主が鬼の形相をしながら、部屋の中に居た。主は何度も男の名を呼ぶ。男はそれに応えまいと、一生懸命に笛を吹き鳴らす。笛を奏でれば、奏でるほど主の姿は異形に変わり、あの美しい主の面影は何処にもなかった。主は何度も何度も男の名を呼び、お慕い申しています……私に姿を見せて下さいと懇願する。そうして主はぴたりと自分の正面にたち、貴方様がここにいるのは分かっています。そう言って骨のように痩せ細った指で、男の全身を撫で回す。男は身体を這うように触られる度に、笛の音を止めそうになった。それでも笛を吹くことを止めなかった。
男は笛を吹きながら、空が明けるのを願う……主が突然叫んだ。あらここにいらっしゃったのね。そう言って男の指に手を掛けた。なんとその手に書かれていた、魔法の文字が汗で流れ落ちていた。その指を主は千切れんばかりに握ってくる。男はあまりの痛さに悲鳴を上げた。ああ悲しや、声はすれど貴方様のお身体は見えない。そう言って指を握りながら、主はしくしくと啜り泣く。男はそんな姿を見ても恐怖にしか思えなかった。暫くの間、主は泣き続けこの指だけで我慢しましょう……そう小さく呟いた。万力に締められたような痛さが男の指に走った。男は大きな声でうめき声を上げ続けた――
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その後、笛吹きの名人は子供を残さず、妻を娶ることは一度も無かった。ただ笛を一心不乱に吹くことだけを心に誓って、その生涯を終えた――
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