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ヒトのキョウカイ6巻(赤十字の精神)
19 (ポイントA防衛戦)
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トヨカズとロウ…それに大量の降下部隊が海に飛び込み、海底を目指す。
「殆ど、計器戦闘だな…。」
海中では、カメラが殆《ほとん》ど役に立たないので、DLや潜水艦のホエールからのソナー情報をまとめているフォースネットのマップ情報が重要になってくる。
『本当、真っ暗…。』
トヨカズ機の隣でベックを操縦するロウが言う。
海底に到着…深度は200…機体に異常は無い…。
ネストがまだ攻撃されていないので、まだワームは この区域には来ていない。
ネストを攻撃するタイミングは 降下部隊の降下後だ。
「ソナーに感アリ…」
トヨカズ機のパワードがAQBライフルを構る…。
ネストを攻撃されたワームが、予定通りこちらに逃げてくる…。
『数、多い』
ロウが言う。
既に味方の展開は終了しているが 戦域マップの赤い点の数が尋常じゃなく、ワームとワームの間の間隔が狭い為、赤く塗りつぶされた状態にしか映らず、その上に数が表示されている。
その数…1万…しばらく距離を開けて、もう1集団…現在計測中…。
『全機…ワームの脚を止めて渋滞を誘引…。
その後、兵装自由…各小隊ごとの判断で戦ってください。』
ドロフィン1でオペレータをしているレナの声だ。
今の計器観測前提の真っ暗な状況で 信用出来るレナが情報をくれるなら、精神的にも有難い。
「ロウ…合わせろよ…。」
『分かた』
ロウ機がボックスライフルを構える…。
「撃て!」
トヨカズ機のAQBライフルの発射と同時にロウ機が撃つ…。
他の部隊も次々と緑色で縁取りされたワームの足を撃ち抜いて行く…。
でも飛距離が極端に低いし、水流に逆らっている事もあって威力も減衰している。
「ロウ…飛ぶぞ…。」
『おう…。』
トヨカズ機とロウ機が海底を蹴り上げ、上昇…背中のスクリューで上昇する。
ワームは正面装甲は硬いが 背中から後ろは装甲が無く脆い…。
遠距離での命中率が期待出来ないと思ったのか、ロウ機は、加速しなら先頭のワームの頭を踏みつけ、背中にボックスライフルの銃弾を浴びせ…ジャンプしてまた飛び上がり撃つ。
そして、海底で撃ち続けている『足止め隊』は、先頭のワームの足を撃ち抜き、ワームを渋滞させるのが目的だ。
海底だと海流の流れが直線的で 当たりやすいので、練度の少ない部隊が担当している。
それをオレ達 遊撃隊が、脚の止まったワーム達を狩って行く…。
海中でのワームに対する斜め射撃は、海流の影響もあり大幅にズレる…。
今も影響を考慮した偏差射撃で当てているが、銃を目標から20°近くも右に向けて撃っている。
海底谷にある ここは、ワームが密集してくれる地点で、迎撃ポイントとしては最適なのだが…対応する数が多くなるデメリットもある。
『後ろ…見えた…。』
ロウ機が、ワームを蹴り飛ばし、後ろに向けて撃ち抜きながらワームの最後尾に向かう。
「後ろから狩るのか…。」
ロウの挙動から、そう予測し ロウ機の斜め上を維持しつつ…偏差射撃でワームの背中を正確に撃ち抜いて行く…。
ロウ機が最後尾にたどり着き、ロウがボックスライフルをワームに向ける。
ロウに見えているのは、フォースネットの情報を元に補正された緑色の輪郭だけの線の映像だ。
だが、こっちにも大量のワームの後ろ姿が見えている。
ロウ機のボックスライフルで 無防備にケツをさらしているワーム達に正確に銃弾を撃ち込んでいく…。
水流はワームの方向に進んでいるので減衰も低く…撃ち易くなっている…。
「ロウ…1波と2波までの間は 5分だ。
2波が来る前に退避しないと囲まれて潰されるぞ…。」
トヨカズが言う…正直、効率は良いが悪手だ。
いくつかの部隊が 付いて来てくれているが、他の部隊とは離れているし、囲まれれば孤立する。
しかも、海底谷を利用してワームを集めてはいるが、こちらでは多少散らばっている…。
それでも後ろを取れるメリットの方が大きいから止めなかったんだが…。
『分かてる…1分前で逃げる…。
トヨカズ、時間になったら、教えて』
「了解…。」
『ロウ…撤退まで 残り30…。』
トヨカズが言う。
ロウ機は、焦らず冷静にワームを撃ち抜く…。
最後のマガジン…残弾がイエロー…残り僅か…。
ワームの後ろから 狩っていたので、谷の半分の地点まで来てる。
左腕についているショベルでワームを殴りつつ、別のワームの背中を狙い発砲…。
残弾ゼロ…。
空になったボックスライフルを腰のハードポイントに装着…。
両手でショベルを使い、ワームにのしかかる形で次々と串刺しにしていく…。
やっぱり、弾が無くなれば最後は接近戦だ。
素早く、早く…致命傷じゃなくて良い…とにかく狙わせず動いて隙間に刺す…。
手傷を追えば、次の隙に繋がるし、何より一人で戦っている訳じゃない…。
味方がワームを狩りやり易くなればそれで良い。
狩りは連携が重要だ…確実に殺せない以上…手傷を負わせて次に繋げる。
『ロウ…時間だ…。
逃げるぞ…。』
「分かた…」
一緒に狩っていた知らない仲間も同じタイミングで上昇し、防衛ラインまで戻る。
「ふう…どうにかなったか…。」
撤退中に トヨカズ機のパワードの背中の弾薬コンテナを開き、後ろのロウ機がマガジンを取り出し、ハードポイントに装着して行く。
そして 次に オレ用の大口径弾をパワードの腰に装着する。
この機体…自分ではコンテナのマガジンが取り出せないデメリットがある…だが、味方がいれば話は別だ。
弾薬コンテナが空になり、味方と合流…。
次のワーム部隊が来る5分の間が補給時間だ。
防衛ラインには、海上から大量の弾薬コンテナが投下され、海底に転がっている。
いちいち補給に戻るよりもコンテナ自体を落とした方が効率が良いとの判断したからだ。
味方は、2機でペアを組み、1機がワームが来た時の為の見張りをし、もう1機は補給と行い、見張りの機体のハードポイントにマガジンを装着して行く。
トヨカズ機は空になった弾薬ボックスを切り離し投棄…海中を落下しつつあるコンテナに背中を合わせて接続…補給を即時に完了させる。
トヨカズ機とロウ機が手を繋いで接触通信を確保…海底に着地し、しゃがみ駐機姿勢になる…。
トヨカズは ダイレクトリンクシステムを解除…。
速やかに操縦席下のダッシュボードから、面ファスナーで固定されているドリンクを取り出し、ヘルメットのシールドを上げて一気に飲む…。
身体の水分を速やかに補給…乾いていた身体がスポンジのように水分を吸収し、同時に集中力の維持や疲労を誤魔化す為の栄養ドリンク…。
ヤバイ成分は入ってないはずだが、ここはオリンピックじゃ無いんだ…こう言った長期戦では かなり役に立つ。
「ぷふぁーっ」
飲み終わったドリンクを速やかにドリンクホルダーにぶち込んで固定…。
ダッシュボードを閉じる。
これをちゃんと入れないと、ダッシュボード内でドリンクが暴れまくり、音で集中出来無くて撃墜されると言う一番くだらない死に方をする事になる。
DL同士の手を繋いでいる事で、Fポートでの接触通信が出来るようになり、両機の通信容量が増加…映像通信が可能になり、ロウのコックピットの様子が映像データで送れて来る。
ロウは 3000キロカロリーのミートキューブ一箱を一気に食い…ドリンクで流し込んでいる…。
海中で通信が制限されている状態で、確認が出来なかったロウ機の機体ステータスを確認する。
ロウ機のステータスは、オールグリーン…補給もしたし、まだ戦えるだろう…。
だが、第3波、第4波が来た場合…機体より先にパイロットがダメになる可能性が出てくる。
次、味方の情報…ここの損耗率は1割で足止め部隊の損害が多い…。
ただ出血して脱出したパイロットが一部が、クジラを優遇した事で大量繁殖したサメの餌になっている。
ワームはまだ逃がしていない見たいだが…遊撃部隊がワームを削れ切れていないのか、足止め部隊を守れていない。
「流石にいつまでも持たねーぞ…ナオ。」
トヨカズはそう つぶやいた。
「殆ど、計器戦闘だな…。」
海中では、カメラが殆《ほとん》ど役に立たないので、DLや潜水艦のホエールからのソナー情報をまとめているフォースネットのマップ情報が重要になってくる。
『本当、真っ暗…。』
トヨカズ機の隣でベックを操縦するロウが言う。
海底に到着…深度は200…機体に異常は無い…。
ネストがまだ攻撃されていないので、まだワームは この区域には来ていない。
ネストを攻撃するタイミングは 降下部隊の降下後だ。
「ソナーに感アリ…」
トヨカズ機のパワードがAQBライフルを構る…。
ネストを攻撃されたワームが、予定通りこちらに逃げてくる…。
『数、多い』
ロウが言う。
既に味方の展開は終了しているが 戦域マップの赤い点の数が尋常じゃなく、ワームとワームの間の間隔が狭い為、赤く塗りつぶされた状態にしか映らず、その上に数が表示されている。
その数…1万…しばらく距離を開けて、もう1集団…現在計測中…。
『全機…ワームの脚を止めて渋滞を誘引…。
その後、兵装自由…各小隊ごとの判断で戦ってください。』
ドロフィン1でオペレータをしているレナの声だ。
今の計器観測前提の真っ暗な状況で 信用出来るレナが情報をくれるなら、精神的にも有難い。
「ロウ…合わせろよ…。」
『分かた』
ロウ機がボックスライフルを構える…。
「撃て!」
トヨカズ機のAQBライフルの発射と同時にロウ機が撃つ…。
他の部隊も次々と緑色で縁取りされたワームの足を撃ち抜いて行く…。
でも飛距離が極端に低いし、水流に逆らっている事もあって威力も減衰している。
「ロウ…飛ぶぞ…。」
『おう…。』
トヨカズ機とロウ機が海底を蹴り上げ、上昇…背中のスクリューで上昇する。
ワームは正面装甲は硬いが 背中から後ろは装甲が無く脆い…。
遠距離での命中率が期待出来ないと思ったのか、ロウ機は、加速しなら先頭のワームの頭を踏みつけ、背中にボックスライフルの銃弾を浴びせ…ジャンプしてまた飛び上がり撃つ。
そして、海底で撃ち続けている『足止め隊』は、先頭のワームの足を撃ち抜き、ワームを渋滞させるのが目的だ。
海底だと海流の流れが直線的で 当たりやすいので、練度の少ない部隊が担当している。
それをオレ達 遊撃隊が、脚の止まったワーム達を狩って行く…。
海中でのワームに対する斜め射撃は、海流の影響もあり大幅にズレる…。
今も影響を考慮した偏差射撃で当てているが、銃を目標から20°近くも右に向けて撃っている。
海底谷にある ここは、ワームが密集してくれる地点で、迎撃ポイントとしては最適なのだが…対応する数が多くなるデメリットもある。
『後ろ…見えた…。』
ロウ機が、ワームを蹴り飛ばし、後ろに向けて撃ち抜きながらワームの最後尾に向かう。
「後ろから狩るのか…。」
ロウの挙動から、そう予測し ロウ機の斜め上を維持しつつ…偏差射撃でワームの背中を正確に撃ち抜いて行く…。
ロウ機が最後尾にたどり着き、ロウがボックスライフルをワームに向ける。
ロウに見えているのは、フォースネットの情報を元に補正された緑色の輪郭だけの線の映像だ。
だが、こっちにも大量のワームの後ろ姿が見えている。
ロウ機のボックスライフルで 無防備にケツをさらしているワーム達に正確に銃弾を撃ち込んでいく…。
水流はワームの方向に進んでいるので減衰も低く…撃ち易くなっている…。
「ロウ…1波と2波までの間は 5分だ。
2波が来る前に退避しないと囲まれて潰されるぞ…。」
トヨカズが言う…正直、効率は良いが悪手だ。
いくつかの部隊が 付いて来てくれているが、他の部隊とは離れているし、囲まれれば孤立する。
しかも、海底谷を利用してワームを集めてはいるが、こちらでは多少散らばっている…。
それでも後ろを取れるメリットの方が大きいから止めなかったんだが…。
『分かてる…1分前で逃げる…。
トヨカズ、時間になったら、教えて』
「了解…。」
『ロウ…撤退まで 残り30…。』
トヨカズが言う。
ロウ機は、焦らず冷静にワームを撃ち抜く…。
最後のマガジン…残弾がイエロー…残り僅か…。
ワームの後ろから 狩っていたので、谷の半分の地点まで来てる。
左腕についているショベルでワームを殴りつつ、別のワームの背中を狙い発砲…。
残弾ゼロ…。
空になったボックスライフルを腰のハードポイントに装着…。
両手でショベルを使い、ワームにのしかかる形で次々と串刺しにしていく…。
やっぱり、弾が無くなれば最後は接近戦だ。
素早く、早く…致命傷じゃなくて良い…とにかく狙わせず動いて隙間に刺す…。
手傷を追えば、次の隙に繋がるし、何より一人で戦っている訳じゃない…。
味方がワームを狩りやり易くなればそれで良い。
狩りは連携が重要だ…確実に殺せない以上…手傷を負わせて次に繋げる。
『ロウ…時間だ…。
逃げるぞ…。』
「分かた…」
一緒に狩っていた知らない仲間も同じタイミングで上昇し、防衛ラインまで戻る。
「ふう…どうにかなったか…。」
撤退中に トヨカズ機のパワードの背中の弾薬コンテナを開き、後ろのロウ機がマガジンを取り出し、ハードポイントに装着して行く。
そして 次に オレ用の大口径弾をパワードの腰に装着する。
この機体…自分ではコンテナのマガジンが取り出せないデメリットがある…だが、味方がいれば話は別だ。
弾薬コンテナが空になり、味方と合流…。
次のワーム部隊が来る5分の間が補給時間だ。
防衛ラインには、海上から大量の弾薬コンテナが投下され、海底に転がっている。
いちいち補給に戻るよりもコンテナ自体を落とした方が効率が良いとの判断したからだ。
味方は、2機でペアを組み、1機がワームが来た時の為の見張りをし、もう1機は補給と行い、見張りの機体のハードポイントにマガジンを装着して行く。
トヨカズ機は空になった弾薬ボックスを切り離し投棄…海中を落下しつつあるコンテナに背中を合わせて接続…補給を即時に完了させる。
トヨカズ機とロウ機が手を繋いで接触通信を確保…海底に着地し、しゃがみ駐機姿勢になる…。
トヨカズは ダイレクトリンクシステムを解除…。
速やかに操縦席下のダッシュボードから、面ファスナーで固定されているドリンクを取り出し、ヘルメットのシールドを上げて一気に飲む…。
身体の水分を速やかに補給…乾いていた身体がスポンジのように水分を吸収し、同時に集中力の維持や疲労を誤魔化す為の栄養ドリンク…。
ヤバイ成分は入ってないはずだが、ここはオリンピックじゃ無いんだ…こう言った長期戦では かなり役に立つ。
「ぷふぁーっ」
飲み終わったドリンクを速やかにドリンクホルダーにぶち込んで固定…。
ダッシュボードを閉じる。
これをちゃんと入れないと、ダッシュボード内でドリンクが暴れまくり、音で集中出来無くて撃墜されると言う一番くだらない死に方をする事になる。
DL同士の手を繋いでいる事で、Fポートでの接触通信が出来るようになり、両機の通信容量が増加…映像通信が可能になり、ロウのコックピットの様子が映像データで送れて来る。
ロウは 3000キロカロリーのミートキューブ一箱を一気に食い…ドリンクで流し込んでいる…。
海中で通信が制限されている状態で、確認が出来なかったロウ機の機体ステータスを確認する。
ロウ機のステータスは、オールグリーン…補給もしたし、まだ戦えるだろう…。
だが、第3波、第4波が来た場合…機体より先にパイロットがダメになる可能性が出てくる。
次、味方の情報…ここの損耗率は1割で足止め部隊の損害が多い…。
ただ出血して脱出したパイロットが一部が、クジラを優遇した事で大量繁殖したサメの餌になっている。
ワームはまだ逃がしていない見たいだが…遊撃部隊がワームを削れ切れていないのか、足止め部隊を守れていない。
「流石にいつまでも持たねーぞ…ナオ。」
トヨカズはそう つぶやいた。
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