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アッタマイーノは分からない
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魔王城のとある一室。
我こと大魔王の部屋である
ここには毎日頑張っている部下達が報告しに来てくれる
「何用ですかな?大魔王様?」
今日はアッタマイーノを呼び出した
…前日の魔界ゴキブリの件である。
「アッタマイーノよ…生物をひとつ全滅させる危険性が分からぬ貴様ではあるまい?」
「お言葉ですが大魔王様、やつはそれだけのことをしたかと」
「ビックリして出てきただけだから」
「ビックリして味方が持っていた剣が突き刺さったとしても同じことが言えますか?」
「……」
「言えるって顔ですな…」
「だってわざとじゃ無いのだろ?」
「そうですが…はぁ~…」
「そこは流石!寛大な大魔王様!と誉めちぎるところであろう?」
「寛大過ぎるのも考えものかと…」
「う、うむ…」
「大魔王様は怒ったりしないのですか?」
「いや、流石の我も怒りはするぞ?」
「どんな時ですか?」
「…部下が意地悪されてたりしたら怒るぞ?」
「大魔王様って仏様の産まれ変わりだったりしません?」
「我前世、村人Aだぞ?」
「何故知ってるのですか!?」
「気になったから魔術でパパっと」
「素直にスゴいですね大魔王様!?」
「アッタマイーノも見てやろうか?」
「興味はありますが…遠慮しておきます」
「そうか。」
過去を知ることは時として辛いことかも
知れないのだ
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