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ボクに構わず!

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今日も仕事を終わらせ帰宅した
俺がリビングに入ると
いつものようにソファーに座っている
妻は話し掛けてきた。


「ねぇねぇユウ君」

「何かなユイ?」

「ボクに構わず先に行け!!」

…なるほど今回の嫁の気分をすべて理解し


「…でもユイ君一人じゃ無理だ!」

そして俺はもちろん乗っかる

「…ふっ大丈夫だ。問題ない」

「死亡フラグだな?」

「ボク、これが終わった結婚するんだ」

「結婚するのか…俺以外のやつと」

「ボクが負ける訳無いでしょ?」

「これは負けるな(確信)」

「あいつらがボクに勝てるわけないじゃんwざこざこなんだからw」


「わからせられるぞ!」

「わからせ…か」

「どうした?」

「ボクね…」

「ん?」

「わからせはわからせるまでの過程は好きなんだけどその後にあまりトキメかないんだよね」


「急に早口になるなビックリしたぞ?」

「オタクとはそうゆう生き物だからね」

「よく知ってるよ」

「ボクとゆうサンプルが近くにずっと居たもんね!」


「そうだな。好きな子はどうしても見ちゃうしな?」

「んな!?」

「…ざぁ~こ♥️」

「くそぉ!わからせたい!」

ムキーっとなってるユイを見ながら
無理だろうなと心のなかで思いつつ
ちょっと照れてしまったのを俺は隠した。
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