ゴンザレス☆タマミの日常

親子丼

ワタシは夜の蝶
夜を舞う一匹の蝶
そんな蝶でもお腹は空く


「…どんぶりね」

ワタシは心の声を呟いた

「完全にどんぶりのお腹だわ」

そう、どんぶりしか受け付けない胃袋
今のワタシは寿司だって受け付けない

「…いや、寿司はある意味どんぶりみたいなものね」

ご飯に具が乗ってるし

そんなことはどうでも良かったわ…
あとは何丼を食べるか…

「親子丼？」

ワタシがそう呟くとお腹が鳴った

「仰せのままに。」

ワタシはスーパーに寄って家に帰った


「さて…作ろうかしら。」

ワタシはフライパンを用意した。
最近ワタシはどん物を作るときフライパンを使う
何か良い感じにできるのよね。

まずは、油を引いて鶏モモ肉の皮目を焼いて…
すこし焦げ目が付いたらひっくり返して
身の方にも火を通す。
その間にあらかじめ切っておいた玉ねぎを
入れて炒める。
ある程度火が通ったら水を鶏肉が浸かるくらい入れて
沸騰させアクを取って…

「さて、前に見た裏技を使うわ」

鰹節を600wで40秒温めて
手で揉んで粉にしたら火を小さくして
粉鰹を入れる

「ダシを取らなくても良い感じに風味が出るって知ってからどんぶりとか煮物、汁物で大活躍だわ」


さて、これでも良いけどワタシは更にここに
いりこの粉末ダシと味の素を入れる

「味の素は鰹節の旨味成分に似てるとか聞いたことあるし…いりこはワタシが好きなだけ」


あとは酒、みりん、砂糖、醤油を入れて…
味が決まったら卵を入れるのだけど

「卵は二回に分けていれるのとあまり混ぜすぎないのがコツよね。」


溶いた卵を半分回し入れ蓋を閉めて火を通す
固まったら蓋を開けて火を止めもう半分を入れる

こうするとトロトロとフワフワが同居した
親子丼が作れるわ！

あとは、ご飯をよそって…お玉でフライパンから
掬った親子をよろって…


「よし！美味しそうね！」

インスタントお味噌汁とネギもサービスしたら
完成！

「それじゃ…いただきます。」

うん…うん！
美味しいわ！流石にお店には負けるけど
十分美味しいし鰹もしっかり感じるわ！
甘めの親子丼はやはり最強ね！
玉ねぎもちゃんと柔らかくなってるし
皮目をしっかり焼いたから風味が出ていいわ

「あぁ…おいしかった。」

あっという間に完食したワタシは
どんぶりを片付け
いつかワタシも親になり子を育てるのかしら？と
考えながらお風呂に向かった