上 下
9 / 61

アジフライ

しおりを挟む
ワタシは夜の蝶
夜を舞う一匹の蝶
そんな蝶でもお腹は空く


「魚…ね」

珍しく片付けをしている途中で
食べたい物が決まりかけているわ

「でも、魚って言ってもね…」

今からはりきってお魚焼くのは流石にしんどいわね…
となると24時間やってるスーパーのお総菜コーナー
…この時間だからそこまで数は無いかも
知れないけど、あそこは夜のお店の人よく
行くから夜も他の店舗と比べたら
結構、お弁当とかお総菜も作ってくれてるし
大丈夫でしょ!

「こうゆう時、地区ごとの特色に合わせてくれるの本当に助かるわ…」

さて、そうと決まればスーパーにレッツゴー!

ワタシは急いでスーパーに向かい
やはり置いてくれてたありがたい
揚げ物達を見て感謝の正拳突きを決めそうになったのを
何とか耐えこれだ!とゆうものをチョイスし
帰路についた。



「さぁて、今回のご飯はぁ~…アジフライじゃ!」

アジフライ、いいわよね
ちなみに開いてあるやつ無かったから
半身を揚げてあるパターンのアジフライ
最近、よく見るようになったわ…
開いたやつも好きだけど
これも食べ応えあって好き
さて…

「いただきます。」

まずは、何もつけないで…
ん…ん!

「冷めてはいるけど、これも醍醐味よね!美味しいわ!」

少しシナっとした衣
揚げたてとは違う味わいだわ
でも、何か好きなのよね
噛むとジワーっと衣から溢れる油
そして、アジの柔らかくでもボロボロ崩れる
訳でもない絶妙な身の固さ
噛めば噛むほどホロホロと崩れて
旨味が口一杯に広がる…

「久しぶりにアジフライ食べたけどやっぱりアジ美味しいわね!」


さて、次はソースを…

「ふふ…安定の味」

衣がソースを吸って何とも言えない味になった
甘いソースが凄く合うわ…ってか毎回思うけど
ソースって凄すぎるわよね?
何ならワタシ多分、ご飯も食べれるもの

「そして、最後に醤油🖤」

前にテレビでやってて初めて知ったんだけど
醤油をかける人が一定数いるらしいわね

「ワタシは初体験🖤」

さて、ワタシの初体験はいいものになるかしら?
…ん!?


「あ、うま!」

そりゃそうよね?
アジだもんね!そりゃ、醤油合うわよね!?
何で今までやらなかったのかしら?

さっきと違ってまるで
こってりした焼き魚を食べてる感覚!
これは完全に白米ね!

そして、ワタシは抜かり無し!
もちろん、白飯解凍済み!

白米が進むわ~…ってか消えたわ~
一膳じゃ足りなかったわ…タマミ不覚!!


こうやって失敗を繰り返しながら
人間としても味を深めていけたらいいなと思う
タマミなのでした
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

東京カルテル

wakaba1890
ライト文芸
2036年。BBCジャーナリスト・綾賢一は、独立系のネット掲示板に投稿された、とある動画が発端になり東京出張を言い渡される。 東京に到着して、待っていたのはなんでもない幼い頃の記憶から、より洗練されたクールジャパン日本だった。 だが、東京都を含めた首都圏は、大幅な規制緩和と経済、金融、観光特区を設けた結果、世界中から企業と優秀な人材、莫大な投機が集まり、東京都の税収は年16兆円を超え、名実ともに世界一となった都市は更なる独自の進化を進めていた。 その掴みきれない光の裏に、綾賢一は知らず知らずの内に飲み込まれていく。 東京カルテル 第一巻 BookWalkerにて配信中。 https://bookwalker.jp/de6fe08a9e-8b2d-4941-a92d-94aea5419af7/

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

隠し事は卒業する

ばってんがー森
ライト文芸
卒業式後の教室での先生の最後の授業が始まる……?

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

古屋さんバイト辞めるって

四宮 あか
ライト文芸
ライト文芸大賞で奨励賞いただきました~。 読んでくださりありがとうございました。 「古屋さんバイト辞めるって」  おしゃれで、明るくて、話しも面白くて、仕事もすぐに覚えた。これからバイトの中心人物にだんだんなっていくのかな? と思った古屋さんはバイトをやめるらしい。  学部は違うけれど同じ大学に通っているからって理由で、石井ミクは古屋さんにバイトを辞めないように説得してと店長に頼まれてしまった。  バイト先でちょろっとしか話したことがないのに、辞めないように説得を頼まれたことで困ってしまった私は……  こういう嫌なタイプが貴方の職場にもいることがあるのではないでしょうか? 表紙の画像はフリー素材サイトの https://activephotostyle.biz/さまからお借りしました。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

処理中です...