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SS19 今日のサーシャ17(大きなプリンとダイエット)✔
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アルテミシアお姉ちゃんのようなレディーになりたいの! だからサーシャはダイエットを始めたの、ベスに乗せてもらうのも少なくして自分の足で歩くことにしたの。
あ! またやっちゃったの! ちゃんではなくて、お姉様って言わなきゃなの。
アルお兄ちゃん……違った、お兄様がプリンという甘くておいしくてトゥルンて食べれるスイーツを作ってくれたの。
サーシャが食べたスイーツの中で……えっと、最初に食べたのは隣町のおみやげクッキーなの、その次がハニーカステラとふわふわパンケーキ。それと、わたあめ、あれもフワフワでお口に入れると噛んでもいないのになくなって……あーまた食べたいの!
マスカートとメロンも美味しかったけど……やっぱりプリンが一番美味しいの、大きなプリンが食べたいの。でも、食べ過ぎるとおデブさんになって、素敵なレディーにはなれないの。
でも、ちゃんと運動すれば太らないってママが言っていたの。だからいっぱい運動すればいーっぱい食べれるの!
アルお兄ちゃ、また間違えた。アルお兄様は身体強化魔法を使い続けるとやせれるよって教えてくれたの。だからアルお兄様はあんなに食べても太らないでいられるの。
でも……お腹に魔力とか、心臓に魔力とか言われてもサーシャにはチンプンカンプンなの、だから身体強化魔法は使えていないの。
だけど、プチファイアの魔法なら使えるようになったの、すごいでしょ!
でも、火はポッて着くとパって消えてしまうの。
それでも、すごいってママは褒めてくれるの。だってアルお兄ちゃ、……様は六歳で魔法を使えるようになったけど、サーシャは五歳で使えるようになったって喜んでくれるの。
えへへ、サーシャすごいでしょ!
サーシャね、アルお兄様のようにお空も飛んでみたいの。
どうやって飛んでいるのって言ったら、「風の魔法を十個使えるようになれば飛べるよ」ってすごく簡単そうに言うの……でも、サーシャにはできないの。
十個っていうのは、両方の手の指の数と一緒なの、ママもひとつしかできないって言っていたの。ママは癒しの聖女様って言われているけど、ひとつだけなの、お城の魔法使いのおじいちゃんも一個しか使えないって言っていたの。
アルお兄ちゃんだけズルーいの。
サーシャね、アルお兄様のように手と足の間がビロンとなっている服を着れば飛べると思っていたの、でも違っていたの。内緒だけど、サーシャは風の魔法はちっともできないの。だから飛ぶのはむりなの。でも、アルお兄様にお空を飛んでみたいと言ったら、一緒に飛ぶ方法を考えてくれているの。だからサーシャはアルお兄様のことがだーい好きなの。
えっとね、サーシャは水の魔法も土の魔法も使えないの、ママがね、魔法との相性もあるって言っていたの。でも、パパとママの子供なのにアルお兄様だけ全部使えるの。
アルお兄様より早く魔法が使えるようになったサーシャは、きっと魔法使いになれるってママが言うの。だから、サーシャも王都の魔法学校に入るの。
あ、魔法もがんばらなきゃなの、でも、アルお兄様の言うことはサーシャにはむつかしすぎてチンプンでカンプンなの。
「サーシャ、プリンができたよ。食べにおいで。お父様とお母様にも伝えてね」
アルお兄様が、サーシャのためにプリンを作ってくれたの、大きなプリンなの? バケツみたいに大きいプリンが食べたいの。
「はーい。伝えてすぐに食べに行くの、ベスも一緒に行くの!」
ベスと食道に歩いて行くとテーブルの上にプリンが置かれていたの。
パパとママの席にもいつもの大きさのプリンがお皿に乗っけてあるの。大きいプリンではなかったの。
「やったーなの!」
サーシャの席のお皿の上にはみんなの三つ分くらい大きなプリンがあったの。
エヘヘ……サーシャすごく幸せなの。だからアルお兄様のことが、だーい好きなの。
あ! ベスのお皿のプリンもサーシャのと同じ大きさなの……。
「ベスも大きなプリンが好きなの?」
「ワン!」
ベスがすごーく嬉しそうにしているの、尻尾が千切れそうなほどブンブンと振られているの。でも、ベスはお利口さんだから、座って待っているの。
アルお兄様の席のプリンはパパとママのと同じ大きさだったの。
やっぱり食べ過ぎると太るからなの? ベスに少しだけ食べてもらうの。
サーシャはプリンをスプーンでひとすくいするとベスのお皿に入れてあげたの。
ベスは嬉しそうに尻尾を左右にブンブンと振って待っているの。
アルお兄様がキッチンから歩いてきたの、もうエプロンはしていなかったの。
「さあ、みんな食べよう、ベスもよく待っていたね、いいよ食べて!」
ベスがすごく嬉しそうな顔でバクってプリンを食べたの。ふた口でお皿からプリンがなくなって、名残惜しそうにペロペロとお皿を舐め、洗ったみたいにピカピカになっているの。
ベスの目がサーシャのプリンを見ているの。さっきあげたでしょ、これはサーシャのだからもう上げられないの。
「ベス、もう食べたのか? もう少しゆっくり味わって食べてくれよ。仕方ないやつだな」
アルお兄様はベスのお皿に自分のプリンを半分も入れてあげたの。
ベスは嬉しそうにペロリと食べてしまったの。しっぽフリフリでサーシャの近くに歩いてくるの。
サーシャはもうあげたの……急いで食べるの。
ベス、サーシャを見るのを止めて欲しいの! プルプルのプリンなのに、ベスに見ていられると、のどに詰まりそうになるの。
ベスにサーシャのプリンをまたあげたの、そしたら嬉しそうに食べて、パパとママの所に歩いて行ったの。
あ、パパとママのお皿にはもうプリンがなかったみたいなの、ベスがすごく悲しそうな顔をしているの。
あ! またやっちゃったの! ちゃんではなくて、お姉様って言わなきゃなの。
アルお兄ちゃん……違った、お兄様がプリンという甘くておいしくてトゥルンて食べれるスイーツを作ってくれたの。
サーシャが食べたスイーツの中で……えっと、最初に食べたのは隣町のおみやげクッキーなの、その次がハニーカステラとふわふわパンケーキ。それと、わたあめ、あれもフワフワでお口に入れると噛んでもいないのになくなって……あーまた食べたいの!
マスカートとメロンも美味しかったけど……やっぱりプリンが一番美味しいの、大きなプリンが食べたいの。でも、食べ過ぎるとおデブさんになって、素敵なレディーにはなれないの。
でも、ちゃんと運動すれば太らないってママが言っていたの。だからいっぱい運動すればいーっぱい食べれるの!
アルお兄ちゃ、また間違えた。アルお兄様は身体強化魔法を使い続けるとやせれるよって教えてくれたの。だからアルお兄様はあんなに食べても太らないでいられるの。
でも……お腹に魔力とか、心臓に魔力とか言われてもサーシャにはチンプンカンプンなの、だから身体強化魔法は使えていないの。
だけど、プチファイアの魔法なら使えるようになったの、すごいでしょ!
でも、火はポッて着くとパって消えてしまうの。
それでも、すごいってママは褒めてくれるの。だってアルお兄ちゃ、……様は六歳で魔法を使えるようになったけど、サーシャは五歳で使えるようになったって喜んでくれるの。
えへへ、サーシャすごいでしょ!
サーシャね、アルお兄様のようにお空も飛んでみたいの。
どうやって飛んでいるのって言ったら、「風の魔法を十個使えるようになれば飛べるよ」ってすごく簡単そうに言うの……でも、サーシャにはできないの。
十個っていうのは、両方の手の指の数と一緒なの、ママもひとつしかできないって言っていたの。ママは癒しの聖女様って言われているけど、ひとつだけなの、お城の魔法使いのおじいちゃんも一個しか使えないって言っていたの。
アルお兄ちゃんだけズルーいの。
サーシャね、アルお兄様のように手と足の間がビロンとなっている服を着れば飛べると思っていたの、でも違っていたの。内緒だけど、サーシャは風の魔法はちっともできないの。だから飛ぶのはむりなの。でも、アルお兄様にお空を飛んでみたいと言ったら、一緒に飛ぶ方法を考えてくれているの。だからサーシャはアルお兄様のことがだーい好きなの。
えっとね、サーシャは水の魔法も土の魔法も使えないの、ママがね、魔法との相性もあるって言っていたの。でも、パパとママの子供なのにアルお兄様だけ全部使えるの。
アルお兄様より早く魔法が使えるようになったサーシャは、きっと魔法使いになれるってママが言うの。だから、サーシャも王都の魔法学校に入るの。
あ、魔法もがんばらなきゃなの、でも、アルお兄様の言うことはサーシャにはむつかしすぎてチンプンでカンプンなの。
「サーシャ、プリンができたよ。食べにおいで。お父様とお母様にも伝えてね」
アルお兄様が、サーシャのためにプリンを作ってくれたの、大きなプリンなの? バケツみたいに大きいプリンが食べたいの。
「はーい。伝えてすぐに食べに行くの、ベスも一緒に行くの!」
ベスと食道に歩いて行くとテーブルの上にプリンが置かれていたの。
パパとママの席にもいつもの大きさのプリンがお皿に乗っけてあるの。大きいプリンではなかったの。
「やったーなの!」
サーシャの席のお皿の上にはみんなの三つ分くらい大きなプリンがあったの。
エヘヘ……サーシャすごく幸せなの。だからアルお兄様のことが、だーい好きなの。
あ! ベスのお皿のプリンもサーシャのと同じ大きさなの……。
「ベスも大きなプリンが好きなの?」
「ワン!」
ベスがすごーく嬉しそうにしているの、尻尾が千切れそうなほどブンブンと振られているの。でも、ベスはお利口さんだから、座って待っているの。
アルお兄様の席のプリンはパパとママのと同じ大きさだったの。
やっぱり食べ過ぎると太るからなの? ベスに少しだけ食べてもらうの。
サーシャはプリンをスプーンでひとすくいするとベスのお皿に入れてあげたの。
ベスは嬉しそうに尻尾を左右にブンブンと振って待っているの。
アルお兄様がキッチンから歩いてきたの、もうエプロンはしていなかったの。
「さあ、みんな食べよう、ベスもよく待っていたね、いいよ食べて!」
ベスがすごく嬉しそうな顔でバクってプリンを食べたの。ふた口でお皿からプリンがなくなって、名残惜しそうにペロペロとお皿を舐め、洗ったみたいにピカピカになっているの。
ベスの目がサーシャのプリンを見ているの。さっきあげたでしょ、これはサーシャのだからもう上げられないの。
「ベス、もう食べたのか? もう少しゆっくり味わって食べてくれよ。仕方ないやつだな」
アルお兄様はベスのお皿に自分のプリンを半分も入れてあげたの。
ベスは嬉しそうにペロリと食べてしまったの。しっぽフリフリでサーシャの近くに歩いてくるの。
サーシャはもうあげたの……急いで食べるの。
ベス、サーシャを見るのを止めて欲しいの! プルプルのプリンなのに、ベスに見ていられると、のどに詰まりそうになるの。
ベスにサーシャのプリンをまたあげたの、そしたら嬉しそうに食べて、パパとママの所に歩いて行ったの。
あ、パパとママのお皿にはもうプリンがなかったみたいなの、ベスがすごく悲しそうな顔をしているの。
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