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268.異世界初の大型プロジェクト8(仮トンネル開通と大型プロジェクト着工セレモニー)✔
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「今日はよく集まってくれました。今回の河底のトンネルは仮のモノだそうですが、ドワーフの皆さんの協力で安全に渡れるようになりました。更に、これから作るのは河底の下百メートルのトンネルだと聞き、よくそんなことを思いつくものだと感心しています。流石はドワーフの皆さんですね。エルフの感謝の気持ちを表すために、色々なお酒を準備していますのでみんなで飲みましょう! エルフとドワーフの今後にカンパイ!」
「「「「「カンパーイ!」」」」」
エルフの女王様の挨拶が終わると、大歓声が巻き起こり予想していた通りの酒盛りが始まった。料理は昨日倒した巨大ナマズを塩コショウして焼いた串がメインだ。どちらかというと色々なお酒を飲むのが本命のようだ。
昨日作り始めたヤシ酒、今朝早くから作り始めたバナナ酒、それに朝方届けられた魔蜂蜜酒だ。それにドワーフが持ち込んだワインだがこちらは樽の数が少ない。この前、盛大に飲んだから在庫が無かったのだろう。
あ! エルフの女王様がセレモニーを開きたいと言ったとき、ガンツさんがやけに簡単に同意したと思ったら、お酒が無かったんだな。エルフ側で開けばお酒が飲めると考えたのではないだろうか?
俺もお酒を味見させてもらおう。バナナ酒は甘い、丁度飲む時間を考慮して造られているようで安心した。アルコール度数はそこまで高くない。三パーセントから五パーセントではないだろうか。
ヤシ酒は思っていたよりも甘くない。こちらのアルコール度数もバナナ酒と同じくらいだ。魔蜂蜜酒が気になる。ミードになるのかな? 作り方を聞いてみたが、魔蜂蜜に綺麗な水を混ぜ放置すると自然に発酵するそうだ。しかし、魔蜂蜜を獲って来るのが命がけになると言っていた。それと綺麗な水を作れるかが一番重要みたいだ。作り始めて一週間が飲み頃になるそうだ。味は甘い香りのするビールで、甘い魔蜂蜜を使っているのに、発酵しているためか甘くは無かった。
巨大ナマズの串焼きだが、河魚だけど思っていたほど臭みはなく、白身で日本で言うならウナギの白焼きに近い。今回の塩コショウでも美味しいが、油が乗っていて蒲焼にすれば更に美味しいのではないだろうか。
ドワーフのワインはこの前飲んだので感想は省くことにする。
「アルフレッド、飲んでいるか? お前のお陰で、きょうはエルフの色々な酒が飲めるぞ!」
「ガンツさん! ドワーフの国でセレモニーを開かなくてよかったんですか?」
「お前……その顔は気がついているだろう?」
俺の顔に何か書いてあっただろうか? できるだけ真顔で聞いたつもりだったんだけど、 にやけていたかもしれないな。
「さあ、何のことでしょうか? いろんなお酒が飲めて楽しいですよね!」
「それだ! バナナ酒やヤシ酒は河のこちら側でないと美味しく飲めんのだ! こんな機会を逃すわけにはいかん!」
仕込んでからの飲める時間が限られているから、ドワーフの国では飲めない酒なんだろうな。
「ですよね!」
「よし、アルフレッドに挨拶したからワシは飲みに戻るぞ!」
ガンツさんは大きなジョッキを持って戻って行った。いったい何名のドワーフが来ているのだろうか? 工事に参加したドワーフが全員来ていると聞かされた。二千人以上は来ていることになる。それにエルフの他にもなぜか獣人も昨日よりも多く見える。みんな楽しそうに飲んでいる。
あ! 馬の体に獣人の上半身、ケンタウロス発見! 大きいな! ミードの樽を運んできたのはケンタウロス達だった。魔大陸で運び屋? 運送業? をやっているケンタウロスがいるそうで、かなり弓矢が上手で強いらしい。荷馬車を引きつつ自分で護衛もやるらしい。力も強く長距離を走れるそうだ。乗ってみたい。日本だとサラブレットくらいの高さだろうか? さらに上半身があるので二・五メートルから三メートル近い身長がありそうだ。
次の町まで帰るなら乗せてもらえないだろうか? 後でミルトに相談してみよう。
階段横の風車では水が汲み上げられ、河へと流れている。第一陣が階段を下りてトンネルに入って行った。松明を持って行くみたいだが、トンネルの中は光が入らないから暗いんだよね。渡河は順調な滑り出しのようで良かった。荷物はケーブルカーのような感じで台車に乗せてロープで降ろしている。これならお金を徴収しやすい、よく考えられている。これからのトンネル工事も問題なく進んで行くのではないだろうか。
エルフ国の自由通行証も貰ったから検問もフリーパスになる。それにエルフの森までは五日もかかると言うし、本来ならミルト達は長い航海の後で長期休暇中らしい。
俺のためだけに往復十五日も使わせるのは申し訳ない。みんなから聞いた過去の勇者の話からすると、『正規の手順』では空飛んで行くのはダメそうなんだよね。
ケンタウロスがミード酒を運んでこの町に滞在しているから、乗せてくれるならミルト達も納得して引き返すのではないだろうか? ケンタウロスは、早くて強いと有名みたいだからね。やっぱり一度くらいは乗ってみたいよね。
〈ミルト! ミルト達を僕のためにこれ以上拘束したくないんだ。エルフ国の自由通行証も貰ったし、ケンタウロスに乗って行こうと思うんだ!〉
〈アルフレッドは優しいですね。ですが、途中で帰ったらミト姉に叱られてしまいます。エルフの森までは護衛させてもらえないでしょうか?〉
〈護衛する者が必要なの? 丁度いいわ! ワタシ達エルフの森まで帰るからここからはミーメが護衛してあげる〉
〈ミーメ姉さん。ダメですよ! 勝手に念話に割り込んでは!〉
突然、ミーメ達が念話に割り込んできた。どこにいるんだろう? 見回しているとミーメ達が現れた。
〈いいじゃない! 行き先が同じ方向なんだから!〉
〈お母様に伺いを立てましょう!〉
ノールは念話しつつ、俺に目で謝って来る。ノールが可愛そうになってきた。
〈ノール! ミーメの話は聞こえています! いいでしょう! あなた達にエルフ国迄の護衛の任を与えます! 迷惑を掛けたのですからしっかりと働きなさい!〉
女王様の姿は見えないが許しが出てしまった。
〈アルフレッド!森のエルフの護衛が付くのであれば、安心なのでボクたちはここで帰ろうと思います!〉
〈ミルト、護衛の皆さん、今日までありがとうございました〉
〈〈〈アルフレッド様、こちらこそ助かりました。ありがとうございました〉〉〉
ミルトとエグザイルエルフ達から念話が届いた。
〈ミルト、後の事はこのミーメに任せなさい! 安全に龍の住処まで送ってあげるから!〉
〈姉さん! 許可が出たのはエルフの森までですよ!〉
〈ノール! 小さなことは言わないで!〉
〈ミーメ! エルフの森までですよ! 守れないならそこまでの許可もできませんよ!〉
〈はー――い! お母様!〉
俺には何を話しているか分かるからプラスだけど、念話は便利だが全部聞こえてしまうな。
俺の荷物はエルフに引き渡され、明日、この町を出発することに決まった。ケンタウロス運送の利用は少々お高いのと、エルフのヤーク車とスピードが違い過ぎるので却下されてしまった。俺はケンタウロス運送で行きたかったのだが残念だ。
エルフの女王様たちはワイバーンで帰って行った。本当はあれに同行できればいいのだけど、なぜ、飛んで行ってはいけないのだろうか? 次に会ったらママ龍さんに聞いてみよう。
「「「「「カンパーイ!」」」」」
エルフの女王様の挨拶が終わると、大歓声が巻き起こり予想していた通りの酒盛りが始まった。料理は昨日倒した巨大ナマズを塩コショウして焼いた串がメインだ。どちらかというと色々なお酒を飲むのが本命のようだ。
昨日作り始めたヤシ酒、今朝早くから作り始めたバナナ酒、それに朝方届けられた魔蜂蜜酒だ。それにドワーフが持ち込んだワインだがこちらは樽の数が少ない。この前、盛大に飲んだから在庫が無かったのだろう。
あ! エルフの女王様がセレモニーを開きたいと言ったとき、ガンツさんがやけに簡単に同意したと思ったら、お酒が無かったんだな。エルフ側で開けばお酒が飲めると考えたのではないだろうか?
俺もお酒を味見させてもらおう。バナナ酒は甘い、丁度飲む時間を考慮して造られているようで安心した。アルコール度数はそこまで高くない。三パーセントから五パーセントではないだろうか。
ヤシ酒は思っていたよりも甘くない。こちらのアルコール度数もバナナ酒と同じくらいだ。魔蜂蜜酒が気になる。ミードになるのかな? 作り方を聞いてみたが、魔蜂蜜に綺麗な水を混ぜ放置すると自然に発酵するそうだ。しかし、魔蜂蜜を獲って来るのが命がけになると言っていた。それと綺麗な水を作れるかが一番重要みたいだ。作り始めて一週間が飲み頃になるそうだ。味は甘い香りのするビールで、甘い魔蜂蜜を使っているのに、発酵しているためか甘くは無かった。
巨大ナマズの串焼きだが、河魚だけど思っていたほど臭みはなく、白身で日本で言うならウナギの白焼きに近い。今回の塩コショウでも美味しいが、油が乗っていて蒲焼にすれば更に美味しいのではないだろうか。
ドワーフのワインはこの前飲んだので感想は省くことにする。
「アルフレッド、飲んでいるか? お前のお陰で、きょうはエルフの色々な酒が飲めるぞ!」
「ガンツさん! ドワーフの国でセレモニーを開かなくてよかったんですか?」
「お前……その顔は気がついているだろう?」
俺の顔に何か書いてあっただろうか? できるだけ真顔で聞いたつもりだったんだけど、 にやけていたかもしれないな。
「さあ、何のことでしょうか? いろんなお酒が飲めて楽しいですよね!」
「それだ! バナナ酒やヤシ酒は河のこちら側でないと美味しく飲めんのだ! こんな機会を逃すわけにはいかん!」
仕込んでからの飲める時間が限られているから、ドワーフの国では飲めない酒なんだろうな。
「ですよね!」
「よし、アルフレッドに挨拶したからワシは飲みに戻るぞ!」
ガンツさんは大きなジョッキを持って戻って行った。いったい何名のドワーフが来ているのだろうか? 工事に参加したドワーフが全員来ていると聞かされた。二千人以上は来ていることになる。それにエルフの他にもなぜか獣人も昨日よりも多く見える。みんな楽しそうに飲んでいる。
あ! 馬の体に獣人の上半身、ケンタウロス発見! 大きいな! ミードの樽を運んできたのはケンタウロス達だった。魔大陸で運び屋? 運送業? をやっているケンタウロスがいるそうで、かなり弓矢が上手で強いらしい。荷馬車を引きつつ自分で護衛もやるらしい。力も強く長距離を走れるそうだ。乗ってみたい。日本だとサラブレットくらいの高さだろうか? さらに上半身があるので二・五メートルから三メートル近い身長がありそうだ。
次の町まで帰るなら乗せてもらえないだろうか? 後でミルトに相談してみよう。
階段横の風車では水が汲み上げられ、河へと流れている。第一陣が階段を下りてトンネルに入って行った。松明を持って行くみたいだが、トンネルの中は光が入らないから暗いんだよね。渡河は順調な滑り出しのようで良かった。荷物はケーブルカーのような感じで台車に乗せてロープで降ろしている。これならお金を徴収しやすい、よく考えられている。これからのトンネル工事も問題なく進んで行くのではないだろうか。
エルフ国の自由通行証も貰ったから検問もフリーパスになる。それにエルフの森までは五日もかかると言うし、本来ならミルト達は長い航海の後で長期休暇中らしい。
俺のためだけに往復十五日も使わせるのは申し訳ない。みんなから聞いた過去の勇者の話からすると、『正規の手順』では空飛んで行くのはダメそうなんだよね。
ケンタウロスがミード酒を運んでこの町に滞在しているから、乗せてくれるならミルト達も納得して引き返すのではないだろうか? ケンタウロスは、早くて強いと有名みたいだからね。やっぱり一度くらいは乗ってみたいよね。
〈ミルト! ミルト達を僕のためにこれ以上拘束したくないんだ。エルフ国の自由通行証も貰ったし、ケンタウロスに乗って行こうと思うんだ!〉
〈アルフレッドは優しいですね。ですが、途中で帰ったらミト姉に叱られてしまいます。エルフの森までは護衛させてもらえないでしょうか?〉
〈護衛する者が必要なの? 丁度いいわ! ワタシ達エルフの森まで帰るからここからはミーメが護衛してあげる〉
〈ミーメ姉さん。ダメですよ! 勝手に念話に割り込んでは!〉
突然、ミーメ達が念話に割り込んできた。どこにいるんだろう? 見回しているとミーメ達が現れた。
〈いいじゃない! 行き先が同じ方向なんだから!〉
〈お母様に伺いを立てましょう!〉
ノールは念話しつつ、俺に目で謝って来る。ノールが可愛そうになってきた。
〈ノール! ミーメの話は聞こえています! いいでしょう! あなた達にエルフ国迄の護衛の任を与えます! 迷惑を掛けたのですからしっかりと働きなさい!〉
女王様の姿は見えないが許しが出てしまった。
〈アルフレッド!森のエルフの護衛が付くのであれば、安心なのでボクたちはここで帰ろうと思います!〉
〈ミルト、護衛の皆さん、今日までありがとうございました〉
〈〈〈アルフレッド様、こちらこそ助かりました。ありがとうございました〉〉〉
ミルトとエグザイルエルフ達から念話が届いた。
〈ミルト、後の事はこのミーメに任せなさい! 安全に龍の住処まで送ってあげるから!〉
〈姉さん! 許可が出たのはエルフの森までですよ!〉
〈ノール! 小さなことは言わないで!〉
〈ミーメ! エルフの森までですよ! 守れないならそこまでの許可もできませんよ!〉
〈はー――い! お母様!〉
俺には何を話しているか分かるからプラスだけど、念話は便利だが全部聞こえてしまうな。
俺の荷物はエルフに引き渡され、明日、この町を出発することに決まった。ケンタウロス運送の利用は少々お高いのと、エルフのヤーク車とスピードが違い過ぎるので却下されてしまった。俺はケンタウロス運送で行きたかったのだが残念だ。
エルフの女王様たちはワイバーンで帰って行った。本当はあれに同行できればいいのだけど、なぜ、飛んで行ってはいけないのだろうか? 次に会ったらママ龍さんに聞いてみよう。
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