上 下
60 / 80
番外編

王妃さまの秘密の講習※ <ヒジリ実践編> 

しおりを挟む
「ヒジリ、王妃さまとのお茶会は楽しかったか?」

「うん。すごくためになる話も教えていただいたし」

「ほお、どういう話だ?」

「ふふっ。それは後でゆっくりとね」

「そうか、楽しみだな」

お屋敷へ戻るとすぐに夕食をとり、そのまま2人でお風呂を済ませベッドに入った。

ランハートは今日の訓練で相当お疲れの様子だ。
その上、僕を迎えにお城まで来てくれたんだから当然といえば当然か。

だから今日はお風呂での戯れも少なかったのかもしれない。
お母さまの教えを実践しようと思っている僕にはナイスタイミングだ。

これで僕が先にランハートをイかせればかなり疲れて、今日は意識を失うことなく最後までランハートの相手ができるかもしれない。
ランハートもきっと満足してくれるだろう。

「ふふっ」

それを想像して思わず笑いがこぼれてしまった。

「どうした? 今日はかなりご機嫌だな。そんなに王妃さまとのお茶会が楽しかったのか?」

「うん。すっごく楽しかった」

「そうか、ヒジリが喜んでいるのを見るのは私も嬉しいが、少し妬けるな」

「ふふっ。拗ねてるの?」

「そんなことはないが……」

「ねぇ、お母さまとどんな話をしたか知りたい?」

「ああ、そうだな。興味あるな」

「じゃあ、目を瞑ってて。ほら、早く」

いきなり目を瞑ってとお願いすると、流石に困っていたようだったけど、早くと促すとランハートは困りながらも大きな両手で自分の目を覆い隠した。

「ヒジリ、これでいいか?」

「うん、そのまま絶対に開けちゃダメだよ」

そう言い含めて、僕はランハートの布団をさっと剥ぎ取った。

流石にまだ反応してないみたいだ。
ローブの裾をさっと開くと、大きなランハートのモノがすぐに現れた。

そう、ランハートは寝る時に下着を身につけない。
というか、婚姻して同じベッドに寝ている時は下着をつけないのが常識らしい。
いつでもヤってオーケーだって主張しているみたいで恥ずかしいけど、今日に限っていえばランハートが下着をつけていないのはラッキーだ。

だって、ランハートの下着を脱がせるだけでも一苦労だもんね。

通常の大きさでも僕の3倍はありそうな代物だけど、これが普通なんだろうな。
僕が指をソレ・・に這わせると、ランハートの身体がビクッと震えて、

「ひ、ヒジリ??」

と焦った声が聞こえた。

珍しくランハートの余裕のなさそうな声になんとなく嬉しくなりながら、僕はランハートのモノに顔を近づけた。

まだ柔らかいランハートのモノを指で持ち、舌先でぺろっと竿を舐めると、むくむくとランハートのモノが大きくなりあっという間に硬くなった。

「わぁっ、すごいっ!!」

僕が舐めただけでこんなにも成長したのが嬉しくて、今度は大きく口を開けてパクリと口に含んでみた。

すると、ランハートはびっくりして目を覆っていた手を外し、身体を起き上がらせてこっちをみた。

「ヒジリ……な、何をして……」

「んっ、みしゃ見ちゃらめっダメっ!!」

「ぐぅ――っ!!」

もう! ダメだって言ったのに、目を開けちゃってる!
でも、動かないからいいか。
それにしてもなんかずっと見られてるけど、気持ち良くないのかな?


✳︎      ✳︎      ✳︎


一体なにが起こってるんだ???

目を瞑ってと言われて手で覆い隠したまではよかったが、急に布団を捲られたかと思ったら、ヒジリの手が夜着を開いていく。

まさか……と思った時には、ヒジリの柔らかな指の感触が私のモノに触れていて、あまりの気持ちよさに身体が震えた。
まだそこまで怖がるほどの大きさにはなっていないが、ヒジリに見られていると思うだけでどんどん熱が集まっていく。

これ以上大きくなったのを目の前で見せるわけにはと慌てて声をかけるが、ヒジリの返事が聞こえない。
その代わりにヒジリの指が私のモノを持ち上げたと思ったら、途轍もない快感が全身に伝わってきた。

ひ、ヒジリが……舐めている???

脳がそう理解した瞬間、私のモノは制御を失ったように大きく昂った。
通常のサイズから恐らく5倍、いや10倍近くはなったかもしれない。

ヒジリは間近で見て怖がっているかと思ったのに、

「わぁっ、すごいっ!!」

と嬉しそうな声をあげた。

私のモノが温かく気持ちの良いもので包まれるような感覚があり、流石にこれは……と身体を起こして見てみると、ヒジリが私の足の間に座り込み、小さな口を大きく開けて私のモノを咥えているのが見えた。

私の目に飛び込んでくるヒジリの様子があまりにも破壊力が高すぎて、これが現実だと受け止められずにいる。

私が茫然と見ている間もヒジリの口からクチュクチュと音を立てて私のモノがでたり入ったりを繰り返す。
口が小さすぎて先端しか入っていないが、なんという気持ちよさだろう。

私のモノを美味しそうに涎を垂らしながら咥え続ける姿に私は自分の自制心がプツリと切れるのがわかった。
ヒジリの頭を両手で掴み、腰を振るとヒジリの喉奥に当たって気持ちがいい。

「んぐっ、ぐふっ……んんっ……うぐっ、んっ」

ヒジリの少し苦しそうな声もまた私の興奮を高めていく。
あっという間に絶頂を迎えた私は、流石に飲ませるわけにはいかないと慌ててヒジリの口から引き抜こうとしたのだが――


「ひゃぁ――っ!」

一瞬間に合わず、私の大量の精液はヒジリの小さな顔を汚した。
その顔を見て私は少し冷静を取り戻したのだが、頬から唇から髪から私の精液がポタリ、ポタリと垂れるのを見ているだけで今出したばかりの私のモノは私の心とは対照的にすぐに天を向いて聳り立った。

私の状態を知ってか知らずか、ヒジリは唇についた私の精液を舌でぺろっと舐め取りながら、

「気持ちよかった?」

と尋ねてくる。

「あ、ああ。まさかヒジリが咥えてくれるなんて思わなかったからな」

「ふふっ。ランハートに満足してほしくて、お母さまに教えていただいたんだよ」

「私に満足してほしくて? 私はいつでも満足してるぞ」

「ほんと? なら、嬉しいっ」

私の精液に塗れたまま笑顔を見せるヒジリの姿に、今度こそ完全に理性を失った。

顔を洗いにいこう

そうヒジリを誘い、風呂場へと向かった。

そして、そのままヒジリの最奥を貫き、何度も何度も精液を放った。

寝室へ戻りまだ意識はかろうじてあったがぐったりと力の抜けたヒジリを抱きしめながら、私はもう一度奥を貫いた。

グチュグチュと私の精液が身体の中で掻き回される音を聞きながら、今日何度目かもわからない精液を放った。

✳︎      ✳︎      ✳︎


「う、うーん」

目覚めるともう朝をすぎ昼近くになっていた。
やっぱり最後の方の記憶はない。

ああ、今日も眠ってしまったみたいだ。
お母さまの教えを実践してみたけれど、習得するのにはまだまだ時間がかかりそうだ。

でも、口でイかせるのは成功したはずだし一応報告しに行こう。
きっとまた為になる話をきかせてもらえるかもしれない。


いつかエッチの後にピロートークができたらな。
それが僕の願いだ。
しおりを挟む
感想 74

あなたにおすすめの小説

完結・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら、激甘ボイスのイケメン王に味見されました

美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。

みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。 生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。 何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。

転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる

塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった! 特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。

【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~

綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」  洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。 子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。  人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。 「僕ね、セティのこと大好きだよ」   【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印) 【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ 【完結】2021/9/13 ※2020/11/01  エブリスタ BLカテゴリー6位 ※2021/09/09  エブリスタ、BLカテゴリー2位

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

目が覚めたら異世界でした!~病弱だけど、心優しい人達に出会えました。なので現代の知識で恩返ししながら元気に頑張って生きていきます!〜

楠ノ木雫
恋愛
 病院に入院中だった私、奥村菖は知らず知らずに異世界へ続く穴に落っこちていたらしく、目が覚めたら知らない屋敷のベッドにいた。倒れていた菖を保護してくれたのはこの国の公爵家。彼女達からは、地球には帰れないと言われてしまった。  病気を患っている私はこのままでは死んでしまうのではないだろうかと悟ってしまったその時、いきなり目の前に〝妖精〟が現れた。その妖精達が持っていたものは幻の薬草と呼ばれるもので、自分の病気が治る事が発覚。治療を始めてどんどん元気になった。  元気になり、この国の公爵家にも歓迎されて。だから、恩返しの為に現代の知識をフル活用して頑張って元気に生きたいと思います!  でも、あれ? この世界には私の知る食材はないはずなのに、どうして食事にこの四角くて白い〝コレ〟が出てきたの……!?  ※他の投稿サイトにも掲載しています。

精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる

風見鶏ーKazamidoriー
BL
 秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。  ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。 ※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。

キスから始まる主従契約

毒島らいおん
BL
異世界に召喚された挙げ句に、間違いだったと言われて見捨てられた葵。そんな葵を助けてくれたのは、美貌の公爵ローレルだった。 ローレルの優しげな雰囲気に葵は惹かれる。しかも向こうからキスをしてきて葵は有頂天になるが、それは魔法で主従契約を結ぶためだった。 しかも週に1回キスをしないと死んでしまう、とんでもないもので――。 ◯ それでもなんとか彼に好かれようとがんばる葵と、実は腹黒いうえに秘密を抱えているローレルが、過去やら危機やらを乗り越えて、最後には最高の伴侶なるお話。 (全48話・毎日12時に更新)

処理中です...