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人生最高の日
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<sideセオドア>
優しくする。
そう思っていたのに、どこでどうなってしまったのか……。
マモルと身体の奥まで愛し合い、欲望の蜜をマモルの中に吐き出し、満足して引き抜いた瞬間、ぽっかりと私の形に空いたマモルの後孔から蜜が垂れるのを見て、理性が飛んでしまったのだ。
そのまま間髪入れずに己の昂りを突き入れて、マモルの中に欲望を吐き出す。
意識を失ったマモルに気づいて身体を清めに行ったが、中に吐き出した蜜を掻き出す間のマモルの可愛らしい喘ぎにまた興奮した私は、風呂場でも再び愛を交わした。
綺麗に整った寝室に戻り、裸のままのマモルを真っ白なシーツに寝かせただけでまた興奮が甦る。
眠ったまま意識のないマモルを後ろから抱きしめ後孔に昂りを押し込むと、複数回の情交にとろとろに蕩けたマモルの中がキューキューと吸い付いてくる。
そのあまりの気持ちよさにもうすっかり箍が外れて、マモルの全身に赤い花を散らした。
気づけば、色白の肌に赤い花が咲き乱れマモルの果実から溢れた蜜でキラキラと光っていた。
ぐったりと横たわるマモルを急いで抱き上げ、また風呂場で身体を清める。
こんなにもぐったりとしているマモルに申し訳ないと思いつつも、己の昂りを止めることができず、またマモルの中に突き入れた。
欲望を注ぎ込んだ瞬間、風呂場の鏡に映る自分の姿にケダモノのような一面を見て、一気に我に返った。
急いで引き抜き、私の欲望の蜜で汚したマモルの中を清め、再度整えられたベッドに寝かせる。
裸のマモルに触れればまた我慢ができなくなると思い、今度は夜着を着せた。
ローマンが用意してくれていた薬と水を口に含み、マモルに飲ませて寝かせていたが、しばらくしてマモルの身体が熱いことに気づいた。
呼吸も荒く苦しげだ。
ああ、私が無理をさせたからだろう。
こんな小さな身体に私はなんていうことをしてしまったのだろう。
後悔しても遅い。
私は急いでローマンを呼び、メイソンを呼ぶように指示を出した。
ローマンは静かに受け入れたものの、その表情には怒りの色が見えた。
理由はわかっている。
私が愚かだったからだ。
メイソンがマモルを診察してくれたが、その表情にもやはり怒りの色が見えた。
だが、それは全て受け入れる。
全ては私の責任だから。
だから早くマモルを楽にしてやってくれ。
情交どころか、今日精通させてやったことを告げると、メイソンもローマンも鬼の形相で私を見た。
『そんなお方にこれほどの無体をなさったのですか? セオドアさま、どうなさったのです。いつものセオドアさまとは違うお方のようですよ』
『私も自分で自分を押さえられないのだ。優しくしようと思っていたが、マモルを抱けば抱くほどもっと愛したくてたまらなくなる。もっと繋がっていたくなるんだ』
『セオドアさま……それほどまでにこのお方のことをお思いなのですね。そのお気持ちはよく分かりましたが、このままずっと欲望をぶつけていけば、いつかこの小さなお方は壊れてしまいますよ』
『――っ!! マモルが……っ』
『はい。そうなれば、セオドアさまは愛しいお方を失うことになりかねません。ですからもう少しだけ節度を持って――』
『せ、おどあ……』
メイソンの言葉にかぶさるように、弱々しい声が私の耳に飛び込んできた。
『ああっ、マモル! 目が覚めたのか? 悪い、私のせいでマモルを辛い目に遭わせてしまった』
謝罪しながらマモルを抱きしめればまだ身体が熱い。
『身体は辛くないか? どこか痛いところはないか?』
『せお、どあ……ぼく、は……しあわせ、だよ……だ、から……あや、まらないで……っ』
『――っ!! マモルっ!! ああ、もう……どうしてマモルはこんなに……っ』
身体も辛いだろうに、私にそんな優しい言葉をかけてくれるなんて……。
私はマモルにこの気持ちをどう伝えればいいのだろう。
『せ、おどあ……ぼくは、こわれてもいい……だから、もう、あいさないなんて、いわないで……』
『ああっ、マモル!!』
メイソンの話を聞いていたのだろう。
それで必死に私に思いを伝えてくれるなんて……マモルの気持ちが嬉しくてたまらない。
私はこんなにもマモルに愛されているのだ。
『セオドアさま。出過ぎたことを申しましたようで申し訳ありません。マモルさまのお気持ちもよく分かりました。ただ、マモルさまのお身体との体格差があるのは事実でございます。愛し合うのは構いませんがもう少しだけ手加減をなさるようにお気をつけください』
『ああ、メイソンもローマンも心配をかけてすまない。私はマモルに愛されているのか不安だったのかもしれない。だが、もう大丈夫だ。これからは無理をさせないと誓うよ』
『旦那さま……お分かりいただけて何よりでございます。旦那さまがこんなにも素晴らしいご伴侶さまに巡り合われたことをとても嬉しく思います』
『ローマン……私も最高に幸せだ』
腕の中のマモルが可愛らしい笑顔を見せてくれる。
今日は私の人生で最高の日になったな。
優しくする。
そう思っていたのに、どこでどうなってしまったのか……。
マモルと身体の奥まで愛し合い、欲望の蜜をマモルの中に吐き出し、満足して引き抜いた瞬間、ぽっかりと私の形に空いたマモルの後孔から蜜が垂れるのを見て、理性が飛んでしまったのだ。
そのまま間髪入れずに己の昂りを突き入れて、マモルの中に欲望を吐き出す。
意識を失ったマモルに気づいて身体を清めに行ったが、中に吐き出した蜜を掻き出す間のマモルの可愛らしい喘ぎにまた興奮した私は、風呂場でも再び愛を交わした。
綺麗に整った寝室に戻り、裸のままのマモルを真っ白なシーツに寝かせただけでまた興奮が甦る。
眠ったまま意識のないマモルを後ろから抱きしめ後孔に昂りを押し込むと、複数回の情交にとろとろに蕩けたマモルの中がキューキューと吸い付いてくる。
そのあまりの気持ちよさにもうすっかり箍が外れて、マモルの全身に赤い花を散らした。
気づけば、色白の肌に赤い花が咲き乱れマモルの果実から溢れた蜜でキラキラと光っていた。
ぐったりと横たわるマモルを急いで抱き上げ、また風呂場で身体を清める。
こんなにもぐったりとしているマモルに申し訳ないと思いつつも、己の昂りを止めることができず、またマモルの中に突き入れた。
欲望を注ぎ込んだ瞬間、風呂場の鏡に映る自分の姿にケダモノのような一面を見て、一気に我に返った。
急いで引き抜き、私の欲望の蜜で汚したマモルの中を清め、再度整えられたベッドに寝かせる。
裸のマモルに触れればまた我慢ができなくなると思い、今度は夜着を着せた。
ローマンが用意してくれていた薬と水を口に含み、マモルに飲ませて寝かせていたが、しばらくしてマモルの身体が熱いことに気づいた。
呼吸も荒く苦しげだ。
ああ、私が無理をさせたからだろう。
こんな小さな身体に私はなんていうことをしてしまったのだろう。
後悔しても遅い。
私は急いでローマンを呼び、メイソンを呼ぶように指示を出した。
ローマンは静かに受け入れたものの、その表情には怒りの色が見えた。
理由はわかっている。
私が愚かだったからだ。
メイソンがマモルを診察してくれたが、その表情にもやはり怒りの色が見えた。
だが、それは全て受け入れる。
全ては私の責任だから。
だから早くマモルを楽にしてやってくれ。
情交どころか、今日精通させてやったことを告げると、メイソンもローマンも鬼の形相で私を見た。
『そんなお方にこれほどの無体をなさったのですか? セオドアさま、どうなさったのです。いつものセオドアさまとは違うお方のようですよ』
『私も自分で自分を押さえられないのだ。優しくしようと思っていたが、マモルを抱けば抱くほどもっと愛したくてたまらなくなる。もっと繋がっていたくなるんだ』
『セオドアさま……それほどまでにこのお方のことをお思いなのですね。そのお気持ちはよく分かりましたが、このままずっと欲望をぶつけていけば、いつかこの小さなお方は壊れてしまいますよ』
『――っ!! マモルが……っ』
『はい。そうなれば、セオドアさまは愛しいお方を失うことになりかねません。ですからもう少しだけ節度を持って――』
『せ、おどあ……』
メイソンの言葉にかぶさるように、弱々しい声が私の耳に飛び込んできた。
『ああっ、マモル! 目が覚めたのか? 悪い、私のせいでマモルを辛い目に遭わせてしまった』
謝罪しながらマモルを抱きしめればまだ身体が熱い。
『身体は辛くないか? どこか痛いところはないか?』
『せお、どあ……ぼく、は……しあわせ、だよ……だ、から……あや、まらないで……っ』
『――っ!! マモルっ!! ああ、もう……どうしてマモルはこんなに……っ』
身体も辛いだろうに、私にそんな優しい言葉をかけてくれるなんて……。
私はマモルにこの気持ちをどう伝えればいいのだろう。
『せ、おどあ……ぼくは、こわれてもいい……だから、もう、あいさないなんて、いわないで……』
『ああっ、マモル!!』
メイソンの話を聞いていたのだろう。
それで必死に私に思いを伝えてくれるなんて……マモルの気持ちが嬉しくてたまらない。
私はこんなにもマモルに愛されているのだ。
『セオドアさま。出過ぎたことを申しましたようで申し訳ありません。マモルさまのお気持ちもよく分かりました。ただ、マモルさまのお身体との体格差があるのは事実でございます。愛し合うのは構いませんがもう少しだけ手加減をなさるようにお気をつけください』
『ああ、メイソンもローマンも心配をかけてすまない。私はマモルに愛されているのか不安だったのかもしれない。だが、もう大丈夫だ。これからは無理をさせないと誓うよ』
『旦那さま……お分かりいただけて何よりでございます。旦那さまがこんなにも素晴らしいご伴侶さまに巡り合われたことをとても嬉しく思います』
『ローマン……私も最高に幸せだ』
腕の中のマモルが可愛らしい笑顔を見せてくれる。
今日は私の人生で最高の日になったな。
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