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番外編
ラブホテルに行こう!※ 智&暁Ver. 3
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<side暁>
まさか、智さんが連れてきてくれたところが、ラブホテルだなんて思いもしなかった。
でも……ここは、安田さんに連れて行かれていたホテルとは全然違う。
なんというか、すごく優しい雰囲気だ。
あの時はホテルに連れ込まれたらすぐに裸になるように言われて、目の前で服を脱いで見せないといけなかった。
僕が服を脱ぐのをニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべながら見つめてくる安田さんの顔が本当に気持ち悪くて嫌だった。
屈辱に耐えながら裸になったらすぐにベッドに押し倒されて……猛ったものを無理やり口に突っ込まれたり、ほとんど解しもしないで無理やり押し込まれた。
気持ちよくもない行為が続いた挙句、血や精液に塗れてベッドにほったらかしにされて……たった一人でふらふらになりながらシャワーを浴びて帰ってた。
自分が男の人しか好きになれないんだから、こんな扱いされるのも仕方がないんだって思うようにしてた。
でも違った。
智さんに愛されるようになってから、あの時の行為がただの暴力で、セックスでもなんでもなかったって気付かされた。
だって、智さんはいつだって優しい。
僕が声をあげても嬉しそうに笑ってくれる。
智さんが僕を好きだという証を身体中につけてくれる。
そして身体を繋げる時も、僕が気もちよすぎて我慢できなくなって挿入てとお願いするまで念入りに解してくれるから、痛みなんて感じたことがない。
ただひたすらに気持ちがいいだけ。
しかも、智さんは僕が擦って欲しくてたまらない奥の奥までゴリゴリと擦ってくれる。
智さんと身体をつなげるようになって初めて、セックスが気持ちいいって教えてもらったんだ。
僕自身が見たことがない場所まで全て見尽くされていて、僕の身体を僕よりも詳しく知ってくれている。
僕はもう智さんなしじゃ生きていけないだろうな。
部屋に入ってすぐにキスされて、そのまま軽々と抱き上げられてソファーへと連れて行かれた。
「んんっ……ん」
いつもより抑えめな優しいキス。
激しいキスも大好きだけど、こんな優しくて甘いキスも大好き。
ちゅっと小さな音を立てて離れていく智さんの唇を目で追いかけてしまう。
「ふふっ。暁はキスが好きだな」
「んっ……好き、です……っ」
一度離れた智さんの唇がもう一度優しく触れる。
ああ、本当に智さんは優しい。
「あの、ベッドに……」
「ふふっ。もう我慢できないか?」
言葉にするのが恥ずかしくて、小さく頷くと
「軽くシャワーを浴びてくるから、いい子で待っていられるか?」
と耳元で甘く囁かれる。
「僕も、一緒に……」
「ふふっ。それは嬉しいが、私も我慢できなくなりそうだからな」
「え……っ、だ、めですか?」
「最初はゆっくりじっくりベッドで暁を愛したいんだ。暁、わかるだろう?」
「んんっ……」
耳たぶにチュッとキスされただけで身体の力が抜けてしまう。
一緒にお風呂に入ったら、僕も我慢できなくなっちゃうのはわかってる。
だから、智さんは僕のために言ってくれているんだ。
「わ、かりました……」
「ふふっ。いい子だ。すぐに出てくるから、待っていてくれ」
「は、い。じゃあ、僕もそのあとで……」
「いいよ、暁は。そのままの暁を味わわせてくれたらいいから」
「――っ!!」
「ふふっ。暁は本当に可愛い」
チュッとほっぺたにキスされて、智さんはそのままバスルームに入ってしまった。
広い部屋の中にポツンと残されて、急に寂しくなってしまう。
「智さん……早く出てきてぇ……っ」
ここに入ってからずっとドキドキしまくりなのに、チューされただけでまだどこにも触れられていないから、身体の奥がキュンキュンしっぱなしでおかしくなりそう。
「もうこんなになってるなんて智さんに知られたら、嫌われちゃうかな……」
そう思いながらも、昂ってしまったものはなかなか萎えそうにない。
どうしようと焦るとさらに昂りが激しくなっていく。
焦る僕の視界の隅に仄かな灯りが見えた。
んっ? 何、あれ。
あんなところにカーテンなんてあったっけ?
さっき見回した時はわからなかった。
でも、なんでもいい。
この興奮した気持ちから意識が逸せられるなら。
ズボンに目をやると、僕のささやかな昂りがズボンの中心を押し上げてしまっているのが見える。
僕はゆっくりと立ち上がり、腰を折り曲げながらその仄かな光に吸い寄せられるように近づいた。
そっとカーテンを引っ張ると、軽い力だったはずなのに思ったよりも滑りが良く全開になってしまった。
と同時に眩い光が一気に飛び込んできて思わず目を瞑ってしまう。
そろそろ慣れた頃かと思って、恐る恐る開けた僕の目に飛び込んできたのは
「――っ!!!」
気持ちよさそうにシャワーを浴びる智さんの姿。
その思いもしなかった出来事に言葉も出ない。
「な――っ、なん、えっ? なに、これ?」
もうパニックになっている。
だって、僕の目の前に全裸の智さんがいるんだから。
カーテンを閉めなきゃと思うのに、身体が動かない。
勝手に覗き見るなんていけないことだと思っているのに、目が離せない。
「もしかして……これ、見えてない?」
流石に智さんだって突然カーテンが開かれたら反応するはず。
今だって全然視線も合わないし。
じゃあ、僕が見てるって気づかれてないんじゃ……。
だったら、少しくらい見ててもいいかな……。
だって、こんなふうに智さんの裸を見られるなんて機会、これを逃したらないかもしれない。
綺麗な筋肉がついた彫刻のような身体。
そして緩やかに上を向いている智さんの昂り。
ああ、これで奥をゴリゴリ擦られたら……。
「――っ!!」
ゴクリと息を呑む。
気づいたら僕は自分の前を寛げて、出してしまっていた。
目の前の智さんの裸を見ながら、片手で扱くだけでこの上なく気持ちよくなってしまう。
「ああ……っ、さ、としさん……っ、ああっん……」
智さんをおかずにするようなことをしたらダメだと思いながらも手が止まらない。
「さ、としさん……っ、ああっ……おく、ほしぃ……っ」
気持ちいいはずのに、もう僕の身体は前を擦るだけではイけなくなってしまっている。
だって、いっつもあのおっきぃので奥を擦られて気持ちよくしてもらっているんだもん。
「あぁ……んっ、た、りない……っ、お、くぅ……っ」
それでも自分の指じゃ届かないこともわかっているし、何より自分でやっても気持ちよくない。
やっぱり智さんのじゃないとダメだ。
「さ、としさん……っ! はやくぅ……っ!」
身体の奥が疼いて、もうおかしくなりそう。
ギュッと目を瞑っていると頭上から、
「我慢できなかったのか?」
とずっと聞きたかった声が耳に飛び込んできた。
驚いて目を開けると、ガラスの向こうにいたはずの智さんが僕の隣にいた。
「――っ、さ、としさん……っ、あ、の……」
「ふふっ。いっぱい可愛がってやるよ」
智さんの目の奥に欲情の色が見える。
いつもと違う野生味溢れる智さんの姿を目にしただけで、全身をゾクゾクと快感が駆け抜けていった。
まさか、智さんが連れてきてくれたところが、ラブホテルだなんて思いもしなかった。
でも……ここは、安田さんに連れて行かれていたホテルとは全然違う。
なんというか、すごく優しい雰囲気だ。
あの時はホテルに連れ込まれたらすぐに裸になるように言われて、目の前で服を脱いで見せないといけなかった。
僕が服を脱ぐのをニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべながら見つめてくる安田さんの顔が本当に気持ち悪くて嫌だった。
屈辱に耐えながら裸になったらすぐにベッドに押し倒されて……猛ったものを無理やり口に突っ込まれたり、ほとんど解しもしないで無理やり押し込まれた。
気持ちよくもない行為が続いた挙句、血や精液に塗れてベッドにほったらかしにされて……たった一人でふらふらになりながらシャワーを浴びて帰ってた。
自分が男の人しか好きになれないんだから、こんな扱いされるのも仕方がないんだって思うようにしてた。
でも違った。
智さんに愛されるようになってから、あの時の行為がただの暴力で、セックスでもなんでもなかったって気付かされた。
だって、智さんはいつだって優しい。
僕が声をあげても嬉しそうに笑ってくれる。
智さんが僕を好きだという証を身体中につけてくれる。
そして身体を繋げる時も、僕が気もちよすぎて我慢できなくなって挿入てとお願いするまで念入りに解してくれるから、痛みなんて感じたことがない。
ただひたすらに気持ちがいいだけ。
しかも、智さんは僕が擦って欲しくてたまらない奥の奥までゴリゴリと擦ってくれる。
智さんと身体をつなげるようになって初めて、セックスが気持ちいいって教えてもらったんだ。
僕自身が見たことがない場所まで全て見尽くされていて、僕の身体を僕よりも詳しく知ってくれている。
僕はもう智さんなしじゃ生きていけないだろうな。
部屋に入ってすぐにキスされて、そのまま軽々と抱き上げられてソファーへと連れて行かれた。
「んんっ……ん」
いつもより抑えめな優しいキス。
激しいキスも大好きだけど、こんな優しくて甘いキスも大好き。
ちゅっと小さな音を立てて離れていく智さんの唇を目で追いかけてしまう。
「ふふっ。暁はキスが好きだな」
「んっ……好き、です……っ」
一度離れた智さんの唇がもう一度優しく触れる。
ああ、本当に智さんは優しい。
「あの、ベッドに……」
「ふふっ。もう我慢できないか?」
言葉にするのが恥ずかしくて、小さく頷くと
「軽くシャワーを浴びてくるから、いい子で待っていられるか?」
と耳元で甘く囁かれる。
「僕も、一緒に……」
「ふふっ。それは嬉しいが、私も我慢できなくなりそうだからな」
「え……っ、だ、めですか?」
「最初はゆっくりじっくりベッドで暁を愛したいんだ。暁、わかるだろう?」
「んんっ……」
耳たぶにチュッとキスされただけで身体の力が抜けてしまう。
一緒にお風呂に入ったら、僕も我慢できなくなっちゃうのはわかってる。
だから、智さんは僕のために言ってくれているんだ。
「わ、かりました……」
「ふふっ。いい子だ。すぐに出てくるから、待っていてくれ」
「は、い。じゃあ、僕もそのあとで……」
「いいよ、暁は。そのままの暁を味わわせてくれたらいいから」
「――っ!!」
「ふふっ。暁は本当に可愛い」
チュッとほっぺたにキスされて、智さんはそのままバスルームに入ってしまった。
広い部屋の中にポツンと残されて、急に寂しくなってしまう。
「智さん……早く出てきてぇ……っ」
ここに入ってからずっとドキドキしまくりなのに、チューされただけでまだどこにも触れられていないから、身体の奥がキュンキュンしっぱなしでおかしくなりそう。
「もうこんなになってるなんて智さんに知られたら、嫌われちゃうかな……」
そう思いながらも、昂ってしまったものはなかなか萎えそうにない。
どうしようと焦るとさらに昂りが激しくなっていく。
焦る僕の視界の隅に仄かな灯りが見えた。
んっ? 何、あれ。
あんなところにカーテンなんてあったっけ?
さっき見回した時はわからなかった。
でも、なんでもいい。
この興奮した気持ちから意識が逸せられるなら。
ズボンに目をやると、僕のささやかな昂りがズボンの中心を押し上げてしまっているのが見える。
僕はゆっくりと立ち上がり、腰を折り曲げながらその仄かな光に吸い寄せられるように近づいた。
そっとカーテンを引っ張ると、軽い力だったはずなのに思ったよりも滑りが良く全開になってしまった。
と同時に眩い光が一気に飛び込んできて思わず目を瞑ってしまう。
そろそろ慣れた頃かと思って、恐る恐る開けた僕の目に飛び込んできたのは
「――っ!!!」
気持ちよさそうにシャワーを浴びる智さんの姿。
その思いもしなかった出来事に言葉も出ない。
「な――っ、なん、えっ? なに、これ?」
もうパニックになっている。
だって、僕の目の前に全裸の智さんがいるんだから。
カーテンを閉めなきゃと思うのに、身体が動かない。
勝手に覗き見るなんていけないことだと思っているのに、目が離せない。
「もしかして……これ、見えてない?」
流石に智さんだって突然カーテンが開かれたら反応するはず。
今だって全然視線も合わないし。
じゃあ、僕が見てるって気づかれてないんじゃ……。
だったら、少しくらい見ててもいいかな……。
だって、こんなふうに智さんの裸を見られるなんて機会、これを逃したらないかもしれない。
綺麗な筋肉がついた彫刻のような身体。
そして緩やかに上を向いている智さんの昂り。
ああ、これで奥をゴリゴリ擦られたら……。
「――っ!!」
ゴクリと息を呑む。
気づいたら僕は自分の前を寛げて、出してしまっていた。
目の前の智さんの裸を見ながら、片手で扱くだけでこの上なく気持ちよくなってしまう。
「ああ……っ、さ、としさん……っ、ああっん……」
智さんをおかずにするようなことをしたらダメだと思いながらも手が止まらない。
「さ、としさん……っ、ああっ……おく、ほしぃ……っ」
気持ちいいはずのに、もう僕の身体は前を擦るだけではイけなくなってしまっている。
だって、いっつもあのおっきぃので奥を擦られて気持ちよくしてもらっているんだもん。
「あぁ……んっ、た、りない……っ、お、くぅ……っ」
それでも自分の指じゃ届かないこともわかっているし、何より自分でやっても気持ちよくない。
やっぱり智さんのじゃないとダメだ。
「さ、としさん……っ! はやくぅ……っ!」
身体の奥が疼いて、もうおかしくなりそう。
ギュッと目を瞑っていると頭上から、
「我慢できなかったのか?」
とずっと聞きたかった声が耳に飛び込んできた。
驚いて目を開けると、ガラスの向こうにいたはずの智さんが僕の隣にいた。
「――っ、さ、としさん……っ、あ、の……」
「ふふっ。いっぱい可愛がってやるよ」
智さんの目の奥に欲情の色が見える。
いつもと違う野生味溢れる智さんの姿を目にしただけで、全身をゾクゾクと快感が駆け抜けていった。
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