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第七章 陥穽
1 沈黙
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「てめぇこら、勇太! ちょっと待ちやがれ!」
翌朝。
自分ちの玄関から出た俺は、怒った顔で待ち構えていた凌牙にいきなり肩をつかまれた。
「なんだ、昨日のアレは。ちゃんと説明しろっつってんだろうが」
俺は凌牙を見返した。たぶん、寝不足でどろんと死んだようになった目で。結局、昨夜は一睡もできなかった。
「別に。ちょっと気分悪くなっちゃって、ゆづきちゃんとはあそこで別れた。そんだけ」
そうだった。
あのあと、俺はトイレから席に戻り、「ちょっと気持ち悪くなっちゃって。帰ってもいいかな? ごめんね」とゆづきちゃんに断って、早々に家に戻った。怜二の邸じゃなくて、俺の家に。
昨夜はベッドの中にもぐって、まんじりともせずに過ごした。考えても考えても、なにをどうしたらいいのかもわかんねえし。シルヴェストルには、まだ「はい」とも「いいえ」とも返していない。
「そんだけってこたぁねえだろうが!」
凌牙は、普段は優しい光を灯す目を三角にして、さらにでかい声になった。こういう状態になると、こいつは結構怖い。
「なんだそのヘロッヘロの顔はよ。何があったのかちゃんと話せ。俺らにもわかるようによ。お前、鷹曽根にもちゃんと話してねえんだろうが」
「だから、わかるように言ってるだろ。ゆづきちゃんとはもう会わねえ。あの子が好きなのは、ほんとは『怜也さん』だってわかったしさ。事実はそんだけだ」
「そんだけって、お前──」
「以上終わり。じゃ、俺バイトあっから」
肩をつかんでる凌牙の手をぺいっと払って、俺は足早にそこを離れた。凌牙は追いかけてはこなかった。
なかなか、対応が難しい。なんでもかんでもわりと顔に出ちまいやすい俺のことだから、余計に努力が必要だった。
シルヴェストルが俺に要求してきたのは、ごく簡単なことだ。
──『私のモノになりなさい』。
まあ、そんだけ。
そこにどんだけの意味が含まれているかは考えたくもねえけど、文字にしたらたったこれだけのことだった。
本当は耳を塞ぎたいぐらいだったけど、あの時の奴の声は勝手に俺の頭の中に鳴り響き続けた。
そう。ちょうど、脳を犯されてるようなもんだった。
《てめぇのものになるって……どういうこったよ》
《方法は色々あるよ。どのパターンにするかは君が決めてくれてもいいけど》
シルヴェストルはどこまでもどこまでも、もったいぶっていて楽しそうだった。本当にむかつく奴だ。
そうして、「パターン」の例をいくつか挙げた。
《君が親元を離れたくないのなら、それでもいい。私が望むときにはいつでも、その体を提供することが保証されるなら、私はどちらでも構わない。それが保証されない場合、君には強制的に、ずっと私の手元にいてもらうことになる。……つまり、家族や親族の元には帰れなくなる。行方不明者リストに入り、いずれは戸籍からも抹消されることになるだろうね》
めちゃくちゃなことを言ってやがる。
《心配しなくても、十分おいしいものを食べさせてあげるし、衣食住で不自由はさせない。長年生きて来たこともあって、それなりに蓄えはあるし》
どうだっていいわ、そんなこと。
《ああ、もちろん君をヴァンピールにはしない。そんなことをしてしまったら、せっかくの素敵な血が台無しだからね》
《あっそ》
俺はもう、吐き気を抑えるだけでも必死だった。
こいつのモノにされたら、きっと俺は前回の、ああいうことをめちゃくちゃにされることになるんだろう。こいつの好き放題に、体も心も蹂躙される。
フランスでのあの時も、舌なめずりするような顔をして「性的に興奮して絶頂を迎えた瞬間が、一番血や生気の味がいい」って言ってたもんな。
あの時のことを思い出して、俺の身体はぞわりと全身、総毛立った。胸と腹が締め付けられる。うまく呼吸ができなくなる──。
《もしも俺がそうしたら、ゆづきちゃんだけじゃなく、もうほかの人間に何もしねえのか? 絶対に? そんな保証ができんのかよ。てめえの言うことなんざ、どう信用しろっつーんだ》
《君以上に魅力的な血を持つ子はこの世にいない。君さえいるなら、わざわざ他のみすぼらしい『残飯』なんぞに手を出す必要もないさ。道理だろう?》
《信用できねえ》
人間だって、どんなに美味い料理でも毎日ってなると飽きるんだぜ? たまにはお手軽なファストフードや、ジャンクなお菓子が食べたくなることだってある。
自分の欲望にどこまでも忠実なこいつが、それを黙って諦めるか?
ありえねえだろ。
《信用するしないは君の自由だ。ただ、君が素直に従ってくれるなら、少なくともこの女の子の身体は解放するよ。体から出ていく方法なんていくらでもある。特に、君が協力してくれるなら容易いことだ》
(そんなもん、信用できるか)
そうでなくたって、こいつは最低、最悪の吸血鬼だ。約束を守る理由も動機づけもめちゃくちゃ薄い。
稀な血の持ち主である俺が欲しいってのは嘘ではないんだろう。でも、こいつの基本的な目的は、前回自分をあそこまで追い込んだ、怜二に対する報復だろうと思うから。
怜二はあいつにとって血を分けた子分みたいなもんだ。あいつにしてみれば、ちょうど「飼い犬に手を咬まれた」みたいな感覚に近いのかもしれない。だったらどうしたってお仕置きが必要だ。こいつならきっと、そう考えるに違いない。
そしてこの場合、最も効率のいいお仕置きは──
たぶん、怜二から俺を取り上げることなんだ。それも、容赦のないやりかたで。
そうして俺をいたぶるところを怜二にこれでもかと見せつける。「どうか勇太を助けてくれ、なんでもする」って、怜二が床に頭をこすり付けて許しを請うのを睥睨して、大いに嘲笑うことを望むだろう。こいつなら、きっと。
これまでのことから考えれば、そういう手段に出たってちっともおかしくないからな。
考え込みながらどんどん足早に歩いていたら、俺の脇にでかくて黒い車がすうっと近づいてきて止まった。怜二のロールスロイスだ。
音もなく窓が開いて、中から怜二の青白い顔がのぞく。
「勇太。乗って」
「やだよ。駅まですぐだし」
俺はほとんど怜二の顔も見ないで言った。
「バイト先まで送るだけだよ。その間、少し話をしよう」
「やだってば。なんで今さらそんなのに乗るんだっつの」
「いいから。乗って」
怜二の顔は、前のとおりの無表情さだった。でも、声にはなんとなく悲しそうな色が混ざっている……と思うのは、俺の欲目なんだろうか。そうであって欲しいっていう、俺の望みがそう聞こえさせるのか。
ぼんやりそんなことを考えてたら、車のドアがすっと開いて片腕を掴まれた。
そして次の瞬間にはもう、俺はほとんど軽々と抱き上げられるみたいにして、有無を言わさず広い後部座席に座らされていた。
翌朝。
自分ちの玄関から出た俺は、怒った顔で待ち構えていた凌牙にいきなり肩をつかまれた。
「なんだ、昨日のアレは。ちゃんと説明しろっつってんだろうが」
俺は凌牙を見返した。たぶん、寝不足でどろんと死んだようになった目で。結局、昨夜は一睡もできなかった。
「別に。ちょっと気分悪くなっちゃって、ゆづきちゃんとはあそこで別れた。そんだけ」
そうだった。
あのあと、俺はトイレから席に戻り、「ちょっと気持ち悪くなっちゃって。帰ってもいいかな? ごめんね」とゆづきちゃんに断って、早々に家に戻った。怜二の邸じゃなくて、俺の家に。
昨夜はベッドの中にもぐって、まんじりともせずに過ごした。考えても考えても、なにをどうしたらいいのかもわかんねえし。シルヴェストルには、まだ「はい」とも「いいえ」とも返していない。
「そんだけってこたぁねえだろうが!」
凌牙は、普段は優しい光を灯す目を三角にして、さらにでかい声になった。こういう状態になると、こいつは結構怖い。
「なんだそのヘロッヘロの顔はよ。何があったのかちゃんと話せ。俺らにもわかるようによ。お前、鷹曽根にもちゃんと話してねえんだろうが」
「だから、わかるように言ってるだろ。ゆづきちゃんとはもう会わねえ。あの子が好きなのは、ほんとは『怜也さん』だってわかったしさ。事実はそんだけだ」
「そんだけって、お前──」
「以上終わり。じゃ、俺バイトあっから」
肩をつかんでる凌牙の手をぺいっと払って、俺は足早にそこを離れた。凌牙は追いかけてはこなかった。
なかなか、対応が難しい。なんでもかんでもわりと顔に出ちまいやすい俺のことだから、余計に努力が必要だった。
シルヴェストルが俺に要求してきたのは、ごく簡単なことだ。
──『私のモノになりなさい』。
まあ、そんだけ。
そこにどんだけの意味が含まれているかは考えたくもねえけど、文字にしたらたったこれだけのことだった。
本当は耳を塞ぎたいぐらいだったけど、あの時の奴の声は勝手に俺の頭の中に鳴り響き続けた。
そう。ちょうど、脳を犯されてるようなもんだった。
《てめぇのものになるって……どういうこったよ》
《方法は色々あるよ。どのパターンにするかは君が決めてくれてもいいけど》
シルヴェストルはどこまでもどこまでも、もったいぶっていて楽しそうだった。本当にむかつく奴だ。
そうして、「パターン」の例をいくつか挙げた。
《君が親元を離れたくないのなら、それでもいい。私が望むときにはいつでも、その体を提供することが保証されるなら、私はどちらでも構わない。それが保証されない場合、君には強制的に、ずっと私の手元にいてもらうことになる。……つまり、家族や親族の元には帰れなくなる。行方不明者リストに入り、いずれは戸籍からも抹消されることになるだろうね》
めちゃくちゃなことを言ってやがる。
《心配しなくても、十分おいしいものを食べさせてあげるし、衣食住で不自由はさせない。長年生きて来たこともあって、それなりに蓄えはあるし》
どうだっていいわ、そんなこと。
《ああ、もちろん君をヴァンピールにはしない。そんなことをしてしまったら、せっかくの素敵な血が台無しだからね》
《あっそ》
俺はもう、吐き気を抑えるだけでも必死だった。
こいつのモノにされたら、きっと俺は前回の、ああいうことをめちゃくちゃにされることになるんだろう。こいつの好き放題に、体も心も蹂躙される。
フランスでのあの時も、舌なめずりするような顔をして「性的に興奮して絶頂を迎えた瞬間が、一番血や生気の味がいい」って言ってたもんな。
あの時のことを思い出して、俺の身体はぞわりと全身、総毛立った。胸と腹が締め付けられる。うまく呼吸ができなくなる──。
《もしも俺がそうしたら、ゆづきちゃんだけじゃなく、もうほかの人間に何もしねえのか? 絶対に? そんな保証ができんのかよ。てめえの言うことなんざ、どう信用しろっつーんだ》
《君以上に魅力的な血を持つ子はこの世にいない。君さえいるなら、わざわざ他のみすぼらしい『残飯』なんぞに手を出す必要もないさ。道理だろう?》
《信用できねえ》
人間だって、どんなに美味い料理でも毎日ってなると飽きるんだぜ? たまにはお手軽なファストフードや、ジャンクなお菓子が食べたくなることだってある。
自分の欲望にどこまでも忠実なこいつが、それを黙って諦めるか?
ありえねえだろ。
《信用するしないは君の自由だ。ただ、君が素直に従ってくれるなら、少なくともこの女の子の身体は解放するよ。体から出ていく方法なんていくらでもある。特に、君が協力してくれるなら容易いことだ》
(そんなもん、信用できるか)
そうでなくたって、こいつは最低、最悪の吸血鬼だ。約束を守る理由も動機づけもめちゃくちゃ薄い。
稀な血の持ち主である俺が欲しいってのは嘘ではないんだろう。でも、こいつの基本的な目的は、前回自分をあそこまで追い込んだ、怜二に対する報復だろうと思うから。
怜二はあいつにとって血を分けた子分みたいなもんだ。あいつにしてみれば、ちょうど「飼い犬に手を咬まれた」みたいな感覚に近いのかもしれない。だったらどうしたってお仕置きが必要だ。こいつならきっと、そう考えるに違いない。
そしてこの場合、最も効率のいいお仕置きは──
たぶん、怜二から俺を取り上げることなんだ。それも、容赦のないやりかたで。
そうして俺をいたぶるところを怜二にこれでもかと見せつける。「どうか勇太を助けてくれ、なんでもする」って、怜二が床に頭をこすり付けて許しを請うのを睥睨して、大いに嘲笑うことを望むだろう。こいつなら、きっと。
これまでのことから考えれば、そういう手段に出たってちっともおかしくないからな。
考え込みながらどんどん足早に歩いていたら、俺の脇にでかくて黒い車がすうっと近づいてきて止まった。怜二のロールスロイスだ。
音もなく窓が開いて、中から怜二の青白い顔がのぞく。
「勇太。乗って」
「やだよ。駅まですぐだし」
俺はほとんど怜二の顔も見ないで言った。
「バイト先まで送るだけだよ。その間、少し話をしよう」
「やだってば。なんで今さらそんなのに乗るんだっつの」
「いいから。乗って」
怜二の顔は、前のとおりの無表情さだった。でも、声にはなんとなく悲しそうな色が混ざっている……と思うのは、俺の欲目なんだろうか。そうであって欲しいっていう、俺の望みがそう聞こえさせるのか。
ぼんやりそんなことを考えてたら、車のドアがすっと開いて片腕を掴まれた。
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