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第五章 胎動
4 報せ
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俺は予定通り、すぐに怜二の邸に戻った。
今回は前回に比べると、かなりにぎやかな「お泊まり会」だ。もちろん、凌牙とその仲間のみなさんも一緒にいるからだ。
ヴァンピールたちは怜二の家のメイドやフットマンなので同席はしないけど、凌牙たちは一応、この家の客人扱いなわけなんで、食事の席では俺と一緒になったんだよな。
怜二は忙しいのか、別に人間のような食事をとる必要はないからなのか、あまり同席はしなかったけど。
まあ、とにかく。食事の席は、わいわいとにぎやかだった。
なにしろウェアウルフは、凌牙をはじめ本当によく食べる。
特に肉。とにかく、肉! 野菜も食わないわけじゃないみたいだけど、そのへんはやっぱり人間の比じゃなかった。
鷹曽根邸で出される食事は、大食らいなかれらにとっても十分な量があるはずだった。だけど、ウェアウルフの皆さんの目の前の料理は、本当に見る間に消え失せる。これ、別におおげさに言ってるわけじゃないからな。なんかもう、マンガみてえ。
凌牙もそうだけど、ビデオの早回しでもしてるみたいに、あっという間に食い物を腹の中におさめちまうんだ。男だけじゃなく、女性のみなさんも。それでいて下品な感じにならないのはさすがだったけどさ。
「なんていうかさー」
「ん? なんだ」
分厚いステーキを、やっぱり三口ぐらいもきゅもきゅやっただけで咀嚼し終わった凌牙が、ぐるんとこっちを向く。
「いや、お前らってさ。ふっつーにめちゃくちゃ食費がかかるんじゃね? 人間社会にうまく溶け込んでるのはよくわかったけど、めっちゃ働かないと食べていけなくね?」
凌牙、「ふっはは!」と楽しそうにバカ笑いする。
「違えねえ。俺ら、エンゲル係数めちゃ高だもんな。まあその代わり、住むとこにはあんま拘らねえ。究極、満月の光をよけられさえすりゃあいいんだからよ。多少の雨露ぐれえなら人間ほど気になんねえし、なんなら地下駐車場みてえなとこでもいいぐらいだし」
「えええ? いや、それじゃ女の人たちはさすがにいやなんじゃね? 風呂は? トイレは? どーすんのよ」
「ご心配なく。特に問題ありませんわ」
すらっと綺麗な声で答えたのは、例の超美人の女性ウェアウルフだ。名前は麗華さんっていうらしい。「妖艶」って言葉がぴったりくるみたいな笑顔でにっこり微笑まれると、正体を知っている俺でさえ、なんだかぞくっとしてしまう。
こっ、これが大人の女の色気ってやつ……なのかな?
「そそ。問題ねえの」
凌牙はわざとなのかどうなのか、麗華さんのお色気にはぴくりとも反応しない。そのまま俺と麗華さんの視線を遮るように体を割り込ませてくる。
「変身したら、着てるもんだってすーぐボロボロになっちまうからよ。そもそもブランド品なんて買わねえし」
「あ、なるほど……」
それは確かにそうかもな。フランスで、どこかのアメコミヒーローよろしく裂けたズボンだけの姿になっていた凌牙を思い出して納得する。毎度あんなことになってたら、もったいなくて高い洋服なんて買えねえよなあ。
「なあなあ、勇太。それより、後で一緒に風呂入ろうぜ。ここの風呂、めっちゃでけえんだろ?」
俺はぎょっとなって振り向いた。
「えっ? やだよ」
「えーっ。なんでだよ」
凌牙、ふつうに憤慨している。
「なんでって……なんでもだよ! ってかお前がなんでだよっ!」
「はあ? 意味わかんねえ。なんか恥ずかしいのか? 合宿だの修学旅行だので、さんざっぱら一緒に風呂入った仲じゃねえかよ。お前のちんこなんて、何べんでも見たことあんだし」
「ちっ……ちんこ言うなあ!」
周囲にこんなに女性がいるとこで何いってんだ、こいつ!
「どこもかしこも全部確認済みだぜ? 今さら恥ずかしがるこっちゃねえだろうが」
「うるせえ! 黙れ! やだったら、やなんだよっ」
俺はとうとうブチ切れて、手元のナプキンを凌牙の顔に投げつけた。
大体、それはそれ、これはこれだ。
今じゃもう、俺はとっくに凌牙をただの男友達だとか、部活のチームメイトだとかいうだけの目では見られなくなっている。
こいつ、俺のことを「好き」って言ったの、もう忘れてんのか? いやその上で、「一緒に風呂入っても大丈夫」って思ってんのか?
いや、ありえるけど。こいつなら!
と、そこへ氷のような声が割って入った。
「ひどく下劣なワードが聞こえたようだが。一体なんだ?」
場にいたメイドさんやフットマンさんたちが、ザッと一斉にお辞儀をする。
もちろん怜二だ。氷のような視線が、まっすぐ凌牙に突き刺さっている。もちろん凌牙は爪楊枝が飛んできたほどの反応も示さない。
「僕の邸で、あまり品のない会話をするのは遠慮してくれ。いかに客人といえども、度が過ぎれば叩きだすぞ」
言って凌牙を睨みつけつつ、すっと上座の自分の席につく。俺の隣だ。
凌牙は「へん」と上体をそらした。
「いきなりのおでましだな。なんかあったか」
とかなんとか言ってるけど、こいつの耳と鼻ならとっくに怜二が来ていることなんてお見通しだった可能性が高い。
待てよ。ってことはこいつ、もしかしてさっきの会話もわざと怜二に聞かせるためにしたのかも?
「まだ、特には何も。シルヴェストルの身体が、日々微減しているぐらいかな。いいだろう? 僕だってたまには勇太と一緒に食事がしたいよ。ね? 勇太」
「え? あ、うん……」
俺は、ちょっと自分の耳が熱くなった気がしてうつむいた。
怜二は早速運ばれて来た紅茶に手をつけつつ、ふっと微笑む。
なんだろう。なんか俺、この間からちょっとおかしい。
「その。し、仕事は大丈夫なのかよ。怜二……」
「ああ。こちらはまあ、いつも通りでね。新しいプロジェクトのこともあって多少は多忙だけれど、基本的にいつもこんな感じだよ。心配しないで」
「へ、へー……」
怜二はシルヴェストルの「空中散歩」の件や俺の家族、親族の護衛のために出払っている手下のヴァンピールと連絡を取り合ったり、タカゾネ・グループの総帥としての仕事もあってとても忙しそうだった。
この邸に何日も滞在して初めて分かったけど、怜二の仕事量は本当に半端ない。はっきり言って、睡眠をあまり必要としない身体でなかったらあんな激務はこなせないんじゃないかって思う。
だから、食事の席に怜二が姿を現すことはほとんどなかった。まあ、わざわざ凌牙たちと同席するのを遠慮してたってのもありそうだけどさ。
でも、俺にあてがわれた部屋には、怜二も仕事の合い間にときどき顔を出しに来てくれた。「何か困ってることはない?」とか「細かいことでもいいから、何かあればメイドかフットマンに伝えておいてね」と、何度も念押しされた。
「それにしても、月代。『シルヴェストルの件が片付くまでは一時休戦』という盟約を違えるつもりじゃないだろうな」
「はあん? 別に違えちゃいねえだろ」
「どうだか」
にかっと笑って頭の後ろで手を組む凌牙を、怜二がこれ以上ないぐらい冷たい目で睨んだ。
「心配すんなって。俺だって、一度約束したこたあ反故にしたりしねえわ。実際、勇太にゃ指一本触れてねえ。嘘だと思うなら勇太に訊いてみ。俺ぁこれでも、きっちり仁義のきれるウェアウルフなんだかんな」
「仁義って、凌牙──」
こいつ、どこからそんな単語を覚えてくんだよ。そういえばこいつ、たまにこんな感じで妙に古風な言葉を使うんだよなあ。
ってか、いつそんな「盟約」を結んでたんだ、こいつら。
俺が変な顔をして見ていたら、凌牙がまたにかっと笑った。
「ああ、実はよ。ネイティブの日本語を覚えるとき、映画のレンタルとか色々使っててな。んで、ちょい古いヤクザ映画にどちゃくそ嵌まっちまってよー」
「……はあ?」
「もう、何十本も一気見とかしててよ。もうめっちゃファン。高倉健、最高だよな!」
あのなあ。
まったくもう。こいつはわけがわかんねえ。
ヤクザ映画ファンのウェアウルフって、どんなんだ!
でも、なんかいろいろ納得したわ。
麗華さんが口元に手をそえてこっそり笑ってる。怜二は半分納得できないような顔はしていたけど、それ以上は何も言わなかった。
そうこうしながら、じりじりとした数週間が過ぎた。
そうして、遂にその日がやってきた。
その報せが、とうとう怜二にもたらされたんだ。
──『シルヴェストル、完全に消失せり』、と。
今回は前回に比べると、かなりにぎやかな「お泊まり会」だ。もちろん、凌牙とその仲間のみなさんも一緒にいるからだ。
ヴァンピールたちは怜二の家のメイドやフットマンなので同席はしないけど、凌牙たちは一応、この家の客人扱いなわけなんで、食事の席では俺と一緒になったんだよな。
怜二は忙しいのか、別に人間のような食事をとる必要はないからなのか、あまり同席はしなかったけど。
まあ、とにかく。食事の席は、わいわいとにぎやかだった。
なにしろウェアウルフは、凌牙をはじめ本当によく食べる。
特に肉。とにかく、肉! 野菜も食わないわけじゃないみたいだけど、そのへんはやっぱり人間の比じゃなかった。
鷹曽根邸で出される食事は、大食らいなかれらにとっても十分な量があるはずだった。だけど、ウェアウルフの皆さんの目の前の料理は、本当に見る間に消え失せる。これ、別におおげさに言ってるわけじゃないからな。なんかもう、マンガみてえ。
凌牙もそうだけど、ビデオの早回しでもしてるみたいに、あっという間に食い物を腹の中におさめちまうんだ。男だけじゃなく、女性のみなさんも。それでいて下品な感じにならないのはさすがだったけどさ。
「なんていうかさー」
「ん? なんだ」
分厚いステーキを、やっぱり三口ぐらいもきゅもきゅやっただけで咀嚼し終わった凌牙が、ぐるんとこっちを向く。
「いや、お前らってさ。ふっつーにめちゃくちゃ食費がかかるんじゃね? 人間社会にうまく溶け込んでるのはよくわかったけど、めっちゃ働かないと食べていけなくね?」
凌牙、「ふっはは!」と楽しそうにバカ笑いする。
「違えねえ。俺ら、エンゲル係数めちゃ高だもんな。まあその代わり、住むとこにはあんま拘らねえ。究極、満月の光をよけられさえすりゃあいいんだからよ。多少の雨露ぐれえなら人間ほど気になんねえし、なんなら地下駐車場みてえなとこでもいいぐらいだし」
「えええ? いや、それじゃ女の人たちはさすがにいやなんじゃね? 風呂は? トイレは? どーすんのよ」
「ご心配なく。特に問題ありませんわ」
すらっと綺麗な声で答えたのは、例の超美人の女性ウェアウルフだ。名前は麗華さんっていうらしい。「妖艶」って言葉がぴったりくるみたいな笑顔でにっこり微笑まれると、正体を知っている俺でさえ、なんだかぞくっとしてしまう。
こっ、これが大人の女の色気ってやつ……なのかな?
「そそ。問題ねえの」
凌牙はわざとなのかどうなのか、麗華さんのお色気にはぴくりとも反応しない。そのまま俺と麗華さんの視線を遮るように体を割り込ませてくる。
「変身したら、着てるもんだってすーぐボロボロになっちまうからよ。そもそもブランド品なんて買わねえし」
「あ、なるほど……」
それは確かにそうかもな。フランスで、どこかのアメコミヒーローよろしく裂けたズボンだけの姿になっていた凌牙を思い出して納得する。毎度あんなことになってたら、もったいなくて高い洋服なんて買えねえよなあ。
「なあなあ、勇太。それより、後で一緒に風呂入ろうぜ。ここの風呂、めっちゃでけえんだろ?」
俺はぎょっとなって振り向いた。
「えっ? やだよ」
「えーっ。なんでだよ」
凌牙、ふつうに憤慨している。
「なんでって……なんでもだよ! ってかお前がなんでだよっ!」
「はあ? 意味わかんねえ。なんか恥ずかしいのか? 合宿だの修学旅行だので、さんざっぱら一緒に風呂入った仲じゃねえかよ。お前のちんこなんて、何べんでも見たことあんだし」
「ちっ……ちんこ言うなあ!」
周囲にこんなに女性がいるとこで何いってんだ、こいつ!
「どこもかしこも全部確認済みだぜ? 今さら恥ずかしがるこっちゃねえだろうが」
「うるせえ! 黙れ! やだったら、やなんだよっ」
俺はとうとうブチ切れて、手元のナプキンを凌牙の顔に投げつけた。
大体、それはそれ、これはこれだ。
今じゃもう、俺はとっくに凌牙をただの男友達だとか、部活のチームメイトだとかいうだけの目では見られなくなっている。
こいつ、俺のことを「好き」って言ったの、もう忘れてんのか? いやその上で、「一緒に風呂入っても大丈夫」って思ってんのか?
いや、ありえるけど。こいつなら!
と、そこへ氷のような声が割って入った。
「ひどく下劣なワードが聞こえたようだが。一体なんだ?」
場にいたメイドさんやフットマンさんたちが、ザッと一斉にお辞儀をする。
もちろん怜二だ。氷のような視線が、まっすぐ凌牙に突き刺さっている。もちろん凌牙は爪楊枝が飛んできたほどの反応も示さない。
「僕の邸で、あまり品のない会話をするのは遠慮してくれ。いかに客人といえども、度が過ぎれば叩きだすぞ」
言って凌牙を睨みつけつつ、すっと上座の自分の席につく。俺の隣だ。
凌牙は「へん」と上体をそらした。
「いきなりのおでましだな。なんかあったか」
とかなんとか言ってるけど、こいつの耳と鼻ならとっくに怜二が来ていることなんてお見通しだった可能性が高い。
待てよ。ってことはこいつ、もしかしてさっきの会話もわざと怜二に聞かせるためにしたのかも?
「まだ、特には何も。シルヴェストルの身体が、日々微減しているぐらいかな。いいだろう? 僕だってたまには勇太と一緒に食事がしたいよ。ね? 勇太」
「え? あ、うん……」
俺は、ちょっと自分の耳が熱くなった気がしてうつむいた。
怜二は早速運ばれて来た紅茶に手をつけつつ、ふっと微笑む。
なんだろう。なんか俺、この間からちょっとおかしい。
「その。し、仕事は大丈夫なのかよ。怜二……」
「ああ。こちらはまあ、いつも通りでね。新しいプロジェクトのこともあって多少は多忙だけれど、基本的にいつもこんな感じだよ。心配しないで」
「へ、へー……」
怜二はシルヴェストルの「空中散歩」の件や俺の家族、親族の護衛のために出払っている手下のヴァンピールと連絡を取り合ったり、タカゾネ・グループの総帥としての仕事もあってとても忙しそうだった。
この邸に何日も滞在して初めて分かったけど、怜二の仕事量は本当に半端ない。はっきり言って、睡眠をあまり必要としない身体でなかったらあんな激務はこなせないんじゃないかって思う。
だから、食事の席に怜二が姿を現すことはほとんどなかった。まあ、わざわざ凌牙たちと同席するのを遠慮してたってのもありそうだけどさ。
でも、俺にあてがわれた部屋には、怜二も仕事の合い間にときどき顔を出しに来てくれた。「何か困ってることはない?」とか「細かいことでもいいから、何かあればメイドかフットマンに伝えておいてね」と、何度も念押しされた。
「それにしても、月代。『シルヴェストルの件が片付くまでは一時休戦』という盟約を違えるつもりじゃないだろうな」
「はあん? 別に違えちゃいねえだろ」
「どうだか」
にかっと笑って頭の後ろで手を組む凌牙を、怜二がこれ以上ないぐらい冷たい目で睨んだ。
「心配すんなって。俺だって、一度約束したこたあ反故にしたりしねえわ。実際、勇太にゃ指一本触れてねえ。嘘だと思うなら勇太に訊いてみ。俺ぁこれでも、きっちり仁義のきれるウェアウルフなんだかんな」
「仁義って、凌牙──」
こいつ、どこからそんな単語を覚えてくんだよ。そういえばこいつ、たまにこんな感じで妙に古風な言葉を使うんだよなあ。
ってか、いつそんな「盟約」を結んでたんだ、こいつら。
俺が変な顔をして見ていたら、凌牙がまたにかっと笑った。
「ああ、実はよ。ネイティブの日本語を覚えるとき、映画のレンタルとか色々使っててな。んで、ちょい古いヤクザ映画にどちゃくそ嵌まっちまってよー」
「……はあ?」
「もう、何十本も一気見とかしててよ。もうめっちゃファン。高倉健、最高だよな!」
あのなあ。
まったくもう。こいつはわけがわかんねえ。
ヤクザ映画ファンのウェアウルフって、どんなんだ!
でも、なんかいろいろ納得したわ。
麗華さんが口元に手をそえてこっそり笑ってる。怜二は半分納得できないような顔はしていたけど、それ以上は何も言わなかった。
そうこうしながら、じりじりとした数週間が過ぎた。
そうして、遂にその日がやってきた。
その報せが、とうとう怜二にもたらされたんだ。
──『シルヴェストル、完全に消失せり』、と。
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