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終章
あとがきと参考資料
しおりを挟むようやく完結致しました。
ここまでお付き合いくださった皆様、まことに有難うございました。
「無理だ、もう無理だ」と言いながら、新年が明けてからここまで何とかかんとかほぼ毎日更新を続けてまいることができました。
それもひとえに、日々ご感想をくださったりSNSなどを通じて励ましのお言葉をくださったみなさまのお陰です。それらがどんなに執筆の励みになったかわかりません。本当にありがとうございました。
「星のオーファン」というタイトルは、実は私が中学生だったころに鉛筆で描いていた漫画のときのもの、そのままです。当時は宇宙戦艦やら銀河鉄道やらモビル●ーツやらが出てくるアニメ全盛の時代でもあり、めちゃくちゃそれらに影響された宇宙ロボットものの漫画でした(笑)。
アルファとベータはそこに登場していた男性キャラでしたが、今作とは設定から何からだいぶ違うものでした。もはや別人。
もしも昔、あなたの中学時代、B5の「自由帳」に鉛筆で毎日漫画を描いてきて友達に見せていた奴がいて、それがこんなタイトルだったのでしたら、それは多分私です(笑)。
そのときの漫画そのものは完結もせず、うやむやのまま別のものを描き……ということを繰り返しつつ受験に突入してしまったのでしたが、アルファとベータというキャラクターは私の中でずっと生き続けていました。
ちなみに当時はまだはっきりと「腐った」方向へ目覚めていなかったもので、そういう雰囲気はありませんでした。
その後、成人を迎えたあたりでほぼ今のような容姿に変化し、二人はいろいろな裏の仕事をこなすバディという設定になっておりました。ここは今作でも少し踏襲されております。
使っていたのはレイ・ガンではなく弾の出るコルト・ガバメントとかだったのを覚えています。エア・カーなんかもある未来なのにそれはないよね、私!
そして「腐った」方向性が次第に画面に滲み始めておりました(笑)。
この物語がなにか少しでも、皆さんを楽しませたり心を動かしたりできたのでしたら幸いです。
最後にひとつだけではありますが、今作のために参考にした文献を上げておきます。あとはWikiやら古語辞典やら、小中学生向けの歴史関連の書物を中心にあれこれ覗いては書いておりました。
仕事を始めてからはなかなか毎日更新も厳しくなってきておりますが、またこちら、あるいは「なろう」の方で何かを書くこともあるだろうと思いますので、もしお気が向かれましたらお付き合いくだされば嬉しいです。
あちらでは別ペンネームにて執筆しておりますので、もし「覗いてやろうか」という奇特な方がおられましたら、るなかふぇまでご連絡くださいませ。あちらのペンネームをお知らせします。
ここまで長々とお付き合いを頂き、本当にありがとうございました。
皆さまの上に、これからもたくさんの幸いが降りますように。
2018年7月14日
るなかふぇ
【参考文献】
●「日本人はどのように建造物をつくってきたか 7
平城京 古代の都市計画と建築」
宮本長二郎/著 穂積和夫/イラスト
草思社 1986
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※初出「ムーンライトノベルズ」より転載
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みんなの感想(1件)
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はじめまして。
こちらの作品を偶然pixivで見かけて、あまりにも美少年だったので小説サイトにとび、読ませていただきました。アルファポリスをよく使っていたのでこちらで読んでいたのですが、小説サイトでは完結しているとあったので、こちらに載っていない分がもう、気になって気になって仕方がなくなり結局こちらの更新を待てずに小説サイトの方で全部読ませていただきました!笑
平安調な設定も、同時にそれとは相反するような世界観もどちらも楽しめて本当に私にとってドンピシャな背景、またタイプの違う二人の美青年(尊すぎる…)、人間関係の中にある駆け引きなど、もう本当にこの物語の色んな側面が大好きでとても楽しませていただきました…!!こんな素敵なお話に出会えてよかったです、ありがとうございます!
こちらでの投稿を読んでまた楽しませていただきます笑
菅田 准さま
なんと、1月にご感想をくださっていたのですね! 実は今日気が付きまして、今頃お返事をしたためております。本当に申し訳ございません!!><
pixivからお越しくださったのですね。なんと、それはそれでとても嬉しいです。拙い絵ではありますが、お目に留めていただけて幸いでした。
そうなのです、すでにこちらの作品は、「小説家になろう」のムーンライトノベルズでは昨年完結しておりました。わざわざそちらへ飛んでまで追いかけてくださって、これ以上の喜びはありません。
設定やキャラクターにも、大変温かなお言葉をありがとうございます。
アルファポリスでの連載もあと少しとなってまいりましたが、よろしかったらまた、お目に留めていただければ幸いです。
他にも色々と執筆しております(全年齢のほうでは別のペンネームを使用しておりますが)ので、何かまたお好みに合うものがありましたら覗いてやってくださいませ。
お返事が遅れてしまいましたこと、重ねがさね申し訳ありませんでした。
お忙しい中、ご感想を本当にありがとうございました。
季節の変わり目となりましたが、どうぞご自愛くださって、新年度をお迎えくださいませ^^