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闘技大会

どうも、どうやら準決勝の相手は瞬殺だそうです

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準備というのも単純で風浪靴と世界樹の木刀に魔力操作、自動再生、自己治癒、MP回復ポーションを活かして効率よく出来るだけ多くのMPを込めること

図書館で得た植物の情報を元に使えそうな植物をリルに取り込んでもらうこと

MPを込める以外になぜ植物をリルに取り込んでもらったかというと

それはリルの森林魔法しんりんまほうにある。
リルの森林魔法は食べたことのある植物を顕現させることができるとても俺と相性のいい魔法なのだ。

だからいざという時に使える植物のバリエーションを豊かにしておくために片っ端から使えそうな植物をリルに取り込んでもらったのさ。

よし、準備も万端だしいったん宿に戻るか・・・

_____暴食のやすらぎ亭_____

宿に入って中にいる冒険者達に挨拶をする。

「ただいまー」

「お、ショウお帰り試合はどうだった?」

この人はランクCの冒険者のレンさんだ。たまに宿で一緒に食事を取って、そこから今では雑談をする中だ。

「なんとか勝ち越しました。次は準決勝です!」

「おー!そうか、やっぱりガルドさんの指導を耐え抜いたお前ならそうこなくちゃな!!優勝応援してるぜ!頑張れよ!ショウ、リル!」

「はいっ!」

「キュー!」

こんな身近な人の応援が今の自分にとってはとても力になる。

地球にいた頃は1人だったからこんなこともなかったけど。

今は身近にいてくれるごく普通な幸せを大切にしよう。

「あっ、ショウさん、リルちゃん帰ってたんですね!!おかえりなさいっ!」

バタバタってと走ってきたシュタ

「おう、ただいまシュタ」

「早速ご飯にしますか?」

そう、シュタやリルも俺には大切なんだ。

「ああ頼む」

_________________________

次の日。

俺は、昨日の準備を生かすため朝早く起きて魔力操作精度向上に取り掛かった。

「今日はいよいよ準決勝、うまく勝てば決勝だ!しっかり体を慣らしておかないとな!」

「キュ!!」

2時間ほど経過し…

「ふぅ。とりあえずこんなもんか!よし、あとは本番だ!リルっ!!早速闘技場に向かうぞ!」

「キュ!」

準決勝ー準決勝・・・っと、あそこだ!

「ほぉ、もう人が沢山いるぞ流石準決勝だけあっていち早く観戦席を取りたいんだなぁ。」

さて最後にストレッチをしてっと

準備が万端な俺は試合へ向かった。

_________________________


「さぁ!!始まります!!決勝への道がっ!この試合を勝ち抜き!決勝線進出!はたまた優勝を手にするのはどっちだぁー!!」

世界樹の木刀を持ち方にリルを乗せて歩き出す。

「街の荒くれ者!!ゴードン!!
鬼のガルドの愛弟子!!ショウ!!」

うぉおぉー!!

パチパチー!!


わぁ、相手は荒くれ者かよ。近接タイプかな?

それにしてもこの紹介でこの観客の沸きかた・・・ガルドさんやっぱすごいなぁ。

「それでは両者用意はいいですか?
はじめっ!」

荒くれ者が口を開く

「けっ!ガルドの弟子と聞いてどんなやつかと思えばとんだ期待外れみてぇだな!こんなひょろっちいガキがここまで上がってくるなんて、今年はレベルが低いのか??」

唾を吐きこちらを馬鹿にするゴードン

「そう思えるのも今だけだ。一瞬で片付けてやるよ。」

「けっ!死ねや!!!」

ゴードンか突進してくる近づいてきて一閃で勝負をつけるつもりだろう

「だが!」

俺はストレージから一瞬で昨日拾ったタネや植物を一気に出す

「自然操作!!リル!!」

自然操作でそれらをまとめるそしてリルの森林魔法で一気に成長させてゴードンを束縛する


「身体強化!!自然操作 重力→重→世界樹の木刀!!せいやぁ!!!!」

風浪の靴の魔力を解き放ち木刀を重くし世界樹の木刀の魔力も開放する

ゴードンが束縛を解く暇も与えず重い、とても重い一撃。

「グハゥァッ!!」

「しょ!勝者!カンザキショウ!!決勝進出です!なんと始まってから一瞬で!本当に一瞬の出来事でした!これがあの鬼のガルドの弟子の力だぁ!!!!」

と、こんな感じで俺の決勝行きが決まるのであった。





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