75 / 157
4章 それぞれの愛のかたち
56.強化合宿中?
しおりを挟む
強化合宿が始まり早い物で半月が経としていた。
我が家を拠点として私と陽は魔術中心。太と黒崎は戦闘中心の修行。
後はトゥーランの現状と二十八年間の知識をヨハンさんから勉強中。
そしてなぜか勉強には高校の授業(復習)も含まれていて、知った当初は主に太が大ブーイング。私も太ほどではなかったけれど、なんで? とは思ったんだよね。
でもそれにはちゃんとした理由があってパパと龍くんが地球へ戻った時、学力の極端な低下している上、幼い私を育てないといけなかったため日常を取り戻すのは大変だったそうだ。
だから私達には二人の二の舞にならないよう定期的に復習。元の時間に帰れるか分からないため、化合宿は二か月・三か月から長くても半年以内に地球へ戻る目標を経ているらしい。
そこまで深く考えてなかった私と太陽はやたら感心してしまい、黒崎は真っ青になり何度も頷いていた。
トゥーランに召還されて一年以上経つ黒崎には心当たりがあるらしい。
「今日の魔術授業はここまで。星歌、良かったな?」
「え、何が?」
「隠したって無駄だぞ。星夜が恋しいんだろう? 今夜は一緒に寝るのか?」
「!!」
授業中は厳しい教師なのに終わるといつもの龍くんに戻っていて、ニコニコしながらそう言いながら子供扱い+頭ポンポンされる。隠していたい図星を付かれ視線をそらす。
「ひ陽、お風呂に入って夕飯の支度をしよう」
「そうだね。カレーは煮込むだけだけど、カツを揚げないといけないからね。後はサラダ」
【サラダはボクが担当だよ】
「分かってるって」
これ以上話してたらボロが出そうだから、話題を変えそう言い陽の手を握り我が家へと急ぐ。
何もかもをお見通しの陽はそのことには触れず、陽は陽で嬉しそうに張りきっていた。
それは違う意味でチョピも同じ。料理の手伝いをするようになり、いつしかサラダはチョピ担当になっていた。
太くんと黒崎くん。それからガーロットを連れ武者修行してくる。
一週間後(今夜)に戻るから、心配しないで欲しい。
とパパは一週間前にそれだけ言って、三人と一匹は行き先は告げず行ってしまった。
パパと一週間も会えない声も聞けないなんて初めてだったから、三日は大丈夫だったたけれど残りは夜になると淋しくて部屋の片隅でメソメソと泣いていた。
自分が鬼ファザコンだと認めているとは言え、さすがにこれは異常すぎるかと思い誰にも言っていない。
陽も太と会えないことに淋しい素振りを見せていたから、淋しいと言うだけなら普通だから淋しいとは言っている。
そんなわけだから今日は朝から陽とソワソワしていて、休憩時間を利用にして丹精込め夕食カレー作り。丁度昨日ステーフさんが肉を持ってきてくれたから、それを使って豪勢にカツカレー。
ステーフさんは頻繁にリュウさんと一緒に我が家にやって来て、その時は家事全般を引き受けてくれてるんだよね? その時のステーフさん幸せそうで応援したくなってしまう。
「二人とも、私も手伝うわ」
今まで一度も料理をすることに関心を持たず食べる専門だったヨハンさんがキッチンに顔をだし、興味津々とばかりに手伝いをかって出る。
意外過ぎる台詞に、ヨハンさんを唖然と見つめた。
一体全体どういう風の吹き回しだろうか?
「何かあったんですか?」
「逆に何にもないから手伝いたいの」
「そうなんですか? ならスープ系を任せても良いですか?」
「OK!! 私こう見えても料理は得意なのよ」
随分な答えだったけれどヨハンさんらしくて特に気にすることなく、まだ決まっていないスープ頼むと、なんとなくよろしくない台詞を言われて不安が頭の中をサッと過ぎっていく。
大概このパターンだとまずい料理を作って、騒ぎになるんじゃなかったっけぇ?
……胃薬は人数分あった? それとも龍くんと陽の二人分あれば、後は魔術でなんとか出来る?
「二人とも安心しろ。ヨハンの料理は普通に美味しいから安心しろ」
「リュウノスケ? 何その失礼な言い方? しかも普通に美味しいって台詞はどうかと思うけど」
そんな私達のやり取りを見ていたのか龍くんがクスクス笑いながら、私の不安要素をあっさり解決てくれた。
ただ言葉通りヨハンさんにしてみれば暴言でしかなく、龍くんを睨み付け怪訝しく言葉の指摘。
確かにおかしな言葉使いではあるけれど、言いたいことは分かる。
龍くんがそう言うのであれば、心配する必要はない。
「一度も料理しない奴がいきなりやる私は得意と言っても、疑われるだけだろう? お前は違うのか?」
「……。紛らわしい言い方してごめんなさいね。私は料理を作りたい時だけ作って、後はプロに任せているの」
思うことがあったらしく潔く謝るけれど、後者の理由がバリバリのキャリアウーマンと言うか自由人的な発想的を持つ人なんだと改めて思う。
対応に困るけど。
「そう言う考え方も一理あると思います。星ちゃん、そろそろカツを作ろうか?」
「そうだね」
陽も反応には困っている様子でソフトには答えつつ、そう言い冷蔵庫を開け食材を取り出す。
ソーラーパネルのおかげで未だ我が家では、前と変わらない快適な生活が出来ている。
食材の貯蓄はお米が少し残っているぐらいで調味料系もほとんど残ってないけれど、そこはトゥーランの調味料系とモンスターの肉や魚で代用出来ていた。
「龍ノ介さん、食材が底をつきかかってます」
「分かった。明日はルーナス師匠も来るから、サトラス山脈で実践をするか?」
「良いわね。セイカちゃんとヒナタちゃんの実力がどこまで上がったか知って置きたいわ。二人とも頑張ってね!!」
いつもだったら食材調達はパパと龍くん担当だったのに、今回は違ったようで実践授業で私達にも任されてしまう。
モンスターは低級と通常級なら実習で数回倒したことはあるけれど、サトラス山脈は中級と上級たまに上中級が出没するそうだ。いきなりそんな所で実践は鬼畜かと一瞬思った物の私達の目的は審判の花。
最上級・最強級モンスターがわんさかいる所。サトラス山脈をびびっていたら、いつまで経っても前に進めない。
「陽、明日は油断せずに頑張ろうね」
「そうだね。慎重に行かないとだね」
私と陽は気を引き締めあい、実践の覚悟を決めた。
そんな時、玄関先が騒がしくなる。
『ただいま』
パパ達のご帰宅だ。
我が家を拠点として私と陽は魔術中心。太と黒崎は戦闘中心の修行。
後はトゥーランの現状と二十八年間の知識をヨハンさんから勉強中。
そしてなぜか勉強には高校の授業(復習)も含まれていて、知った当初は主に太が大ブーイング。私も太ほどではなかったけれど、なんで? とは思ったんだよね。
でもそれにはちゃんとした理由があってパパと龍くんが地球へ戻った時、学力の極端な低下している上、幼い私を育てないといけなかったため日常を取り戻すのは大変だったそうだ。
だから私達には二人の二の舞にならないよう定期的に復習。元の時間に帰れるか分からないため、化合宿は二か月・三か月から長くても半年以内に地球へ戻る目標を経ているらしい。
そこまで深く考えてなかった私と太陽はやたら感心してしまい、黒崎は真っ青になり何度も頷いていた。
トゥーランに召還されて一年以上経つ黒崎には心当たりがあるらしい。
「今日の魔術授業はここまで。星歌、良かったな?」
「え、何が?」
「隠したって無駄だぞ。星夜が恋しいんだろう? 今夜は一緒に寝るのか?」
「!!」
授業中は厳しい教師なのに終わるといつもの龍くんに戻っていて、ニコニコしながらそう言いながら子供扱い+頭ポンポンされる。隠していたい図星を付かれ視線をそらす。
「ひ陽、お風呂に入って夕飯の支度をしよう」
「そうだね。カレーは煮込むだけだけど、カツを揚げないといけないからね。後はサラダ」
【サラダはボクが担当だよ】
「分かってるって」
これ以上話してたらボロが出そうだから、話題を変えそう言い陽の手を握り我が家へと急ぐ。
何もかもをお見通しの陽はそのことには触れず、陽は陽で嬉しそうに張りきっていた。
それは違う意味でチョピも同じ。料理の手伝いをするようになり、いつしかサラダはチョピ担当になっていた。
太くんと黒崎くん。それからガーロットを連れ武者修行してくる。
一週間後(今夜)に戻るから、心配しないで欲しい。
とパパは一週間前にそれだけ言って、三人と一匹は行き先は告げず行ってしまった。
パパと一週間も会えない声も聞けないなんて初めてだったから、三日は大丈夫だったたけれど残りは夜になると淋しくて部屋の片隅でメソメソと泣いていた。
自分が鬼ファザコンだと認めているとは言え、さすがにこれは異常すぎるかと思い誰にも言っていない。
陽も太と会えないことに淋しい素振りを見せていたから、淋しいと言うだけなら普通だから淋しいとは言っている。
そんなわけだから今日は朝から陽とソワソワしていて、休憩時間を利用にして丹精込め夕食カレー作り。丁度昨日ステーフさんが肉を持ってきてくれたから、それを使って豪勢にカツカレー。
ステーフさんは頻繁にリュウさんと一緒に我が家にやって来て、その時は家事全般を引き受けてくれてるんだよね? その時のステーフさん幸せそうで応援したくなってしまう。
「二人とも、私も手伝うわ」
今まで一度も料理をすることに関心を持たず食べる専門だったヨハンさんがキッチンに顔をだし、興味津々とばかりに手伝いをかって出る。
意外過ぎる台詞に、ヨハンさんを唖然と見つめた。
一体全体どういう風の吹き回しだろうか?
「何かあったんですか?」
「逆に何にもないから手伝いたいの」
「そうなんですか? ならスープ系を任せても良いですか?」
「OK!! 私こう見えても料理は得意なのよ」
随分な答えだったけれどヨハンさんらしくて特に気にすることなく、まだ決まっていないスープ頼むと、なんとなくよろしくない台詞を言われて不安が頭の中をサッと過ぎっていく。
大概このパターンだとまずい料理を作って、騒ぎになるんじゃなかったっけぇ?
……胃薬は人数分あった? それとも龍くんと陽の二人分あれば、後は魔術でなんとか出来る?
「二人とも安心しろ。ヨハンの料理は普通に美味しいから安心しろ」
「リュウノスケ? 何その失礼な言い方? しかも普通に美味しいって台詞はどうかと思うけど」
そんな私達のやり取りを見ていたのか龍くんがクスクス笑いながら、私の不安要素をあっさり解決てくれた。
ただ言葉通りヨハンさんにしてみれば暴言でしかなく、龍くんを睨み付け怪訝しく言葉の指摘。
確かにおかしな言葉使いではあるけれど、言いたいことは分かる。
龍くんがそう言うのであれば、心配する必要はない。
「一度も料理しない奴がいきなりやる私は得意と言っても、疑われるだけだろう? お前は違うのか?」
「……。紛らわしい言い方してごめんなさいね。私は料理を作りたい時だけ作って、後はプロに任せているの」
思うことがあったらしく潔く謝るけれど、後者の理由がバリバリのキャリアウーマンと言うか自由人的な発想的を持つ人なんだと改めて思う。
対応に困るけど。
「そう言う考え方も一理あると思います。星ちゃん、そろそろカツを作ろうか?」
「そうだね」
陽も反応には困っている様子でソフトには答えつつ、そう言い冷蔵庫を開け食材を取り出す。
ソーラーパネルのおかげで未だ我が家では、前と変わらない快適な生活が出来ている。
食材の貯蓄はお米が少し残っているぐらいで調味料系もほとんど残ってないけれど、そこはトゥーランの調味料系とモンスターの肉や魚で代用出来ていた。
「龍ノ介さん、食材が底をつきかかってます」
「分かった。明日はルーナス師匠も来るから、サトラス山脈で実践をするか?」
「良いわね。セイカちゃんとヒナタちゃんの実力がどこまで上がったか知って置きたいわ。二人とも頑張ってね!!」
いつもだったら食材調達はパパと龍くん担当だったのに、今回は違ったようで実践授業で私達にも任されてしまう。
モンスターは低級と通常級なら実習で数回倒したことはあるけれど、サトラス山脈は中級と上級たまに上中級が出没するそうだ。いきなりそんな所で実践は鬼畜かと一瞬思った物の私達の目的は審判の花。
最上級・最強級モンスターがわんさかいる所。サトラス山脈をびびっていたら、いつまで経っても前に進めない。
「陽、明日は油断せずに頑張ろうね」
「そうだね。慎重に行かないとだね」
私と陽は気を引き締めあい、実践の覚悟を決めた。
そんな時、玄関先が騒がしくなる。
『ただいま』
パパ達のご帰宅だ。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
【完結】蓬莱の鏡〜若返ったおっさんが異世界転移して狐人に救われてから色々とありまして〜
月城 亜希人
ファンタジー
二〇二一年初夏六月末早朝。
蝉の声で目覚めたカガミ・ユーゴは加齢で衰えた体の痛みに苦しみながら瞼を上げる。待っていたのは虚構のような現実。
呼吸をする度にコポコポとまるで水中にいるかのような泡が生じ、天井へと向かっていく。
泡を追って視線を上げた先には水面らしきものがあった。
ユーゴは逡巡しながらも水面に手を伸ばすのだが――。
おっさん若返り異世界ファンタジーです。
天職はドロップ率300%の盗賊、錬金術師を騙る。
朱本来未
ファンタジー
魔術師の大家であるレッドグレイヴ家に生を受けたヒイロは、15歳を迎えて受けた成人の儀で盗賊の天職を授けられた。
天職が王家からの心象が悪い盗賊になってしまったヒイロは、廃嫡されてレッドグレイヴ領からの追放されることとなった。
ヒイロは以前から魔術師以外の天職に可能性を感じていたこともあり、追放処分を抵抗することなく受け入れ、レッドグレイヴ領から出奔するのだった。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。
まゆら
ファンタジー
回収が出来ていないフラグがある中、一応完結しているというツッコミどころ満載な初めて書いたファンタジー小説です。
温かい気持ちでお読み頂けたら幸い至極であります。
異世界に転生したのはいいけど悪役令嬢とかヒロインとかになれなかった私。平民でチートもないらしい‥どうやったら楽しく異世界で暮らせますか?
魔力があるかはわかりませんが何故か神様から守護獣が遣わされたようです。
平民なんですがもしかして私って聖女候補?
脳筋美女と愛猫が繰り広げる行きあたりばったりファンタジー!なのか?
常に何処かで大食いバトルが開催中!
登場人物ほぼ甘党!
ファンタジー要素薄め!?かもしれない?
母ミレディアが実は隣国出身の聖女だとわかったので、私も聖女にならないか?とお誘いがくるとか、こないとか‥
◇◇◇◇
現在、ジュビア王国とアーライ神国のお話を見やすくなるよう改稿しております。
しばらくは、桜庵のお話が中心となりますが影の薄いヒロインを忘れないで下さい!
転生もふもふのスピンオフ!
アーライ神国のお話は、国外に追放された聖女は隣国で…
母ミレディアの娘時代のお話は、婚約破棄され国外追放になった姫は最強冒険者になり転生者の嫁になり溺愛される
こちらもよろしくお願いします。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる