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1章 再び動き始めた運命の歯車
9.家ごと転移
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「黒崎が、どうして??」
「…………」
「あ、オレが入れた。門扉に突っ立ってたからなんとなく」
リビングには龍くんと太の他に黒崎がいることに、私は驚きを隠せず声をあげ指を指す。
すると軽いのりでそう答える龍くんに、パパは怒るの通りこして呆れてため息を付く。
龍くんは知っている?
「なぁオレ達はどうして家ごと異世界なんて飛ばされたんだ?」
何かを真剣に考え込んでいた 太は、重い口を開け問う。
私と陽以外は異世界に飛ばされた理由を知らない。
龍くんの様子からして、うすうす気づいているのかも知れないけれど。
「それは私が聖女だから連れてきたみたい」
【それに聖女を護る戦士が全員揃っているから、家ごと連れてきたんだ。ボク、すごいでしょ?】
「すごくないから。ちゃんと本人に承諾を取ってからやってよね?」
「チュピ?」
私が知っている範囲を伝えると、チョピの口から新たなる真実が発覚する。
自分勝手な言い分に頭が痛くなり突っ込みを入れたのに、理解されないどころかキョトンと首を傾げられるだけ。
その姿は可愛くもあったけど、張り倒したくなる。
なぜこう次から次へと問題発言ばかりしてくる?
聖女を護る戦士ってなんですか?
「やっぱり、あの伝承は本当だったんだな」
「伝承って何?」
やっぱり龍くんには心当たりがあるらしく一人で納得するから、伝承が知りたかった私は首を傾げ問う。
「トゥーランには歴代の王(女)とその側近だけに伝わる伝承があってな。オレも詳しくは知らないんだが、遙か昔魔族と人間との間で大きな戦があったとかでその時その戦を終結させたのが魔王と英雄の娘とその仲間達だったらしい。その娘は浄化の魔術を使えたとかで、二ヶ月前星歌が浄化の魔術を使った時もしやとは思っていたがオレ達には関係がないと思って隠していた」
と龍くんは分かりやすく簡潔に話してくれた。
それを聞いて魔王の孫娘である私が、どうして聖女候補に選ばれたか分かった気がする。
魔族と異世界人の血が流れた私だから選ばれた。
聖女になれるのは私だけって言われるのは、光栄なことなんだと思う。
だけど私は……。
「そうなんだ。だけど私は聖女になんかなりたくない。トゥーランの人達は昔私とお母さんを否定したんだよ。それに魔族と言うだけで黒崎は私を殺そうとした。そんな最低な人達なんかのために、命を掛けるなんて私には出来ない」
例えそうであっても私の考えは変わらず自分の気持ちを強く言い捨て、絶句している黒崎を睨みつけプイッと視線をそらす。
強情な私をパパと 太は呆気に取られているようで、陽と龍くんはおかしそうにクスクス笑う。
【セイカ、何か誤解していない? ボクは昔のように魔族と人間が手を取り合える平和な世の中に導いて欲しいだけだよ】
そんな私にチョピはブレーキを掛けるように、解釈の違いを指摘され違う言い方で真意を告げられる。
確かに解釈が違っていた。
黒崎が魔族を恨んでいたから、私は魔族を倒すことが目的だと思い込んでいた。
だから強情になって拒否を……あれ?
魔族と人間が手を取り合える平和な世の中にしたいって、誰かの望みだった気がする。
……………。
……………。
お母さん?
「ねぇパパ、魔族と人間が手を取り合える平和な世の中は、お母さんの夢だったよね?」
「え、そうだな。だけどそれが?」
「聖女の役目は、魔族と人間が手を取り合える平和な世の中へと導くことみたい」
すぐにお母さんの望みだって思い出し確信を得られた所で、聖女の本来の役目を話す。
聞く耳持たずで断固拒否するつもりでいた聖女だったけれど、お母さんの夢と同じなら話は別になる。
お母さんの遺志を継いで私がその望みを叶えられたら、きっとお母さんは天国で喜んでくれるはず。
だけどそんなこと私に出来るんだろうか?
トゥーランの人間は私を煙たがっていて、魔族は私を魔王の器にしようとしている。
聖女の役目を果たすには、想像以上の危険が伴う。
「ふざけるな。魔族は人類の敵だ。あいつらは人間だと分かれば、理由を聞かず無差別に殺す連中だ。そんな世界などありえない」
「そんなの人間だって同じじゃないの? 私が魔族だって分かっただけで、理由も聞かずに殺そうとしたじゃない?」
テーブルをバンと強く叩き今朝同様黒崎は憎しみを込め魔族を悪だと決めつけるけれど、私にしてみれば聞き捨てならない言葉だったため黒崎を睨み付け負けじと言い返す。
ここで弱気になっていたら甘く見られるだけ。
でもそれってつまり魔族も同じ理由で人間は敵だと思っているから、人間を見ただけで無差別に殺しているだけ?
私だって会ったこともないトゥーランの人間を、黒崎の言葉と態度だけで毛嫌いしている。歩み寄りたいとも思わない。
だから人間VS魔族となったんだろうか?
そしたら案外話し合いの場を設けたらなんとかなりそうだと思うけれど、お互いに不信感を募らせている以上それは難しい。
「確かにそれはすまなかったとは思っている。だがやっぱり自分には魔族のお前が聖女になるのは認めない」
「あんたが認めないって言っても、チョピはあんたが女王から預かった精霊でしょ? そのチョピが私を選んだの。文句があるならこのチョピに言いなさいよね?」
【クロサキは聖女を護る戦士の一人だよ】
「黒崎は聖女を護る戦士の一人。……え、そうなの?」
「…………」
ほんの一瞬低姿勢になるもすぐに頭ごなしに猛反発するから、私は負けじとばかりにチョピを指しだしけんか腰のまま言い返す。そしてチョピのケロッと言う言葉を何も考えず呟き、少し考え意味を理解するなり拍子抜けする。
メチャクチャ嫌なんだけど。
黒崎もそれは同意見のようで顔を真っ赤に染まらせ、無言のままリビングを飛び出して行く。
「…………」
「あ、オレが入れた。門扉に突っ立ってたからなんとなく」
リビングには龍くんと太の他に黒崎がいることに、私は驚きを隠せず声をあげ指を指す。
すると軽いのりでそう答える龍くんに、パパは怒るの通りこして呆れてため息を付く。
龍くんは知っている?
「なぁオレ達はどうして家ごと異世界なんて飛ばされたんだ?」
何かを真剣に考え込んでいた 太は、重い口を開け問う。
私と陽以外は異世界に飛ばされた理由を知らない。
龍くんの様子からして、うすうす気づいているのかも知れないけれど。
「それは私が聖女だから連れてきたみたい」
【それに聖女を護る戦士が全員揃っているから、家ごと連れてきたんだ。ボク、すごいでしょ?】
「すごくないから。ちゃんと本人に承諾を取ってからやってよね?」
「チュピ?」
私が知っている範囲を伝えると、チョピの口から新たなる真実が発覚する。
自分勝手な言い分に頭が痛くなり突っ込みを入れたのに、理解されないどころかキョトンと首を傾げられるだけ。
その姿は可愛くもあったけど、張り倒したくなる。
なぜこう次から次へと問題発言ばかりしてくる?
聖女を護る戦士ってなんですか?
「やっぱり、あの伝承は本当だったんだな」
「伝承って何?」
やっぱり龍くんには心当たりがあるらしく一人で納得するから、伝承が知りたかった私は首を傾げ問う。
「トゥーランには歴代の王(女)とその側近だけに伝わる伝承があってな。オレも詳しくは知らないんだが、遙か昔魔族と人間との間で大きな戦があったとかでその時その戦を終結させたのが魔王と英雄の娘とその仲間達だったらしい。その娘は浄化の魔術を使えたとかで、二ヶ月前星歌が浄化の魔術を使った時もしやとは思っていたがオレ達には関係がないと思って隠していた」
と龍くんは分かりやすく簡潔に話してくれた。
それを聞いて魔王の孫娘である私が、どうして聖女候補に選ばれたか分かった気がする。
魔族と異世界人の血が流れた私だから選ばれた。
聖女になれるのは私だけって言われるのは、光栄なことなんだと思う。
だけど私は……。
「そうなんだ。だけど私は聖女になんかなりたくない。トゥーランの人達は昔私とお母さんを否定したんだよ。それに魔族と言うだけで黒崎は私を殺そうとした。そんな最低な人達なんかのために、命を掛けるなんて私には出来ない」
例えそうであっても私の考えは変わらず自分の気持ちを強く言い捨て、絶句している黒崎を睨みつけプイッと視線をそらす。
強情な私をパパと 太は呆気に取られているようで、陽と龍くんはおかしそうにクスクス笑う。
【セイカ、何か誤解していない? ボクは昔のように魔族と人間が手を取り合える平和な世の中に導いて欲しいだけだよ】
そんな私にチョピはブレーキを掛けるように、解釈の違いを指摘され違う言い方で真意を告げられる。
確かに解釈が違っていた。
黒崎が魔族を恨んでいたから、私は魔族を倒すことが目的だと思い込んでいた。
だから強情になって拒否を……あれ?
魔族と人間が手を取り合える平和な世の中にしたいって、誰かの望みだった気がする。
……………。
……………。
お母さん?
「ねぇパパ、魔族と人間が手を取り合える平和な世の中は、お母さんの夢だったよね?」
「え、そうだな。だけどそれが?」
「聖女の役目は、魔族と人間が手を取り合える平和な世の中へと導くことみたい」
すぐにお母さんの望みだって思い出し確信を得られた所で、聖女の本来の役目を話す。
聞く耳持たずで断固拒否するつもりでいた聖女だったけれど、お母さんの夢と同じなら話は別になる。
お母さんの遺志を継いで私がその望みを叶えられたら、きっとお母さんは天国で喜んでくれるはず。
だけどそんなこと私に出来るんだろうか?
トゥーランの人間は私を煙たがっていて、魔族は私を魔王の器にしようとしている。
聖女の役目を果たすには、想像以上の危険が伴う。
「ふざけるな。魔族は人類の敵だ。あいつらは人間だと分かれば、理由を聞かず無差別に殺す連中だ。そんな世界などありえない」
「そんなの人間だって同じじゃないの? 私が魔族だって分かっただけで、理由も聞かずに殺そうとしたじゃない?」
テーブルをバンと強く叩き今朝同様黒崎は憎しみを込め魔族を悪だと決めつけるけれど、私にしてみれば聞き捨てならない言葉だったため黒崎を睨み付け負けじと言い返す。
ここで弱気になっていたら甘く見られるだけ。
でもそれってつまり魔族も同じ理由で人間は敵だと思っているから、人間を見ただけで無差別に殺しているだけ?
私だって会ったこともないトゥーランの人間を、黒崎の言葉と態度だけで毛嫌いしている。歩み寄りたいとも思わない。
だから人間VS魔族となったんだろうか?
そしたら案外話し合いの場を設けたらなんとかなりそうだと思うけれど、お互いに不信感を募らせている以上それは難しい。
「確かにそれはすまなかったとは思っている。だがやっぱり自分には魔族のお前が聖女になるのは認めない」
「あんたが認めないって言っても、チョピはあんたが女王から預かった精霊でしょ? そのチョピが私を選んだの。文句があるならこのチョピに言いなさいよね?」
【クロサキは聖女を護る戦士の一人だよ】
「黒崎は聖女を護る戦士の一人。……え、そうなの?」
「…………」
ほんの一瞬低姿勢になるもすぐに頭ごなしに猛反発するから、私は負けじとばかりにチョピを指しだしけんか腰のまま言い返す。そしてチョピのケロッと言う言葉を何も考えず呟き、少し考え意味を理解するなり拍子抜けする。
メチャクチャ嫌なんだけど。
黒崎もそれは同意見のようで顔を真っ赤に染まらせ、無言のままリビングを飛び出して行く。
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