23 / 35
共存の可能性
しおりを挟む
ドタバタ魔法長会議が終わり、去って行った三人。私とギルバート様はふたりで庭に残される。
「くそっ、ディオンのやつ、ちゃんと処理してから行け」
ギルバート様は土でできた城を魔法で元の地面に戻しながら、小さく舌打ちをする。ああ、素敵なお城だったのに……。
「あーあ。人間も魔法科に通えば、魔法が使えるようになったらなぁ」
手をかざすだけで、あっという間に土を戻していくギルバート様の隣で、私はぽつりと呟いた。これだけ毎日魔法に触れていたら、自分も使えたら、と思ってしまうのが人間の性だ。
「……すべての人間ではないが、実はそれは起こり得る話だ」
「えっ!? 人間も魔法を使えるのですか!?」
「もし先祖に魔法使いがいた場合、人間の血がどんなに濃くとも、わずかに魔法使いの血は巡り残っているはず。そういうやつは、内に魔力を秘めている」
「じゃあ魔法使いになれる人間はまだ残っていると……」
「まぁな。でも身近に魔法を感じなければ、奥底に眠る力が発動することはない。そもそも今の人間は、自分が魔法を使えるなんて考えたこともないだろ」
そりゃそうだ。魔法とは無縁の存在を送っているのだから。
「んー……。だったらシャルムの人たちが結界外に出て、人間に魔法を近くに感じさせたらいいのでは?」
「……はぁ?」
「そしたら、眠っていた魔法使いがたくさん目覚めるかも! さっき言った魔法科を学園に作って、そこでちゃんと魔法のコントロールを教えたらいいし! 楽しそう! ……というか、魔法を感じれば魔力を発動できる人間がいるなかで、どうして魔法使いは人間に数で負けたんですか?」
自分で話しているうちに、そのことが引っかかった。魔法使いと人間との間に生まれた子供はほとんどが魔法を使えず、ただの人間として生まれる。そのせいで魔法使いの数が人間に飲まれて行ったという話だけど、その中に実は魔力を使えた人間はもっとたくさんいたんじゃないのかしら。
「魔法使いの血が薄いものは、余程のきっかけや、本人の魔法を使いたいという強い意思がないと発動しない。逆に血が濃い魔法使いは、意図せずすぐに魔力を発動できる。故に血が薄いものは勝手に魔力が発動しないから、自分のことを魔力のない人間だと思い込みそのまま生きていく。……人間が圧倒的に増えてからは、むしろ人間であるほうが生きやすい世の中になっていたと聞くしな」
「なるほど……。でも、それは200年も前の出来事ですよね? 今は時代が変わってます。みんな魔法がどんなものかすら知らないわ。だから魔法の存在を知って間近で見れば、自分も使いたいと強く思う人間はいるはずです! 私がそうですから! きっとギルバート様のまだ見ぬ仲間たちは、この世界にたくさんいるんですよ!」
「……200年も経てば魔法使いの血が残ってても、そりゃもう死ぬほど薄くなってるだろうな。相当強い意思がないと、魔力は引き出せない。……そんなやつ、いねぇだろ」
「いますよ! 世界はめちゃくちゃ広いんですからっ!」
私は澄み渡る大空をビシィッ! と指さし、ギルバート様に言う。結界を超えて、この空はどこまでも続いているのだ。
人間だって、魔法使いがこんな近くに生きているなんて誰も思っていなかった。
だから、魔法使いが思ってもみなかったことが、この広い世界にあるはず。いや、あるに決まってる!
「……そうか、広いんだよな。この結界の向こうは」
〝うるせぇっ!〟と言われて終わりと思ったが、ギルバート様は意外にも一緒に空を見上げてくれた。
「私はいいと思うけどなぁ。――また、魔法使いと人間が共存できる世界がやってくるの」
「……んなこと、今までの国王誰もしようとしなかったな」
「ギルバート様がやるのはどうですか? 200年ぶりに! 私がここに来たのも、もしかしたら意味があるのかもしれません。人間と魔法使いを繋ぐ架け橋になるため、とか」
「……バーカ。お前は偶然落っこちただけだろ。自惚れんな。行くぞ」
「あ、待ってくださいよ! ギルバート様っ!」
軽く頭を拳でコツン、とされ(全然痛くないけど)、ギルバート様はさっさと歩いて行く。すぐに後ろから追いかけると、上からなにか叫び声が聞こえた。
何事かと思い見上げると、物凄い勢いで花瓶らしきものが私の顔面めがけて落ちてくる。
――あ、これ、かなりまずい感じ?
「おいっ!」
ギルバート様の声が聞こえたのと、私が目を閉じるのは同時だった。
花瓶が直撃して怪我したら、ベアトリスさんの白魔法が見られるかなー……なんて思って目を固く閉じるが――なにも起こらない。
「……ったく、危ねぇな」
ゆっくり目を開ければ、花瓶がふわふわと宙に浮いている。
そしてそのまま花瓶は上昇し、窓から青ざめた顔でこちらを覗くメイドの手元に戻って行く。
「すすす、すみませんギルバート様ぁぁぁ!」
「謝るのはこいつにだろ! 気をつけろ! こいつはなんもできねぇ人間なんだからな!」
「ひぃぃ! リアーヌ、ごめんなさいぃぃっ!」
ギルバート様にギロリと睨まれ、蛇に睨まれた蛙状態のメイドは、何度も私に頭を下げる。私は手で大きく丸を作り自分は怒ってないことを伝え、下がっても大丈夫という合図を送った。
「ギルバート様、ありがとうございます。助けていただいて……」
「人間ってのはたいへんだな。こんな小っせぇ事故も回避できない。……守ってやるやつがいないと不安になるぜ。……ん? 待てよ。かつての魔法使いもまさかこう思って人間に惚れて……いや、俺は別にそうじゃ……」
「なにひとりでぶつぶつ言ってるんですか?」
「うわっ! お前いつからいたんだよ!」
「いや、だいぶ前から一緒にいましたけど」
「仕事しろ仕事を! 会議でまとめた資料をフェリクスのとこにさっさと持っていけ!」
……お礼を言っただけなのに、どうしてこんな怒られてるんだ。
疑問を抱きつつフェリクスを捜しに城内へ戻ったところで、私はあることに気づく。
メモ、全部会議室に置いてきちゃった!
結局その後、フェリクスと地下の会議室まで一緒にメモを取りに戻った。
――ちなみにその日の夜。自分も魔法使いになれる可能性を信じ、何度も魔法を使いたいと強く念じたが、魔力を発動することはなかったのだった。
「くそっ、ディオンのやつ、ちゃんと処理してから行け」
ギルバート様は土でできた城を魔法で元の地面に戻しながら、小さく舌打ちをする。ああ、素敵なお城だったのに……。
「あーあ。人間も魔法科に通えば、魔法が使えるようになったらなぁ」
手をかざすだけで、あっという間に土を戻していくギルバート様の隣で、私はぽつりと呟いた。これだけ毎日魔法に触れていたら、自分も使えたら、と思ってしまうのが人間の性だ。
「……すべての人間ではないが、実はそれは起こり得る話だ」
「えっ!? 人間も魔法を使えるのですか!?」
「もし先祖に魔法使いがいた場合、人間の血がどんなに濃くとも、わずかに魔法使いの血は巡り残っているはず。そういうやつは、内に魔力を秘めている」
「じゃあ魔法使いになれる人間はまだ残っていると……」
「まぁな。でも身近に魔法を感じなければ、奥底に眠る力が発動することはない。そもそも今の人間は、自分が魔法を使えるなんて考えたこともないだろ」
そりゃそうだ。魔法とは無縁の存在を送っているのだから。
「んー……。だったらシャルムの人たちが結界外に出て、人間に魔法を近くに感じさせたらいいのでは?」
「……はぁ?」
「そしたら、眠っていた魔法使いがたくさん目覚めるかも! さっき言った魔法科を学園に作って、そこでちゃんと魔法のコントロールを教えたらいいし! 楽しそう! ……というか、魔法を感じれば魔力を発動できる人間がいるなかで、どうして魔法使いは人間に数で負けたんですか?」
自分で話しているうちに、そのことが引っかかった。魔法使いと人間との間に生まれた子供はほとんどが魔法を使えず、ただの人間として生まれる。そのせいで魔法使いの数が人間に飲まれて行ったという話だけど、その中に実は魔力を使えた人間はもっとたくさんいたんじゃないのかしら。
「魔法使いの血が薄いものは、余程のきっかけや、本人の魔法を使いたいという強い意思がないと発動しない。逆に血が濃い魔法使いは、意図せずすぐに魔力を発動できる。故に血が薄いものは勝手に魔力が発動しないから、自分のことを魔力のない人間だと思い込みそのまま生きていく。……人間が圧倒的に増えてからは、むしろ人間であるほうが生きやすい世の中になっていたと聞くしな」
「なるほど……。でも、それは200年も前の出来事ですよね? 今は時代が変わってます。みんな魔法がどんなものかすら知らないわ。だから魔法の存在を知って間近で見れば、自分も使いたいと強く思う人間はいるはずです! 私がそうですから! きっとギルバート様のまだ見ぬ仲間たちは、この世界にたくさんいるんですよ!」
「……200年も経てば魔法使いの血が残ってても、そりゃもう死ぬほど薄くなってるだろうな。相当強い意思がないと、魔力は引き出せない。……そんなやつ、いねぇだろ」
「いますよ! 世界はめちゃくちゃ広いんですからっ!」
私は澄み渡る大空をビシィッ! と指さし、ギルバート様に言う。結界を超えて、この空はどこまでも続いているのだ。
人間だって、魔法使いがこんな近くに生きているなんて誰も思っていなかった。
だから、魔法使いが思ってもみなかったことが、この広い世界にあるはず。いや、あるに決まってる!
「……そうか、広いんだよな。この結界の向こうは」
〝うるせぇっ!〟と言われて終わりと思ったが、ギルバート様は意外にも一緒に空を見上げてくれた。
「私はいいと思うけどなぁ。――また、魔法使いと人間が共存できる世界がやってくるの」
「……んなこと、今までの国王誰もしようとしなかったな」
「ギルバート様がやるのはどうですか? 200年ぶりに! 私がここに来たのも、もしかしたら意味があるのかもしれません。人間と魔法使いを繋ぐ架け橋になるため、とか」
「……バーカ。お前は偶然落っこちただけだろ。自惚れんな。行くぞ」
「あ、待ってくださいよ! ギルバート様っ!」
軽く頭を拳でコツン、とされ(全然痛くないけど)、ギルバート様はさっさと歩いて行く。すぐに後ろから追いかけると、上からなにか叫び声が聞こえた。
何事かと思い見上げると、物凄い勢いで花瓶らしきものが私の顔面めがけて落ちてくる。
――あ、これ、かなりまずい感じ?
「おいっ!」
ギルバート様の声が聞こえたのと、私が目を閉じるのは同時だった。
花瓶が直撃して怪我したら、ベアトリスさんの白魔法が見られるかなー……なんて思って目を固く閉じるが――なにも起こらない。
「……ったく、危ねぇな」
ゆっくり目を開ければ、花瓶がふわふわと宙に浮いている。
そしてそのまま花瓶は上昇し、窓から青ざめた顔でこちらを覗くメイドの手元に戻って行く。
「すすす、すみませんギルバート様ぁぁぁ!」
「謝るのはこいつにだろ! 気をつけろ! こいつはなんもできねぇ人間なんだからな!」
「ひぃぃ! リアーヌ、ごめんなさいぃぃっ!」
ギルバート様にギロリと睨まれ、蛇に睨まれた蛙状態のメイドは、何度も私に頭を下げる。私は手で大きく丸を作り自分は怒ってないことを伝え、下がっても大丈夫という合図を送った。
「ギルバート様、ありがとうございます。助けていただいて……」
「人間ってのはたいへんだな。こんな小っせぇ事故も回避できない。……守ってやるやつがいないと不安になるぜ。……ん? 待てよ。かつての魔法使いもまさかこう思って人間に惚れて……いや、俺は別にそうじゃ……」
「なにひとりでぶつぶつ言ってるんですか?」
「うわっ! お前いつからいたんだよ!」
「いや、だいぶ前から一緒にいましたけど」
「仕事しろ仕事を! 会議でまとめた資料をフェリクスのとこにさっさと持っていけ!」
……お礼を言っただけなのに、どうしてこんな怒られてるんだ。
疑問を抱きつつフェリクスを捜しに城内へ戻ったところで、私はあることに気づく。
メモ、全部会議室に置いてきちゃった!
結局その後、フェリクスと地下の会議室まで一緒にメモを取りに戻った。
――ちなみにその日の夜。自分も魔法使いになれる可能性を信じ、何度も魔法を使いたいと強く念じたが、魔力を発動することはなかったのだった。
0
お気に入りに追加
559
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
いじめられ続けた挙げ句、三回も婚約破棄された悪役令嬢は微笑みながら言った「女神の顔も三度まで」と
鳳ナナ
恋愛
伯爵令嬢アムネジアはいじめられていた。
令嬢から。子息から。婚約者の王子から。
それでも彼女はただ微笑を浮かべて、一切の抵抗をしなかった。
そんなある日、三回目の婚約破棄を宣言されたアムネジアは、閉じていた目を見開いて言った。
「――女神の顔も三度まで、という言葉をご存知ですか?」
その言葉を皮切りに、ついにアムネジアは本性を現し、夜会は女達の修羅場と化した。
「ああ、気持ち悪い」
「お黙りなさい! この泥棒猫が!」
「言いましたよね? 助けてやる代わりに、友達料金を払えって」
飛び交う罵倒に乱れ飛ぶワイングラス。
謀略渦巻く宮廷の中で、咲き誇るは一輪の悪の華。
――出てくる令嬢、全員悪人。
※小説家になろう様でも掲載しております。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません
れぐまき
恋愛
公爵令嬢セシリアは皇太子との婚約発表舞踏会で、とある男爵令嬢を見かけたことをきっかけに、自分が『宝石の絆』という乙女ゲームのライバルキャラであることを知る。
「…私、間違ってませんわね」
曲がったことが大嫌いなオーバースペック公爵令嬢が自分の信念を貫き通す話
…だったはずが最近はどこか天然の主人公と勘違い王子のすれ違い(勘違い)恋愛話になってきている…
5/13
ちょっとお話が長くなってきたので一旦全話非公開にして纏めたり加筆したりと大幅に修正していきます
5/22
修正完了しました。明日から通常更新に戻ります
9/21
完結しました
また気が向いたら番外編として二人のその後をアップしていきたいと思います
悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる