上 下
3 / 3

2

しおりを挟む


「・・・なんだこの人間は。」

発情期まで部屋で自由に過ごしていいよと言われ1週間が経った。
毎回エレナが部屋に遊びに来てくれていた。この世界のことや文字も少しずつ分かってきた。
今日もエレナがやって来たが部屋にハンカチを忘れていった。
「ハンカチ!届けた方いいのかな?」
部屋から出るなとは言われてなかった。途中でメイドに渡せばいいと思い廊下を歩いていると背の高いエレナによく似た男とぶつかった。

「・・・・・・っ!!エレナさんを探していまして・・・あの公爵様ですよね?」

「あいつか・・・はぁ。部屋に戻れ!」

「それが・・・部屋の場所が分からなくなりました。」

広すぎる屋敷に、長い廊下、いくつもある同じ扉の部屋。
いざ廊下に出てみたはいいがすぐに迷子になった。

「・・・メイドに部屋を聞け。僕は部屋に戻る。」

公爵はさっさと歩き出し部屋へ歩いていく。

「・・・・・・・・・・・・なんでついてくる!!」

「っ!!!メイドさん全然見かけないので公爵様のお部屋の前だったらいつか来るかなと思いまして・・・。」

「はぁ・・・好きにしろ。」

公爵はため息をながら部屋の前まで歩き中に入っていった。
よかった、ここまで来ればメイドさん来るよね。ハンカチも返せるし。

それにしても寒いな・・・。

窓の外は雪景色だ。
部屋はいつも暖かくて薄着で大丈夫だったが廊下は寒い。エレナが用意してくれたの中に靴はなくいつも裸足で歩いていた。

「ハックシュン・・・上着着てくればよかった。」

30分しても誰も来る気配がなく廊下に座り待つことにした。
うとうとし始め少しなら寝てもいいかなと思い瞼を閉じる。



「なんで僕が・・・。」



心地いい暖かさに目を覚ますとソファの上で寝ていたようだ。
「っ!!!?」
慌てて起きると公爵様がこちらをみてため息をつく。

「ありがとうございます!公爵様!!」

「公爵様と呼ぶのはやめろ。ノアでいい。」

「はい、ノア様。」

部屋は万年筆を走らせる音響き時折紙をめくる音がするだけだ。
仕事が一段落したのか公爵は私の目の前のソファに座りコーヒーを飲み始めた。

「で?お前の目的はなんだ?」

「えと、それは・・・」

EDなのかを確かめるためとは言えないし・・・

「言えないのか?・・・っ、カハッ・・・はぁ、はぁ」

「え?・・・ノア様!!?」

突然苦しみ出し胸を抑え始める。
顔は赤く呼吸も荒い。

「今、メイドさんを呼びます!!」

「ダメだっ!!!!!」

手首を強く掴まれ床に膝をつく。

「でも!苦しそうじゃないですか!!」

「ダメだ、獣人を呼んではダメだ・・・薬があるテーブルの引き出しだっ・・・はぁ、はぁ、ウッ。」

「今とってきます!!!」

テーブルの引き出し、引き出し!
ど、どれ!?!

開いている引き出しを全てあけやっとくすりらしきものを見つけ持っていこうと振り返ると真後ろにノア様が立っていた。

「っ・・・お薬ありましたよ?ノア様・・・?」

「フゥー・・・フゥー・・・げろ、・・・逃げろ!!」

「え?・・・あの・・・。」

一歩後ろに下がろうとしても背中にテーブルが当たり逃げ道を失う。
ギラリと光る瞳が恐ろしくて机を飛び越えて背を向けた瞬間肩を掴まれ気がついた時にはテーブルの上に上半身だけうつ伏せの状態で両手首を後ろで固定されていた。

「痛っ・・・ノア様っ!!離してくださいっ!!」

「フゥー、フゥー・・・暴れるな・・・傷ついてもしらんぞ。」

ビリビリッと布を破り色白い肌があらわになる。
心臓の音が鮮明に聞こえ公爵の興奮をより煽った。ツツーっと人差し指で背中を触り鋭利な牙をゆっくりと柔らかい皮膚に突き立てていく。

「ゔぁ・・・痛い、や、やめ・・・っ!」

痛みで涙が零れ落ち止まらない。
次第に体が熱くなり始め視界がぼやけ始める。

なにこれ、熱い・・・!

スカートをたくし上げられ片足をテーブルの上にあげられる。
くちゅっと秘部から水音がもれ顔が一気に熱くなる。隠したいのに両手は固定され動けない。
ノアの指がそっと割れ目をなぞり声が漏れそうになった。

指が突起を掠めた瞬間「っぁ、」っと甘い声が無意識にでる。
噛まれた部分はビリビリと痛むが徐々に快感へと変わっていった。
指はダラダラと溢れる蜜を掬い突起に優しく塗りたくり動かす。

「ぁ、ぁあっ・・・や、やめっ!!ん、んぁっ!?!!」

視界が真っ白に弾け腰を振るわせ果てた。
ガクッと力が抜けた瞬間公爵のモノが辛い抜いた。

どちゅり-

「ぁあっ?!・・・っ、はっ、フゥ、フゥ・・・うぁ」

「フゥーフゥー・・・、逃げぬお前が悪いのだぞ。」

子宮に亀頭をグリグリと当てられその度に快感が伝わり子宮をひくつかせた。
馴染んだことを確認するとなつほの細い腰を掴みゆるゆると腰を振り始める。

「ひっ、あぅ・・・こ、しゃく・・・さまっ、んっあっ、あぁ、んっ。」

もう逃げられないと分かり両手で腰を鷲掴んだ。なつほの両脚は浮きより奥にあたる。

「足、つかなっ!??・・・うぅ♡、や、あっ♡」

「支えている・・・お前は集中だけしていろっ、はぁ、はぁ、っ。」

ごちゅ、ごりゅ♡

「うぅ、うぁ、はっ♡♡!?」

亀頭が擦れるたびに甘イきが止まらない。

後ろからハグされるように支えられて逃げさないと言わんばかりに腰を激しくり続ける。
時折獣みたいな唸り声と掠れた声がなつほを興奮させた。

「出すぞ・・・はぁ、はぁ、はぁっ」

「ふっ♡ぁあっ・・・う゛ぁ、や、イっちゃう♡♡」

とぷぅーー♡っと子宮に注がれると同時になつほも果てた。
そのまま意識が暗闇に引き摺られていくのを公爵は許さなかった。
繋がったままひっくりかえされ正常位の形で奥まで突き上げられる。

「カハッ・・・」

空気が喉から抜け掻き出された精液がお尻を伝い落ちる。

「誰が終わりだと言った・・・っ!・・・んっ」

なつほに覆い被さり貪るようなキスをする。
破かれた服は脱がされ一糸纏わぬ姿になるが隠す気力もなくただ快楽だけが脳を支配していく。

「はぁ、はぁ・・・エレナめ・・・っ、クッ、お前名は?」

「う、ぁああ♡な、なつ、ほれすっ♡♡」

「なつほか、もう逃げられると思うなよ。」

「は、ぇ?ぁああ、や、激しっ♡イっちゃ、う♡」

ばちゅばちゅばちゅ♡
公爵が果てると同時になつほは意識を失った。





しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

【R18】突然召喚されて、たくさん吸われました。

茉莉
恋愛
【R18】突然召喚されて巫女姫と呼ばれ、たっぷりと体を弄られてしまうお話。

[R18] 18禁ゲームの世界に御招待! 王子とヤらなきゃゲームが進まない。そんなのお断りします。

ピエール
恋愛
R18 がっつりエロです。ご注意下さい えーー!! 転生したら、いきなり推しと リアルセッ○スの真っ最中!!! ここって、もしかしたら??? 18禁PCゲーム ラブキャッスル[愛と欲望の宮廷]の世界 私って悪役令嬢のカトリーヌに転生しちゃってるの??? カトリーヌって•••、あの、淫乱の••• マズイ、非常にマズイ、貞操の危機だ!!! 私、確か、彼氏とドライブ中に事故に遭い•••• 異世界転生って事は、絶対彼氏も転生しているはず! だって[ラノベ]ではそれがお約束! 彼を探して、一緒に こんな世界から逃げ出してやる! カトリーヌの身体に、男達のイヤラシイ魔の手が伸びる。 果たして、主人公は、数々のエロイベントを乗り切る事が出来るのか? ゲームはエンディングを迎える事が出来るのか? そして、彼氏の行方は••• 攻略対象別 オムニバスエロです。 完結しておりますので最後までお楽しみいただけます。 (攻略対象に変態もいます。ご注意下さい)   

【R18】義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました

春瀬湖子
恋愛
伯爵令嬢でありながら魔法研究室の研究員として日々魔道具を作っていたフラヴィの集大成。 大きく反り返り、凶悪なサイズと浮き出る血管。全てが想像以上だったその魔道具、名付けて『大好き義弟パトリスの魔道ディルド』を作り上げたフラヴィは、早速その魔道具でうきうきと処女を散らした。 ――ことがディルドの大元、義弟のパトリスにバレちゃった!? 「その男のどこがいいんですか」 「どこって……おちんちん、かしら」 (だって貴方のモノだもの) そんな会話をした晩、フラヴィの寝室へパトリスが夜這いにやってきて――!? 拗らせ義弟と魔道具で義弟のディルドを作って楽しんでいた義姉の両片想いラブコメです。 ※他サイト様でも公開しております。

年上彼氏に気持ちよくなってほしいって 伝えたら実は絶倫で連続イキで泣いてもやめてもらえない話

ぴんく
恋愛
いつもえっちの時はイきすぎてバテちゃうのが密かな悩み。年上彼氏に思い切って、気持ちよくなって欲しいと伝えたら、実は絶倫で 泣いてもやめてくれなくて、連続イキ、潮吹き、クリ責め、が止まらなかったお話です。 愛菜まな 初めての相手は悠貴くん。付き合って一年の間にたくさん気持ちいい事を教わり、敏感な身体になってしまった。いつもイきすぎてバテちゃうのが悩み。 悠貴ゆうき 愛菜の事がだいすきで、どろどろに甘やかしたいと思う反面、愛菜の恥ずかしい事とか、イきすぎて泣いちゃう姿を見たいと思っている。

異常性癖者たちー三人で交わる愛のカタチー

フジトサクラ
恋愛
「あぁぁッ…しゃちょ、おねがっ、まって…」 特注サイズの大きなベッドに四つん這いになった女は、息も絶え絶えに後ろを振り返り、目に涙を浮かべて懇願する。 「ほら、自分ばかり感じていないで、ちゃんと松本のことも気持ちよくしなさい」 凛の泣き顔に己の昂りを感じながらも、律動を少し緩め、凛が先程からしがみついている男への奉仕を命じる。 ーーーーーーーーーーーーーーー バイセクシャルの東條を慕い身をも捧げる松本と凛だが、次第に惹かれあっていく二人。 異常な三角関係だと自覚しつつも、三人で交わる快楽から誰も抜け出すことはできない。 複雑な想いを抱えながらも、それぞれの愛のカタチを築いていく… ーーーーーーーーーーーーーーー 強引で俺様気質の東條立城(38歳) 紳士で優しい松本隼輝(35歳) 天真爛漫で甘えんぼな堂坂凛(27歳) ドSなオトナの男2人にひたすら愛されるエロキュン要素多めです♡

クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった

山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』 色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。 ◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。

【R18】騎士たちの監視対象になりました

ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。 *R18は告知無しです。 *複数プレイ有り。 *逆ハー *倫理感緩めです。 *作者の都合の良いように作っています。

冷たい婚約者に不貞を疑いをかけられ確かめられる話

片茹で卵
恋愛
尊大婚約者にあれこれ理由をつけて無理やりされる話です。短め。♡付き喘ぎあり。ほんのりヤンデレです。

処理中です...