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英雄奪還編 後編

七章 第二十九話 嵐の陥落

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嵐帝シリスの治めるイースバルト。
そこへ攻め込んだ天使の軍団は嵐帝軍とシリスにより撃退されひとまずは落ち着いた。
そして各地を回っていたゾラはイースバルトの情報を魔力波でクレースに伝え回復をある程度手伝った後その場を後にしていた。

その翌日、粛清に備えて特設された建物にはダリム含め負傷した者達が休んでいた。

「ザンカスさん流石っす。あんな化け物相手に無傷なんてね。俺はまだまだっすよ」

「シリス様の御加護があったからこその結果だ。すまぬな、お主にはちと荷が重かったか」

「いいや、俺の実力不足ですよ」

時間が経ち重傷を負っていた者の多くは何とか立ち上がれるまで回復し安堵する声が広がっていた。
幸いシリスのおかげで死者はおらず無事に第一陣を乗り切ったのだ。

「じゃが敵を倒せたわけではないからのう。彼奴等の回復速度は異常じゃ。次攻め込まれる前には完治しておくのだぞダリム」

「了解です。それよりザンカスさん、シリス様とベージュ様はどこへ? それにマーガルさんや他の隊長の方々も見てないんですが」

「うぅむ。わしはここへ負傷者を運んできただけじゃが他の者は見ておらぬな。心配はいらぬ······ん?」

(ザンカッ——)

その時、ザンカスの頭に何かが聞こえてきた。
魔力波からも伝わる鬼気迫る声。それはマーガルの声だった。

(マーガル? どうしたマーガルッ)

「どうしました? ザンカスさん」

「····今わしの頭にマーガルの声が」

不審に思ったザンカスは目を閉じ意識を集中させるが何も聞こえない。
そして目を開け周りの様子を確認したその時だった。

「伏せろッ—!!」

咄嗟に迫り来る凄まじい魔力を感じ叫んでいた。
ザンカスの叫び声と同時に建物には衝撃波が広がり一瞬にして外の空気が入り込む。
建物を破壊するほどの暴風は勢いを弱めることなく進みさらに隣の建物を破壊し始めていた。

「ザンカスさんッ—向こうには住民がッ——!!!」

ダリムが叫ぶ前にザンカスは動き出していた。
ドス黒い魔力を纏った暴風は時間を追うごとに魔力を増加させ空高くまで伸びていた。

「隔てろ、ガルドの壁!!」

すぐさまザンカスは暴風の進行方向に巨壁を形成する。
暴風とガルドの壁、双方の持つ魔力はぶつかり合いその場で拮抗した。

(このままでは暴風の魔力が上回りおる。それにこのレベルの暴風など······)

「ザンカスッ——そのまま抑えておきなさい!!」

ザンカスの頭上、マーガルは暴風の正面に飛び上がる。
近づけば剣を握ることさえできないほどの激しい暴風。
ならば選択肢は一つ。右手を強く握り締め、その拳は緑色の魔力を纏っていた。

「ハァアアア”ア”ッ———!!」

体重の乗ったマーガルの拳は暴風と衝突し辺りに衝撃波が広がった。
暴風を纏う魔力はマーガルの腕に侵食し皮膚は酷く損傷する。

「止まれぇえええッ——!!!」

マーガルの身体が後ろに吹き飛ばされる直前、支えるようにして二人の者が暴風に魔力を放った。
二色の魔力に暴風は侵食されようやくその姿を消す。
空中に飛び上がっていた三人は着地するがその者達に安堵の表情などない。
混乱したような表情で上空を見つめていた。
それに気づいたザンカスは視線の先を見つめ思わず立ち尽くした。

「シリス······様」

地上にいる者達を見下げるシリスはザンカスの知る嵐帝シリスとは違った。
悪意を纏ったかの如く禍々しい魔力。
それに加え見境なく放たれている殺気。
だがその人物は間違いなくシリス本人であった。

「シリス様ッ——!!」

ザンカスが状況を読み込めずにいる一方、近くからその声が聞こえてくる。

「ベージュ様······」

シリスはベージュを一瞥するが興味が無さそうにすぐその視線を外した。
ベージュはただ一人存在するシリス直属の部下である。
地位は隊長格の更に上、シリスの次に大きな権力を持つ。
そして今、シリスが最も信頼するそのベージュが落ち着きを失い主の名前を叫んでいた。
誰もがことの重大さを理解し緊張は一瞬にして広がった。

「マーガル、腕は大丈夫か。一体全体どういう状況だ」

「回復した、大丈夫だ。状況は分からない、急に私たちを攻撃なされた」

(············あなた達、よく聞きなさい)

その時ベージュの魔力波が周りにいた者達へと伝わった。
しかし普段のような落ち着きは感じられず、無理矢理に自制しているようだった。

(隊長達と私でシリス様を止めます、他の者は今すぐ退避しなさい。今シリス様の精神は敵に掌握されています)

「············」

「聞こえたであろうッ!! すぐこの場から離れろッ!!!」

唖然としていた者達の身体はザンカスの怒号に突き動かされた。

「動ける奴は負傷者を運べッ—!!」

ダリムは指示を飛ばしその場にいた者達はすぐさま移動した。
そして残ったのは隊長四人とベージュの合わせて五人。
まさに少数精鋭、五人の複雑な感情は顔に表れていた。

「レーザが居らぬのか。果たしてわしらで止められますかな、ベージュ様」

「分からないわ、でもやるしかないの······まったく、昔から本当に手がかかる子だわ」

先程現れた二人の隊長。
スナイパーライフルを後ろに携えたサロバに両手杖を持つ魔法使いのライト。
この状況で二人が取るべき役割は遠距離からのサポートに徹することであった。
自身の役割を理解していた二人はシリスから距離を取った。

「僕が可能な内最も強力な強化魔法をかけます、後に起こる副作用は考えないでください」

「覚悟の上じゃ、そうでなければシリス様は止められん」

ライトは全員に聖級の強化魔法を付与しサロバは近くにあった建物の頂上まで飛び上がる。
一方で近接戦闘を得意とするマーガルとザンカスはシリスへと近づいた。
ベージュはその二組の中間的な位置に立ち陣形は完成する。

「来るぞッ」

シリスが普段羽織っているマントは細長く変形し同時にシリスの足は地面から離れた。
それは魔力を帯びた細長い絹、魔力を纏えばその硬さは鋼鉄の比ではない。引き伸ばせばその長さはシリスの身長を裕に超える。身体に直接触れることはなく、足先から頭の上まで渦巻くようにして存在するその絹は遥か昔にベージュが織ったシリス専用の”武器”である。まるで生き物のようにシリスの身体を纏う武器、しかしこの武器に意思は宿っていない。
シリスの持つこの武器はフィンネルと呼ばれイースバルトで『嵐の衣』という意味を持っている。
フィンネルの使用、これはベージュ達に明確な殺意が向けられていることの証明であった。

(ザンカス、あなた空中戦は?)

(問題ない、じゃが注意しろ。シリス様のフィンネルをもろに受ければ身体は容易に切り裂かれる)

(分かっている)

素手のザンカスと盾と剣を装備するマーガル。
地上戦ならばまだしも空中戦での近接戦闘は自由自在に空を飛べるシリスが有利である。
シリスもそのことを理解し高度を上げた。

(私があなた達二人の動きに合わせて足場を作るわ。ライトは二人に対してのサポート、サロバは射撃による牽制。必要ならば致命傷を与えても構わないわ)

(( 了解 ))

ベージュは指示を飛ばすとすぐさま空中にいるシリスまで届く足場を形成した。
二人は足場の上を移動し高速で移動する。
シリスの引き起こす風圧はライトが打ち消し二人は最高速度まで加速した。

刺電緑竜アリューガ・スピナッ–—」

先行したマーガルは剣先に魔力を込める。
剣先を纏う緑色の魔力は竜の姿を作り出しシリスに向かった。

「······」

顔色一つ変えないシリスは吹き荒れる風を手足のように操りその軌道を変えた。
しかしこの緑竜は攻撃の意思を持ちシリスへの追撃を続ける。
近接において三体一の状況。
個々では対処不可能、数で有利に立つほか道は無いのだ。
だが三位一体の猛撃でさえシリスの武術の前ではダメージを与えるまでには至らなかった。

(シリス様、今はどうかお許しを)

「ッ———」

遠距離から放たれたサロバの弾丸はフィンネルに弾かれた。
シリスの反射神経が高速の弾丸に反応したのではない。
死角など魔力を纏ったフィンネルの前にはなかったのだ。

(全員、わしに時間をくれッ——)

ザンカスは深く息を吸い、精神を集中させる。
身体を巡っていた魔力の殆どは流れを変え握り締めた右の拳に集まり始めた。
獅子の如く絶対的なオーラを放ちザンカスの集中は更に深くなっていく。

(ライトッ—ザンカスの周りに結界を)

(ハイッ——!!)

ベージュはザンカスの足場を地面まで下げすぐさまライトは結界を張る。
その動きに気付きシリスは急降下を始めた。
サロバはスナイパーライフルにありったけの魔力を込め銃撃による反動を無効化する。
それにより可能となった重たい弾丸の連射。

(チィッ——どれだけ硬いんだよ)

ガルド鉱石に自身の魔力を練り込んだ特注の弾丸。
音速を雄に超えた銃撃はフィンネルに弾かれ地面に被弾した。
正確に連射される銃弾でさえ空中を舞うようにして急降下するシリスの前には無に等しかったのだ。

「行かせませんッ——」

「どけ」

正面からの強烈な体当たり。
フィンネルは枝分かれしマーガルの脇腹に突き刺さった。

「ライトッ——!!」

「ハイッ——!!」

ライトはすぐさま突き刺さったフィンネルとマーガルの身体を魔力で結びつける。
緑竜の鉤爪はシリスを掴みその動きを止めた。
そしてサロバのスコープは静止したシリスを確実に捉える。

(ッ——躱された)

無理矢理身体を捻り弾丸は緑竜に被弾する。
その一発で緑竜は消え去りシリスの身体から引き離された。

(ライトッ——私をシリス様から離さないでッ!!)

(これ以上は身体が!!)

(構わない!!!)

ライトはフィンネルを介しシリスとマーガルを結びつけた。
同時にマーガルは足元から魔力を逆噴射しシリスと共に飛翔する。

「どけッ——」

「グハァッ!!」

みぞおちに拳を受けマーガルは空中から突き放された。

「さっさと······しろ····ハゲ」

マーガルはベージュの作った足場に着地し自由の身となったシリスは急降下する。
ベージュの足場はシリスを止める防御壁として地面から伸びていった。
それだけではない。ライトとバロン、二人からの猛撃。
しかしフィンネルは暴風を生み出し衝撃波でその全てを無に帰した。

「邪魔だ」

「「グァッ!!」」

暴風は凝縮し塊となってライトとバロンを突き刺した。

「頼みましたよ、ハゲ」

「ッ———」

「待たせたましたな。これだけで足りれば僥倖か」

ベージュはザンカスの足場を高速で移動させる。

「······解除」

途切れかけの意識。
ライトはザンカスを覆う結界を解除する。
その瞬間、ザンカスの頭上から凄まじい魔力が伸びていき雲に大穴を開けた。

「フンッ—」

極端なまでの踏み込み。
シリスへと近づき魔力は全てその右腕に集約された。
シリスを捉え拳はゆっくりとシリスに向かう。

浪漫咆ろうまんほうッ」

浪漫砲——それはザンカスが持つ技の中で最も力の振れ幅が大きい。
初動で必要な魔力に対して最終的に生み出される魔力量は溜めた時間にのみ依存するからである。
そしてこの時間に制限は無い。つまり威力は際限無く伸びていく。
一発逆転の奥の手。それが浪漫砲であった。

激しい風圧は暴風と衝突し轟音を響かせる。
魔力の渦が空を満たし暴風は更に激しさを増した。

「ッ———!!」

シリスへと向かい浪漫砲は放たれた。
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