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ボーンネルの開国譚2
二章 第十二話 ヒュード族空撃部隊
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武装した空撃部隊は三人の戦士を先頭にして上空を飛んでいた。そしてその後ろにはおよそ50人ほどのヒュード族の戦士がおり、その誰もが完全武装した状態であった。先頭の三人はミル、スタンク、ドルトンという名前でそれぞれがアレグレイト鉱石(輝石)という通常のガルド鉱石の強度を遥かに上回る鉱石が使われた防具と武器を有していた。
「敵は二人だってさ」
「ガルミューラ様も人づかい荒いよなー」
「まあさっさと終わらせればいいだろ。侵入者は他にもいるのだからな」
一方、ボルとトキワ周りの静かすぎる雰囲気に若干の違和感を覚えながらも集落から少し離れた場所を歩いていた。
「なあボル、お前はどう思う?」
「ドウッテ?」
「エルムの兄貴のことだよ」
「ジンが信じてるから、ボクも信ジル。ボクにとって何かを信じるのにそれ以上の理由は必要ナイ」
「まあそうか、変なこと聞いて悪かったな······それとなんか来たみてえだぞ」
二人の上空には武装したヒュード族の空撃部隊が見えてきた。空撃部隊は遥か遠くからトキワとボルの姿を見つけて最短距離で近づいていたのだ。
「トキワ······」
「ああ、分かった。まあ多分大丈夫だろ。俺もここに立っとくぜ」
「あの二人だッ、お前達放て!」
ドルトンの指示を受けて空撃部隊の全員が装備していた槍を構えて二人のすぐ上まで来た。
そしてそれぞれ15人ほどの小部隊に分かれた空撃部隊は槍に魔力を込め、その全員がボルとトキワのいる一点を見つめた。
「フローガ······」
「アクア······」
「ゲイル······」
「「 キャノンッ!! 」」
炎、水、風属性の魔力が込められ、槍から放たれたその一撃は三つともが威力を殺し合うことなく、それぞれが炎属性のフローガキャノンを軸として水と風の魔力を纏い二人の元へと飛んでいった。地面にぶつかったその一撃は辺りに衝撃波を巻き起こしてそれに伴い起こった爆風に近くの木々が大きく揺れ動く。
「割とあっさりだったくね?」
「······お前は目が悪かったか? どうやら簡単に勝てる相手ではないようだぞ······はぁ」
土煙が去った後、地面は二人の立っていた場所以外が抉れていたが、二人ともがなんともないようにその場に立っていた。ボルもトキワもそれぞれ服が少し砂埃で汚れていたが体に傷はついていなかったのだ。
「無傷だ。確かに当たったはずなのに」
渾身の合体技を放ったヒュード族は目の前の光景に絶句し全員がその場に止まっていた。普通ならばこの魔法はAランクの魔物でさえいとも簡単に消滅させてしまうような一撃だったのだ。しかしそんなヒュード族の者を気にすることなくトキワはミル達の方を見上げて口を開いた。
「なあ、お前らの食料庫の食べ物ちょっと分けてくれねえか?」
それを聞いてミルたち三人はヒソヒソと話を始めた。
『なあ、コイツら食べ物が欲しいだけみたいだぜ』
『うん、たぶんわたしたちじゃあ絶対に勝てそうにないよ。渡してあげようよ』
『······うむ、確かにそうであるが、ガルミューラ様になんと報告すればよいのだ』
三人はすぐに実力差に気付いてなんとかその場をやり過ごそうと策を練っていたのだ。そして他の空撃部隊の者達も同じことを考えていた。
「ち、ちなみにどんな食料が欲しいんだ」
「まあ取り敢えずは安全な食い物ならなんでもいい。できるだけくれ」
「意外とスナオ」
『ガルミューラ様にはうまい感じに言えば何とかなるだろ』
『そうだね、きっと大丈夫だよ。優しいもん』
「よしお前達、スタンクと食料を取りに行って来い! ガルミューラ様に何か聞かれても決しておかしなことを言うのではないぞ」
「えっ、俺が行くの?」
「まあ任せた。余程のことがない限り大丈夫であろう」
「おう、いいヤツもいるじゃねえかじゃあここで待っとくぜ」
そしてスタンクと空撃部隊の十数人は急ぐようにしてそこから第二食料庫へと飛んでいった。
一方、それから少し後の第二食料庫。
「空撃部隊からの報告はまだか。そろそろ帰ってきてもいい頃だと思うのだが」
ガルミューラはたった二人の敵に50人程の部隊を送り出したのは流石に多かったかと思っていたものの、報告も来ず誰も帰ってくる気配のない様子に少し焦りを見せていた。するとガルミューラの目には上空からこちらに近づいてくる十数人の空撃部隊とスタンクの姿が見えてきた。
「ふぅ、やっとか······ん?」
少し安心したようにため息をついたが、送り出したもの達に比べて帰ったきた空撃部隊の数、それにミルとドルトンの姿が見えないことに疑問を抱いたのだ。
「おい、お前達だけか。ミルやドルトン達はどうした」
スタンクはまずいと思いつつも必死に冷静を装いながらガルミューラの前に降り立った。
「いっ、いやあ敵が思ったより強くて、長期戦になりそうなんで食料を······」
スタンクは飛んでいる間に部下たちと必死に考えた言い訳を放つ。
「怪しいな、ちゃんと私の目を見て言ってみろスタンク」
「ッ······」
「嘘をつけば······どうなるかわかっているだろうな」
「敵が強かったんで大人しく食料を渡すことにしました」
(ッ!!)
スタンクは何の迷いもなくガルミューラに素直に事実を言ってしまったことに部下のもの達は背中がゾクリとなるほどに驚きと恐怖を感じた。この役割がミルやドルトンならばあるいは誤魔化せたかもしれない。この類のことが一番下手なスタンクを選んだドルトンの完全なる人選ミスだった。
「はぁ、お前というヤツは······それで強かったと言うのはどれくらいだ?」
「空撃部隊の総攻撃を受けても無傷でした。仕掛けは分かりませんが確かに攻撃を受けるのは見てたんで、普通に考えればただのバケモンっすよ」
「······他の者は無事か?」
「はい、相手は攻撃してこなかったんで」
「仕方ない、私が行く。空撃部隊はここに残って防衛を続けろ。スタンク、お前は私と来い」
「はいっす」
そしてスタンクはガルミューラと共に再びドルトンたちの元へと向かっていった。
スタンクが飛び去ってしばらく経った後、部下からの視線に少し気まずい雰囲気を感じたドルトンは下で何かを話していたトキワとボルに話しかけることにした。
「おいお前達、食料はどうする気だ。まさか二人で食うのか」
「いいや、集落の奴らにもっていくだけだ」
『ドルトン、やっぱりこの人達いい人だよ』
『うむ······それな』
「さっきの攻撃はどうやって受けたの?」
「ボクのハンマーに魔力を全部流しコンダ。全部は吸い込めなかったケド」
「なっ」
その言葉を聞いてドルトン達は大きく口を開けた。通常、数種類の魔力が込められた魔法を武器や魔法で取り込もうとするとき、その瞬間に魔力同士は互いに干渉し合い耐えきれず行き場を失った魔力は突発的に爆発などを起こすため、今回の攻撃を武器一つで吸い込むと言うのはかなりの技術が必要となってくるのだ。
「ほう、なかなかな奴がいるようだな」
そこに気配を消して飛んできたガルミューラとスタンクがドルトン達の元まで来た。
「が、ガルミューラ様!?」
「ガルミューラお姉ちゃん、どうして来たの?」
「強いやつがいると聞いたのでな、大丈夫か? ミル」
実は、ミルとガルミューラは上司と部下の関係にあるものの実の姉妹なのだ。そしてそれに気付いてドルトンは慌ててスタンクの元へと飛んでいった。
『おい、スタンクッ、お前なんて言ったんだ』
『ま、まあ落ち着けって。だってほら、俺じゃん? しかもさっき殺されそうだったんだよ』
「おーい、そっちの兄ちゃん。食い物はなかったのかー」
「黙れ、侵入者が。私はコイツらのように甘くはないぞ。お前達にやる食料など用意はせん」
「やっぱりダメカ」
ガルミューラは背中に持っていた槍を抜き取り、少し高度を落としてトキワとボルの方へと近づいた。ガルミューラの槍は『意思のある武器』で「水麗」と呼ばれアルグレイト鉱石を使ってつくられた槍をベースとしているため強度もかなり高く、鋭い槍であった。
「お前達、手出しはするなよ」
「槍か、そいつは俺の出番だな。ボル、ちょっと待っといてくれ。多分話せばわかる奴らだ」
「リョウカイ」
そして空撃部隊が見守る中トキワとガルミューラの戦闘が始まろうとしていたのだ。
「敵は二人だってさ」
「ガルミューラ様も人づかい荒いよなー」
「まあさっさと終わらせればいいだろ。侵入者は他にもいるのだからな」
一方、ボルとトキワ周りの静かすぎる雰囲気に若干の違和感を覚えながらも集落から少し離れた場所を歩いていた。
「なあボル、お前はどう思う?」
「ドウッテ?」
「エルムの兄貴のことだよ」
「ジンが信じてるから、ボクも信ジル。ボクにとって何かを信じるのにそれ以上の理由は必要ナイ」
「まあそうか、変なこと聞いて悪かったな······それとなんか来たみてえだぞ」
二人の上空には武装したヒュード族の空撃部隊が見えてきた。空撃部隊は遥か遠くからトキワとボルの姿を見つけて最短距離で近づいていたのだ。
「トキワ······」
「ああ、分かった。まあ多分大丈夫だろ。俺もここに立っとくぜ」
「あの二人だッ、お前達放て!」
ドルトンの指示を受けて空撃部隊の全員が装備していた槍を構えて二人のすぐ上まで来た。
そしてそれぞれ15人ほどの小部隊に分かれた空撃部隊は槍に魔力を込め、その全員がボルとトキワのいる一点を見つめた。
「フローガ······」
「アクア······」
「ゲイル······」
「「 キャノンッ!! 」」
炎、水、風属性の魔力が込められ、槍から放たれたその一撃は三つともが威力を殺し合うことなく、それぞれが炎属性のフローガキャノンを軸として水と風の魔力を纏い二人の元へと飛んでいった。地面にぶつかったその一撃は辺りに衝撃波を巻き起こしてそれに伴い起こった爆風に近くの木々が大きく揺れ動く。
「割とあっさりだったくね?」
「······お前は目が悪かったか? どうやら簡単に勝てる相手ではないようだぞ······はぁ」
土煙が去った後、地面は二人の立っていた場所以外が抉れていたが、二人ともがなんともないようにその場に立っていた。ボルもトキワもそれぞれ服が少し砂埃で汚れていたが体に傷はついていなかったのだ。
「無傷だ。確かに当たったはずなのに」
渾身の合体技を放ったヒュード族は目の前の光景に絶句し全員がその場に止まっていた。普通ならばこの魔法はAランクの魔物でさえいとも簡単に消滅させてしまうような一撃だったのだ。しかしそんなヒュード族の者を気にすることなくトキワはミル達の方を見上げて口を開いた。
「なあ、お前らの食料庫の食べ物ちょっと分けてくれねえか?」
それを聞いてミルたち三人はヒソヒソと話を始めた。
『なあ、コイツら食べ物が欲しいだけみたいだぜ』
『うん、たぶんわたしたちじゃあ絶対に勝てそうにないよ。渡してあげようよ』
『······うむ、確かにそうであるが、ガルミューラ様になんと報告すればよいのだ』
三人はすぐに実力差に気付いてなんとかその場をやり過ごそうと策を練っていたのだ。そして他の空撃部隊の者達も同じことを考えていた。
「ち、ちなみにどんな食料が欲しいんだ」
「まあ取り敢えずは安全な食い物ならなんでもいい。できるだけくれ」
「意外とスナオ」
『ガルミューラ様にはうまい感じに言えば何とかなるだろ』
『そうだね、きっと大丈夫だよ。優しいもん』
「よしお前達、スタンクと食料を取りに行って来い! ガルミューラ様に何か聞かれても決しておかしなことを言うのではないぞ」
「えっ、俺が行くの?」
「まあ任せた。余程のことがない限り大丈夫であろう」
「おう、いいヤツもいるじゃねえかじゃあここで待っとくぜ」
そしてスタンクと空撃部隊の十数人は急ぐようにしてそこから第二食料庫へと飛んでいった。
一方、それから少し後の第二食料庫。
「空撃部隊からの報告はまだか。そろそろ帰ってきてもいい頃だと思うのだが」
ガルミューラはたった二人の敵に50人程の部隊を送り出したのは流石に多かったかと思っていたものの、報告も来ず誰も帰ってくる気配のない様子に少し焦りを見せていた。するとガルミューラの目には上空からこちらに近づいてくる十数人の空撃部隊とスタンクの姿が見えてきた。
「ふぅ、やっとか······ん?」
少し安心したようにため息をついたが、送り出したもの達に比べて帰ったきた空撃部隊の数、それにミルとドルトンの姿が見えないことに疑問を抱いたのだ。
「おい、お前達だけか。ミルやドルトン達はどうした」
スタンクはまずいと思いつつも必死に冷静を装いながらガルミューラの前に降り立った。
「いっ、いやあ敵が思ったより強くて、長期戦になりそうなんで食料を······」
スタンクは飛んでいる間に部下たちと必死に考えた言い訳を放つ。
「怪しいな、ちゃんと私の目を見て言ってみろスタンク」
「ッ······」
「嘘をつけば······どうなるかわかっているだろうな」
「敵が強かったんで大人しく食料を渡すことにしました」
(ッ!!)
スタンクは何の迷いもなくガルミューラに素直に事実を言ってしまったことに部下のもの達は背中がゾクリとなるほどに驚きと恐怖を感じた。この役割がミルやドルトンならばあるいは誤魔化せたかもしれない。この類のことが一番下手なスタンクを選んだドルトンの完全なる人選ミスだった。
「はぁ、お前というヤツは······それで強かったと言うのはどれくらいだ?」
「空撃部隊の総攻撃を受けても無傷でした。仕掛けは分かりませんが確かに攻撃を受けるのは見てたんで、普通に考えればただのバケモンっすよ」
「······他の者は無事か?」
「はい、相手は攻撃してこなかったんで」
「仕方ない、私が行く。空撃部隊はここに残って防衛を続けろ。スタンク、お前は私と来い」
「はいっす」
そしてスタンクはガルミューラと共に再びドルトンたちの元へと向かっていった。
スタンクが飛び去ってしばらく経った後、部下からの視線に少し気まずい雰囲気を感じたドルトンは下で何かを話していたトキワとボルに話しかけることにした。
「おいお前達、食料はどうする気だ。まさか二人で食うのか」
「いいや、集落の奴らにもっていくだけだ」
『ドルトン、やっぱりこの人達いい人だよ』
『うむ······それな』
「さっきの攻撃はどうやって受けたの?」
「ボクのハンマーに魔力を全部流しコンダ。全部は吸い込めなかったケド」
「なっ」
その言葉を聞いてドルトン達は大きく口を開けた。通常、数種類の魔力が込められた魔法を武器や魔法で取り込もうとするとき、その瞬間に魔力同士は互いに干渉し合い耐えきれず行き場を失った魔力は突発的に爆発などを起こすため、今回の攻撃を武器一つで吸い込むと言うのはかなりの技術が必要となってくるのだ。
「ほう、なかなかな奴がいるようだな」
そこに気配を消して飛んできたガルミューラとスタンクがドルトン達の元まで来た。
「が、ガルミューラ様!?」
「ガルミューラお姉ちゃん、どうして来たの?」
「強いやつがいると聞いたのでな、大丈夫か? ミル」
実は、ミルとガルミューラは上司と部下の関係にあるものの実の姉妹なのだ。そしてそれに気付いてドルトンは慌ててスタンクの元へと飛んでいった。
『おい、スタンクッ、お前なんて言ったんだ』
『ま、まあ落ち着けって。だってほら、俺じゃん? しかもさっき殺されそうだったんだよ』
「おーい、そっちの兄ちゃん。食い物はなかったのかー」
「黙れ、侵入者が。私はコイツらのように甘くはないぞ。お前達にやる食料など用意はせん」
「やっぱりダメカ」
ガルミューラは背中に持っていた槍を抜き取り、少し高度を落としてトキワとボルの方へと近づいた。ガルミューラの槍は『意思のある武器』で「水麗」と呼ばれアルグレイト鉱石を使ってつくられた槍をベースとしているため強度もかなり高く、鋭い槍であった。
「お前達、手出しはするなよ」
「槍か、そいつは俺の出番だな。ボル、ちょっと待っといてくれ。多分話せばわかる奴らだ」
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