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2021

ドローンに思うこと

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 最近日に一度は「ドローン」という言葉を聞くようになりました。筆者の場合はTVのニュースで、ですが、それを趣味や仕事で活用する人も増えてきたせいでしょう。

 ですが、筆者が初めて「ドローン」という言葉を聞いたのはだいぶ前です。

 それは、ある映画のなかに登場した「キャラクター」の呼び名でした。

 高校生の頃にビデオで見た「2001年宇宙の旅」。

 今では「2001」は同時多発テロの年となり、続編の「2010」も既に過去となってしまいました。

 ですが、今観ても素晴らしい「2001年宇宙の旅」の特殊効果を担当した、ダグラス・トランブルという監督が撮った、「サイレント・ランニング」というSF映画に出てくるロボットが「ドローン」という名前だったのです。ドローン・ワン、ドローン・ツー・・・。という風に。後に制作されたあの超大作「スターウォーズ」に出てくる「R2—D2」のモデルになったのも、この「ドローン」でした。

 幾分ネタバレになりますが、この映画のあらすじを書くと、

 近未来、地球の環境の汚染が深刻化し、世界各国は共同して植物の種の保全のために地球の周回軌道上に巨大な衛星を何基も打ち上げ、その衛星のカプセルの中にあらゆる植物を植え生きながらえさせようとします。その植物の管理維持の責任者が主人公で、主人公を援け、草花に水をやったり土を耕したりするロボットが「ドローン」たちだったのです。

 この「ドローン」。ヨチヨチ歩く姿がとっても可愛いです。プログラムを変えてやると乗組員のチェスの相手をしたり、乗組員のケガの手術もできる汎用型ロボットとして設定されていました。

 ところがある日地球からカプセルの破壊命令が届き、それが許せない主人公は命令に従ってカプセルを破壊しようとする同僚たちをカプセルに閉じ込め、爆破し殺害し、残ったカプセルを載せたまま衛星を地球の周回軌道から離脱させ、あてどない宇宙の旅に向かうのですが・・・。そういう筋書きです。

 映画の最後で主人公は不慮の事故でケガを負い、健全なドローンたちの足手まといになるに忍びず故障して機能不全になったドローンと共に死を選びます。そして最後にたった一つだけ残ったカプセルを切り離し、自爆スイッチを押すシーンが感動します。

 ラストシーン、宇宙を漂うカプセルの中で、植物たちにジョウロで黙々と水を撒くドローンの姿が愛らしくもいじらしく、とても印象に残る一作でした。
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