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おけいこは続く
76 愛しい悪魔からのメッセージ
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ほんの2時間足らず。
HVー1はタチバナの本社ビル屋上に着陸した。
騒音も噴雲も、地上70階の巨大なビルの屋上だと下まではほとんど影響が及ばない。遠くから見ると高いビルの上に急に雲が湧いて霧がかかったように見える。天気なら、HVー1の着陸した後にはビルの上に虹がかかるのが見られることもある。最上階付近は一時雲の中に入ったように暗くなるが、すぐに雲は晴れる。
先刻までいた島とそう緯度が違わない。南シナ海を南から囲うように突き出た、細長いサツマイモのようなペニンシュラの先っぽ。ほぼ赤道直下の小さな島の街だから、ここでも水蒸気はすぐに蒸発してしまう。会長専用機が発着する際の恒例となっているこの光景は、周辺のビルやタチバナの社員たちにはもう、慣れっこになっていた。
タチバナの総合本社をここに移転させたのはスミレだ。
もうタチバナは日本の企業ではなくなっていた。無国籍にというよりは、世界の重要なポイント全てに政治経済上大きなな影響力を持つスーパーカンパニーへ脱皮するために、人口が減り衰退の一途をたどる日本を離れる必要があったのだ。
今、タチバナは父やマキノが指揮を執っていたころの3倍以上の規模にまで成長した。今年の目標はそれを五千億ドルの大台に乗せることだ。
スミレは飛行機を降りた。
もちろん、Tシャツにビーチサンダルではない。すでに目の覚めるような深紅のスーツに着替えていた。
ホンダ女史を従えてそのまま自分の部屋に直行し、本社に常駐する執行役員たちから各部門の先週の状況と今週の予測の報告を受ける。ただし、それはすべて今の社長であるジェニーの承認済みの案件ばかりだ。
アフリカ系北米人の才媛である彼女と代表権を分かち合って4年目になる。彼女もそろそろスミレの庇護の下から出て自由に采配を振るうべきだと考えてもいる。だからふんふんと報告に耳を傾けているだけでスミレが口を挟むことはあまりない。
彼女は今欧州に行っている。そこで年を越し、今ごろはホンコン政府の招待でウルムチに滞在中のはず。その後本社に帰ってくる予定だと聞いている。
スミレの父のもう一つの夢だった東アジア経済圏の成立は、いささかいびつな形で成就した。
「いびつ」になった理由。それは端的に言えば、シナが分裂したからである。
これはここ半世紀ほどの世界の出来事の中で最も大きな事件になった。
その五千年の歴史の中で何度も離合集散を繰り返してきたシナは、再び三つの地域に分かれることになった。ただしそれが戦争ではなく、緩やかに平和裏に行われたのは特筆に値する。
簡単に経緯だけを言うと、長年弾圧を受けながらも燻ぶり続けてきた、ホンコンを核とする民主化を求める火が、周辺地域を巻き込むほどの大爆発に発展したからだ。
もう半世紀以上前のことになる。
巨大な戦車の前にたった一人で立ち向かった青年の映像が今も記憶に残るあのテンアンモンの事件。その事件がより大掛かりに再現したのだ。
ホンコンから巻き起こった「スクラム」運動が大陸に飛び火し、鎮圧のためにホンコンに向かって進撃する人民解放軍の戦車の前に人間の鎖が幾重にも重なって立ちふさがり、ついに解放軍の中に運動に呼応して人々の側に立つ一派が現れると、後は早かった。
人間の鎖は勢いを増し、ついに沿海部の南半分を北と西から隔てるまでに膨らんだ。
シナはホンコンを中心とした南の豊かな沿海地域と奥地のイスラム圏に属するウィグル地域、そして残ったベイジンを中心としたコリア半島を含む東北地域の、三つの部分に分かれた。コリアは緩やかな連邦を構成する複合国家としてベイジン政府に吸収合併された。
日本はホンコン政府の支配地域と自由貿易圏を成立させ、それに北米やオセアニアが加わって環太平洋経済圏の一部になった。
時を同じくしてインドネシアを含むインドシナ諸国も自由貿易圏を成立させ、関税とパスポートコントロールをほぼ無くした。スミレがホテルから税関を通ることなく本社ビルに直行できたのはそのおかげである。
ホンコン新政府が日本と同じくインドシナ貿易圏とも提携し自由商圏を拡大させたのは言うまでもなく、今世紀初頭から続いていた南シナ海のスプラトリー諸島の領有をめぐる緊張もなくなった。シナの艦隊は分裂し、ホンコンとハワイにそれぞれの艦隊が親善訪問するようになってしまっては当然そうなる。
スミレは総合本社移転を決断した。タチバナは、アジアに起こった新しい風に、うまい具合に、乗った。
ジェニーがウィグルに立ち寄るのは地域の資源採掘権と砂漠の緑化施設を日本とホンコン新政府の援助を引き出すことによって建設する交渉のためだ。
彼女はレナとほぼ同年代。スミレの時代は少しずつ終わろうとしていた。
(ご苦労様。とても分かりやすいブリーフィングだったわ。ジェニーの新体制はおおむね順調に推移しているわね)
担当者たちが部屋を出てゆくと秘書室のホンダ女史を呼び、しばらく誰も取り次がないように指示し、昨日と今日の日本の経済新聞のプリントを持ってくるよう頼んだ。
久しく忘れていた胸の鼓動を感じる。その鼓動が収まるのを待って次のステップに進みたかったが、どれだけ待ってもそれは治まるどころがスミレの胸を叩き続け、どれだけ胸を押さえようと、どんなに深呼吸しようと、スミレに平静を与えてはくれなかった。
サキやカオル、レナやマーク、そして、レイコさんやミタライさん・・・。
スミレがこれまでかかわって来た、愛する人々の顔を一つ一つ思い浮かべているうちにやっと人心地がついた。
席を立ち、壁際の小さなガラスの水差しを取ってグラスに注ぎ一口含んだ。
プリントを携えたホンダ女史がきた。
「差し支えなければ教えていただけませんか。何をなさるんです」
記事を読むだけならネットで事足りるのだ。不思議がられるのも当然だった。
「ごめんなさい。今は説明できないの」
きっとあの数字の紙と関係があるのだろうぐらいは察しているだろう。彼女はなんとか自分を納得させる風を見せて退室した。
やっと一人になった。
彼女からもらった例の紙を取り出して広げた。
それは、乱数表だった。
サキさんの秘書だったころ、度々お目にかかったものだ。
誰かが暗号を使ってスミレに何かを伝えようとしている。
スミレは作業に取り掛かった。
こんなものはグループ内の、旧ヒラガのIT部門の連中に渡せばものの数分で解いてくれるだろう。だが、それは絶対に出来ない。自力でやるしかなかった。
経済新聞を選んだのは、そして昨日と今朝のものに限定したのは何となくのカンだ。
でも何面かがわからない。これもなんとなくだが、「5」面を開いた。スミレが「ナンバー5」のスレイブだったから、だ。この乱数表を送って来たのがスミレが考えている通りの人物ならきっとそうするだろう、と。
右に昨日の十二月三十一日の第五面。左に今朝、元旦のものを置いた。これで解けなければスミレにはお手上げだ。
まず右から試してゆく。昨日のうちに届いていたならばこっちのはず。そしてキーは1+2+3+1。つまり、7。.乱数表の最初は3だからそのまま右上の記事の最初の文字から三番目の文字を見る。それは「日」だ。乱数表に戻り7つ飛ばした数字は「4」。新聞に移り最初の文字から四つ飛ばした記事の文字は「、」。試しにもう一つ解くと「ケ」
まったく意味をなさない。スミレのキーが間違っておらず、テキストが正しいならこれはハズレだ。
右のプリントを避けて左に取り掛かる。今朝の第五面。キーは1+1で、「2」 最初の文字は「三」、次が「日」次が「、」と続き、連続して書き出してゆくと次のようになった。
--三日、お前の山荘で会いたい。アクマより—
解けた・・・。
昂奮が止まらなくなった。
およそこの地球上にスミレのことをお前呼ばわりするのは父かスミレの兄たちしかいない。父はすでに亡く、年の離れた兄たちももう車椅子の厄介になって久しい。それにスミレに対してこんな面倒なことはしない。する必要が無い。
こんなことをするのは、あの男しかいない。
何十年も経った今もスミレの心の奥深くに棲む、彼女が世界で一番愛してやまない男。
電話を取った。
上司であるホンダ女史からメッセージを送って置いたからか、相手はすぐに出た。
「・・・もしもし」
HVー1はタチバナの本社ビル屋上に着陸した。
騒音も噴雲も、地上70階の巨大なビルの屋上だと下まではほとんど影響が及ばない。遠くから見ると高いビルの上に急に雲が湧いて霧がかかったように見える。天気なら、HVー1の着陸した後にはビルの上に虹がかかるのが見られることもある。最上階付近は一時雲の中に入ったように暗くなるが、すぐに雲は晴れる。
先刻までいた島とそう緯度が違わない。南シナ海を南から囲うように突き出た、細長いサツマイモのようなペニンシュラの先っぽ。ほぼ赤道直下の小さな島の街だから、ここでも水蒸気はすぐに蒸発してしまう。会長専用機が発着する際の恒例となっているこの光景は、周辺のビルやタチバナの社員たちにはもう、慣れっこになっていた。
タチバナの総合本社をここに移転させたのはスミレだ。
もうタチバナは日本の企業ではなくなっていた。無国籍にというよりは、世界の重要なポイント全てに政治経済上大きなな影響力を持つスーパーカンパニーへ脱皮するために、人口が減り衰退の一途をたどる日本を離れる必要があったのだ。
今、タチバナは父やマキノが指揮を執っていたころの3倍以上の規模にまで成長した。今年の目標はそれを五千億ドルの大台に乗せることだ。
スミレは飛行機を降りた。
もちろん、Tシャツにビーチサンダルではない。すでに目の覚めるような深紅のスーツに着替えていた。
ホンダ女史を従えてそのまま自分の部屋に直行し、本社に常駐する執行役員たちから各部門の先週の状況と今週の予測の報告を受ける。ただし、それはすべて今の社長であるジェニーの承認済みの案件ばかりだ。
アフリカ系北米人の才媛である彼女と代表権を分かち合って4年目になる。彼女もそろそろスミレの庇護の下から出て自由に采配を振るうべきだと考えてもいる。だからふんふんと報告に耳を傾けているだけでスミレが口を挟むことはあまりない。
彼女は今欧州に行っている。そこで年を越し、今ごろはホンコン政府の招待でウルムチに滞在中のはず。その後本社に帰ってくる予定だと聞いている。
スミレの父のもう一つの夢だった東アジア経済圏の成立は、いささかいびつな形で成就した。
「いびつ」になった理由。それは端的に言えば、シナが分裂したからである。
これはここ半世紀ほどの世界の出来事の中で最も大きな事件になった。
その五千年の歴史の中で何度も離合集散を繰り返してきたシナは、再び三つの地域に分かれることになった。ただしそれが戦争ではなく、緩やかに平和裏に行われたのは特筆に値する。
簡単に経緯だけを言うと、長年弾圧を受けながらも燻ぶり続けてきた、ホンコンを核とする民主化を求める火が、周辺地域を巻き込むほどの大爆発に発展したからだ。
もう半世紀以上前のことになる。
巨大な戦車の前にたった一人で立ち向かった青年の映像が今も記憶に残るあのテンアンモンの事件。その事件がより大掛かりに再現したのだ。
ホンコンから巻き起こった「スクラム」運動が大陸に飛び火し、鎮圧のためにホンコンに向かって進撃する人民解放軍の戦車の前に人間の鎖が幾重にも重なって立ちふさがり、ついに解放軍の中に運動に呼応して人々の側に立つ一派が現れると、後は早かった。
人間の鎖は勢いを増し、ついに沿海部の南半分を北と西から隔てるまでに膨らんだ。
シナはホンコンを中心とした南の豊かな沿海地域と奥地のイスラム圏に属するウィグル地域、そして残ったベイジンを中心としたコリア半島を含む東北地域の、三つの部分に分かれた。コリアは緩やかな連邦を構成する複合国家としてベイジン政府に吸収合併された。
日本はホンコン政府の支配地域と自由貿易圏を成立させ、それに北米やオセアニアが加わって環太平洋経済圏の一部になった。
時を同じくしてインドネシアを含むインドシナ諸国も自由貿易圏を成立させ、関税とパスポートコントロールをほぼ無くした。スミレがホテルから税関を通ることなく本社ビルに直行できたのはそのおかげである。
ホンコン新政府が日本と同じくインドシナ貿易圏とも提携し自由商圏を拡大させたのは言うまでもなく、今世紀初頭から続いていた南シナ海のスプラトリー諸島の領有をめぐる緊張もなくなった。シナの艦隊は分裂し、ホンコンとハワイにそれぞれの艦隊が親善訪問するようになってしまっては当然そうなる。
スミレは総合本社移転を決断した。タチバナは、アジアに起こった新しい風に、うまい具合に、乗った。
ジェニーがウィグルに立ち寄るのは地域の資源採掘権と砂漠の緑化施設を日本とホンコン新政府の援助を引き出すことによって建設する交渉のためだ。
彼女はレナとほぼ同年代。スミレの時代は少しずつ終わろうとしていた。
(ご苦労様。とても分かりやすいブリーフィングだったわ。ジェニーの新体制はおおむね順調に推移しているわね)
担当者たちが部屋を出てゆくと秘書室のホンダ女史を呼び、しばらく誰も取り次がないように指示し、昨日と今日の日本の経済新聞のプリントを持ってくるよう頼んだ。
久しく忘れていた胸の鼓動を感じる。その鼓動が収まるのを待って次のステップに進みたかったが、どれだけ待ってもそれは治まるどころがスミレの胸を叩き続け、どれだけ胸を押さえようと、どんなに深呼吸しようと、スミレに平静を与えてはくれなかった。
サキやカオル、レナやマーク、そして、レイコさんやミタライさん・・・。
スミレがこれまでかかわって来た、愛する人々の顔を一つ一つ思い浮かべているうちにやっと人心地がついた。
席を立ち、壁際の小さなガラスの水差しを取ってグラスに注ぎ一口含んだ。
プリントを携えたホンダ女史がきた。
「差し支えなければ教えていただけませんか。何をなさるんです」
記事を読むだけならネットで事足りるのだ。不思議がられるのも当然だった。
「ごめんなさい。今は説明できないの」
きっとあの数字の紙と関係があるのだろうぐらいは察しているだろう。彼女はなんとか自分を納得させる風を見せて退室した。
やっと一人になった。
彼女からもらった例の紙を取り出して広げた。
それは、乱数表だった。
サキさんの秘書だったころ、度々お目にかかったものだ。
誰かが暗号を使ってスミレに何かを伝えようとしている。
スミレは作業に取り掛かった。
こんなものはグループ内の、旧ヒラガのIT部門の連中に渡せばものの数分で解いてくれるだろう。だが、それは絶対に出来ない。自力でやるしかなかった。
経済新聞を選んだのは、そして昨日と今朝のものに限定したのは何となくのカンだ。
でも何面かがわからない。これもなんとなくだが、「5」面を開いた。スミレが「ナンバー5」のスレイブだったから、だ。この乱数表を送って来たのがスミレが考えている通りの人物ならきっとそうするだろう、と。
右に昨日の十二月三十一日の第五面。左に今朝、元旦のものを置いた。これで解けなければスミレにはお手上げだ。
まず右から試してゆく。昨日のうちに届いていたならばこっちのはず。そしてキーは1+2+3+1。つまり、7。.乱数表の最初は3だからそのまま右上の記事の最初の文字から三番目の文字を見る。それは「日」だ。乱数表に戻り7つ飛ばした数字は「4」。新聞に移り最初の文字から四つ飛ばした記事の文字は「、」。試しにもう一つ解くと「ケ」
まったく意味をなさない。スミレのキーが間違っておらず、テキストが正しいならこれはハズレだ。
右のプリントを避けて左に取り掛かる。今朝の第五面。キーは1+1で、「2」 最初の文字は「三」、次が「日」次が「、」と続き、連続して書き出してゆくと次のようになった。
--三日、お前の山荘で会いたい。アクマより—
解けた・・・。
昂奮が止まらなくなった。
およそこの地球上にスミレのことをお前呼ばわりするのは父かスミレの兄たちしかいない。父はすでに亡く、年の離れた兄たちももう車椅子の厄介になって久しい。それにスミレに対してこんな面倒なことはしない。する必要が無い。
こんなことをするのは、あの男しかいない。
何十年も経った今もスミレの心の奥深くに棲む、彼女が世界で一番愛してやまない男。
電話を取った。
上司であるホンダ女史からメッセージを送って置いたからか、相手はすぐに出た。
「・・・もしもし」
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