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大学生のおけいこ
45 未熟だけど手放せない、「悪魔の情婦」という名前
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「バカか。お前は!」
スイートに足を踏み入れた途端、頭ごなしに怒鳴られた。
「え?」
「え、じゃないよ」
サキさんはメチャメチャ怒っていた。
無精ひげもちゃんときれいに剃ってある。いつもの端正で冷徹な彼に戻っていた。
「いいか。よく聞け。
お前がやろうとしたことはとんでもない間違いだ。とりあえずそこ座れ」
ソファーを勧められた。自分は座らずに腕組みをし、スミレを真正面から見下ろして睨みつけている。威圧感が、苦しい。
なんで怒鳴られねばならないのか、さっぱりわからない。自分の計画が不調に終わったことを報告に来ただけなのに。ここまで頑張ったのを、ホメてもらいたかっただけなのに。
「お前、アイツを、サクラの旦那をハメようとしてたろう。お前が何かやらかしそうだと思って、監視をつけておいたんだ。あのな、街のチンピラ相手にしてるのとはわけが違うんだぞ」
「え?」
「あのな。相手は小さいとはいえ、非上場とはいえ、この地域に名の通ったれっきとした企業の役員だ。社員も400人もいる。大手の会社ともつながりがある。お前はその会社の重要人物をペテンにかけようとしたんだ。しかも偽名使って。この意味がわかるか」
「・・・わかりません」
彼は、はあ~っと長い溜息をついた。
「・・・いいか、よく聞け」
「聞いてます!」
藪から棒に怒鳴られて少々腹が立っていた。
「お前の頭はおかしなカツラを被るためだけにあるのか? もし万が一、お前の素性が相手にバレたらどうするつもりだったんだ。そこまで考えたか?
もし仮に事がうまく運ばず、お前の素性が相手に知れたら、お前の御父上に回復不能なダメージを与えたかもしれないんだぞ。実の娘が、放蕩三昧やらかすだけならまだしも、偽名を使って、企業の役員を騙して、寝て、恐喝をしようとした・・・」
「そんなつもりは・・・」
「世間はそう見るんだ、バカ! 」
サキさんはテーブルに両手をついてスミレの鼻先に顔を突き出して迫った。
「・・・もしそうなったらどうなるかぐらい、わかるだろう。いや、解れ!」
言われたとおりだった。
スミレは俯いた。
「・・・じゃあ、サキさんならどうするんですか。・・・助けてくれって、・・・だから・・・」
「僕は、相手を見て手段を選べと言っているんだ」
そこではじめて、彼は腰を下ろした。
「僕は、お前の名前に期待したんだ。
僕なら、サンジョーレイコではなく、タチバナスミレとして、ニイナトモコの古い友達として、堂々とアイツの父親である社長を訪ねる。そこでこう言う。
実は、トモコさんから相談を受けたと。残念ながら、彼女が不貞を犯したと。彼女も相手の男も深く反省し、現在示談交渉中なのだが、彼女の夫、つまり社長の息子さんが今も相手の男に探偵を張り付かせたままだと。勤め先の大使館にもコトを暴露され、社会的名誉も傷ついたし、業務にも支障が出ているらしく、困り果てていると。
彼女は心配している。これ以上相手を過度に刺激すると事が大きくなる。息子さんのしていることは事実上の業務妨害だ、相手が外国の大使館員であることもあり、下手をすると国際問題になるかもしれない。ひいてはこちらの会社にも少なからず影響が出てしまうかもしれない。ところが、息子さんの怒りは尋常ではなく、彼女の諫めを聞き入れる状況にない。
たしかに彼女は不貞を犯した。それについては深くお詫びしている。でもそれ以上に短い間だったがお世話になったお義父様に大きなご迷惑がかかってしまうのではないかと心配している。どうしたらいいかと泣きつかれてしまった。
そこで、大事になる前に御父上である社長にご相談にあがった次第である、と。
で、最後にこう付け加える。
私の父はタチバナホールディングスの会長であると。こちらの大口のお取引先にも深いつながりがある。もし、大事になり、父の耳にこの一件が伝わるといささか困ったことになるかもしれない。そうならないためにはどうすればいいのか、お知恵をいただきたく思っている、と。
これで大体向こうはわかるし、落ちる。どうだ?」
この、ドヤ顔・・・。
ムカつくーっ!
頭では自分に非があることは理解できる。でも・・・。
「でも・・・」
「でも、なんだ」
「父の名前を使うのは・・・、イヤです」
「イヤとかスキとか。ミッションに私情を持ちこむな。有効か、無効か。実で考えるんだ。お前のことはちょっと調べればわかる。どうせあいつらは恐れをなしてこの件をひた隠しにする。御父上に露見する可能性はほぼ、ない」
ぐうの音も出なかった。
スミレは身体中の筋肉を総動員して、頭を下げた。
「申し訳、ありませんでした・・・」
「解ればいい。お前に尾行をつけておいて、よかった」
そう言ってサキさんは立ち上がり、ライティングデスクの上のパソコンや手帳や書類やらをブリーフケースに詰め始めた。
「お前の気持ちは、買うよ。しかし、お前はもう、動いてしまった。だから、対策をした。アイツが待ち合わせに来なかったのは、僕が対策したからだ」
「え?」
また・・・。人を・・・。
「安心しろ。アイツはちゃんと生きてる」
と、彼は言った。
「ただ、少しばかり小細工させてもらったがな」
ニイナは行方不明になった。すぐに父親あてにメールが入った。しばらく旅に出る。落ち着いたら帰ります、とだけ。
半月後。
彼はいなくなった日に着ていた作業ジャケットのまま、ひょっこりと工場の駐車場に現れた。彼は自分の名前や自分が役員であった会社での記憶を全て失っていた。妻と結婚していたことも全てきれいさっぱり、忘れていた。工場で下働きしていたことだけは覚えていて、それからしばらく一般の工員たちに交じってフライス盤を動かし、切削バイトの刃を交換したりして、働いた。
それから十数年後。
やっと記憶を取り戻したときにはすでに父も亡くなっていて、会社はニイナの家に全く関係のない者の手に渡っていた。ニイナはすべてを失った。
「バカな奴だな、アイツも。千五百万もらっておとなしく引っ込んでいればよかったものを・・・。こっちも大損だ。もうあの大使館員の伝説は使えなくなった。一つの伝説を作るのにいったいいくらかかってると思う。お前の赤い馬売っぱらっても効かないんだぞ。また別のを用意しなきゃならんな・・・。お前ももうサンジョーレイコは二度と使うなよ。ニジョーもだ。彼女らは死んだ。お前はしばらく、特に命令するまでは本名以外使うな。それと・・・」
彼はドアの方に歩きながら、スミレを睨んだ。
「わかってると思うが、この件、誰にも言うなよ。特にサクラには。スレイヴのなかで僕の素性を知っているのはお前だけだ。それを忘れるな。僕は出掛ける。お前も帰れ。じゃあな」
そう言って、サキさんは出て行った。あっさりしたものだった。
ただ呼びつけて、説教垂れただけですか。そうですか・・・。
冷たい。それを通り越して、人として、何かが欠けてる。
スミレは、そんな男に惚れてしまった。
惚れた方の、負けだった。
言語文化Ⅰの中国語1を受講しながら、スミレは考え続けた。
悔しくて、悔しくて、どうしようもなかった。
サキさんにではない。
未熟な自分が、どうしても許せなかった。
どうせなら、サキさんに死ぬほど罵倒され、犯されたかった。それなのに、あんなにあっさりとかわされてしまった。
なぜ自分は今、ここにいるのだろう。
なぜ親元を離れ、幼馴染と離れ、なぜレースに出、なぜ淫らなプレイに昂奮し、身体にピアスをし、なぜ弁護士になろうと一生懸命勉強をしているのだろう。
なぜあんなに罵倒されながら、それでも彼を愛するのだろう。
すべてが一つの答えに導かれる。
自分はサキさんのスレイヴだから。
それ以外に、答えはない。
思うだけで股間が疼き、濡れる。
バイブにしたスマートフォンがポケットの中で震える。ポップアップに、
(仕事は終わった。すぐ来い。可愛がってやる)
ああ・・・。
その表示を見ただけで、ゾクゾクと快感が立ち上り、スミレを襲う。
講義中なのに、そそくさとテキストを閉じバッグに詰め込み、ささと教室を出る。キャンパスを横切って赤い馬に跨る。エンジンをかけると、赤い馬は大きくいななき、爆音を轟かせる。
スミレはアクセルを入れタイヤを軋ませて彼の元へ急いだ。
彼に犯され、ぞんぶんに責められ、そして抱きしめられるために。
スイートに足を踏み入れた途端、頭ごなしに怒鳴られた。
「え?」
「え、じゃないよ」
サキさんはメチャメチャ怒っていた。
無精ひげもちゃんときれいに剃ってある。いつもの端正で冷徹な彼に戻っていた。
「いいか。よく聞け。
お前がやろうとしたことはとんでもない間違いだ。とりあえずそこ座れ」
ソファーを勧められた。自分は座らずに腕組みをし、スミレを真正面から見下ろして睨みつけている。威圧感が、苦しい。
なんで怒鳴られねばならないのか、さっぱりわからない。自分の計画が不調に終わったことを報告に来ただけなのに。ここまで頑張ったのを、ホメてもらいたかっただけなのに。
「お前、アイツを、サクラの旦那をハメようとしてたろう。お前が何かやらかしそうだと思って、監視をつけておいたんだ。あのな、街のチンピラ相手にしてるのとはわけが違うんだぞ」
「え?」
「あのな。相手は小さいとはいえ、非上場とはいえ、この地域に名の通ったれっきとした企業の役員だ。社員も400人もいる。大手の会社ともつながりがある。お前はその会社の重要人物をペテンにかけようとしたんだ。しかも偽名使って。この意味がわかるか」
「・・・わかりません」
彼は、はあ~っと長い溜息をついた。
「・・・いいか、よく聞け」
「聞いてます!」
藪から棒に怒鳴られて少々腹が立っていた。
「お前の頭はおかしなカツラを被るためだけにあるのか? もし万が一、お前の素性が相手にバレたらどうするつもりだったんだ。そこまで考えたか?
もし仮に事がうまく運ばず、お前の素性が相手に知れたら、お前の御父上に回復不能なダメージを与えたかもしれないんだぞ。実の娘が、放蕩三昧やらかすだけならまだしも、偽名を使って、企業の役員を騙して、寝て、恐喝をしようとした・・・」
「そんなつもりは・・・」
「世間はそう見るんだ、バカ! 」
サキさんはテーブルに両手をついてスミレの鼻先に顔を突き出して迫った。
「・・・もしそうなったらどうなるかぐらい、わかるだろう。いや、解れ!」
言われたとおりだった。
スミレは俯いた。
「・・・じゃあ、サキさんならどうするんですか。・・・助けてくれって、・・・だから・・・」
「僕は、相手を見て手段を選べと言っているんだ」
そこではじめて、彼は腰を下ろした。
「僕は、お前の名前に期待したんだ。
僕なら、サンジョーレイコではなく、タチバナスミレとして、ニイナトモコの古い友達として、堂々とアイツの父親である社長を訪ねる。そこでこう言う。
実は、トモコさんから相談を受けたと。残念ながら、彼女が不貞を犯したと。彼女も相手の男も深く反省し、現在示談交渉中なのだが、彼女の夫、つまり社長の息子さんが今も相手の男に探偵を張り付かせたままだと。勤め先の大使館にもコトを暴露され、社会的名誉も傷ついたし、業務にも支障が出ているらしく、困り果てていると。
彼女は心配している。これ以上相手を過度に刺激すると事が大きくなる。息子さんのしていることは事実上の業務妨害だ、相手が外国の大使館員であることもあり、下手をすると国際問題になるかもしれない。ひいてはこちらの会社にも少なからず影響が出てしまうかもしれない。ところが、息子さんの怒りは尋常ではなく、彼女の諫めを聞き入れる状況にない。
たしかに彼女は不貞を犯した。それについては深くお詫びしている。でもそれ以上に短い間だったがお世話になったお義父様に大きなご迷惑がかかってしまうのではないかと心配している。どうしたらいいかと泣きつかれてしまった。
そこで、大事になる前に御父上である社長にご相談にあがった次第である、と。
で、最後にこう付け加える。
私の父はタチバナホールディングスの会長であると。こちらの大口のお取引先にも深いつながりがある。もし、大事になり、父の耳にこの一件が伝わるといささか困ったことになるかもしれない。そうならないためにはどうすればいいのか、お知恵をいただきたく思っている、と。
これで大体向こうはわかるし、落ちる。どうだ?」
この、ドヤ顔・・・。
ムカつくーっ!
頭では自分に非があることは理解できる。でも・・・。
「でも・・・」
「でも、なんだ」
「父の名前を使うのは・・・、イヤです」
「イヤとかスキとか。ミッションに私情を持ちこむな。有効か、無効か。実で考えるんだ。お前のことはちょっと調べればわかる。どうせあいつらは恐れをなしてこの件をひた隠しにする。御父上に露見する可能性はほぼ、ない」
ぐうの音も出なかった。
スミレは身体中の筋肉を総動員して、頭を下げた。
「申し訳、ありませんでした・・・」
「解ればいい。お前に尾行をつけておいて、よかった」
そう言ってサキさんは立ち上がり、ライティングデスクの上のパソコンや手帳や書類やらをブリーフケースに詰め始めた。
「お前の気持ちは、買うよ。しかし、お前はもう、動いてしまった。だから、対策をした。アイツが待ち合わせに来なかったのは、僕が対策したからだ」
「え?」
また・・・。人を・・・。
「安心しろ。アイツはちゃんと生きてる」
と、彼は言った。
「ただ、少しばかり小細工させてもらったがな」
ニイナは行方不明になった。すぐに父親あてにメールが入った。しばらく旅に出る。落ち着いたら帰ります、とだけ。
半月後。
彼はいなくなった日に着ていた作業ジャケットのまま、ひょっこりと工場の駐車場に現れた。彼は自分の名前や自分が役員であった会社での記憶を全て失っていた。妻と結婚していたことも全てきれいさっぱり、忘れていた。工場で下働きしていたことだけは覚えていて、それからしばらく一般の工員たちに交じってフライス盤を動かし、切削バイトの刃を交換したりして、働いた。
それから十数年後。
やっと記憶を取り戻したときにはすでに父も亡くなっていて、会社はニイナの家に全く関係のない者の手に渡っていた。ニイナはすべてを失った。
「バカな奴だな、アイツも。千五百万もらっておとなしく引っ込んでいればよかったものを・・・。こっちも大損だ。もうあの大使館員の伝説は使えなくなった。一つの伝説を作るのにいったいいくらかかってると思う。お前の赤い馬売っぱらっても効かないんだぞ。また別のを用意しなきゃならんな・・・。お前ももうサンジョーレイコは二度と使うなよ。ニジョーもだ。彼女らは死んだ。お前はしばらく、特に命令するまでは本名以外使うな。それと・・・」
彼はドアの方に歩きながら、スミレを睨んだ。
「わかってると思うが、この件、誰にも言うなよ。特にサクラには。スレイヴのなかで僕の素性を知っているのはお前だけだ。それを忘れるな。僕は出掛ける。お前も帰れ。じゃあな」
そう言って、サキさんは出て行った。あっさりしたものだった。
ただ呼びつけて、説教垂れただけですか。そうですか・・・。
冷たい。それを通り越して、人として、何かが欠けてる。
スミレは、そんな男に惚れてしまった。
惚れた方の、負けだった。
言語文化Ⅰの中国語1を受講しながら、スミレは考え続けた。
悔しくて、悔しくて、どうしようもなかった。
サキさんにではない。
未熟な自分が、どうしても許せなかった。
どうせなら、サキさんに死ぬほど罵倒され、犯されたかった。それなのに、あんなにあっさりとかわされてしまった。
なぜ自分は今、ここにいるのだろう。
なぜ親元を離れ、幼馴染と離れ、なぜレースに出、なぜ淫らなプレイに昂奮し、身体にピアスをし、なぜ弁護士になろうと一生懸命勉強をしているのだろう。
なぜあんなに罵倒されながら、それでも彼を愛するのだろう。
すべてが一つの答えに導かれる。
自分はサキさんのスレイヴだから。
それ以外に、答えはない。
思うだけで股間が疼き、濡れる。
バイブにしたスマートフォンがポケットの中で震える。ポップアップに、
(仕事は終わった。すぐ来い。可愛がってやる)
ああ・・・。
その表示を見ただけで、ゾクゾクと快感が立ち上り、スミレを襲う。
講義中なのに、そそくさとテキストを閉じバッグに詰め込み、ささと教室を出る。キャンパスを横切って赤い馬に跨る。エンジンをかけると、赤い馬は大きくいななき、爆音を轟かせる。
スミレはアクセルを入れタイヤを軋ませて彼の元へ急いだ。
彼に犯され、ぞんぶんに責められ、そして抱きしめられるために。
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