ハウスDr.園子

MIKAN🍊

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25.三月

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三月に入って初めての雨だった。産婦人科から出てきた園子はビニール傘を広げ憂うつな雨空を見上げた。
家に寄ってシャワーを浴びよう。そして少し寝る。そうすれば良い考えが浮かぶかも知れなかった。
班員達にメールを送信してタマが出たら午後まで保留しておくように指示をした。しばらく待ったが翔太からの返信はなかった。


その頃美佐夫は鏡面裏から錠剤を取り出して口に放り込むと、水も飲まずに噛み砕いていた。
ボリボリ…

リビングに戻ると早苗がダンボール箱にせっせと荷物を詰め込んでいた。
「ねえ手伝ってよ」
超ミニのスカートから長い生脚が伸びている。ふっくらとした太ももの奥にチラチラと紫色のパンティーが見え隠れしていた。
「もう終わりだろ」
美佐夫は早苗の背後に回り胸をつかんだ。スーツの胸元から手を差し入れて。
「あン…もお」
美佐夫の熱いキスが早苗の口を塞いだ。

早苗の手が美佐夫の股間をまさぐる。
「またこんなにしちゃってる」
チャックを下げ、手を入れた。
美佐夫は早苗のパンティーを引き下ろす。
早苗の綺麗な尻がまろびでた。
「ン… はぁ…」
「吸うか?」
「うん」

美佐夫はズボンを脱いだ。
「あぅ…」
早苗の唇の端から唾液がこぼれ落ちる。
立ったまま早苗をテーブルに追い詰めた。
「はあぁ… レイプされてるみたい。 感じちゃう」
サイドボードの上に飾られた写真立て。
オシャレなフォトフレームの中で笑っているのは、美佐夫と園子だった。
「もっと…」
美佐夫は早苗をバックから激しく突いた。
「もっと頂戴…」

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